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令和3年4月岡山市に滞在した。天気はまあまあである。年願であった備中松山城訪問を果たすことが出来た。平日のため見学者が少なく密を回避できたのも幸いである。<br />城の麓にある城下町・備中高梁は、その昔一度だけ訪れている。しかし、今となってはその時の記憶がほとんど残っていない。<br /><br />午前中を中心とした備中松山城の見学と山下りでくたくたになりかけていたが、岡山市へ戻る前に体力の続く限り観光スポットを見て歩いた。<br />(2021.04.26後編の作成開始)

天空の要塞・備中松山城へ~備中高梁を再訪~【後編】

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2021/04/16 - 2021/04/16

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令和3年4月岡山市に滞在した。天気はまあまあである。年願であった備中松山城訪問を果たすことが出来た。平日のため見学者が少なく密を回避できたのも幸いである。
城の麓にある城下町・備中高梁は、その昔一度だけ訪れている。しかし、今となってはその時の記憶がほとんど残っていない。

午前中を中心とした備中松山城の見学と山下りでくたくたになりかけていたが、岡山市へ戻る前に体力の続く限り観光スポットを見て歩いた。
(2021.04.26後編の作成開始)

  • 高梁高校の裏門に近いバス停「松山城登山口(市内循環バス)」の向かいに牛麓舎跡の碑が建つ。<br /><br />幕末の備中松山藩で藩政改革を成し遂げた山田方谷という人物がいた。<br />方谷は藩校・有終館の学頭(校長)も務め、藩から与えられた邸宅で天保9(1838)年に私塾を開く。<br />この地が臥牛山の南山麓にあったので、牛麓舎と名づけられた。

    高梁高校の裏門に近いバス停「松山城登山口(市内循環バス)」の向かいに牛麓舎跡の碑が建つ。

    幕末の備中松山藩で藩政改革を成し遂げた山田方谷という人物がいた。
    方谷は藩校・有終館の学頭(校長)も務め、藩から与えられた邸宅で天保9(1838)年に私塾を開く。
    この地が臥牛山の南山麓にあったので、牛麓舎と名づけられた。

  • 備中高梁駅前に建つ山田方谷像。現代の高梁市民から広く敬愛されている人物のようである。

    備中高梁駅前に建つ山田方谷像。現代の高梁市民から広く敬愛されている人物のようである。

  • 高梁高校の正門の近くから駅の方向へ続く道(上の写真)。備中松山藩の城下町の面影を残す佇まいを保存するため「ふるさと村」に指定されている。

    高梁高校の正門の近くから駅の方向へ続く道(上の写真)。備中松山藩の城下町の面影を残す佇まいを保存するため「ふるさと村」に指定されている。

  • 土塀をめぐらした家並みは、初めてこの街を訪れたときの記憶として微かに私の中に残っている。

    土塀をめぐらした家並みは、初めてこの街を訪れたときの記憶として微かに私の中に残っている。

    石火矢町ふるさと村 名所・史跡

  • 二枚前の写真の左角の屋敷の土塀にある武者窓。<br />この屋敷は板倉藩の家老・野中丈左衛門の屋敷跡の一部で、かつては北側の古い土塀に武者窓があった。今の武者窓はこの屋敷が新築された後の昭和53(1978)年頃新しく造り直した塀に昔の武者窓を再現したものである。<br /><br />武者窓というのは、武家屋敷の表長屋の表側に設けた竪格子のある窓で、屋敷を警固するため外の様子をうかがう目的でつくられたものである。

    二枚前の写真の左角の屋敷の土塀にある武者窓。
    この屋敷は板倉藩の家老・野中丈左衛門の屋敷跡の一部で、かつては北側の古い土塀に武者窓があった。今の武者窓はこの屋敷が新築された後の昭和53(1978)年頃新しく造り直した塀に昔の武者窓を再現したものである。

    武者窓というのは、武家屋敷の表長屋の表側に設けた竪格子のある窓で、屋敷を警固するため外の様子をうかがう目的でつくられたものである。

  • 今朝備中高梁駅の観光案内所で乗り合いタクシーの受付けをしたときに、備中松山城の入場券と高梁市内の観光スポット三箇所がセットとなった共通入場券を購入していた。<br />そのうちの一箇所目の武家屋敷を訪れる。<br />旧折井家は160石どり馬廻役の屋敷。漆喰塗の美しい長屋門、母屋は天保年間に建てられたもの。

    今朝備中高梁駅の観光案内所で乗り合いタクシーの受付けをしたときに、備中松山城の入場券と高梁市内の観光スポット三箇所がセットとなった共通入場券を購入していた。
    そのうちの一箇所目の武家屋敷を訪れる。
    旧折井家は160石どり馬廻役の屋敷。漆喰塗の美しい長屋門、母屋は天保年間に建てられたもの。

    高梁市武家屋敷 旧折井家 美術館・博物館

  • 座敷には武士の生活を彷彿とさせる人形が置かれている。<br />見学者は玄関で履物を脱いで座敷に上がって見学できる。

    座敷には武士の生活を彷彿とさせる人形が置かれている。
    見学者は玄関で履物を脱いで座敷に上がって見学できる。

  • 屋敷の庭は手入れが行き届いている。

    屋敷の庭は手入れが行き届いている。

  • 展示品は少ないものの資料館もある。

    展示品は少ないものの資料館もある。

  • 展示品の中の(柳生)新陰流の太刀目録に目が釘付けになった。

    展示品の中の(柳生)新陰流の太刀目録に目が釘付けになった。

  • ニ箇所目の武家屋敷、旧埴原(はいばら)家住宅。<br />旧埴原家は江戸中期~後期に120~150石どりで近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅である。<br />旧埴原家住宅は、藩主板倉勝政公の生母の実家でもあるため、松山城下の武家屋敷としては寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造りであり、市の重要文化財に指定されている。

    ニ箇所目の武家屋敷、旧埴原(はいばら)家住宅。
    旧埴原家は江戸中期~後期に120~150石どりで近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅である。
    旧埴原家住宅は、藩主板倉勝政公の生母の実家でもあるため、松山城下の武家屋敷としては寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造りであり、市の重要文化財に指定されている。

    高梁市武家屋敷 旧埴原家 名所・史跡

  • 屋敷の中は清潔に保たれている。

    屋敷の中は清潔に保たれている。

  • 二軒の武家屋敷か並ぶ通りを歩いて行くと、映画のロケ地の前に出た。

    二軒の武家屋敷か並ぶ通りを歩いて行くと、映画のロケ地の前に出た。

  • 「男はつらいよ」シリーズの50年前!の作品にこの門のある屋敷が登場したとのこと。<br /><br />高梁市の中心部には他にも実写映画のロケ地とアニメーションの舞台に用いられた場所が多数存在する。駅ナカの観光案内所で貰ったパンフレットにそれらがまとめられたものがあり、興味深い。<br />もっとも、私が見たことがあるのは『県庁の星』という作品だけである。<br />ちなみにパンフレットによると、50年前の「男はつらいよ」シリーズの昭和46年10月の撮影が高梁市内での映画ロケの鏑矢(こうし)である。

    「男はつらいよ」シリーズの50年前!の作品にこの門のある屋敷が登場したとのこと。

    高梁市の中心部には他にも実写映画のロケ地とアニメーションの舞台に用いられた場所が多数存在する。駅ナカの観光案内所で貰ったパンフレットにそれらがまとめられたものがあり、興味深い。
    もっとも、私が見たことがあるのは『県庁の星』という作品だけである。
    ちなみにパンフレットによると、50年前の「男はつらいよ」シリーズの昭和46年10月の撮影が高梁市内での映画ロケの鏑矢(こうし)である。

  • さらに先へ行くと臨済宗の古刹・頼久寺(らいきゅうじ)の正面に出た。土塀と石垣がある立派な外観。<br />創設の年代は不明であるが、暦応2(1339)年に足利尊氏が再興して備中の安国寺とした。<br />小堀遠州(1579~1647)作の庭園が有名である。ここは私が事前購入した共通入場券が利用出来る最後のスポットである。

    さらに先へ行くと臨済宗の古刹・頼久寺(らいきゅうじ)の正面に出た。土塀と石垣がある立派な外観。
    創設の年代は不明であるが、暦応2(1339)年に足利尊氏が再興して備中の安国寺とした。
    小堀遠州(1579~1647)作の庭園が有名である。ここは私が事前購入した共通入場券が利用出来る最後のスポットである。

    頼久寺 寺・神社・教会

  • 江戸時代初期に小堀遠州が作った禅院式枯山水の代表的庭園。国指定名勝である。<br /><br />庭園はL字型をしている。上の写真は二つの建物の間の部分。

    江戸時代初期に小堀遠州が作った禅院式枯山水の代表的庭園。国指定名勝である。

    庭園はL字型をしている。上の写真は二つの建物の間の部分。

  • この石灯籠は暦応2(1339)年12月に勧進されたもの、と寺で貰った解説のパンフレットに記されている。

    この石灯籠は暦応2(1339)年12月に勧進されたもの、と寺で貰った解説のパンフレットに記されている。

  • 私は専門的知識はないがこの庭園は人を惹きつけるものがある。しばらくの間座敷の外側に腰掛て庭園を眺めていた。

    私は専門的知識はないがこの庭園は人を惹きつけるものがある。しばらくの間座敷の外側に腰掛て庭園を眺めていた。

  • 上の写真は私が昨年6月に訪れた静岡県の龍潭寺(りょうたんじ)にある庭園。これも小堀遠州作である。<br />※龍潭寺は奥浜名湖にある古刹。徳川四天王の井伊家の遠州時代の菩提寺であり、大河ドラマ「おんな城主直虎」にたびたび登場した。

    上の写真は私が昨年6月に訪れた静岡県の龍潭寺(りょうたんじ)にある庭園。これも小堀遠州作である。
    ※龍潭寺は奥浜名湖にある古刹。徳川四天王の井伊家の遠州時代の菩提寺であり、大河ドラマ「おんな城主直虎」にたびたび登場した。

  • 頼久寺の建物の裏手に「山田方谷先生寓居址」の碑が立っている。解説板の類は見当たらない。

    頼久寺の建物の裏手に「山田方谷先生寓居址」の碑が立っている。解説板の類は見当たらない。

  • 頼久寺の入口前の通りを南下し伯備線のガードをくぐって西へ歩くと、高梁川へ注ぐ紺屋川が見えてくる。川の両岸の道路は「日本の道百選」にも選ばれていて、観光地図には美観地区と記されている。

    頼久寺の入口前の通りを南下し伯備線のガードをくぐって西へ歩くと、高梁川へ注ぐ紺屋川が見えてくる。川の両岸の道路は「日本の道百選」にも選ばれていて、観光地図には美観地区と記されている。

  • その入口の角に一際目立つ建物がある。

    その入口の角に一際目立つ建物がある。

    高梁基督教会堂 寺・神社・教会

  • 明治22(1889)年に建設された高梁基督教会堂(岡山県指定史跡)である。

    明治22(1889)年に建設された高梁基督教会堂(岡山県指定史跡)である。

  • 高梁基督教会堂の向かい側にある備中松山藩の藩校有終館の跡。朝、城へ向かうタクシーの中で運転手さんが説明してくれた。<br />現在は幼稚園になっていて、子どもたちのにぎやかな声が表の通りまで響いていた。

    高梁基督教会堂の向かい側にある備中松山藩の藩校有終館の跡。朝、城へ向かうタクシーの中で運転手さんが説明してくれた。
    現在は幼稚園になっていて、子どもたちのにぎやかな声が表の通りまで響いていた。

  • 高梁基督教会堂前の通りを駅方向へ歩くと、高梁市郷土資料館の前に出た。<br />風格のある建物である。解説板を見ると明治37年建築の旧高梁尋常高等小学校の本館である。

    高梁基督教会堂前の通りを駅方向へ歩くと、高梁市郷土資料館の前に出た。
    風格のある建物である。解説板を見ると明治37年建築の旧高梁尋常高等小学校の本館である。

    高梁市郷土資料館 美術館・博物館

  • その裏手に立派な寺が建っている。延享元(1744)年から明治維新まで備中松山城主をつとめた板倉氏の菩提寺である曹洞宗の安正寺(安正禅寺)である。

    その裏手に立派な寺が建っている。延享元(1744)年から明治維新まで備中松山城主をつとめた板倉氏の菩提寺である曹洞宗の安正寺(安正禅寺)である。

  • 時刻は14時30分になろうとするところ。適当な店がなくまだ昼食も取っていない。<br />城のある山を下りたときは高梁川の見える場所へも行ってみるつもりであったが、疲労と日焼けと空腹ですでにへろへろである。<br />市役所(上の写真)の前を通りゆっくり駅へ向かう。

    時刻は14時30分になろうとするところ。適当な店がなくまだ昼食も取っていない。
    城のある山を下りたときは高梁川の見える場所へも行ってみるつもりであったが、疲労と日焼けと空腹ですでにへろへろである。
    市役所(上の写真)の前を通りゆっくり駅へ向かう。

  • 備中高梁駅に着いた。岡山へ戻る列車の時刻を確認すると十数分後に発車する。<br />2階に上がりスターバックスで食べ物とドリンクを買いテイクアウトする。<br /><br />14時52分発の始発列車に乗って岡山へ戻った。<br />【了】

    備中高梁駅に着いた。岡山へ戻る列車の時刻を確認すると十数分後に発車する。
    2階に上がりスターバックスで食べ物とドリンクを買いテイクアウトする。

    14時52分発の始発列車に乗って岡山へ戻った。
    【了】

    備中高梁駅

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