
2020/11/12 - 2020/11/13
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この旅行記のスケジュール
2020/11/12
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スターバックスコーヒー奈良猿沢池店
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YAMATO Craft Beer Table
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この旅行記スケジュールを元に
約三十年ぶりに奈良を訪れることにした。前回は真夏で暑かったことしか覚えていない。
今回は紅葉の季節である。近鉄奈良駅の近くの宿にニ泊し、歩いて行ける範囲をブラブラしてみることにした。訪れた主なスポットは、興福寺、猿沢池、春日大社、新薬師寺。最後に清酒「春鹿」の蔵元で利き酒をした。
(2020.11.22作成開始)
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【一日目】
昼時に近鉄奈良駅に到着した(写真は地上にある駅ビル)。
プラットフォームと改札は地下にある。都会の地下鉄みたいでかなり戸惑う私。近鉄奈良駅 駅
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改札を出た先の地下にて。
鹿たちとせんと君が迎えてくれる。
向かいにある小さな観光案内所で無料の地図を貰う。近鉄奈良駅観光案内所 名所・史跡
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宿泊するホテルでスーツケースを預かって貰い、すぐに外出する。
駅のそばにある天理スタミナラーメン(略して天スタ)という店に入る。天理スタミナラーメン 近鉄奈良駅前店 グルメ・レストラン
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看板メニューらしいスタミナラーメンを注文。
博多のとんこつラーメンと同じ細麺。スープは味に深みがなく麺にも合わない。残念。 -
食事した店の前の通りをブラブラ歩く。車1台分の道幅である。
街の雰囲気は京都にはあまり似ていない。
最近訪れた長崎(新地中華街やオランダ坂に近い場所)の街中の路地に似ているような気がする。 -
先へ行くと私の好きなアーケード商店街があった。ほとんどの商店が営業していて、いい雰囲気である。
東向商店街 市場・商店街
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「ひがしむき」商店街というらしい。この場所から猿沢池までは目と鼻の先である。
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前の写真は猿沢池の北面に接して東西に延びる三条通り(車両は一方通行)とひがしむき商店街がぶつかる地点。
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案内板に鹿のシルエットをあしらっている。いい感じ。
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道端の商店を冷やかしながら三条通りをぷらぷらと行くと街中に進出してきた鹿と遭遇した。
雌が一頭だけ。餌を探しているようだ。 -
猿沢池の少し手前に「奈良県里程元標」の跡がある。ここは昔の高札場であり、復元されている。
この場所がかつての奈良の街の中心であったことが分かる。 -
奈良公園の入口に建つ「名勝奈良公園時計台」。
右側が猿沢池である。 -
池のほとりの紅葉が鮮やかである。興福寺の五重塔が良いアクセントになっている。
猿沢池 名所・史跡
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道路を挟んで池の真ん前にスタバの店舗がある。
テラス席が気持ち良さそうなので立ち寄ることにする。 -
目の前を人力車が通る。古都に人力車はよく似合う。
背景の紅葉も素晴らしい。
この日は気温が高くなかった。コートを着ていてもテラス席はやや寒いので、屋内の席へ移動した。 -
猿沢池のほとりにも鹿が何頭かいる。人に慣れているのだろう。カメラを向けても無反応である。
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興福寺へ向かう。青い空を背景に五重塔の姿が美しい。
興福寺(奈良県奈良市) 寺・神社
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五十二段と呼ばれる緩やかな傾斜の階段を上る。
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境内に入る。
五重塔へは残念ながら近付けない。興福寺五重塔 寺・神社
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中金堂。平成30(2018)年に再建が完了した。
興福寺 中金堂 寺・神社
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広い境内に多くの建物がある。
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南円堂と銀杏の木。銀杏もいい感じに色づいている。
興福寺 南円堂 寺・神社
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三重塔。見学者は少ない。
フォルムが美しい。興福寺三重塔 寺・神社
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東金堂。五度にわたる焼失と再建を繰り返し、現在の建物は1415年に再建された室町時代の建築である。
本尊である薬師如来像、日光・月光菩薩像、四天王像、十二神将像、維摩居士像、文殊菩薩像など貴重な仏像が多数安置されている。撮影禁止。
中学生の時高校を見学したことはおぼろげながら記憶していたようである。興福寺東金堂 寺・神社
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最後に国宝館を見学する。
ここも内部は撮影禁止である。 -
国宝館の入口。中には小学生の団体がいた。
阿修羅像をはじめ、仏像は見応えがあった。興福寺国宝館 美術館・博物館
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ホテルへ戻る途中で見かけた鹿たち。
母と娘二頭のようだ。 -
夕食。外で軽く飲むことにした。
ひがしむき商店街の中に自家製クラフトビールを飲ませるビアレストランを見つけた。 -
自家製のクラフトビールも4種類提供している。
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うなぎの寝床のように奥に長い店の造りである。
客席から奥にある醸造施設をガラス越しに眺められる。 -
一杯目はスタウト。飲みやすい。とても美味しい。
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ツマミはソーセージの盛り合わせとピザを注文した。
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【二日目】
この日の天気予報は曇り時々晴れであったが、私の外出中にほんの少しだけ雨が降った。幸い傘を差さなくても濡れることはなかった。
昨日歩いた三条通りをゆっくり進み春日大社へ向かう。
一の鳥居。長い表参道の入口である。春日大社 寺・神社
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しばらく歩くと左手に何やら趣きのある建物が見えて来た。
現在は仏教美術資料研究センターとして使われている。仏教美術資料研究センター 美術館・博物館
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元は明治35(1902)年に竣工した旧奈良県物産陳列所の建物である。100年以上前の建築であることに軽く驚きを感じる。
残念ながら門の中へ入ることはできない。 -
この先から鹿の数が急に多くなった。
一度一頭の鹿にまとわりつかれた。私が鞄を開けたため、餌をもらえると思ったようだ。 -
ところどころで色鮮やかな紅葉を目にする。
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二の鳥居。
修学旅行生だと思われる中学生の姿が多くなった。グループで見学している。 -
鹿たちはおとなしい。
ちなみにもともと奈良公園に鹿はいなかった。
かなり昔茨城県の鹿島神宮の鹿がこちらへ連れて来られたのが起源とのことである。
以前鹿島神宮を参拝したとき解説板にそのように書かれていた。
昨日観光案内所でもらった地図にも「1200年以上昔に、春日大社が祀る武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が常陸の国(現在の茨城県)鹿島神宮から白鹿に乗ってやってきたことから、鹿は神様のお使いとして大切に保護されてきた」と記されている。 -
鳥居の少し先の手水所にも大きな鹿が座っている。伏鹿手水所というらしい。
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春日大社の中心部「大宮」の南側にある南門の前に着いた。
春日大社の参道はまっすぐではなく、二の鳥居の手前で曲がっている。二の鳥居をくぐった先の参道も大宮の南側で山にぶつかって終わっている。 -
南門をくぐった先にある参拝所。
この写真の右側に特別参拝のエリアがある。料金を支払って中へ進む。 -
大宮の北東を占める御本殿の南側の建物。大宮の内部は平坦ではないのが面白い。
どことなく京都の八坂神社の建物を連想させる。春日大社 寺・神社
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順路は上の写真の建物の右手に続いている。
軒下にたくさんの青銅製の香炉が釣り下げられている。
戦国末期の有名な大名や武将、徳川将軍らが寄附した香炉には解説板が設置されている。 -
上杉景勝の家老、直江兼続が娘の名前で寄贈した香炉である。
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大宮の外側の東面にある御葢山浮雲峰(みかさやまうきぐものみね)遙拝所。
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遙拝所の正面に立つ鳥居。この奥は信仰対象の聖域であり入山が厳しく制限されている。
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大宮の最北部にある藤浪之屋。
年三回行われる万燈籠神事の雰囲気が再現されている。春日大社 寺・神社
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中は照明が落とされている。燈籠の灯りが幻想的である。
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中庭の中心近くに立つ樹齢1000年の大杉。
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大杉に隣接する直会(なおらい)殿は1000年以上前の創建だが屋根に穴を開けて木を生かしている。
ちょっとぎょっとする光景である。 -
春日大社の見学後に東大寺へ行くことを考えたものの、昨日の興福寺や今日の春日大社の見学者が多かったので躊躇した。空いていそうな新薬師寺を訪れることにした。
山の麓に沿う静かな道を歩くと小さな社がいくつかある。金龍神社 寺・神社
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後醍醐天皇に縁のある金龍神社に立ち寄った。
令和2年の4.月に大河ドラマ「太平記」(初放映は1991年)がBSで再放送されている。
毎週日曜日の午前06時00分からの放送を毎回リアルタイムで視聴している私。物語の中心人物の一人が後醍醐天皇である。 -
新薬師寺に到着。華厳宗の古刹で天平19(747)年の創建である。
新薬師寺 寺・神社
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南門から本堂(国宝)を望む。
本堂には本尊の薬師如来坐像(国宝)とその周囲に十二神将立像(国宝)が安置され公開されている。
拝観料を払って見学する。本堂内は撮影禁止である。 -
庭園の紅葉が美しい。
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新薬師寺から戻る途中で志賀直哉旧居の前を通った。内部は公開されている。
志賀直哉は昭和4年から9年間ここで家族と暮らしていたとのこと。志賀直哉旧居 名所・史跡
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猿沢池の東にいくつか池がある。
志賀直哉旧居から歩いて行くと一番手前にある鷺池(さぎいけ)の辺に出る。
このあたりの紅葉の景色が今回の奈良の旅の中で最も印象的である。
この写真は表紙の写真と同じもの。鷺池 自然・景勝地
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一口に紅葉と言っても様々な色とそのグラデーションから成っている。
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志賀直哉旧居のあたりからほんの僅かであるが雨が降り出した。
雨による水分が紅葉をいっそう際立たせているのかもしれない。 -
池と鹿と紅葉。
この季節の奈良らしい眺めを楽しむ。 -
紅葉と浮見堂。
鷺池の周囲では撮影している人がおおかった。奈良公園の中でも屈指の撮影スポットのようだ。 -
鷺池の南側に道路を挟んで大きな敷地を持つ料理屋がある。その西の並びの塀の中央にある門へ行ってみると、門の柵は鹿避けのためで自由に中へお入り下さいと表示されている。
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瑜伽山(ゆうがやま)園地(旧山口氏南都別邸庭園)という。
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https://narashikanko.or.jp/spot/park/ より
『広さ約1.3haの園地。昭和2年に瑜伽山と鷺池などが一体となる絶景の地として国指定文化財「名称奈良公園」に追加指定を受けました。明治期から大正期にかけて大阪財界で活躍した山口吉郎兵衛氏の別荘があった場所であり、かつては小見寺八山などの画家や茶人が庭園や茶室で文化的な交流を図ったという史実も。芸術家が愛でた奈良の眺望や様々な庭園様式、石灯籠などに施されたディテールなどを見て楽しむことができます。』 -
最後に訪れたのは古都奈良を代表する日本酒(「春鹿」の商品名で知られる)の醸造元である。
会社の商号は「株式会社今西清兵衛商店」という。
創業明治17(1884)年の老舗である。今西清兵衛商店 専門店
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奥に醸造施設がある。手前は土産物売り場と観光客向けの利き酒(試飲)のスペースである。
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小さなガラスのお猪口で五種類の利き酒をする。
最後の一杯を飲むときサンプルの奈良漬を出してくれる。
担当の女性スタッフはとても親切で愛想が良い。私が好きな日本酒のタイプについてああでもない、こうでもないと言っていたら、一番好みに近い純米吟醸酒をおまけで試飲させてくれた。
この後、自分の土産としてこの酒の四号瓶を買って帰った。 -
ホテルに戻る前に三条通りに面した小さなたこ焼き屋に寄る。人気店らしく入れ代わり立ち代わり客が買って行く。
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私も買ってみることにした。温かいうちに食べた。美味しい。
子どもの時に地元でよく食べたたこ焼きの味を思い出し懐かしくなった。
【了】
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