2020/12/12 - 2020/12/12
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大分市から戻る途中、中津市に立ち寄った。中津城周辺のエリアは以前に歩いたことがあった。
天気が良かったので、JR中津駅から路線バスで青の洞門を訪れた。レンタカーを借りれば青の洞門以外にも足を延ばせるところであるが、バスと歩きという私らしい手段でのんびり遊覧した。
※表紙の写真は耶馬渓橋。
(2020.12.19作成開始)
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令和2年師走の平日。大分県の中津市にあるJR中津駅に到着した。
中津は川をはさんで西側が福岡県である。
大分市や別府市と異なり、私のホームグランドである福岡市からは小倉経由の鉄道がほぼ唯一の交通手段だ。中津駅 (大分県) 駅
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中津駅の北口(海側)。
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北口前には中津出身の福澤諭吉像が建っている。
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北口を出て左手に昭和の香りが強く漂うアーケード商店街がある。
日の出町商店街 市場・商店街
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昼間はシャッターを下ろしている店が多い。
居酒屋の類は夕方からの営業である。 -
南口の観光案内所で情報収集。今の季節は日曜日祝日の定期観光バスは運休とのこと。
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今回の中津訪問では有名な「青の洞門」を訪れるつもりであった。
バスの路線と時刻をチェックする。 -
中津駅の南口で路線バスに乗り、観光案内所で教えてもらったバス停「青の洞門」で下車する。
すぐ先に観光案内所がある。右側は山国川。 -
少し先に青の洞門の入口が見えている。
この道路は舗装状態が良く車やバスが通る。 -
道路の山側に競秀峰の登山口がある。
競秀峰 自然・景勝地
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オレンジ色が登山道である。事前にチェックした口コミによると本格的な装備をしないと歩けないようだ。
中津駅の観光案内所のお勧めは緑とピンクの周遊コースである。私は山国川の右岸に沿って川を遡り左岸沿いに戻って来ることにした。 -
トンネルの手前に立つ青の洞門を開削した禅海和尚の頌徳碑。
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解説板。
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青の洞門のバス停「青の洞門」側の入口。
左は車道。右側が最初の洞門の入口である。青の洞門 名所・史跡
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歩行者のみ通行可能。奥に明かり窓が見える。
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最初の洞門の姿をとどめているようだ。
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窓から山国川がよく見える。
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窓の近くに禅海和尚の石像がある。誰かがお供えをしている。
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仏像も置かれている。
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もう一つの明かり窓には転落防止の鎖が架けられている。
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一旦新しい道(車道)に出て先へ進む。
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途中、山国川の上流を見渡せる場所がある。
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振り返ると川の反対側に断崖がそそり立つ。新しい道もかなりの難工事であったことがうかがわれる。
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上流側に残る手掘り洞門の入口。
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道路より一段低い。トンネル内部は曲がっている。
ここが一番完成当時の面影を残しているようだ。 -
上流側の出口。
ここまでが青の洞門である。 -
青の洞門の先は真っ直ぐな道路が山国川の上流へ向けて延びている。
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「青の洞門」の一つ先のバス停「青の洞門駐車場」に近づく。山国川の下流側の景色が美しい。
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駐車場の一角に菊池寛の像がある。
大正8(1919)年に発表した小説「恩讐の彼方」はここ青の洞門に伝わる話を題材にしていることは有名である。
私は高校生の時に文庫本(新潮文庫)で読んだ記憶がある。 -
競秀峰を背にしてもう一つの禅海和尚像が建っている。
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解説にある山国川の水をせき止めた荒瀬井堰(あらせいぜき)は私が下りたバス停「青の洞門」のほんの少し下流側に今も残っている。完成したのは1689(元禄2)年とのこと。
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この日の最後に訪れた山国川に架かる耶馬渓橋。
手前が荒瀬井堰である。 -
この後、車道を歩いて山国川に南から支流の跡田川が合流するあたりへ向かう(次の地図参照)。
川床にコンクリートの通路が設置されている。犬走り橋と呼ばれているようである。 -
犬走り橋の上流側の山国川に二つの橋が架かっている。
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犬走り橋の上からは二つの橋が重なって見える。
手前のコンクリート製の新しい橋が禅海橋。奥の石橋が羅漢寺橋である。 -
山国川の上流から見た羅漢寺橋。
大正9(1920)年9月に完成した橋長91メートルの三連アーチから成る石橋である。羅漢寺橋 名所・史跡
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橋の上。自動車も通行可能である。
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大分県有形文化財に指定されている。
観光案内所でもらったパンフレットにはこの橋が「石橋の貴婦人」と呼ばれていると記されている。 -
羅漢寺橋の周辺をぶらぶらした後、右岸の堤防上の道をのんびり歩く。バス停「青の洞門駐車場」に近い歩行者専用の橋を渡って左岸へ行く。
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橋の上や橋を渡った先にあるレストハウスの前からの競秀峰の眺めはなかなか良い。
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中津出身の最も有名な人物・福澤諭吉がこの地の景観保護に尽力したことは地元ではよく知られているようだ。
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レストハウスの前から山国川の左岸をのんびり歩いて青の洞門のバス停方向へ向かう。
途中、青の洞門の明かり窓がよく見える場所がある。
この鳥居は川と反対側の先にある神社のもの。それにしても妙な場所に立っている。 -
川の側からの眺め。
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明り窓の真正面から。
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この写真の右手はバス停「青の洞門」のほんの少し下流側に架かる新しい方の橋である。
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橋の上から。下流側にある荒瀬井堰とその先の耶馬渓橋を見渡せる。
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左岸からの眺め。耶馬渓橋の8連のアーチが美しい。
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羅漢寺橋と同様、自動車も通行可能である。
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大正9(1920)年完成。橋長116メートルの日本一の石橋である。
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左岸のたもとにある「愛の鐘」。同じものが右岸にも建っている。
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橋の左岸にあるパン屋。地元では有名なようである。
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橋の右岸の袂にあるバス停から乗った路線バスで中津駅へ戻る。
中津駅の南口の前にある大きなビル。1階にスーパーマーケットが入っている。 -
この店の鮮魚コーナーでは魚を無料で捌いてくれる。
大ぶりの鯵を一匹お造りにしてもらった。ホテルに戻って夕食時に食べた。新鮮で実に美味であった。
【了】
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この旅行記へのコメント (2)
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- mom Kさん 2021/04/12 13:54:18
- 渡ってみたい
- 「石橋の貴婦人」に見とれました。最後の鰺のお刺身情報うれしい。来月日田行き決定し、少し長くいるので、近辺足を延ばすところ模索中。参考にさせていただきました。「中津」気になる土地でした。お写真よく、たとえシャッターでも昭和の商店街も歩いてみたいと思わせてくれました。ありがとうございます。
- さっとん姉さん からの返信 2021/04/12 14:33:29
- コメントありがとうございました
- 私の拙い旅の記録が何かの参考になれば幸いです。
大分県の中津はのんびりして良いところです。旅行記には取り上げていませんが、福沢諭吉の生家や黒田如水(官兵衛)が築いた中津城も良きです。
お刺身情報が役に立って何よりです。居酒屋さんでお刺身を頼んでがっかりしたことが少なくありません。調理してくれる魚屋さんやスーパーで新鮮な鯵や鯖を刺し身にしてもらうのはお得で美味しいです。
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