2010/03/29 - 2010/04/27
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Black7さん
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この旅行記のスケジュール
2010/04/03
-
バスでの移動
ダマスカスから
2010/04/04
2010/04/05
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2か月かけて中東とバルカン半島南部を周遊した時の備忘録です。
前半1か月は、トルコとレヴァント(東部地中海沿岸の国々)のシリア・レバノン・ヨルダンを陸路で周ってきました。
黒海から紅海まで南下し、再び北上し、ギリシャへと抜けます。
シリアのダマスカスから南下して、次の国、ヨルダンへと入ります。
ダマスカスのバスターミナルでは、フランス人旅行者の男性と知り合うことに。
日本のアニメが好きらしく、マイナーな漫画まで知っていました。
ヨーロッパでは特にフランスが漫画・アニメ好きが多いのは本当のようですね。
その後も、泊まる宿を決めていなかったので、その男性が泊まる予定の宿まで、一緒にタクシーをシェアして行ってみることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バスでヨルダンの首都、アンマンに到着です。
フランス人旅行者に付いていった先の宿は、安い日本人宿として知られるマンスールホテル。他のホテルでも良かったのですが、シングルルームが空いているとのことだったので、宿泊することに。
そこでなんと!イスタンブールの空港で送迎に会えずに困っていたところを、ホテルまで送り届けてあげた初1人旅の女子大生の子がその宿に滞在していました。
まさか中東に来ていて、こんな所で会うとは!
ヨーロッパ方面に行くって聞いていたのですが、どうやらトルコの宿で一緒だった他の日本人旅行者に感化され、中東を勧められたとか。
なかなか度胸があるというか、行動力に驚かされます。
でもここまで無事だったようで何よりです。
夜はフランス人の人と一緒に、教えてもらった地元の人で賑わう、有名なホムス(ヒヨコ豆ペースト)のお店に行き、おいしくいただきました。 -
翌日、ダウンタウンの中心地、フセイン・モスクにやってきました。
安宿街からは歩いて来れる距離です。
この日は、ジェラシュ遺跡へと向かいます。 -
ジェラシュ遺跡まではバスがでているのですが、ターミナルは郊外にあるので、そこまで路線バスで向かいました。
けれど、少しバス停を迷ってしまい、朝早めに行くはずが昼近くになってしまいました。
ターミナルに着くも乗合バスなので、乗客が少なく、集まるまで1時間程待たされました。かなりロスです!
そこから1時間弱で、ジェラシュ遺跡に到着。 -
入場料を支払い、遺跡に入ります。
入り口にある「ハドリアヌスの凱旋門」 -
さらに進むと、メインゲートの南門に着きます。
-
ヨルダンでは、ペトラに次ぐ有名な古代都市、「ジェラシュ遺跡」
ローマ帝国時代に栄えた都市で、当時2万5千人もの人々が暮らしていたそうです。 -
入って左にある南劇場
約3000~5000人近くの人を収容できたのではないかと言われています。 -
劇場のステージ
古代の人たちも、ここで歌や劇を楽しんでいたのでしょうか? -
劇場はほぼ完全な状態で保存されています。
座席の一番上まで少し急ですが、がんばって登ってみます -
南劇場の一番上は、遺跡を一望できる絶好の撮影ポイント。
フォーラム(広場)を見下ろせます。 -
そのフォーラムから列柱通りになっています。
-
イチオシ
約600mあるメインの列柱通り。
両側に柱がきれいに残っています。 -
ニンファエウム
古代ギリシャの神ニンフに捧げられた神殿 -
アルテミス神殿の入り口
-
階段を上った所からの風景
この先に神殿があります -
アルテミス神殿
女神アルテミスに捧げられた神殿
12本の大きな柱が残っています -
アルテミス神殿の柱
-
この先は北門ですが、通行禁止です。
工事車両が停まっていました -
他にも教会跡などをいくつか見学し、列柱通りを引き返して出口へと向かいます
-
入り口の凱旋門の手前に、競馬・戦車競技場があります。
幅52m、長さ245mの広さがあります。
ここで時間が合えば、かつての競技や戦車の寸劇を見ることができます。
ちょうどタイミングがあったので、休憩を兼ねて、座って鑑賞しました。
「ベン・ハー」や「グラディエーター」みたい -
遺跡全体が保存状態も良く、見どころのある遺跡でした。
でも思ったより暑いし、敷地も広かったので、歩き回ったら結構疲れた~ -
夕方近くに遺跡を出て、アンマンに戻るバスを探すも、見当たらない。
うろうろしていると、写真の親切な男性が話しかけてくれて、バスは日没頃が最終で、もう出てしまったとのこと。
どうやって帰ろうかと心配していた所、その男性が停まっていたタクシーに1人で行って交渉してくれて、「友人が乗るということにしてあるから」とぼったくられることなく、地元料金でアンマン市内まで戻ることができました。本当にありがたかった~、感謝です!
ガイドブックに書いてあったのですが、バスで行かれる方は帰りのバスの時間にご注意を! -
アンマン市内まで戻ることができたのですが、料金が安かったからか、街の入り口で降ろされてしまいました。
とりあえずフセイン・モスク辺りを目指し、路線バスの運転手に地名だけ言うと、うなずいたので乗り込みます。
現在地がわからないので、ガイドブックの地図とにらめっこしながら景色を見ていると、スーツを着た英語を話せるビジネスマンの人が、「どこに行きたいんだい?」と話しかけてくれました。
行先を言うと、「このバスで大丈夫」とのことで、降りる時も教えてもらえました。また親切な人に助けられ、無事に宿へと戻れました。
今は、iphoneにダウンロードした地図とGPSでなんとかなるので、旅行するのも便利になったもんです。 -
次の日の午前中は、とりあえずヨルダン市内を観光です。
キング・ファイサル通り -
アンマン城へやってきました。
ジャバル・アル・カラアの山頂にあり、ヘラクレス神殿の跡が残っています。 -
そこにある展望台からのアンマン市内の眺め
-
ヨルダン国旗が飾られています
-
眼下には、ヨルダン最大規模のローマ劇場が見えます。
33列6000人を収容できるそうです。 -
ローマ劇場方面の下町
さすが人口120万人の首都、丘の上まで家でびっしりです -
ウマイヤ朝の宮殿
-
茶色で統一された街並み
遠くに見えるのはヨルダンの巨大国旗
ここから見ると大きさが分かりにくいですが、横60m縦30mもあるそうです。
旗竿の長さも126.8mあり、当時世界一だったとか。 -
宿へ戻り、オーナーに「死海に行きたいけど、どうやって行けるか」尋ねると、その場にいたドイツ人の男子学生2人も「行きたい」とのことだったので、一緒にタクシーをシェアさせてもらうことに。
オーナーに電話で金額を交渉してから呼んでもらい、一緒に死海のヨルダン側へと向かいます。 -
車は街中を抜け、死海に向かって徐々に下っていきます。
アンマンから約1時間。
行ったのは、アンマンツーリストビーチ。
市営の公共ビーチなのでリーズナブルに過ごせます。 -
高級感は皆無ですが、プールがあったり、更衣室やシャワーは完備されているので、困ることはありません。
-
水着に着替えて、ドイツの人たちと一緒にさっそく死海へと向かいます
-
一生に一度は来てみたい念願の死海が目の前に!
-
公共のビーチなので、地元の家族連れも多いです。
名物、泥パックをしている人たちも。 -
とりあえず死海に来たらみんな絶対やる、水にプカプカ。
入水し、ドイツ人の子たちとお互いに写真を撮り合います。
分かっていたけど、「本当に浮くんだ~」と感激!
お決まりの雑誌や新聞を持って浮かぶのもやりたかった。
死海は海抜マイナス430mの、世界の地表で最も低い場所。
しかも死海から流れる川がないので、蒸発するだけで塩分濃度が高くなり、人が浮くことができます。
水を少し舐めるもしょっぱい、というか痛辛い!
海の塩分濃度が3%なのに対して、死海は30%にもなるのでかなり濃いです。
なので、濡れた手で目をこすったりしては駄目だそうです。
一応、泥パックも浅瀬の湖底からすくって、こっそりやっておきました。 -
対岸はイスラエルです
滞在時間は2時間もいませんでしたが、それでも満喫できました。
タクシーを待たせているし、暗くなる前にアンマンへと戻ります。
ドイツの子たちは、最初愛想がないと思っていたら、旅行中はこちらが1人なので、何気なく気を掛けてくれる良い子たちでした。
ドイツ人らしく真面目な性格で、必要以上に干渉しないようにしてくれていたみたいです。 -
ヨルダン内のルート
アンマンからペトラ遺跡・ワディラム砂漠に寄り、最南端の紅海の街アカバへ。
再びアンマンまで戻り、シリアのダマスカスへと戻ります。
次は、ヨルダンのメイン、ペトラ遺跡を観光です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- cheriko330さん 2020/09/29 00:48:58
- 私も死海で浮かんでみたい( ˊᵕˋ )♡.°⑅
- Black7さん、こんばんは☆彡
いつも旅行記を丁寧にご覧くださり、ありがとうございます。
10年前とはいえ、トルコから陸路で色んな国へ2か月もかけて回られた
のですね。今では行きにくい国が多く、とても良い経験をされましたね。
イスタンブールの空港で困っていた女子大生とまさか!アンマンで
再会されるとはドラマティック。そんなこともあるものなのですね。
きちんとホテルまで送り届けられて優しいのですね。
「ジェラシュ遺跡」でバスに乗り遅れたときも、お助けマンがいて
良かったです。色んなことがあった濃い二ヵ月でしたね。
泳ぎがあまり得意ではないので、死海で浮かんでみたいと以前から
思ってはいますが。
旅は人との出会いも楽しみの一つです。どこも子供たちの笑顔が
とても良いですね。町が破壊されたり悲しくなりますが、Black7さんが
会ったすべての方が、ご無事でいらっしゃるように私も祈るのみです。
こちらの続きも楽しみにしています。
cheriko330
- Black7さん からの返信 2020/09/29 21:24:28
- RE: 私も死海で浮かんでみたい( ??? )?.°?
- cheriko330さん、こんばんは!
こちらこそ、いつもありがとうございます!
過去の旅行の整理のための備忘録ですが、見ていただけてうれしいです。
テロや内戦のイメージで怖い印象を持たれることが多い中東ですが、困っていると向こうから手を差し伸べてくれるなど、本当に出会いを含め、貴重な経験をたくさんしてくることができた旅でした。
風景や歴史的な物もとても興味深かったのですが、それと同じくらい出会った人たちのことも思い出します。
本当に出会いも楽しみの一つですね。
死海は、世界で唯一そこでしか体験できないことなので、絶対いつかは行きたいと思っていた場所でした。
不便だったり、気軽に行ける場所ではないかもしれませんが、リゾート地もあるようなので、チャンスがあったら是非プカプカしてきてくださいね(^O^)/
cheriko330さんのイギリスの列車旅も良い旅でしたね。
華やかな感じがする他のヨーロッパのお城や建物に比べて、イギリスのお城や建物は重厚さや歴史を感じさせますね。
こういう感じのお城も結構好きです。
まだロンドンしか行ったことがないので、自分も列車でいろんな街を周ってみたくなりました。
それと、モルディブとニューカレドニアの海ももちろん素敵でしたが、海外と思って見ていた旅行記の後ろの方の山口県の海がきれいで意表を突かれました。(^O^)
角島大橋はSNSなどで有名になって、自分もそれで訪れた観光客の一人ですが、北陸の濃い色の日本海と繋がっているとは思えないほど、本当に南国のビーチのようなきれいさですね。
観光客が増えて良い面もありますが、風情や環境面などのバランスをうまく取っていってほしいですね。
他の旅行記も引き続き楽しみに拝見させていただきます!
Black7
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