2010/03/29 - 2010/04/27
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Black7さん
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この旅行記のスケジュール
2010/03/31
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リヤドホテル (ハマ)シリア
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バスでの移動
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ホムス (シリア)
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バスでの移動
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ホテル・シュウマン
2010/04/01
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バスでの移動
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シュトゥーラ
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その他での移動
タクシー
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ダマスカス (シリア)
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この旅行記スケジュールを元に
2か月かけて中東とバルカン半島南部を周遊した時の備忘録です。
前半1か月は、トルコとレヴァント(東部地中海沿岸の国々)のシリア・レバノン・ヨルダンを陸路で周ってきました。
黒海から紅海まで南下し、再び北上し、ギリシャへと抜けます。
日産の元会長、カルロス・ゴーンの逃亡先で話題になったレバノン。
あまり日本とは馴染みのない国ですが、先日はベイルートが大爆発で街ごと吹き飛んだり、経済破綻(デフォルト)をしたり、マイナスイメージなニュースばかりのレバノンですが・・
そんなレバノンの地方の観光地、世界遺産バールベックにシリアから入国して行ってきた時の記録です。
シリアのハマからホムスまでバスに乗り、レバノンのバールベック行きに乗り換え。ホムスはシリア第3の都市だが、特に見たいものがないのでスルー。
バールベック行きのバスは見つけられたが、しばらくバスに乗って乗客が集まるのを待っていると、何やらドライバーと乗客たちが揉め始めます。
おそらく原因は料金か、ある程度集まったんだからさっさと出発しろ!のどちらかだと思われますが、収集がつかず・・
すると人々が集まってきて、いきなり簡易中東式裁判が始まりました!
どことなく首をつっこむのが好きそうな1人が仕切り始め、両方それぞれが言い分を主張すると、周りのギャラリーたちに、
「お前はどう思う?」
「そっちのお前はどう思う?」と次々と聞き始めます。
結局、おそらく多数決で乗客側の勝訴!
お金を返してもらい、他のバスに乗り換えてすぐに出発しました。
親切な仲間の乗客が、「こっちだよ!」と一緒に連れて行ってくれて、お金のやりとりまでしてくれました。
ちょっとヒヤヒヤしましたが、おもしろいやりとりの光景を見れました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ワゴンバスの車内では、アジア人の自分が珍しいので話題の中心になり、しまいにはクーフィーヤ(ターバンみたいな物)を被せてくれて遊びだす始末。
でも、国境越えでは若い男の子が一緒に行動し説明までしてくれて、すんなりと通過。 -
この写真が手助けしてくれた男の子。
バスはバールベックの街中までは行かず、最寄りの幹線道路で降ろされましたが、乗り換えのタクシーにも相乗りさせてもらい、料金まで支払ってくれました。
しまいには、名刺まで渡してくれて、「何か困ったことがあったら電話して!」と言ってくれて、なんて親切!
助けもあり無事に国境を越え、バールベックの街に到着しました。 -
バールベックは過激なイメージがあるヒズボラ組織の本拠地の1つとも言われる街。街の入り口には、本物の戦車が停まっていたりして、物騒な所に来てしまったかと最初はちょっと不安になりました。
(戦車などは写真に撮ると、後で面倒なことになると思うので撮りませんでした) -
とりあえず、わかりやすい遺跡の近くまで歩いて行き、ガイドブックに載っている近くの宿にチェックイン。
4部屋しかないので心配していましたが、自分しか泊まっていないようでした。
そもそも外国人観光客をほとんど見かけません。 -
夕暮れ前に夕食を兼ねて、散策
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2Fの部屋からはライトアップされた遺跡が見えました。
明日が楽しみ! -
翌朝、窓の外にはバールベック遺跡と背後に雪がかかってるレバノン山脈が見えます。
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翌朝、軽食をしに街を散歩
最初の物騒な不安とは違い、街は至って静かで平和で、遺跡を観光する分には全然問題ない感じでした。
でも、カルロス・ゴーンには物足りない街でしょう。 -
バールベックは、首都ベイルートから北東に86km。
ベッカー高原の中央に位置していて、国内一の遺跡がある街です。
レバノン山脈の向こう側の地中海沿いにベイルートがあります。 -
遺跡の外周をぐるっと周り、ゲートへと向かいます。
歩いているのは観光客ではなく、地元のおばさまたちでした。
市場へでも向かうのでしょうか? -
入場料を支払い、中へ入ります。
神殿の入り口 -
バールベック遺跡は有名なヨルダンのペトラ、シリアのパルミラと共に、中東三大遺跡の1つと言われています。
今回の旅では、全部周ったので三大遺跡の第1弾になります。 -
六角形の前庭
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前庭の建物
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大祭殿跡から見た中庭
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六角形の前庭を後にし、ジュピター神殿へと向かいます
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ジュピター神殿への大階段
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バールベック遺跡は、豊穣の神バールに由来していて、最高神ジュピター、酒神バッカス、愛と美の女神ビーナスに捧げられた3つの神殿から構成されているようです。
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1984年に世界遺産にも登録されています
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シンボルの大列柱とバッカス神殿
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ヴィーナス神殿跡
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残念ながら、ヴィーナス神殿はほとんど崩壊して土台しか残っていません
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6本の大列柱
ジュピター神殿の柱は残っているのは6本だけです。 -
土台の巨石はとても大きく、800t以上もあるとか。
今の技術でも、動かせる機械は特殊なもので数える程しかなく、昔はどうやって建造したのか謎の部分も多いらしいです。 -
列柱の残骸
直径は2.5mあり、背丈より大きい太さです。
これが54本もあったとか。
バールベックは巨石が多く使われています。 -
ジュピター神殿のライオンの雨どい
保存状態が良く、きれいに残っています。 -
遺跡からもレバノン山脈が見えます
観光客がほとんどおらず、ゆっくり見て周れます。 -
続いてバッカス神殿
ジュピター神殿の方が大きいのですが、それでも有名なアテネのパルテノン神殿より大きい神殿らしいです。
かなりの大きさでした -
ローマ遺跡のもので、これだけ良い状態で残っているのは珍しいそうです。
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神殿内部
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バッカス神殿が1番保存状態が良く、内部もきれいに残っています
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レリーフなどもきれいです
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わかりませんが、これはレバノン杉なのでしょうか?
ちなみにレバノン杉は、レバノンの国旗にも記されています -
最後に地階のトンネルをくぐり、出口へと向かいます
展示物がある場合もあるそうです。
規模や知名度こそペトラなどには負けますが、巨石を用いた荘厳な巨大神殿跡や彫刻は、遺跡好きな人にとってはとても貴重で興味深い遺跡なのではないでしょうか -
遺跡観光後、宿で預けてあった荷物を引き取り、バスターミナルへ。
セルビスに乗り、途中のシュトゥーラまで。
着くとすぐに、声掛けがあったので、ダマスカスまでの乗用車セルビスと交渉。
おんぼろ車の助手席に乗り、再びシリアへと戻ります。
次は、シリアの首都ダマスカスに到着です。
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2010/03/29~
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