パワースポット 岩殿観音

2020/07/10 - 2020/07/10

コロナ祈願とスピリチュアル体験

エリア 東松山(埼玉)

大東文化大の隣に駐車場がありました。
こども動物園の近くになります

トンネルを抜けると霊場へ
雰囲気が怖いです

寺伝では養老2年（718年）に沙門逸海が岩殿山の岩窟に観音像を安置し、傍らに正法庵と号した草庵を結んだのが始まりと伝わっている。ここ岩殿山はもとより神仙の地であり、諸天薩埵の住まう霊峰であった。
http://iwadonosan-shoboji.org/history/

岩殿観音正法寺 寺・神社・教会

仁王像はもとは運慶のもので、この像は再建されたました。

蝦夷征伐へと向かう将軍坂上田村麻呂が通りがかり、岩殿観音の千手観音菩薩の霊力を授かることで、悪竜を見事討ち果たしたという。この霊験もあり、蝦夷征伐を終え、都へと戻った田村麻呂が岩殿観音の利益を伝えたという。これに深く感銘を受けた桓武天皇は、延暦15年（796年）に勅命によって岩殿観音に伽藍を建立せしめた

檀那とかいてあるけど、六波羅蜜の
喜捨のお布施のドネーションです。

この鐘が1322年頃ものらしい
もうすぐ足利の時代になるのか

鎌倉幕府を開いた源頼朝は大変に観音信仰が厚く、実朝とともに坂東三十三観音霊場を制定したと推測される。ではなぜ岩殿観音が坂東札所の一所となったのであろうか。それには、岩殿観音のある現東松山市と比企郡一帯を治めた比企氏が関係している。

岩殿観音は頼朝の庇護のもと、頼朝の妻である北条政子の守り本尊として、比企能員(ひきよしかずは、頼朝の奥州合戦の北陸道大将軍)が復興し、坂東札所の第十番となっている。頼朝の没後の正治2年、亡き頼朝の志を継ぎ、妻政子が堂宇を再建している

洋泉社　山本博文著　｢　埼玉県の歴史　｣によると、鎌倉街道の上道には、寄居の鉢形城、所沢の根古屋城、小手指、本庄の雉が岡、高麗ヶ原、嵐山の笛吹峠など古戦場が街道沿いにあり、上野、信濃、越後に通じていた。一方、中道が奥州に通じる主要道路として、奥大道は頼朝自身が大手軍を率いて通過した道であり、政治、軍事上の要地として重視されていた…　

昔から北関東統治の要所だったわけですね。
三十三ヶ所とは、観音が33の姿に化身して人々を救うという信仰から
秩父には、34ヵ所観音があり、西国や坂東へ行けない人々が観音霊場を巡拝するようになり、秩父も33ヵ所だったところ、西国と坂東とあわせてきりよく100ヵ所にして百観音となった。
33といえば、三位一体のバルセロナのサグラダファミリアの魔方陣を思い出します。

隆盛を誇った岩殿観音であったが、戦国の炎に呑まれることとなる。岩殿観音から10kmほどのところに位置する松山城は、武州のほぼ中央に位置し、北武蔵支配の重要拠点であった。
松山城合戦で、七堂あった伽藍は灰燼に帰した。しかしこの7年後の天正2年（1574年）、かろうじて戦火を免れた本尊千手観音とともに、僧栄俊によって再興を果たされる

天正19年（1591年）には徳川家康により朱印地を賜り、江戸の隆盛へと移っていく。江戸時代初期の「社寺堂庵明細書」には脇坊四箇寺として、般若坊・威徳寺・是心坊・慶雲寺を擁し、正学院・正存院の修験二院、門前七軒の屋敷地、八王子権現、七社権現、愛宕権現、山王天王、天神、荒神、雷電、弁財天が山内鎮守として祀られていたことが記されている

寛政6年（1794年）には出家した皇族が入寺することのできる永代寳光院室兼帯を許され、十六菊の紋の掲揚が認められている。今日でも正法寺に修善院と寳光院の2つの院号があるのはこのためである。江戸期には観音巡礼も盛んであり、岩殿観音門前町も大いに賑わいをみせた。

御詠歌 後の世の　道を比企見の　観世音
この世をともに　助け給えや
ここは真言宗 智山派 うちは豊山派 まぎらわしいから忘れそう

樹齢700年は超えるという大いちょうです。
ここは頼朝と家康のDNAを受け継いでいる格式の高いお寺でしたとさ。もっとしっかり見てこれば良かったけど、スピリチュアルで人がいないのもお化け屋敷みたいでこわい。
他には、ここは中央構造線が通ってるらしくどなたかの記事で興味深い記事があり、地理的にそういうところに霊場みたいなのができてるのはおもしろいなと思います。
https://chikyumori.org/2019/04/09/%E5%90%89%E8%A6%8B%E7%99%BE%E7%A9%B4%E3%81%A8%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E5%9F%8E%E5%9D%80/

http://www.highfinesse.jp/topics/chuou_1.html

http://www.mikkyo21f.gr.jp/kuhkai-chronicle/chronicle_p2.html

おもしろいものを県立図書館アーカイブから
埼玉県立図書館デジタル画像
万亭応賀　江戸後期の戯作家　百番観音霊験記　
仁王門の像が相撲をとったと言うお寺にまつわる伝説の絵でしょうか

埼玉県立図書館デジタル画像
坂東三十三所観音霊場記　沙門亮盛　
埼玉県図書館アーカイブより