シェムリアップ…アンコール遺跡とは無縁の格安生活をご紹介します

2020/01/12 - 2020/02/10

※今回の滞在日は2020年1/12～2/10。新型コロナはニュースにはなっていましたがカンボジアでは騒がれておらず入国制限などは全くかけられていない状況。以前の普段通りの平和なシェムリアップの様子ですのでご了解のほどを…。

東南アジア屈指の観光地シェムリアップ、世界中から観光客がやって来ます。もちろん目当てはアンコール遺跡…。
しかーし、私は違います。遺跡には興味なし(過去に見たことはありますが…)。
私にとってはシェムリアップもアジアの一つの町にすぎません。
他の町と同様に安宿に泊まり、安めしを食う…。
町中歩いて町を体で感じ、町の雰囲気を楽しむ…。
今回は私が見つけ、利用した店などをご紹介したいと思います。
こんなとこで飯食ってる人もいるんだな程度にゆる～く見ていただけたら幸いです。
アンコール遺跡やナイトマーケットの情報は一切ありませんので…。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

今回のお宿。
その名も「Pool Party Hostel」！なんともふざけた名前です。
場所はオールドマーケットの南西1kmほど。

プール パーティー ホステル ホテル

名前の通りプールがあるーっ。奥にはレストラン。
パリピな宿かと心配したけど、それほど◯◯なファランはおらず。旅行者エリアからは結構外れてるんでそのせいかな。

もちろんドミに宿泊。Booking.com、Agodaを利用。
計22泊して1泊平均2.07ドル(約225円)。シェムリは宿安ーい！うれしい。
こんな値段だけどベッド広いし、一応A/C、ホットシャワー。

宿泊期間中に旧正月に当たりました。この宿ではお供え物を用意。
中華系のお宅ではお祝いするようです。

宿が旅行者エリアから離れていることは私にとって喜ばしいことですが、それにもましてよかったのが近くに「Phsar Kraoum」(クラウム市場)というローカルマーケットがあったこと。

朝、夕は屋台が出てとても賑やか。定食屋や麺屋台も何軒かあり食事には困りません。

夕方は皆買い物に来るので渋滞もしばしば。

昼間は古着がいっぱい。

仕入れのトラックもめっちゃカッコええ。

ここからは今回私が利用した宿の周辺の店や屋台をご紹介したいと思います。どこも名前などないようなところなので番号を付けました。場所は最後に表示した地図で確認して下さい。
で、まずは1発目。
①今回の最大の発見となる定食屋。宿から近いのが助かります。ご飯とおかずのセットで3000リエル(約80円)。他の店ではこの値段ではムリ、普通は4000～5000。通えば盛りもぐっとよくなります。

パパイヤと鶏肉のスープ。
こういうローカルめしが一番うまい。おばちゃん手製の“家めし”みたいなもんですから…。

魚まるごと一匹。これまたうまい！
一応おかずは日替わりですがそんなにバリエーションはない。
おばちゃんとおじちゃんでやってる店ですから…。

営業時間は10:00頃～20:00頃。
昼はおかずが豊富ですが、夜行くと売り切れになって閉店してることもあるのが残念。

私が食べているといつもこの親子犬がおねだりに来る。しかし隣りの家の犬たち。
ここん家の犬は別にいてちゃんとおじちゃんから豪華なエサもらってるw。

②続いておばちゃんのやってるお粥屋台。

頼めば調味料を入れてくれる。カンボジア人仕様になります。

鶏肉入り3000リエル(約80円)。おいしいですが昼めしとしてはやや物足りないかも。
バーイサイチュルック(豚肉のせご飯)なんかもあります(4000リエル)。

向かいの商店で買ったビール(2000リエル)を飲んだりもします。

③QB ベーカリー。
店頭販売もするパン工場です。市内のスーパーなどにも卸しています。ここで買えば食パン1斤(ハーフ)2000リエル(約53円)。

工場見学～。

④おかず屋台。
「Indra Porak Residence」というホテルの入口の向かいです。持ち帰り専門なのでこの場では食べられませんが、お願いして食べさせてもらってました。

おかず3000リエル、パックご飯1000リエルですがこの日はご飯売り切れということで、残りをサービスしてくれました。おばちゃん屋台ならでは。

ちゃんとした店もいいですが、こう屋台が好きです。

⑤さつま揚げ屋台。
クラウム市場の一画、夕方から出ます。
インゲンやオクラなどが挟まれていて1個300リエル、2000リエル払うと7個くれます。もちろんおいしいんですが、ソースが抜群のうまさ、ビールにも合う！

ちゃんとイスがあってこの場で食べられるのがいいんだな。

⑥春巻き屋台。
さつま揚げ屋台の向かいにある。

おばちゃんがこの場で“巻き巻き”してます。

1本500リエル(約13円)。夕めし前に一杯。

⑦市場内の麺屋台コーナー。
各種麺が食べられます(2000～5000リエル)が朝(10時ごろまで)限定。お昼に行くとすでに片付けられています。

ヌンバンチョック(2000リエル)。説明が難しいので省略。ググって下さい。あんまりおいしくないし、腹にも溜まらない。

⑧市場前の串屋台。
夕方から市場前に何軒か並びます。ビール飲むならここです。けど、ビールはここでは売ってないので各自持参です。

あー、たまらない…。
鶏の砂肝、レバー、ハツ、牛串などがあります。パパイヤの酢漬けも付いてくる。串は1本1000リエル～。

これぞ、東南アジアの醍醐味。ツーリストレストランなんかに行ってる場合じゃありません。

前出のさつま揚げを持ち込み、串とポーンティアコーン(孵化前のアヒルの卵)で食事にしちゃうこともできます。この日はカンボジアのローカル焼酎(後述)で一杯！
ちなみにさつま揚げ(2000)、串1本(1000)、卵(1200)、ご飯(1000)の合計5200リエル(約139円)の豪華ディナーです。

⑨定食屋。
クラウム市場前の通り沿いにあります。似たような定食屋が何軒か並んでいます。昼夜共に開いてます。①の一番お気に入りの店が閉まっている時に利用する予備的な定食屋です。

おかずとご飯で4000リエル。
悪くはないけど①に比べると盛りが少なく高い(これが一般的な盛りと値段です)。

たまに来ると気分転換にはなります。

⑩市場前のサンドイッチ屋台
市場内にもあるのですが朝のみ。こちらの屋台は昼間でもやってるので助かります。

朝はおばちゃん、昼からはおじちゃんがいることが多いです。おばちゃんからは3000リエル、おじちゃんからは2000リエルと言われます。食べた感じそれほどの違いはわかりませんが、おばちゃんの時は具材が多くなっていることを願いたいです。

ここのはオシャレさにはやや欠けるかなと。

(11)ローカル焼酎“スラー・ソー”の店
自家製ローカル焼酎です。もっと田舎にいかないとないと言われたけど探せばちゃんとありました。この店で売ってます。500mlで1500リエル(約40円)。ビール330mlが2000なので、めっちゃコスパいい。

店の中はなかなかディープです。

このポリタンクがスラーソー。上の茶色いのが“木”を漬けた薬用のものです。

まずは宿の位置関係。オールドマーケットから南西に1kmほど。次ページが拡大図。

上記で紹介した屋台、店の場所です。他にもいっぱい屋台、店はあります。

番外編1。
オールドマーケットでもローカルめしは食べられます。

オールドマーケット 市場

海苔と鶏肉のスープ&ライス。計4000リエル。

市場前の遊歩道でいただきます。

番外編2。
たまにはちゃんとした店でも…。

Gnov kim Oun 地元の料理

ここのバーイサイチュルック、豪華でうまいです(7000リエル)。

皆アンコール遺跡ばかり行くけれど、市内のお寺だっていいとこあるのにな…。シェムリアップ市内のおすすめ観光スポットもご紹介します。
こちらの「ワット プリア エンコサイ」には10世紀のオリジナルの2基の祠堂が残されており…

ワット プリア エン コサイ 寺院・教会

「乳海撹拌」のレリーフが見られます。これはシェムリアップ周辺ではたった4ヶ所しかないとても貴重なものの一つです。なんと無料で見学できます。

こちらは「ワット ダムナック」。普通のお寺ですがとても雰囲気がいいです。

ワット ダムナック 寺院・教会

シェムリのオアシスかっ。

シェムリの町も中心を外れれば田舎道です。アンコール遺跡や買い物もいいですが、町中をぶらり散歩するのもいいもんです。

シェムリアップ、夜の繁華街「パブストリート」。世界中のどこにでもあり、どこでもない場所…。私には無縁の世界です…。
ああ…
(終)

パブ ストリート 散歩・街歩き