2019/10/10 - 2019/10/16
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那覇大綱挽の前に行われる旗頭行列(うふんなすねーい)。
那覇大綱挽保存会に登録されている公式伝統旗は東7旗と西7旗の計14旗ありますが、その旗頭行列が国際通りで行われました。
今年は東の7旗から始まったこのイベント。
自慢の旗を躍動させる美ら旗(ちゅらばた)は、勇壮で見応えがあります。
会場には指笛や爆竹、銅鑼にほら貝(ぶら)などが鳴り響き、沿道の子どもたちからも「がんばれ~!」という声援が送られていました。
この旅行記は、青空に舞う美しい旗頭の様子を紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 徒歩
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-
はいた~い!
10月の3連休は、毎年那覇で大綱挽イベントが開催されますが、節目の年となる来年を前に今年は大綱挽で驚くべきハプニングがありました。
その様子はまた次のブログで紹介しますが、今回は大綱挽の前に行われる旗頭行列(うふんなすねーい)の様子をご覧いただきます。
午後が大綱挽なら、午前は旗頭行列。
どちらも大勢の人が集まるビッグイベントですよ。
国際通りをテクテクと歩き、牧志公園にやってきました。牧志公園 公園・植物園
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旗頭行列の一番手は東一番(牧志)。
行進は毎年【東】と【西】が交互に行いますが、更に【東】と【西】の中でも順番が変わります。
しかし、東一番と西一番は毎年固定。
それぞれの一番手で登場しますよ。
私たちが牧志公園を訪れた時は、東一番の参加者たちがこちらの神社で参拝をしていました。 -
ただ今記念撮影中。
これが終わると、出発式が行われる壺屋小学校へ移動。 -
ちょっと照れくさそうな女子学生。
暑いけれど、頑張ってね~! -
こちらはさいおんスクエアにいたガッシリ体型の外国人参加者。
空手我栄(ガ-エー)に参加するのかな?
ちなみにこの男性陣は、英語圏の方ではありませんでした。さいおんスクエア 名所・史跡
-
背中を向けているのは、後半一番手で登場する西一番のメンバー。
昨年は西の7旗から始まりましたので全ての旗頭の一番旗でしたが、今年は8番目。
2019年の順番:
【東】①東一番(大結/うふむすん) ②安里(薄/ししち) ③壺屋(炎/ふぬう) ④泊(緋桐燈/ちりんとう) ⑤久茂地(盛鶴/むいじる) ⑥首里(左御紋/ひじゃいぐむん) ⑦真和志(ぼたん)
【西】⑧西一番(ハ卦/はっち) ⑨辻(子丑寅/にぃうしとぅら) ⑩久米(水仙/すいせん) ⑪若狭・松山(京判やーま/ちょうばんやーま) ⑫垣花(砂糖車/さーたーぐるま) ⑬泉崎(巴/ぐーやー) ⑭小禄(松竹梅/しょうちくばい)
地域によっては複数の旗を所有している所もありますので、来年はまた違うデザインが見られますよ。 -
組立が終わった西一番の旗頭。
村のシンボルとなる旗字は、諸葛孔明を象徴する「凱歌」の二文字が書かれています。
クールビューティという言葉がぴったりの西一番。 -
出発式参加のため、いろいろの地区の参加者たちが続々と壺屋小学校に向かって歩いています。
私達もそろそろ見学場所を確保しなくっちゃ! -
晴れると南の島は日差しがとても強いので、ウチナーンチュの装いは、長袖・帽子そしてサングラス。
ノースリーブで見物している女性たちは、高確率で観光客。 -
いよいよ行列の先頭が見えてきました。
先導役の男性の後方に見えるのは、那覇大綱挽保存会の旗。
その後方に、国旗・県旗・市旗などが続きます。
実はこの日のイベント見学が終わり、夕飯を食べに行った食事処でこの先導役(実行委員会)の方たちとお会いしましたが、大イベント成功の裏にはやはり苦労話が存在しました。 -
最初に美ら旗をあげるのは東一番。
重い旗頭の重量は60kg近くになるものもあると聞きましたが、多くは50kg前後のようです。
バランスを崩しそうになると周りにいる人たちが「がっそう」と呼ばれる棒で倒れないように支えるのですが、傾く竿を見ると思わず荷物を握りしめ、逃げる体勢に入る私たち。
横に座っていたウチナーンチュのおばちゃまでさえも「怖い!」と言って逃げ出そうとするのですから、私たちもハラハラ・ドキドキです。
竿の傾きをコントロールしているのはベテラン勢。
倒れてこないというのは頭の中で分かっていても、竿が傾けば自然と手や足に力が入ります。 -
「そろそろ孫の出番なので応援に行ってきますね」と立ちあがったのは、隣に座っていたウチナーンチュの女性(画像)。
旗頭を見るのに良い場所を教えてもらったり、ウチナー天ぷらもご馳走していただきましたが、実はこの方とは初対面でした。 -
お孫さんが何処にいたのかはわかりませんが、青空に舞う安里の旗頭。
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竿が傾く度に沿道から「わー!」や「おーっ!」という声が聞こえてきますが、直ぐに旗方(はたほう)が支え棒(がっそう)でガシッと竿を固定します。
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今度は壺屋の旗頭。
大人の動きに合わせて小さな旗頭を舞わせていたのは、恐らくお姉ちゃんと弟。
可愛い姿に、ほっこりしました。 -
泊。
かなり暑い日でしたが、子どもたちも保護者と一緒に頑張っていましたよ。 -
銅鑼(大人)の横で鉦子(しょーぐ)を演奏していた男の子。
大人顔負けのリズム感でビックリ! -
泊の旗頭。
-
その後方からやってきたのは、こども用の旗頭。
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久茂地はがっそうを使わない一人持ちのため、旗頭の重さは軽め。
このイベントでは女性(この時は高校生)が旗頭の説明アナウンスを担当していますが、久茂地だけは日本語と英語の両方でアナウンスをする男性がいますので、他の地区とはまた違った楽しさがあります。
皆さんも、「レディース & ジェントルマン, ディス イズ ティ~~~ム クモジ!」を聞いてくださいね。 -
首里は、体育会系の掛け声と共にスタート。
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2020年追記:
このイベントが行われた同じ月の31日に、首里城が焼失。
大綱が切れたのはこの前兆だったのでしょうか。
頑張れ首里! -
消防隊員が見守る中で登場したのは、真和志の旗頭。
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晴天でしたので、さんま―がキラキラと光り輝いていましたよ。
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旗頭の前で行われていた空手我栄。
今日はテレビ局のカメラマンも大忙し。 -
西一番は、白&黒を基調としたクールな旗頭。
しかし良く見ると、少しだけブルーも混ざっています。
余裕すら感じる演舞だった西一番。 -
色使いが綺麗な、辻の旗頭。
https://youtu.be/TBJ-UO7AFRM -
電線などがある場所では旗頭を寝かせて移動させますが、演舞場所に来ると再び竿を立てていきます。
これを何度も繰り返し、牧志駅近くから県庁前まで国際通りを移動。 -
演舞開始。
手の位置に注目しましょう。
屈伸を何度か繰り返しながら、持つ位置を徐々に下にずらしていきます。 -
手がこの位置まで下がってきました。
-
最終的には、一反帯とよばれる腰の帯に旗頭を載せます。
-
先程も記載したように重さ50kg前後の旗頭。
奥さんやお子さんを担いで屈伸している様子をイメージしてください。
更に竿のバランスもコントロールしなくてはいけないのですから、これがいかに大変なことかお分かりいただけるのではないでしょうか。 -
美ら旗は数名の旗持が交替で行いますが、旗頭受け渡しの時にバランスを崩しやすいので、竿の傾きを見ながらがっそうを持った人たちが近づいてきます。
ベテランからベテランに交替する時は演舞の位置もそれ程変わらないので安心して見ていられますが、身体の線が細く経験も浅い若手(高校生など)に変わる時は旗頭のバランスをコントロール出来ず、先輩の助けを借りながらの美ら旗。
しかし数年後には、立派な旗持ちとして余裕の演舞を披露していることでしょう。 -
辻の次にやってきたのは久米。
行列に参加しているウチナーンチュの女性達は、日除け対策で全身をカバーしていました。 -
がっそうで竿が傾かないようにコントロール。
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この地区は複数の旗頭を所有しています。
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すぐ傍で取材をする人たちの腕章は手書き。
渋いなー! -
続いては若狭・松山の旗頭。
見るからに縁起が良さそうな、鶴と亀のデザインです。 -
旗持のすぐ横(後方)で、次の旗持が体をほぐしながら待機。
その男性が旗頭を持っている人の背中を叩いたら、いよいよ交替です。 -
こちらのぶら(ほら貝)も簡単そうに吹いていましたが、かなり練習しないと音が出ないのでしょうね。
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垣花の空手我栄。
イケメン高校生(多分高校生)の演技がとてもキレキレで、格好良かったですよ。 -
さーたーぐるまと書いたシャツに、手書きの腕章を付けた垣花の広報。
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泉崎は、平和と豊年を呼び寄せるみるく様(弥勒)が登場。
八重山の豊年祭でしか見られないと思っていましたが、これはラッキー!
https://youtu.be/DxoCrphhef0 -
サ~サ~サ~サ~ッ!
ここの旗頭は派手な感じではないのですが、スローテンポで揺れるさんまーの動きがとても優雅。 -
小禄の旗頭。
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総重量は45kgと軽めなので、摺り足もバッチリ!
左右交互に足を動かしなら、更に屈伸を続けます。 -
旗頭の向きも殆ど傾くことなく、オオトリに相応しい演舞で見惚れてしまいました。
実に素晴らしい! -
この後14旗全ての旗頭は国際通りを沖縄県庁&パレットくもじの交差点まで移動し、午後に行われる大綱挽会場の県道58号線へと移動していきました。
見応えのある旗頭行列…是非大綱挽と一緒にご覧になってくさい。
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旅行記グループ ガチマヤ~の旅(沖縄編)①
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