2019/09/19 - 2019/09/19
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sallyさん
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旅行先に決めるまで「ハンガリーのブタペストといえば国会議事堂」それくらいしか知らなくて、でも、いつか見たい建物のひとつでもありました。ハンガリー・ブタペスト滞在2日目、国会議事堂に行って参りました。
が、諸事情により英語ツアーに参加したら、言ってること全然わからなかった。・・てぇわけで、買ったガイドブック等々から「そうだったのね」と、後からわかったことを付け加えて作った旅行記ですが、よろしかったら。
- 旅行の満足度
- 4.5
-
トラムからの1枚
時刻は15:00すぎ、
そう、あちらに見えるのが「ハンガリー国会議事堂」です。 -
ドナウ川沿いに走るトラム2番線に乗り北上、アパートから11分。
この2番線はちょうど、国会議事堂前にある”Kossth Lajos ter コシュートラヨシュ公園”の前を通るので、国会議事堂をゆったり眺めながら、北側にあるビジターセンターに到着する便利な路線。 -
国会議事堂見学はガイドツアーでのみの見学で、予約は英語ツアーの15:30スタート。
思えば予約したのは、チケットを取ったのは1ケ月前。 -
1ケ月前のこの時点で、わたしが滞在する9月中旬の4日間の午前中のガイドツアー(英語)は、すべて埋まっておりました。
ここだけはしっかり見たくて、日本語ガイドツアーを探してみたのですが、”ひとり参加”はやたらお高くて(3時間で17,000円だって?!)。
よって、国会議事堂側で設定しているツアーの5言語「ドイツ語、ロシア語、スペイン語、フランス語、英語」から「英語」で予約。・・・結果、言っていることはほとんどわからなかった。 -
見学案内所、ビィジターセンターは立派なもので、電光表示で集合がかかっているツアーの言語と時間が表示されていました。
ただ、、列が整理されていないので、同じ時間帯の英語とロシア語ツアー参加者がごちゃごちゃと、ワラワラと集まる。そのまま、チケットの二次元バーコードを読ませて入る回転バーの前は、当然、、混雑、、ちょっとカオス。 -
国会議事堂の見取り図。上がドナウ川、右が北側。
真ん中のドームを挟んで、北側の貴族院と南側の代議院、100年前の建立当時は2院制だったのだろう。 -
現在のハンガリー国会今は一院制で南側しか使わないということで、
ドームとドームから北側にある貴族院部分を見学者のために解放しているそうです。 -
見学順路は、「第17門」から入り、この図の下側(東側・コシュート広場)の廊下をたどり、ドーム天井のある「キューポラの間」へ、今度は上側(西側・ドナウ川)沿いを辿り、「貴族院本会議場」をみて、ドナウ川を左手に眺めながら回廊を歩く、、というコース。
-
建てられたのは1904年、
1885年から約20年かかったそうです。 -
建築様式的にはネオゴシック様式とされているようですが
内部は、ゴシック、ルネッサンス、バロックの折衷様式だとか。
廊下へ上がる階段までで、すでに”キラキラ~、黄金の空間”にちょっと驚き。 -
赤い絨毯の敷かれた、中庭を囲む2階の廊下。
向こうの角を曲がり伸びる廊下が、コシュート広場に向かう面です。 -
そして、そのコシュート広場向きの廊下に置かれた”タバコ置き”。
ここは、あとで見学する貴族院議会場が近いのだけれど、熱くなった議論の休憩にこの空間にきて”葉巻”を吸いながら、ステージオフの会話をしたらしい。
この真鍮のタバコ置きには番号が書かれていて、誰がどこに置いたかわかるようになっているそう。日本でいう”根回し”活動もこんな空間で行われたのかも。 -
いよいよ「クーポラの間」ドーム型の天井の下の空間と、そこに続く正面玄関からの大階段へ
-
わ~、なんだここは。
真ん中の踊り場で分かれて左右に階段が。
オペラの劇場みたい。 -
天井のリブの間に描かれた模様に花が散らされていてかわいらしい。
-
よく見ると4つの旗が配されている。
これはかつての「ハンガリー王国領」だった国々の紋章だそうでーどれがどれなのか不明だけれどー、このなかにい赤と白のチェック「クロアチア」が含まれている。・・・クロアチアまでハンガリー領だったってこと? -
この”大装飾階段”は、正面玄関から上がってくるところで、この先に
-
星型を模したような、大クーポラの空間がありました。
外観でいえば、大ドームのもとがこの空間になるわけで、
16角形の星型(?)がなんとも独創的、、、 -
正面玄関から大階段を登り、ドアのような仕切り的なものはなにもなく、もちろん、16角形の支柱の柱が配されているのだけど、「別空間」でなく、正面玄関からずず~っと上ってきたら、まっすぐこの空間なのです。
なぜに、そのアプローチのストレートさに驚くかというと、このドーム型の天井に、ハンガリーで一番(たぶん)大切な国の宝物があるから。それは、 -
こちら、王冠です。
この巨大クーポラのもとには、強靭なガラスの箱に入れられた、ハンガリー王国戴冠のための品々が保管されているのです。 -
戴冠式に使われる品々は宝物なので「戴冠宝器」と呼ばれるようですが、その5点のうち、マントを除いた、王冠、宝珠、王笏、王剣がここに飾られているそう、、、 -
・・そうなんですが、なんと近くで見ることができないのっていう。
それはちょっと残念でした。
というのは、この周りに軍人(だと思う)が、それも”見目麗しい背の高い”ハンガリー衛兵隊の方がいらして、近寄れないようになっていまして。
ちょうど時間がぶつかったのか、この衛兵の交代式を見ることは出来たのだけど、それより十字架が曲がったままの王冠がみたかった。
ところで、これ、、あれに似てるかな。 -
こちらはマチャーシュ教会にあった「王冠のレプリカ」、この翌日に行った時の写真。
やっぱりちゃんとしたレプリカなのね。
七宝焼きで描かれた王族の姿の、どことなくマンガちっくなところがちゃんと似ている。(あたりまえか)
マンガちっくというべきでなく、言うなれば、このプリミティブな線はヴィザンチン様式だそう。この王冠は、ヨーロッパで現存する中で最も古いものに属するそうです。 -
それから、この16角形という”角数”に意味ありそうな空間で、当然意味があった。
ハンガリーの国王歴代の16人を讃えての16。
そして、それぞれの支柱にその方々の彫像がある。このかたは”なんとか首長”というかた。おそらく相当古い年代の方だから、この地にたどり着いたマジャール族の長、、なのか?
それと、ハンガリーといえば、忘れてはならない”オーストリア・ハンガリー二重帝国”。かつての領主、その関係での”気遣い”なのか、この16人にはマリア・テレジア女王も入っているそうです。(みられなかったけど) -
なお、クーポラ空間は撮影禁止なので、この「議事堂ガイドブック」から貼りました。
帰りにビジターセンターで買いました、800円くらい。
(これ、入る前に買えば良かったんだろうな、わたしのようなひとは。) -
「議員ラウンジー談話室」です。
クーポラに続いた空間にあり、というか、この後に見学する「本会議場」の隣にある。
この丸い椅子、ゆったりカーブを描く天井、そして、ピンク大理石の柱のそれほど高くない位置に取り付けられている彫像の数々。 -
ぶどう栽培をする人々の彫像があったり、
-
このひとは、なにか作物をたくしあげたエプロンにいれて運んでいる、
-
この若そうにみえるお兄さんは、骸骨を手に。葬儀屋だろうか、本をもっているから解剖学者?
他に鉄道員、料理人、漁師、電気工事人、郵便配達人、さまざまな職業の「市民の彫像」がこの議員談話室の空間を見下ろしている。実はこれが見たかった。
国を支える市民あっての代議員ということか。議員とはなんぞやの原点を思い起こさせる彫像たち、しかもどれもこれも美しい。これらもやはり、ハンガリー陶磁器といえばの”ジョルナイ”の技術が生かされているらしい。 -
絨毯は青。
”議員は、働く市民の持つ「赤い」血ではなく、青い「血」をもって仕事にたずさわなければならない” という意味だそう。
青い血・・・。
この絨毯の花柄だとか、天井のフレスコにも花のモチーフがあり、土を近くに感じたい民族性みたいなものを感じる、、ような、、気がする。わからないけど。 -
そして、そして、この驚きの空間は、
-
「貴族院議会場」でした。
-
馬蹄型の議会場、2階、3階はビューイングなのか、野次用の席なのか(野次・・・あれは日本だけか)、、
この写真の1階部分の突き当たりの部分から見学したわけで、、 -
見上げると、これだもの、、
建設中だった時代の首相が、国会議事堂建設において「倹約は一切不要」と言ったそうだから、さも、、ありなん
、、いやいや、これ豪華すぎるでしょ。 -
あの天井の、、あれ、日本の格天井に似ているな、、しかし縁取りは金色、
それがめくるめくカーブを描き、頂点にたどりつき、ターンして、、この金色の縁取りみているだけで、、目がまわる。
そして、
回り廊下には、ルネッサンスの教会にあるようなトレーサリーのフレームが。 -
”こんなところで、議論できるかーい。”
が、正直な感想でございます。
しかも、もうひとつあるって。
「代議員議会場」として、これと同じものが南側にあるって・・・
ハンガリーってすごい財力あったのね。 -
ところで、このような彫像をみていて思ったのですが、、
このひとたち、昔アジア人だったなんて全然思えないよね。 -
今回ハンガリーに来るまで知らなかったのですが、ハンガリー人の祖、マジャール人と呼ばれる人々は昔アジアにいて、土地を離れ西へ西へと向かい、この地を征服した人たちなのだそうで。ただ、神聖ローマ帝国と戦い破れて方向転換を迫られ、それまでの宗教を捨てキリスト教を受け入れざるを得なくなり、その後ローマ法王から戴冠してキリスト教国のひとつになった、、、と。
-
ふぅ、それが西暦1000年というから、まぁざっと、一千年前・・そうか、まぁ無理もないか、それくらいの長きにわたり混血を繰り返せば、顔にアジアは残らないか。
では蒙古斑はどうだろう・・・? -
結構あっという間の40分でした。
-
最後に資料室があって、ここが面白かったです。
これもできれば最初に見たかった気もする、順路的に無理だけど。 -
ハンガリーの国会議事堂はイギリスをお手本にしたそうですが、なんと大きさもほぼ同じ。というか、ハンガリーの方が幅は3メートルも長い。
ウィーンにあるオーストリアの国会議事堂と比較しているところがミソで、
”内政権を得てウィーンの支配から独立して国会を持てるようになったハンガリーにとって、国会議事堂はマジャール人、民族の誇りとしてウィーンより華麗で立派でなくてはならなかったのだろう”、、とは外山純子さんの「ブタペスト物語」から。
、、、なるほどねぇ。 -
見学した北側の断面。
-
ここにはモニター付きのオーディオガイドがあって、そのなかの幾つかに、
-
日本語音声がありました。
この機器には、イヤホンがなく、まわりの空間にも聴こえる大きさの音声が流れます。たまたま同じ英語ツアーに日本人のご家族と思われる方が4人いたので、ご覧になるかなと流して見ていました。
このご家族には入場のタイミングでおなじグループに日本人がいるなぁ(この旅で初めて日本人に会った)と思っていた。
そして、入場の際、あの混乱したカオスのような入り口付近で、この家族のお母様が、ひとりで来ていたわたしを、無言ながら何気なく先に行けるよう促してくれたりして、優しい気遣いを頂きました。
お話しすることはなかったけれど、異国の地で触れる同国人の心遣いが有り難く、痛み入りました。 -
帰りに乗ったトラム2番線の車内から撮った1枚。
あの正面玄関から、あの赤い絨毯の敷かれた大階段が続いていたのね。
内部の煌びやかとは結びつかない白く清廉な、どこか女性的な外観が、内部見学のあとではかえって印象的。 -
18:00頃、アパートの部屋に戻りました。
スマホ充電のために一時帰宅、、、このあとはどうしようか。
ブタペストの夜の街を夕ご飯を求めてぶらぶら・・編に続く。
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