ブタペスト day3-3 夜のドナウとアールヌーボーの建物と。

2019/09/19 - 2019/09/19

すっかり忘れていたブタペストの夜景。
現地にいるときは観に行くのを失念しそうになり、帰って来た今は観に行ったのさえ忘れかけていた。自分は夜景にそんなに興味が湧かなないタイプと前から思っていましたが。

ブタペストといえば”ドナウの真珠”と呼ばれた、”ダニューブ”川（英語名だとそうらしい、最近知った）沿いの景観、その夜景と、帰り道に発見したヴァーツィ通りのアールヌーボー建築を入れて旅行記にしてみます。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.0

部屋で夕ご飯を食べたあと、しばし逡巡したのは、”そうだった、この日はブタペスト最後の夜。ドナウ川沿いの夜景を観に行くべきなんじゃないか、、”と。

でも、寒いんだよなぁ、、本来、出不精な性質だが、行かないときっと後悔すると思って出かけたのは21時ちょっと前。ライトアップってまだ間に合う？と思いながら。

国会議事堂が正面に見える”Batthyány tér　駅”まで　Deák Ferenc tér”駅から１０分。

ブタペストのハブ駅”ディアーク・フェレンツ・Deák Ferenc tér”駅で乗り換えです。

ブタペストの地下鉄では、この前に滞在したベルリンの地下鉄より良かったと思う点が、これ。

「今いる駅」、「次の駅」の表示がされていること。東京メトロもこうだよね、今いる駅、次の駅、電車の進む方向の矢印もある。

これがベルリンではないのです。

こちらはブタペストではなくベルリンの地下鉄駅。

ベルリンでは、電光表示に最終目的地は出てるんだけど、次の駅名がパっと見てわからない。近郊を歩くことが多い観光客にはちょっと不便では、、と、合理性には自負を持っているであろうドイツ国民に物を申しちゃうわ。

そんなことを書くと、

ドイツ国民に、”ここに出てるでしょ”って言われそうだけど、
これ、この柱にコソっと付いている路線駅名の板、見つけづらいんだ・・

（これもベルリンの地下鉄の写真です、念のため）

さて、そんなこんなで、、

Batthyány tér　駅に到着、この駅から地上に上がると、ダニューブ川（ドナウ川）を挟んでちょうど国会議事堂を正面に眺める具合です。

夜景を撮るのは難しい。

今回実はミラーレスカメラをレンタルしてきたのだけど、標準レンズじゃ大したことないんだなと知ったのは旅が始まってすぐだったり、、

でも、あれ、手前の手すりのを入れて撮った自分と国会議事堂の写真は、割りに明るく撮れてたみたい。。

（手だけ入っちゃってますが。）

あの橋は、、橋脚が分厚いから、、「セーチェニ鎖橋」、、か？

前にも書いたがブタペスト滞在中はずっと方向音痴で困った。
事前に地図を見て来なかったせいで、自分がどこらへんにいてというのが頭のなかでプロット出来なかったのが理由か。

”Google map頼り”は道に迷わなくて便利だけど、自分中心の地図で歩いていると東西南北がわからないままだから、方向音痴に陥りやすい。

紙の地図を片手に歩いた世代の矜持として”それでいいのか？”感があった今回。（”矜持”とか言っちゃうけども）

もうちょっと地図をしっかり眺めて来ないといけないな、とブタペストの最後の夜にして自戒。

さて、夜の国会議事堂も見たことだし部屋に戻ろうか、、

と、その前に”お土産のチョコレートが足りてなかった気がする・・・”と、２２時まであいているスーパーに寄ることに。

Deák Ferenc tér駅に戻って　SPARというスーパーへ。

このSPARって日本にもあるよね？

22時閉店の10分ほど前に入ったけど、立地もあってかたくさんお客さんがいました。

「立地」で思い出したのですが、滞在アパートで当初検討していたのは、ここからすぐの部屋でした。ハブ駅まで徒歩5分がウリ。窓がなくと、バスタブがあったので、却下するには悩ましかったな、ちょっぴり。そこに滞在していたら、どんな日々になっただろう。

SPARをでたら通りの向こうに、独特な建物。二本の塔があってちょうどベレー帽をかぶっているような・・・

これ、あとで知ったのですが、シナゴーク（ユダヤ人の教会）でした。行きたいと思っていたブタペスト最大の規模の”ドハーニ・シナゴーク”でした。

帰りはちょっと暗い道、、、

バッグを前に足早に歩く、、さらに足は相当お疲れモード、、

なのに、「Vaciヴァーツィ通り」というアパートまわりの見知った大通りに出てきたら、つい、また回り道して他の建物を見たくなり・・・

ここは、何？

ホンモノの古い建物なのか、古い建物風に作った新しい建物なのか、ライトアップされていると、わからないなーと思いながら、、、

建物のなかにガラス張りのアーケードがある、、、

” PARISI UDVAR”って表示があるけれど、

なんだろう？

・・・2011年頃の写真。
ちょっと調べたらこんなのが出てきた。

昔はアール・ヌーヴォーのショッピングアーケードだったらしい。でも、テナントがだんだん減り、、、荒れてしまっていたのを、ホテルに改修したらしいです。この部分が今はホテルのゴージャスなロビーに生まれ変わったというわけ、かな。

https://www.hyatt.com/en-US/hotel/hungary/parisi-udvar-hotel/budub

赤印「City SPAR」によって、→　地図下側の黄色☆印　「Parisi Udvar」（このホテル）を見つけて　→　地図の真ん中あたりにある「ブダペスト滞在先（アパート）」を通りすぎ、地図左側のドナウ川沿いに夜景を見に行った、、、という。

そして再び、（自分でもよく歩いたな、と思うが、、）ペスト側からの夜景も確認しておこうと、ドナウ川沿いに。

あっちに見えるのは、ふたたび「セーチェニ鎖橋」。

さっきはこの川の先の左側（西側の岸）から南方向に「セーチェニ橋」を眺めた具合か。

考えてみたら初日に、この夜景は見ていたのだが、そのときはすっかり忘れてしまっていた。

それに、、

この日、ちょっと痛い思い出になったこのノートのこの景色、、

これがここからの夜景だったと確認できたわけだし、、、

っていうか、このノートの方が実際より迫力あるな、、とか。

まぁ、良いでしょう。
”ドナウ川をこんなに毎日見られるなんて、ブタペストに来たかいあったわ”ってことで。

ブタペスト３日目が終わってしまいました。
明日は帰国です。

つづく。