ちょっと早めの夏休みでロシア旅行　その7　サンクトペテルブルクで屋根歩きツアーに参加！

2019/07/29 - 2019/07/29

16時に昼ご飯（？）を食べて観光再開。
カザン大聖堂を見学したあとに向かったのはすぐ近くのストロガノフ宮殿へ。
ここで友人にちょっとしたトラブル勃発。
ストロガノフ宮殿はビーフ・ストロガノフの元になった人の宮殿。
行って気づいた！
前に来た時、ここの中庭のレストランでツアーの人達と自由行動の時間に夕食食べた！
あの時はツアーの人がお店を決めてくれたので言われた場所に行っただけでお店がどこにあるとか全然覚えてなかったけどここだったんだ。
見た途端に思い出した。
記憶って不思議。
そのあとはリバークルーズへ。
ちょっと寒かったけど座っているだけでいいのは楽ちん。
そして最後は昨日中止になった屋根の上を歩くツアーへ。
これがめっちゃ楽しかった！
詳しくは旅行記をどうぞ。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

カザン大聖堂のあとに向かったのはストロガノフ宮殿。
ここもサンクトペテルブルクカードで入れる。
が、ここで友人にちょっとしたトラブル発生。
冊子に付いてるストロガノフ宮殿のページのチケットが切り取られていてなくなっている…。
どうやらさっきの大理石宮殿のチケット窓口で大理石宮殿とストロガノフ宮殿のページを間違えて切り取られたみたい…。
チケット窓口の人がおばあちゃんで英語通じないので私の冊子も見せながら理由を説明。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11546132
の続き。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

ということで事なきを得てなんとか中に入れてもらった。
窓口の人おばあちゃんで動きゆっくりしているので…入るのに時間かかった。
入るときもパソコンに一生懸命コード入れてるし…もっと自動化すればいいのになぁ。
1階は写真がひたすら並んでいるだけだったので…

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

階段を上がってささっと2階へGO！

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

まず最初の部屋はダイニングルーム。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

この部屋で面白いのはこのシャンデリア。
普通のシャンデリアと柱に見えるけど…よ～～く見ると半分しかない。
鏡があることで普通の丸い形に見えるようになっている。
こんなのよく見ないと分からない！
これ面白い！

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

食器の展示。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

この家を建てたストロガノフ伯爵家は帝政ロシア時代の大富豪。
有名なロシア料理、ビーフ・ストロガノフはこの伯爵の名前にちなんでいる。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

建物は18世紀半ばの建設。
華麗なロシア・バロック様式の好例として知られている。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

壁の絵が素敵。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

これは燭台かな？

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

こちらは一番奥の鉱物標本の間。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

天井には大きな銅のシャンデリア。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

本棚に置いてある本は…よく見るとニセモノ(^_^;

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

棚には鉱物標本がある。
まぁだから鉱物標本の間なんだろうね。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

こちらがストロガノフ伯爵。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

この部屋も大きかった。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

天井にはシャンデリア。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

暖炉も。
寒いロシアには欠かせないよね。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

壁には絵画がこれでもかと掛けられている。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

この部屋も綺麗だった。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

壁のこの漆喰彫刻が素敵。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

ちなみにストロガノフ一族は1917年にロシア革命が起こると、白軍に参加し、国外に亡命。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

そしてロシア国内の所有地は没収され、国有化された。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

なのでストロガノフ宮殿は、現在、国立ロシア美術館の一部を構成している。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

その関係で一時は荒廃していたと思われるがいまは見事に復元されている。
この色の大理石って珍しいような。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

歴史を勉強していると共産主義という思想が出て来た頃は「みんな平等で共産主義は素晴らしい！」みたいな事を言われていたけど…実際は働いても働かなくても暮らしていけるとなると…みんな働かなくなっちゃってうまく機能しなかった。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

だから旧ソ連は崩壊したし、ロシアも今は共産主義ではない。
中国も同じ。
じゃあ完全に資本主義かと言われるとちょっと違う気もするけどね。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

難しいなぁ。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

見事な天井画。
ストロガノフ宮殿を1時間弱見学。

ストロガノフ宮殿 城・宮殿

このあとリバークルーズに行こうと思っていたので実はストロガノフ宮殿を時間を見ながら見学。
おかげで18時発のリバークルーズに余裕で間に合った。

ここもサンクトペテルブルクカードで無料。
最初に乗ったときはこんな感じであんまり乗る人いないのかな？と思ってたら出発の5分くらい前に別の船が横付けされて人がいっぱい乗ってきた。

待っている間に横の建物を見ていると…カルティエのお店発見。
中央の茶色い建物1棟がカルティエっぽい。

そして18時リバークルーズスタート。
ガイドさんはロシア語オンリーなので何言ってるのかさっぱり分からなかった(^_^;。
でもこのガイドさん1時間ずっとしゃべりっぱなし。
言ってること分からないけどすごいと思った。

船はまずネヴァ川に出た。
ちょっと風があって肌寒いけどなんとか雨は降っていないのでまだマシかな。
膝掛けがそなえつけられているので借りている人もいっぱいいてた。

川に浮かぶ帆船。

明日行く予定のペトロパブロフスク要塞。

さっき行った大理石宮殿。

まず見えてきたのはトロイツキー橋。

この橋はペトロパブルフスク要塞へ行く橋で交通量も多かった。
金色の装飾が綺麗な橋。

船はネヴァ川からフォンタンカ川に入っていった。

ネフスキー大通りのアニチコフ橋。

さっき行ったストロガノフ宮殿。
ピンク色の建物が特徴的ですぐ分かる。

サンクトペテルブルクの街はエカチェリーナ2世の都市計画によって作られた。

運河にはこのLomonosov橋のような個性的な橋がいくつもかけられて…

建物の高さは統一された。
パリのシャンゼリゼ通りや大阪の御堂筋も同じ様な都市計画で建物の高さが同じだよね。
まぁ大阪は当時の関大阪市長がパリのマネしたんだけど。

この素敵な建物はなんだろう？と地図を見るとどうやら病院らしい。

お天気がちょっと良くなってきた！

ニコライ聖堂。
ここは明日行く予定。

マリインスキー劇場の手前に個性的な建物があったのでパチリ。

マリインスキー劇場が見えてきた。
ここは明日バレエ「ジゼル」を観劇予定。

こっちはマリインスキー劇場2。
川を挟んでマリインスキー劇場と向かい合って建っている。

ユスポフ宮殿。
ここは行くつもりだったんだけど…サンクトペテルブルクカードで入れなかったので今回はパス。

この建物のアールヌーヴォーだな～。

これも素敵。
でも場所的に後で行くのは厳しいな。

リバークルーズは1時間ほどで終了。
1時間本当にず～っとしゃべりっぱなしだったガイドさんはすごいと思う。
出来ればロシア語だけじゃなく英語も少しでいいからしゃべって欲しかったけど。

さて、次に向かったのはこちら。
プイシュキーヤ オン ジェリャボヴァ 25。
人気のプイシュキ屋さん。
お店の前は大行列。
20分位並んで…

プイシュキーヤ オン ジェリャボヴァ 25 カフェ

頼んだのはこちら。
コーヒー35RUB
プイシュキ　1個　15RUB×3
というかメニューはこれしかない。
セルフサービスでカウンターで頼んで空いてる席で食べる。
カフェというより食堂の雰囲気。

プイシュキーヤ オン ジェリャボヴァ 25 カフェ

プイシュキとはロシアのドーナツ。
ものすごく軽い。
口に入れたら溶ける感じ。
なので1個頼んでる人っていなかったみんな３～10個くらい頼んでた。
1個15RUBだしね。
食べている間かわいいロシア人の男の子と相席。
お母さんが並んでいる間男の子は座って待っているように言われたみたい。
ロシア語だから何言ってるかは全然分からないんだけどなんとなく通じ合う。
テーブルにあった紙ナプキンで折り鶴折ってプレゼント。
笑顔がめっちゃかわいかった。
写真撮っとけばよかった…。

プイシュキーヤ オン ジェリャボヴァ 25 カフェ

まだ時間あるなぁってことですぐ横のツム百貨店に行ってみる。
ここは日本の百貨店みたいな感じで化粧品とか服とか売ってた。
旅行者はあまり縁が無いかな。

そろそろ時間かなと屋根歩きツアーの集合場所へと向かう。
ネフスキー大通りにZARAがあるのを発見。

ネフスキー大通り 散歩・街歩き

なんかオブジェっぽいのもある。

小さな入口でちょっと分かりにくかったけどパッサージュがあった。
宇宙人のオブジェが謎だけど綺麗なパッサージュ。

パッサージュ百貨店 百貨店・デパート

エリセーエフ商店の横は歩行者天国となっていてこの歩行者天国に入って右手の壁の上方に小さな猫の像。
ネコの像に向かってコインを投げている人多数。
ネコの像の場所にコインが乗れば幸福になれるとか。

ネコの像 モニュメント・記念碑

猫の名前はワセリサ。
第二次世界大戦中、当時レニングラードと呼ばれていたサンクトペテルブルグはナチスドイツの軍隊に包囲された。
その期間は900日にもおよび、爆撃や飢餓によって多くの市民が犠牲となり、その数は70万とも100万ともいわれている。
人びとは生き抜くために、犬や猫を含めたあらゆる動物を食料とした。
1944年1月、ようやく包囲は解かれたが、猫さえも食べ尽くされた街にはネズミが大発生し、人びとを困らせた。
そこで近郊の村からネズミ駆除のために猫が送り込まれた。
ワセリサはこの出来事を記念した像。

ネコの像 モニュメント・記念碑

コインを投げるのを見物していたら投げていた人が「あそこにもいるよ」と向かい側の建物のネコの像を教えてくれた。
これは教えて貰えないと気づかなかった！
ありがとう！

ここから少し歩いて…

21時少し前、屋根歩きツアーの集合場所に到着。
既に人は集まってきてた。
英語ツアーのガイドさんとロシア語ツアーのガイドさんがいてた。
英語ツアーのガイドさんが声をかけてきてくれたのでバウチャーを見せると電話番号を確認される。
どうやら電話番号で確認をとってるみたい。
英語ツアーにさんが予定の人が来ないみたいで15分程待っていたけど来ないので先に出発することに。

集合場所から少し歩いて屋根歩きをするアパートに向かう。
ガイドさんとちょっとおしゃべり。
サンクトペテルブルクが思ったより寒いというと去年は暑かったけど今年は涼しいらしい。
話している間にアパート到着。

屋根歩きをするのは普通に人が生活しているアパートらしい。
なのでここに静かにしてね、とのこと。
アパートのドアを鍵で開けて中へ。
5～6階建ての建物だけどエレベーターなんてものはないらしい。

なのでみんな静かに階段を上がる。
一番上の階の人はこれを毎日降りたりあがったりするのか…。
忘れ物したら悲劇だな…。

一番上に行くと再びドアの鍵を開けて屋根裏部屋みたいな所でちょっと待機。
荷物はここに置いてOKとのこと。
英語ガイドさんが電話をしながら降りてっちゃった。
どうやら遅れてきている人を向かいに言った模様。
みんなこの細いはしごを上がっていったので一緒に上がってみると…

屋上みたいなところに出た。

ちょうど夕陽が沈むところが見える！

が、この屋上、かなり無理矢理作った感じで…テラス…というにはあまりにも…

こんな感じで危険(^_^;
上がるのもはしごだし、無理矢理作ったんだろうなぁ～ってのがありありと分かる。

とりあえず屋上を一周してみる。

エルミタージュ美術館からはちょっと離れているのでちょっと見えないかな。

サンクトペテルブルクって建物を横から見ると綺麗だけど上から見ると…修復されていないのかこんな感じで屋根は結構ヒドイ状態。
これは上から見ないと気づかないね。

真ん中の夕陽の近くに見えるのは聖イサクだったような気がする。

所々に見えるクーポラ。

見学してる最中に遅れてきた若い女の子2人が合流。
なんか妙な英語しゃべってるなぁ～と思ってたらあとで分かったけどシンガポールの子達だった。

このあと別の場所に行くね、って事だったので移動。

てっきり別の建物に行くのかと思ったらさっき荷物を置いた部屋を通って今度ははっきりと屋根裏と分かる場所を歩いて行って短いはしごを上がると…

屋根の上に出た！

これこれ！
これがしたかったの。

まさに屋根歩きツアー。

この黒い色の部分が滑り止めが張ってある部分なのでこの上を歩いてね、とのこと。
電線とかは触っちゃだめだよ、と注意を受ける。
いくら滑り止めがあるとはいえ足元斜めなのでちょっとヨタヨタ。

みんな屋根の上で決めポーズ。
インスタとかに乗せるんだろうな。
インスタとかSNSやってないので見てるだけ。

眼下に広がるのはネフスキー大通り。

どうやら上がったアパートの屋根はネフスキー大通りに面した建物まで繋がっていたらしい。

屋根の上を歩くという超非日常的なツアー。
陽が落ちてから一気に暗くなって夜景になってきた。
このツアー超オススメ。
参加したのは下記↓
https://www.tripadvisor.jp/AttractionProductReview-g298507-d12965168-The_rooftop_tour_in_St_Petersburg-St_Petersburg_Northwestern_District.html
「サンクトペテルブルク　屋上ツアー」とかでも検索出来る。
私が参加したのは2000円位だったんで内容的にどうかな？と思ったけど十分満足。
まぁ突然当日に英語ツアーがキャンセルになったけどね（笑）。
翌日の予定が空いてて本当によかったわ。
他にも似たようなツアーがいっぱいあるみたい。

夏のロシアは日が暮れるのが遅いので21時スタートのツアーなら夕陽と夜景の両方が楽しめる。
それより早いと多分夕陽しか無理じゃないかな？

ちなみに私達は事前に申し込んで料金も支払済みだったけど他の人達はツアー開始時に払っている人がほとんどだった。
英語ツアーに参加してたオーストラリア人はホテルで申し込んでいたらしくその値段がシンガポール人の子達と違ってたらしく（多分オーストラリア人の方が安かった）シンガポールの子達がなんで？？って聞いてた。
なのでホテルでも聞けば申し込めるんじゃないかな？

夜も遅いし駅までちょっと歩く場所だったので帰りはタクシーでホテルへ。
ガイドのお姉さんがYandexでピックアップの場所をここの方がいいから、と勝手に指定してくれたけど…そのピックアップの場所…どこだよ…。
Yandexアプリだと自分の現在地がよく分からないんだけど！
アプリはもう到着したよ！って言ってるので言われた方向にダッシュして待っているタクシーを無事見つけたけど…めっちゃ焦った。
今回は普通のタクシーだった。
ホテルまでは10分程で到着。

本日の歩数　30,113歩。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11547330