ちょっと早めの夏休みでロシア旅行　その4　エルミタージュ美術館新館の見学の後にトラブル発生！

2019/07/28 - 2019/07/28

観光1日目はエルミタージュ美術館の見学。
まずは本館の見学からスタート。
一応1日はエルミタージュ美術館の見学に取ってたけどもしかして早く終るかも？そしたらどうしようかな？
なんて考えてたけど…本館の見学が終ったのは15時。
しかも一部は断念してこの時間。
むしろ時間足りないし。
なんで時間余るなんて考えたのか…。
昔来たときは添乗員さんに「時間ないので15分で見てくださいね」と恐ろしい無茶ぶりをされた印象派のコレクションを○年越しにじっくり鑑賞。
が、ここでも時間が足りずに見られたのは4階の印象派のコレクションだけで２～３階の展示は時間切れで見られず。
恐るべしエルミタージュ美術館。
1日あっても足りないわ。
このあとはご飯を食べて屋根歩きツアーに参加するはずだったんだけど…どうなったかは旅行記でどうぞ。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

エルミタージュ美術館本館の見学後にランチを取って本館の向かいにある旧参謀本部の新館へ。
新館入館前に荷物チェック。
液体物は持ち込み禁止でペットボトルは入口のゴミ箱に放棄。
本館の検査よりも厳しい。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11542391
の続き。

エルミタージュ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

中に入ると近代的な造りでちょっとびっくり。
案内図とか映像だ！
思ってたのと違う。

展示室前の吹き抜け部分は舞台と客席があってイベントスペースになっていた。
展示室へはこの中央の階段を上がる。

階段を上がったところは2階。
館内地図を見ると印象派の展示室は4階。
時間的にも見たいところを先に見ておいた方が良さそうなのでまずはエレベーターで4階へ。
4階の渡り廊下の床が透明になっててスリリング！

入っていきなりルノワール「女性の肖像」。

ピカソ「裸の少年」。
いつも思うんだけど絵画の題名ってそのまんまだよね。
画家が題名付けてるんじゃなくって持ち主が付けてるとかなのか？

ピカソ「アブシン」。
アブシンってのはお酒の種類。
この女性が飲んでるのがそうなんだろうな。

ドガ「踊り子」。

ドガ「髪の毛をとかす女性」。
ドガといえば踊り子の印象が強すぎてこの絵が新鮮。

ドガ「2人の踊り子」。
踊っている場面じゃない踊り子。

モネ「ジヴェルニーの近くの干し草」。
ちなみに題名はキャプションを直訳。

ゴッホ「セント・マーチンの海」。
ゴッホで海の絵画って珍しい気がする。
結構海荒れてるけどこんなヨットみたいな海で大丈夫なのか？
などとどうでもいいことを考える（笑）。

マチス「果物とブロンズ」。

モネ「ポピー畑」
これ綺麗だなー。
モネといえば睡蓮があまりにも有名だけどポピーもいいね。

ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」。
ルノワールってこのふんわりした感じが好き。

窓からは宮殿広場とエルミタージュ美術館の本館がよく見える。

ルノワール「鞭を持った少年」。
ってこれって少年なの？
キャプションにはboyって書いてあるんだけどどう見ても女の子だと思うんだけど…。
昔は男の子にもこういう格好させてたのかな？

ルノワール「扇子を持つ女」。
これ結構有名な作品だよね。
ガイドブックでも紹介されてた。

ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」。
この人の肖像画さっきもあったなぁ。
こっちの方が有名な作品見たいだけど、さっきの肖像画の方が好きかな。

見学者は本館ほどじゃないけど結構いてる。
と言ってもゆっくり鑑賞出来るレベル。

ゴーギャン「アルルのカフェ」。

ゴッホ「コテージ」。

ゴーギャン「果物を持つ女」。
これ有名な作品だよね。
やっぱゴーギャンといえばタヒチでしょ！

展示室にはソファもあるので休憩しながら鑑賞出来る。
本館は宮殿兼美術館だったけど新館は完全に美術館の造り。

セザンヌ「桃と梨」。
うん、題名のままだね（笑）。

セザンヌ「2人の女性と子供」。
これを見た時にえ？セザンヌってこんな作品も描いてたの？ってちょっとびっくりした。
セザンヌといえば静物画がほとんどでたまに肖像画もあるけどこういう風に人物を複数描いている作品って見たことなかった気がする。

マチス「ダンスと静物画」。
自身の超有名作品「ダンス」を描いてそこに静物画を入れるって面白いなぁ。
そういえば昔エルミタージュ美術館来た時に「ダンス」見たんだけど…今回まだ見てないな。
どこにあるのかな？

ピカソ「ボールに乗る少女」。
いわゆる青の時代の作品だね。

ピカソ「道化者と仲間」。
上の作品とはタッチがかなり変わっているけどまだこの頃の作品は何を描いているのか分かる（笑）。

ムンク「白夜」。
ムンクまであるんだ！
コレクションの幅がすごい。

ルノワール「デルフト焼きの花瓶に入った薔薇とジャスミン」。
ルノワールで静物画って珍しい。
大体人物画イメージ。

ルノワール「庭園にて」。
この作品の方がルノワールらしいよね。
背景に植物描くけどあくまで主役は人。

ゴッホ「アルルの闘技場」。
右上のあたりが闘技場でメインは客席の人々かな？

ゴッホ「アテンの庭園の思い出」。
これも不思議な構図の作品だなぁ。

ゴッホ「マダム・トラバックの肖像」。

部屋から部屋への移動の際に通りかかった吹き抜けをパチリ。

まだまだ見学は続く。

マチス「音楽」。
これでなんとか4階の見学終了。
あれ？「ダンス」なかったな？
見逃したのかな？と思ったら…後日モスクワのプーシキン美術館行った時に発見。
どうやら昔エルミタージュ美術館にあった作品が現在はこの新館、モスクワのプーシキン美術館などに分けて展示されているみたい。
本館だけじゃ展示しきれないのね。
新館もかなり広いのに。

もう閉館まであんまり時間がないんだけどパンフレットに写真のあった王冠だけは見たい！
と急いで3階の展示室へ。
が、そこにあったのは王冠のミニチュア。
……写真大きさって分からないから。
どうやら本物はモスクワのクレムリンのダイヤモンド庫に展示されているみたい。
モスクワで見学予定なのでそれまでの楽しみに取っておこう！と思ってた…。
この時は…。

装飾すごすぎて時計盤がよく見えない時計…。

インペリアルエッグを象った時計。
かわいい。

どう見てもナポレオンがいたので思わず激写。
ここで時間切れ。
4階は見られたけど3階はほんの少し、2階は全く見学出来ず。
結論、エルミタージュ美術館は1日では足りない。
2日来るか、21時まで開いている水曜日に来るべき。
まぁ他に見たいところもあるからなかなかそこまで時間が取れないかな。

エルミタージュ美術館の新館を追い出されてからは21時に予約した屋根歩きツアーまではノープラン。
ホテルに戻って休憩するという手もあったけど…ちょっと中途半端になりそうなのでこの辺りでご飯食べて時間を潰すことに。
旧参謀本部の建物の横の道からネフスキー大通りに行ってみよう。

振り返ると宮殿広場！

この辺りはお土産物やさんが多かった。

サンクトペテルブルクは運河の街。
街中にはいくつもの運河があった。

運河を巡るリバークルーズも人気らしい。
これもサンクトペテルブルクカードで乗れるので明日くらいに乗ってみようかな。

ビーフ・ストロガノフで有名なストロガノフ宮殿。
今日はもう閉っている。

通りがかりの教会に入ったみたけど…普通の教会だった。

休憩がてら夕食を食べようとネフスキー大通り沿いのマーケットプレイスへ。
セルフ形式のレストランで指さして選べば店員さんが盛り付けてくれる。
選んだのはこちら。
チキンフィレのステーキ　199RUB
サラダ　179RUB
サラダにトッピングしたエビ　129RUB
飲み物のフルーツパンチ　55RUB
セルフ形式のお店としてはちょっと高めの設定かな？
サラダは好きなのを選んで入れてもらう形式。
が、ホースラディッシュがかなり辛い…。
味はまぁ普通かな。
ここでも飲み物に入れる氷は置いて無くってジュースもぬるい…。
ロシアには冷たい飲み物は無いんだろうか？
ここで屋根歩きツアーまでだらだらしゃべっててふと携帯を見たら…屋根歩きツアーを申し込んだ旅行会社から連絡が入ってた。
申込時に記載された電話番号に電話したけど繋がらないから…ということで申し込みをしたサイトのメッセージ機能を使って連絡をくれていたみたい。
慌てて内容を確認すると…21時からの英語ツアーのガイドさんが急な都合で今日来られなくなったので今日の20時からか、明日に変更して欲しいとのこと。
時計を見ると20時まであと数分。
どう考えても20時には間に合わないな…と思いつつも20:30はどう？と返信…しようとしたけど返信のリンク押してもうまく返事が出来ない(T_T)
出来ないことで焦りまくってどんどん時間が過ぎていく…。

マーケットプレイス (ネフスキー大通り店) ビュッフェ

こりゃ20:30も間に合わないだろう？ってくらいの時間になってなんとか返信出来たけど…当然すぐに返事は来ない。
電話できたら良かったんだけど…今回購入したSIMカードはデータ通信のみで電話が出来ないタイプ。
まぁだから旅行会社の人が電話しても繋がらなかったんだけどね。
とりあえず集合場所には行ってみようかと店を出る。
出てしばらく歩いているとカザン大聖堂が見えてきた。

こころもちちょっと早足。
こちらの建物はエリセーエフ商店。

エカテリーナ2世像。
像の足元にいるのは彼女の愛人たち。
手前にいる人達は一緒に記念写真撮ってお金取る人。
この手の人がロシアの観光地にはめっちゃ多かった。
この辺りで旅行会社から返事があった。
簡単に言うと「返事が遅いから今日はもう無理。明日にするか返金するわ」って返事だった。
まぁそうだろうね。

今日は天気良かったから屋根歩きにはぴったりだったのになぁ～。

歩きながら返信するのも面倒なのでホテル戻ってから返事しよう。
幸い明日の夜は特に予定もないので屋根歩きツアーは明日にしよう。
やっぱこういう予定は早めの日程に組み入れといた方がいいね。
万一の時にリスケが出来る。

予定がなくなっちゃったのでさっき見かけたエリセーエフ商店へ行ってみる。

エリセーエフスキー (サンクトペテルブルク) 専門店

このお店NHKのロシアゴスキーでも紹介されていて店内がめっちゃ綺麗だったので行きたかったの。
入った瞬間アールヌーヴォー全開でテンション上がる！

照明綺麗～。

スイーツもめっちゃ美味しそう。

パッケージもどれも素敵。
ただ値段が他の店と比べるとかなり高め。
なのでバラマキには向いてないけど、ちょっとイイ土産を渡したいって人にはぴったりだと思う。

なんでか店員さんにめっちゃ
まとわりつかれていろいろオススメされた。
いろんな商品の説明聞けたからよかった点もあったんだけど…。
結局こちらのハチミツをお買い上げ。
白いハチミツは菩提樹のハチミツというのでちょっと珍しいかな？と思って。
小さいサイズで500RUB。

ショーウィンドウにマトリョーシカがぶら下がって上下に動いてたのが面白くってパチリ。
でも写真だと動いているの分らない…。
かといって動画撮るほどでもなかったからなぁ。

一駅だけど歩くと結構距離があるので地下鉄に乗ってみようとネフスキー・プロスペクト駅へ。
サンクトペテルブルクの地下鉄に乗る場合ICカードが無い旅行者はこのジェトンが切符代わりになる。
自動販売機は使い方がよく分からなかったので窓口で購入。
45RU。

この改札機にジェトンを入れると入口が開く。

メトロ (サンクトペテルブルク) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

で、ロシアの地下鉄と言えば…地下めっちゃ深いところを走っている。
なのでエスカレーターがとんでもなく長い。
そして早い。
乗ってからそういえば昔ロシア来たときも最初それにびっくりしたことを思い出した。

1駅なのですぐ着いた。
ホテルの最寄り駅はセンナヤ・プローシャチ駅。

これまた長いエスカレーターを上がる。
これだけ長いとさすがに歩いて上がる人は皆無。
歩いて降りてる人はたまにいたけどね。
中には長すぎるからエスカレーターに座ってスマホいじっている強者も。
さすがにそれは危なくないか？

なので電車乗る時間よりも駅のホームから外に出るまでの時間が結構かかる。
外に出るとちょっと暗くなりかけている。

サドヴァヤ駅 駅

時刻はただいま22時前。
思ったより遅くなっちゃった。
これにて観光第1日目は終了。

本日の歩数は26，053歩。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11545804