ちょっと早めの夏休みでロシア旅行　その14　モスクワ地下鉄巡りとアルバート通り散策

2019/08/01 - 2019/08/02

赤の広場の夜景鑑賞を終えてホテルに戻って来た。
と言ってもまだ荷物を預けただけでチェックインしていない。
なのでまずはチェックイン。
予約はダブルでしていたけど出来ればツインがいいなぁと聞いてみるけどツインはいっぱいとのこと。
その代わりじゃないけどキングサイズベッドの部屋が空いているのでそちらにグレードアップしてくれた。
ラッキー。
が、予定外だったのかアメニティが1セットしかなかったりしたので電話してメイドさんに持ってきてもらったりとちょっとバタバタ。
今回はこのスターリン建築のホテルに泊まることも旅の目的の１つだったのでこのホテルでの宿泊もとても楽しみにしていた。
といっても例によって街歩きしているのでホテルの滞在時間は短めだけど（笑）。
そんなホテルライフ（？）とモスクワのメトロ巡りの旅行記をどうぞ。

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

赤の広場の夜景観賞を終えてホテルのありコムソモーリスカヤ駅に戻ってきた。
駅もライトアップされていて綺麗。

この旅行記は↓
の続き。

ホテルが大きいので駅からもよく見える。
でもホテルはライトアップされていないのね。

こちらは向かいのカザン駅。
昼間に見るのと夜に見るのでは全然雰囲気が違うなぁ。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

さてこちらは本日から2連泊のヒルトンモスクワレニングラードスカヤ。
スターリン様式で泊まれるホテルはもう１つあったけどこっちの方がお手頃価格だったのでこちらに宿泊。
いい感じでトラムが通ったのでパチリ。
このトラムも乗ってみたかったなぁ。

ヒルトン モスクワ レニングラードスカヤ ホテル

入口は当然のようにドアマンが、といっても流石にこの時間(23時)には誰もいなかったけどね。
※この写真は別の時間に撮ったものを使用

入るとご覧の豪華さ。
さすがヒルトン、さすが意味もなく大きいの大好きなスターリン様式（笑）。

ロビー奥のゴールデンゲート。
この奥に客室行きのエレベーターがある。

まずはフロントでチェックイン。
ツインの空きがなかったので仕方なくダブルで予約したけど出来ればツインが良かったのでツインに変更出来ないか聞いてみたけど残念ながらツインは満室。
その代わりといっちゃなんだけどキングサイズベッドの部屋が空いてるからそこに無料グレードアップはOKということなのでありがたくお願いする。

最初のホテルでは滞在登録が必要でホテルで一晩パスポートを預かられたからここでも必要かな？と思ったけど特に何も言われず。
最初のホテルがすればOKなのかな？

それにしても豪華だわぁ。
フロントマンの接客もいい感じ。
さすがヒルトン。

部屋はエレベーターのないエリアの2階だったので荷物はポーターさんが運んでくれた。
帰りは電話で呼んでくれれば運ぶよ！とのこと。
それなら安心。
スーツケースを持っての階段の昇り降りは2階とは言えキツイ。

こちらがお部屋。
ホテルのベッド3日ぶり（笑）。
2日連続で寝台列車だったからなぁ。
キングサイズベッドだけど…あれ？バスローブ1つしかない？
ベッドサイドのお水も1つだけ。
って事で電話してもう1つ持ってきてもらう。
ちなみにこのお部屋で1泊約18,000円。
なので1人1泊9,000円ってところかな。

全部が全部ではなくちゃんと2人分用意されているものもあるんだけどね。
今日は多分使わない予定だったから用意がちぐはぐになっちゃったんだろうな。
アイロン台まであったのにはちょっとびっくり。

お風呂はバスタブ付き。

で、シャワーブースが別にある。
が、床面がフラットなのでこの後使った友人は水浸しになってめっちゃ焦ってた。
盛りだくさんのこの日はこれにて終了。
本日の歩数25,158歩。

で、翌日はゆっくりめに起床。
今回は朝食付きにしたのでホテルレストランで朝食。
写真は翌日朝一番にいった時の写真だから誰もいないけど実際この時は人だらけでこのエリアは満席だったので別の部屋で朝ごはん。
ここは中国か！？と思うくらい中国人が多かった。

朝ごはんの内容はさすがヒルトン、5つ星。
サーモンやらバターフィッシュやらハムやら…

こっちはチーズコーナー。

置き方もいいよね。
卵やソーセージなんかもある。
これだけあれば満足でしょう。

シャンパンもあった。
友達が飲みたいというのでちょっと飲んだけど…1杯も飲んでいないのに真っ赤になってしまった。
もともと弱いんだけどどんどん弱くなっている気がする。

なのでおとなしくジュースを飲んでおく。
ジュースの容器もオシャレ。

パンはもちろんスイーツもいろいろ。
食べたかったけど…ここまで手が出なかったなぁ。

果物もいっぱい。
よく考えると4つ星はたまーに泊まるけど5つ星泊まったのって久しぶりかも。
たまには贅沢してもいいよね。

で、こちらが本日の朝食。
食べかけで失礼。
テンション上がってて写真撮る前に食べちゃった(^_^;)。
今日はゆっくりめの出発なので朝ごはんもたっぷり頂く。
オムレツは好きな具を入れて焼いてもらえる。
もちろん美味しい！

焼きたてワッフルもあったのでこちらもいただく。
これまた写真撮る前に一口食べちゃった。
だって焼きたてのだから早く食べなきゃ！って思っちゃったんだよね。
食べすぎ！ってくらい食べてお腹いっぱい。
それから10時すぎにホテル出発。

まずはモスクワの地下鉄巡り。
モスクワ地下鉄の魅力はなんと言ってもソ連時代に建設された駅でみられる豪華な内装。
それらは当時の建築家や芸術家による、社会主義リアリズムを表現した装飾。
とくに戦後、1950～54年にかけて開通したこの5号線（環状線）は、このコムソモーリスカヤ駅の様にまるで宮殿のように美しい駅が多く残されている。

コムソモーリスカヤ駅 駅

コムソモーリスカヤ駅の華麗な装飾は、社会主義を賛美するスターリン様式の頂点といえるもの。
均等に並んだ68本の大理石の柱、イエローの天井を装飾する8枚のモザイク画……。それらをシャンデリアが明るく照らし出し、華やかな空間を作り出している。

モスクワの地下鉄といえば10年ほど前にロシアにツアーで来た時は地下鉄の駅での写真撮影は禁止されていて写真を撮っている人なんて誰もいなかった。
たまたま自由行動でツアーの人たちと地下鉄で移動した時にその中の1人が駅で写真を撮ったら、軍人だか警察官だかみたいな人が凄い勢いでで飛んできてすごい怒られて画像を消さされていた。
その想い出が強烈に残っているけど今は写真を撮る観光客がいっぱいだし、すごい勢いで飛んでくる警察官もいない。

地下鉄に乗ってまず向かったのは5号線の1駅隣のプロスペクト　ミーラ駅。

こんな素敵な駅なのにほんの数年前までは写真を撮っちゃいけなかった。
でも今は撮り放題。
地下鉄の駅巡りをするツアーもあるぐらいだからね。
そう思うとロシアも変わっていってるんだなぁ。

プロスペクト ミーラ駅 駅

これは旧ソ連の国旗にもあしらわれていたマークだなぁ。

続いて同じく5号線のさらに1駅隣のノヴォスロボーツカヤ駅。
サンクト=ペテルブルクもそうだったけどモスクワも地下鉄の本数が多くて2ー3分おきに電車が来る。
これは地下鉄巡りをするのにすごく助かる！
時間のロスほとんどなしでたくさんの駅を見て回れる。
前にストックホルムで地下鉄巡りをした時は電車が15分に1本とかしかなくって「本当に地下鉄？」と思ったからなぁ。

この駅のホームの支柱に飾られているのは、色鮮やかな32枚のステンドグラス。

ノヴォスロボーツカヤ駅 駅

真鍮の縁に囲まれたこれらの作品は、ラトビアの芸術家によるもの。
内側からライトで照らされ、カラフルに輝く光景は、教会のような雰囲気を感じさせる。
こちらのステンドグラスにはクレムリンの赤い星や植物模様が描かれている。

たくさんあるステンドグラスの中でもひときわ美しいのが、職業人が描かれた6枚のステンドグラス。
左はどんな職業かちょっとわからないけれども右はピアノを弾く音楽家。

右は地球儀を前にした地理学者、左はキャンバスに向かう芸術家。
これが普通に駅のホームにあるということが驚き。

さらに5号線に1駅乗ってベラルースカヤ駅へ。
5号線は東京の山手線や大阪の環状線みたいに丸い形の路線。
この駅には綺麗な駅が多いと思う。

べラルースカヤ駅 駅

ベルラースカヤ駅は天井のモザイク画が独創的な駅。

民族的なものから政治的なものまで色々な情景が描かれている。

さらに5号線で2駅のキエフスカヤ駅へ。
ここもゴージャス。

キエフスカヤ駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

キエフスカヤ駅のホームには金色の装飾に覆われたモザイク画18枚が並んでいた。

左はレーニンによるソ連樹立の場面が描かれたモザイク画。
ソ連時代に作られた地下鉄だからかソ連建国の場面が描かれている確率が高い気がする。

で、地下鉄巡りは一旦終了して目的のスモレンスカヤ駅へ。

この駅は特になんという事のない普通の駅。
落差がすごすぎる。

駅を出るとどどんとそびえ立っていたのがスターリン建築の七姉妹のうちの1つ、外務省の建物。
これはとにかく大きい！
これは反対側の道路から撮った写真だけど道路渡らなきゃこの全景は撮れない。
この道路が車びゅんびゅん通っていて信号もなくて渡れない。
あっち側行きたいのになぁ…とウロウロしてたら地下道見つけたので地下道を通って…

外務省 建造物

なんとか道路を渡る。
旧共産圏は地下道の割合が高い気がするのは気のせいかな？
近くで見ても大きい建物。

で、この駅で降りた目的はモスクワの歩行者天国アルバート通りに行くため。
まずはアルバート通りの入口にあったこちらのスーパーへ。

まず見つけたのがこちら。
「武士道」って書いてある！
お茶かな？と思ったらまさかのコーヒー。
一体どこらへんが武士道なのか！？

日本食用の食材や調味料のコーナーも。
なぜにマロニー？と商品選択には多少の疑問符が。
お寿司は本当に最近どこでもあるなぁ。
ロシアもサーモン率高し。
まぁロシアは元々サーモン多そうなイメージだからむしろ当然か。

こちらはスムージーコーナー。
もちろんロシア語の表記しかなかったけどGoogle翻訳で中身の見当はつくので試しに1つ購入。
330ルーブルとそれなりのお値段。
私の買ったマンゴーは普通に美味しかったけど友人の買ったのはイマイチだったらしい。
というかこのスーパーちょっと高級スーパーっぽい雰囲気。
場所柄かな？

女の子チョコのウェハースがあったのでこれも思わず購入。
ウォッカの容器がマトリョーシカで可愛い！
このお店は場所柄観光客が多いからかお土産になりそうなものが充実してた。

マクドナルドも発見！
冷戦時代だったら考えられないだろうなぁ。
キリル文字のマクドナルド全く読めないわぁ。

こちらは通りに立つプーシキンと奥さんの像。
ロシアでは旅行中本当にプーシキン関係のものをよく見かけた。
ロシアの人に愛されているんだろうなぁ。

平日朝の11時という時間帯かつお天気もイマイチといこともあってか人通りは少なめ。
サンドイッチマンの人もちょっと手持ち無沙汰な感じ。

アルバート通り 散歩・街歩き

通りには素敵な建物も建っている。

こちらのマグネットは50ルーブル。
安いわぁ。

ロシアのお土産といえばマトリョーシカ！
いろんなパターンのマトリョーシカがあって見るのも楽しい。

通りの真ん中にあった不思議なモニュメント。

マトリョーシカのキーホルダーは50ルーブル。
昔来た時にこれ買って帰ったけど木のマトリョーシカにピンが刺さっているだけなのですぐ取れちゃうんだよね…。
添乗員さんにピンのところにボンドをつけておいた方がいいって言われたからそうしたけど…それでもすぐ取れた(>_<)。

アルバート通りに来たのは友達のリクエスト。
で、目的はというと…スターバックス！
この素敵な建物がじつはスターバックス。

ここで「世界一かわいい」というタンブラーを買うのが目的。
サンクト=ペテルブルクでもスターバックスにはいくつか入ったんだけど1番大きいサイズしかなくってモスクワに期待をかけていた。
が、ここモスクワでも売っているタンブラーは大きいサイズのみ。
まだ他にもスタバはあるかなって事で一旦保留。

ちなみに友人はマトリョーシカのタンブラーの購入を友達から頼まれたものらしい。
相変わらず友達自身はマトリョーシカに全く興味なし(^◇^;)
これだけマトリョーシカばっかりあったら欲しくなりそうなものだけどならないらしい。

通りの途中にあったVakhtangov Theater。
立派な建物で結構目立つ。

劇場の横に不思議な金色の像の噴水が。
あまりに不思議で写真を撮る人も多数。
地図を見るとプリンセスの噴水。
なるほど。

アルバート通りの建物はなかなか個性的。

壁にいきなり大きな人物画。
通りの中でもこれは相当目立っていた。

こちらはカラフル。

大道芸人も天気イマイチで人通り少なめなのでちょっと寂しそう。

もう少しでアルバーツカヤ駅というところで女の子のチョコレートで有名なアリョンカのお店を発見。

入ってみるとチョコレートがいっぱい！
スーパーでは見たことがないものも多数。

チョコレートの他にグッズっぽいものも売っている。
チョコレートは量り売りで好きな量が買える。
買い方もモニターから商品選んで乗せるだけなので簡単。
こんなお店あるならここで全部買えばよかったかも。
もうお土産用のチョコレート充分足りてるんだけどついつい買ってしまう。
…結果お土産に配らず余ってしまってまだ冷蔵庫にあるんだけど…なんか量り売りで買うのが楽しいんだよね。

チョコレート屋さんの向かいの建物になぜかロシア元国家元首、アメリカ中国の現国家元首の等身大パネル。
ロシアの現国家元首のパネルはなし。
そういえば10年ほど前にロシアに来た時もプーチンが大統領だったなぁ…。
あの人いつまでやるんだろう？

雨は降りそうで降らないお天気。
晴れてくれとは言わないのでせめて雨が降らないで欲しい！

再びスターバックスを発見したのでマトリョーシカタンブラーの小さいサイズを探すが…ここも売っていない。
どうやら小さいサイズは売ってないみたいなので諦めて大きいサイズのタンブラーを友人が購入。
お店側もマトリョーシカタンブラーが観光客に人気なのを知っているのか柱にはマトリョーシカタンブラーイラストが。

友人の目的は果たしたので次は私の用事を済ませる事に。
その途中の道でなんかジブリに出てきそうな建物を見つけたのでパチリ。
地図を見たけどこの建物は何か分からず。

で、私の目的はこちらの本屋さん、ドムクニーギ。
アルバート通りの1つ横の通りにある。
実はずっと絵葉書を探していたんだけどアルバート通りのおみやげ屋さんに置いてある絵葉書は外に置いているからかちょっと色褪せてたり汚れていたりそもそも写真が気に入らなかったりで買う気になれない。

ドムクニーギ 専門店

アルバート通りの近くにこの本屋さんがあるとガイドブックに買いてあったので本屋さんなら絵葉書もあるはず！と思って行ってみることに。
ってここ本屋さんのはずだけどカバンとか売ってるよ(^◇^;)

入って割とすぐのところにお土産コーナーが。
さすが観光地！
絵葉書はもちろんマトリョーシカも売ってる（笑）。
絵葉書も綺麗。
ここで数枚お買い上げ。
ちなみに切手はペトロザヴォーツクの郵便局で購入済み。
なんかねぇ、今までいい絵葉書なかったんだよねぇ。

エコバッグもかわいい。
キリル文字入ってるし、軽いしこれお土産にいいかも、と思ったら上の段の右端の本のイラストが入っている小さなエコバッグを友達が買ってた。
ノートもかわいいのあったら買おうと思ったけど…気に入ったのは全部中が方眼紙…。
というか、普通の罫線のノートは少なくってほとんど方眼紙だった。
ロシアではこれが普通なのかな？

お昼ご飯はアルバート通り近くのウズベキスタン料理を食べようと思っていたけど…この後のクレムリンの武器庫の予約時間を考えるとのんびり食べている時間はない。
仕方なく目についたシナモンロールでおなじみのシナボンへ。
ってロシアにシナボンあるのはちょっとびっくりした。

シナボン カフェ

朝ごはんいっぱい食べたのでシナボンのあのでっかいシナモンロールを食べるのはちょっとキツイ。
ということでカフェラテ150ルーブルとフランクロール120ルーブルを注文。
これぐらいで充分。

さてではそろそろクレムリンに向かいましょう。
途中のお土産やさんのロシアっぽい毛皮の帽子が並んでいるのが壮観で思わずパチリ。

それではアルバーツカヤ駅から地下鉄に乗って赤の広場へ。
歩いて行けないこともないけど乗り放題券買ってるから短い距離でも気軽に乗れるので便利。

ここの駅はどんな駅かな？と思ったけど…

普通だった…。
全部の駅が綺麗なわけじゃ無いんだなぁ。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11566588