ちょっと早めの夏休みでロシア旅行　その5　ペテルゴフの噴水巡りは楽しい♪

2019/07/29 - 2019/07/29

サンクトペテルブルク観光2日目。
午前中はピョートル大帝の夏の宮殿があるペテルゴフの観光へ。
と言っても目的は宮殿ではなく庭園。
前ロシアに来たときもここには来たんだけど宮殿の見学はしたけど庭園の見学は「今から15分の自由時間です」と添乗員さんに無茶振りされた15分だけ。
「マジか」と思いつつもその15分で走れるとこまで走って（といってもたいした距離じゃないけど…）戻って来た強烈な思い出が…。
そう思うとエルミタージュ美術館といい「15分」の無茶振りが多いツアーだったな…。
この日は月曜日で宮殿の休館日なので庭園は空いているんじゃないか？というもくろみもあってこの日をペテルゴフの観光に設定。
さて結果がどうなったかは旅行記をどうぞ。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 船
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日は6時起床。
旅行中だと朝早くても平気なのはなんでかな？
今日の朝ごはんは昨日見つけたパン屋さんへ。
行く途中の道で見つけたゴーゴリの「鼻」のプレート。
2階の壁についているので意識して探さなきゃなかなか見つからないと思う。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11542436
の続き。

今日はあいにくの曇り空。
まぁ雨が降ってないだけマシかな。

ホテルから少し歩いたところにあるパン屋さんに到着。
昨日エルミタージュ美術館に行く途中に見つけていい匂いがしてたので今日はここで朝ごはん。

いろんなパンが並んでいるけど…ロシア語表記しかないので勘で選ぶ。
どれにしようかな♪
日本円だと100円くらいのものが多くお手頃価格。

で、選んだのはこちら。
ピローグ　54RUB
パン　39RUB
カプチーノ　70RUB
ピローグは昨日のお店より安いな。
店内のイートインスペースで頂く。
ピローグは多分サーモン入ってた。
パンの方は特に何も入ってなかったような…。

今日の午前中はペテルゴフの観光。
サンクトペテルブルクからの高速艇は10時が始発なので地下鉄とバスを乗り継いで向かうことに。

本当は2号線のサドヴァヤ駅から乗るつもりだったけど最初に着いたホームが5号線のスパスカヤ駅。
5号線でも行けるのでそのまま5号線に乗る。
実はホテルの最寄駅のこの駅は3つの路線が乗り入れる駅。
サンクトペテルブルクの地下鉄は同じ場所にあっても路線ごとに名前が違う。
有楽町と日比谷みたいな感じ。
最初はそのことに気づかず軽く混乱したけど慣れればこれはこれで分かりやすい。

ズヴェニガローツカヤ駅で1号線に乗り換え。

1号線の駅はレトロな感じの駅が多い印象。
名前からして多分1番古い路線だよね？
ロシアの地下鉄は乗り換えで結構歩かされる…。
四ツ橋線の本町から御堂筋線の本町以上に歩いたような…。

車体もレトロ。
電車の本数はかなり多いので待つことはほとんどなかった。

乗り換えて10分くらいででアブトーボ駅到着。
この駅がまた美しい！
片道わざわざ電車にしたのはこの駅を見たかったというのもある。

柱の彫刻が美しい！

なんか宮殿に電車が来た！みたいな。

シャンデリアもレトロでいい感じ。

駅見ただけでテンション上がった（笑）。

切符売り場もちょっと素敵な感じ。

階段も。

ここが入口。
ペテルゴフに行くなら便利なのは高速艇だけどこの駅見るために地下鉄で行ってもいいかも。

さて、ここからペテルゴフまでは結構距離があるのでバスで向かう。
調べた結果マルシルートカという乗合バスだと宮殿のすぐ前まで行くらしい。
出口を出て道路を渡ったところがバス乗り場。
ちょうどペテルゴフ行きのマルシルートカが来ていたので乗るとあと2人ならOKということなので乗る。
マルシルートカは時刻表は無くていっぱいになったら出発する乗合バス。
運賃は運転手さんにはらった。
確か70か80RUB。

満員のバスに乗っていざペテルゴフへ。
降りる場所がよくわからないので地図アプリとにらめっこして降りる場所を探る。
あ、車内放送とかは一切なかった。

30分ほどでピョートル大帝の夏の離宮に到着。
実は1個手前で結構人が降りたのでここ？と思って聞いてみたら次だよ、と言われた。

バスは宮殿のフランス式庭園の入り口に止まるので間違える心配はない。

ペテルゴフ 城・宮殿

庭園はちゃんと手入れされていてお花が綺麗。

奥に宮殿が見えてきた！
手前に見えるのは…

ネプチューンの噴水。
ちょこっとだけ出てきた青空が嬉しい。

ネプチューンの噴水 散歩・街歩き

こちらが宮殿。
今日は月曜で宮殿は休館日だから空いてるかな？と思ったけど…結構人がいるな…。

こちらは樫の噴水。

さて、下の公園の入り口はどこかな？と探していると大行列発見。

え？なにこれ？
こんなに並ぶの？
でも下の公園に並んでいるにしては…何かおかしい…。
先頭の警備員さんに

では言われたとおり左側に行ってみよう。

大宮殿 城・宮殿

左側に歩いて行くと…見つけた！
あそこがチケット売場だ。

ここでサンクトペテルブルクカードの使用開始。
2日券（48時間有効）有効で4390RUBとちょっとお高いけど美術館や博物館には無料で入れる。
あとリバークルーズにも参加できるお得な観光用のカード。
ただサンクトペテルブルクで一番の観光スポットエルミタージュ美術館に入れないのが欠点かな。
あとこの手のカードによくある公共交通機関の乗り放題もなし。
まぁ公共交通期間の運賃激安だから都度払ってもたいした金額じゃないけどね。

ただこのカードを持っていてもチケット売場でチケットに引換える必要がある。
ただその場合でも一般のチケット売場の窓口とは別の専用窓口でチケットを引換えられる。
サンクトペテルブルクカードの引換え窓口にはこのシールが貼ってあるのでこのシールの貼ってある窓口に並べばOK
大体は団体専用窓口なので空いてる。
ロシアの観光施設はとにかく並ぶと聞いていたので、今回このカードを買ったのは少しでも並ぶ時間を短くしたかったって方が大きいかな。
似たようなカードでサンクトペテルブルクシティカードってのもあった。
入れる場所が微妙に違ってたので比較検討してこっちをサンクトペテルブルクカードを選択した。

下の公園のサンクトペテルブルクカード用のチケット引換え窓口は1番か2番。
専用の窓口で換えなきゃいけないことを最初知らなかったので別の窓口に並んでたら1番か2番に行くように言われちゃった。

ってことで引換え完了。
朝の早い時間だったせいか窓口は空いてた。

下の公園のゲートにチケットのバーコードかざして入場。
大体どこもこの形式だった。

休館日のはずの宮殿に電気がついてた。
で、よく見ると見学者もいてる。
やっぱり団体は月曜でもOKなんだ。

ガイドブックによると噴水は10時からになってたけど…10:15時点で噴水は水が出ていない…。
なんで？と思いつつ出るのを待つ。

「ペテルゴフ（夏の宮殿）」は18世紀にピョートル大帝が建設した夏の離宮。
大宮殿と数多くの噴水がある広大な庭園は「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」として世界遺産に登録されている。

サムソンの噴水 モニュメント・記念碑

大北方戦争に勝利し、バルト海の覇権を手に入れたピョートル大帝は、1714年、フィンランド湾に面したペテルゴフの地に離宮の建設を始めた。
ピョートル大帝は建築やさまざまな工業技術にも高い関心を持っており、離宮の建設にあたってはヨーロッパから優秀な技術者を数多く呼び寄せ、また、彼自身も積極的に計画に関わった。

宮殿が完成したのは1723年。
彼が亡くなる２年前。

夏の宮殿は海に向かって階段状に低くなる土地に建てられている。
一番高いところにフランス式庭園、次にヨーロッパ風の大宮殿、そして、一番低い所にたくさんの噴水があることで人気の下の公園がある。

待っている間にどんどん人が増えてきた。
後ろにも人がいてて私と友達の間から手を突っ込んで押しのけようとする。
……中国語で何か言いながら。
そう、中国人めちゃくちゃ多い。
11時少し前にサムソンの噴水から水が出てきた！
さらに何か中国語で言いながら押しのけようとする中国人に日本語で「うるさい」というと…どっか行った。
1時間近くここで待ってるのにあと少しのこの時間帯に退くわけにはいかない！

そして11時、大きな音楽とともに噴水から水が出てきた！
この頃には人だかりが出来ている状態に。
最初の写真と見比べると人の数が全然違う！

大宮殿のすぐ下にあるのが、大滝と呼ばれる噴水。
金色に輝く像が建ち並ぶ、下の公園のシンボル的な存在。
この周りに人が群がっている状態。

中央にはライオンの口を引き裂こうとするサムソンの像。
この像は大北方戦争における対スウェーデン戦勝25周年を記念して1734年に作られた。

サムソンの像 モニュメント・記念碑

現在の像は19世紀に作り直されたもの。
怪力サムソンはロシアを、ライオンは強敵スウェーデンを象徴しているんだとか。

金の像が他にもあってとても華やか。

お天気イマイチだけど観光客はいっぱい。

下の公園には大小さまざまな工夫をこらした噴水が点在している。
その数はなんと150以上。
すべて土地の高低差を利用したもので、ポンプは一切使われていない。
また、噴水のデザインにはピョートル大帝のアイデアがふんだんに盛り込まれているとか。

てくてく歩いていると左手にお気に入りの噴水！

4羽のアヒルとなぜか犬が1匹水を吹き出しながらくるくるまわっている。
庭園の地下には地下道が張り巡らされていて地下には巨大な水車がありその力で噴水はまわっている。

公園内には軽食を売っているスタンドもあった。

素敵な並木道。

大滝の正面の橋まで来た。
昔「15分の自由時間で公園見てください！」って言われてここまで走ったことを思い出す。

まずは東側のエリアを見学。
最初に見たのはイヴの噴水。
西側エリアの対称になる場所にアダムの噴水があるみたい。

イヴの噴水 散歩・街歩き

噴水の周りには東屋みたいな感じで休憩できるスペースもある。

少し歩いてライオンの滝。
なんでライオンかというと…

ライオンの滝 滝・河川・湖

ライオン像があるから。

土台の人も水を噴き出している。

神殿みたいな雰囲気の噴水。

さらにてくてく歩いているとリス発見！

木に登ったりしてめっちゃかわいい！

どんぐりをあげようとしている人がいてた。
めっちゃ警戒しながら近づくリス。

どんぐりを奪うと一目散に木に登ってどんぐりを食べてた。
めっちゃかわいい！
というかリスって本当にどんぐり食べるんだ～。

東側エリアの1番奥にあるのはマルリ宮殿。
手前には大きな池があった。
あそこまで行くのは結構遠いなぁ～と思って近づかず。

マルリ宮殿 城・宮殿

これも一応噴水？
よく見ると足が魚。

その奥には黄金の山の滝。

黄金の山の滝 滝・河川・湖

公園内はカートに乗って移動も出来る。
もちろん有料だけど。
めちゃくちゃ広いからこれで移動するのもありだと思う。

東側エリアから西側エリアに移動して最初の噴水は…フランスの噴水。
どこがどうフランスなのかはよくわからないけれども周りに花が咲き乱れていてとても綺麗。

フランスの噴水 散歩・街歩き

公園内を走る観光列車もあるみたい。

観光列車乗り場のすぐ近くにチェスの山の滝。
これはチェスみたいに見えるからそう呼ばれているらしい。
1番上にはなぜか竜っぽい彫刻が。
竜とチェス？
コンセプトがよくわからない。

チェスの山の滝 滝・河川・湖

花が咲き乱れる芝生の奥にあるのは…

ローマの噴水。
これもまたどの辺がローマなのかは不明。
言われればそんな気もするけど。
友達は

ローマの噴水 散歩・街歩き

505本もの細い管から水が出ているピラミッドの噴水。
実はこの庭園の中で一番水を使っている噴水で毎秒6リットルの水が使われている。
噴水の中央に行くほど細い管が使われていて水圧を高め、ピラミッドのような形を作り出している。

ピラミッドの噴水 散歩・街歩き

太陽の噴水は中央の丸い部分から水が噴き出ていてくるくる回っている。
これも水の力だけでまわっているらしい。

太陽の噴水 散歩・街歩き

太陽の噴水がある池の周囲はお花も綺麗。

傘の噴水はその名の通り傘みたいな形。
この傘の下に入って写真を撮ってる人がいてた。
傘をさして傘の下に入っている人も。
ちょっと面白い。

傘の噴水 散歩・街歩き

なんか歓声みたいなのが聞こえるなぁ～と思って声のする方を見てみると…あれはなんだろう？

いたずらの噴水 散歩・街歩き

これがいたずらの噴水だ！
この道を通ると水が出てくるヤツ！
でも見ていると人が通ると必ず水が出てくる訳ではなさそう。

いたずらの噴水 散歩・街歩き

子供が通っている時は出てこないことも。
実はこの左に写っている白いベンチの奥に小さな緑色の小屋があって、そこにいる人がスイッチを押して水を出しているらしい。

いたずらの噴水 散歩・街歩き

でもたまに子供でも水が出てくることもあった。
傘をさして歩く子供もいててかわいい。
濡れたくないので自分では通らないけど見てるだけで楽しかった。

いたずらの噴水 散歩・街歩き

こちらがこの噴水だらけの公園を作ったピョートル大帝の像。
いたずらの噴水の仕掛けとかを見るとお茶目な人だったのかな？

ところどころある建物は中に入ることができるものあるけどどこも別料金。
なので外から見るだけ。

花が綺麗。

こちらはモン・プレジール宮殿。
直訳するとお気に入りの宮殿ってことらしい。

モン プレジール宮殿 城・宮殿

こちらもいたずらの噴水。
人がいないのでこの状態だったら素通りしてたと思う。
たまたま団体さんが来て何やら説明を始めてガイドさんが後ろの緑のベンチに座っているおじいさんに目配せをすると…

水が出てきた。
ちなみにおじいさんはずっと無表情。
手には何も持っていなかったからおそらく足元にスイッチがあると思われる。

たっぷり3時間ほど見学。
と言ってもそのうちの1時間弱は大滝の後ろで噴水出るの待ってたけどね。
時間がない場合は西側エリアだけの見学でもいいと思う。

帰りは高速艇でサンクトペテルブルクに戻るので船着場へ向かう。
船は30分に1本の感じ。

13:30のチケットを購入。
と言ってもこの高速艇もサンクトペテルブルクカードで片道無料なので窓口でカードを見せてチケットを発券してもらった。
指定席らしく席番号が書いてあった。
ちょうど高速艇が出たところだったので30分近く待つ感じ。

と言っても公園に戻るほどの時間もないし大人しく桟橋へと向かう。

高速艇はいろんな会社が運行しているみたい。

ししばらく待っていると出発の10分くらい前に乗船開始。

高速艇 船系

乗客はほとんどいない感じ。
船内には売店もあってお土産や飲み物、軽食なんかが売ってた。

TVではサンクトペテルブルクリバークルーズの宣伝とかが流れていた。
完全に観光客向けの乗り物だね。

友人は爆睡。
暇なので景色を眺めていると軍艦っぽいものが見えてきた。

なんか天気が怪しいなぁ。
朝はちょっとは青空も見えていたのに今は完全に曇り空。

聖イサク大聖堂も見えてきた。

高速艇ならペテルゴフからサンクトペテルブルクは30分くらいと聞いていたけど実際は45分ほどでだった。
これだと待ち時間とかも考えたら地下鉄とバス乗り継ぐのとあんまり変わらない気がする。
乗り換えがない分楽だけどね。
船は旧海軍省の前のライオン像があるあたりに到着。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11546132