☆インドシナのんびりふたり旅☆ カンボジア・シェムリアップ Day 8

2019/08/02 - 2019/08/02

ベトナム・ラオス・カンボジアの旅 23日目。
3週間ちょっとのベトナム・ラオス・カンボジアの旅もいよいよ最終日。

旅行中になるべくリアルタイムでアップしていたのですが、カンボジアでは観光詰め込み過ぎて旅行記を書く体力が残っておらず、この旅行から9カ月たった今ようやっと遠い記憶をたどりながら書いているのでかなりうろ覚えです。やっぱり鉄は熱いうちに打たないとダメですね…。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

おはようございます、シェムリアップ。
今日はゆっくりめの朝ごはん、と言っても8時半。
観光に行く日は朝が早かったから、これでもけっこう朝ゆっくりできた。

いつもは早すぎて誰もいなかったレストランも、今日は何人かのゲストが朝食をとっていた。

出来立てのオムレツ。
いつもシンプルだけど美味しい朝食をご馳走様でした。

ここで飼われている人間をまったく怖がらないうさぎちゃんたち。
毛並みも歯もとてもよい状態だった。元気で長生きしてね。

さて今日は旅行の最終日。夜の便で帰国なので、観光らしい予定はいれていないのだけど、観光と同じかそれ以上にわたしがカンボジアで絶対に訪れたかった場所2か所に向かいます。
最初の目的地はホテルから徒歩で10分ほど。ぶらぶらとカンボジア最後の散歩を楽しみます。

無事に到着～。
シェムリアップ動物病院。
実はわたし動物看護士で、わたしのボスの獣医学校時代の友人が数年前からここで開業しているというので、ぜひ施設を見学させてほしいとお願いしてあったのです。

残念ながらボスの友人はデング熱にかかってしまいお会いすることは叶わず、それでも話を聞いていた若いフィリピン人獣医さんが院内を案内してくれました。
手術室も思ったよりも設備が整っていてびっくり(失礼）。
いろいろなお話が聞けてわたしにとってとても貴重な体験となりました。

ちなみに写真は診察室。
わたしたちが訪問した時間にはシベリアンハスキーが検診にきていました。カンボジア、暑すぎない？

余談ですが旅行から9か月たった今、ボスの友人はビジネスを売ってニュージーランドに戻ってきています。良いタイミングで見学させてもらえてよかった。

なんだかんだでお昼の時間になったので、パブストリートでランチ。

名前は忘れちゃったけど、Red Pianoの向かいにあるレストラン。
美味しかったから2回目の訪問。

ランチのあとはトゥクトゥクに乗って、本日2か所目の目的地へ。

調教されたネズミを使って地雷除去を行っているアポポのオフィスに到着。ボスの友人の獣医師がここのネズミたちの健康管理もお手伝いしているという話からHero Ratsの存在を知り、カンボジアに行ったらぜひ訪れたいと思っていた施設です。

1時間に1回、数人しか見学(有料）出来ないので、興味のある方は前もって予約した方がいいかもしれません。
展示、ガイドさんの案内はすべて英語になります。

従来の地雷探知機では地雷以外の金属にも反応してしまううえ、撤去に関わる方たちの中には注意をしていてもケガをすることも多々あったのに対し、ネズミの体重では地雷に乗っても爆発しないし、地雷に含まれているＴＮＴ火薬のみを察知するのでほぼ確実に地雷のみを感知するというヒーローラッツ、もちろん現在まで無事故です。まさに英雄！

ネズミが地雷を感知した場所を人間が安全に掘り起こすことで、従来よりかなり短時間で効率よく地雷撤去ができるそうです。
写真は地雷の見本。もちろん爆発しないように処理済みです。

実際にどのように地雷を感知するのか、実演してくれました。
ネズミと言ってもかなり大きいサイズ。

TNT火薬を感知すると、地面の匂いをクンクンと嗅いで小さな手で掘り出します。それを見たトレーナーがカチカチっと持っているボタン？をクリックすると、ネズミはまっすぐにトレーナーの方に向かいます。クリックの音＝美味しいおやつがもらえる、としっかり調教されていました。

これからもいっぱい活躍して、いっぱい美味しいおやつをもらってね。

現在カンボジアだけでも600万個の地雷がいまだに埋まっていると言います。
この小さな英雄たちが世界中で活躍して、地雷におびえる人のいない世界になりますように…。



最後に。

日記兼自分のための覚書のような旅行記を最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
2020年4月末現在、世界中でコロナウイルスが猛威を振るっていて、この当時のように自由に海外に出られる状況では今はありません。
旅行を楽しむだけの体力、健康状態、経済状態、世界情勢があるというのは本当に幸せなことですね。
一日も早くコロナが終息を迎え、わたしを含め旅行好きの皆様がまた世界各国を飛び回れる日が来ることを願って、今は家でおとなしく、次の旅行を夢見て過ごしています。
それではまた、次の旅行記でお会いしましょう。ありがとうございました！

この旅行記へのコメント （1）

• ももであさん 2020/04/30 16:04:16

  our little hero

  ぴょこさん
  
  表紙のラットと'HeroRats'のネーミングから、すぐに地雷撤去の
  ためとは思いましたが、犠牲になるからHeroRatsかと思いきや、
  無事でずっと英雄活動してくれるんですね!!
  
  素晴らしい♪ HeroRatsももちろんですが、調教し開発した
  関係者も素晴らしい。
  わずか33匹のヒーローたち。ずっと頑張って欲しいものです。
  
  次は町中でコロナ感染者を発見してくれるHeroRatsですね!?