【連載】2019年６月、ベルリンとアルプスでビールぐびぐび！～野外コンサートだ。ビールぐびぐび！～

2019/06/14 - 2019/07/02

[承前]

停電騒ぎから一夜が明ければ日曜日。この日は13時からホテル近くのベーベル広場――ナチによって焚書がされた現場でもある――で、隣に建つベルリン国立歌劇場のオーケストラがダニエル・バレンボイムの指揮で“Staatsoper für alle”と題された野外コンサートをするので、野次馬気分で行ってきました。

それに先立っての昼飯はホテル直近のイタ飯屋で牛のカルパッチョでランチ……もちろんビールぐびぐび！(写真なし)

プログラムは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を、歌劇場管弦楽団のコンサート・ミストレスであるリー・ジヨン。メインプロにブラームスの交響曲第２番というお約束のような選曲。

広場に着いた頃、既にメンデルスゾーンは第２楽章にさしかかっていました。広場はベルリン市民で一杯です。

そして休憩なしにブラームスの交響曲が演奏されましたが、野外でＰＡ使用とはいえども、音量がうまいことコントロールされていて、想像よりはまっとうと感じたのです。

演奏はそれなりにしっかりしたもので、十分に楽しめました。アンコールはチャイコフスキーのポロネーズ。その頃には空から少しばかりぽつりと落ちてきたが、たいしたこともなく野外コンサートは無事に終了したのでした。
[続く]

エリア ベルリン(ドイツ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

左端にチラッとステージが見えますが、広場に着いた時にはお客さんで一杯でした。あちこちにある大型ディスプレイがありがたい。

ベーベル広場 広場・公園

左がようやく再建されたベルリン国立歌劇場。奥の丸屋根は聖ヘドヴィヒ大聖堂です。

会場では、こんなプログラムが無料で配られていましたよ。

一応、プログラムはこちら。

この旅行記へのコメント （1）

• 横浜臨海公園さん 2019/07/12 11:30:38

  ベルリン国立歌劇場管弦楽団

  Reinheitsgebotさま、こんにちは。
  
  旅行記を拝見させて頂きました。
  
  メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とブラームスの交響曲第２番ニ長調２曲を、野外での演奏会とは、我々日本人から観れば勿体ない感じですね。
  
  それにしても、ピアニストのバレンボイムがベルリン国立歌劇場管弦楽団を指揮するなど、４０年前では想像するら出来ない快挙ですね。
  
  
  横浜臨海公園