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[承前]<br />ベルリンにはオペラハウスが3つあると書きましたが、バレエ団は“ベルリン国立バレエ団”の一つに統合されて久しいものがあります。一つのバレエ団が、3つのオペラハウスそれぞれのレパートリーを踊っているのです。それで、この日はベルリン国立歌劇場の公演です。<br /><br />『バランシン/フォーサイス/シーガル』と振付家の名前を題しての“トリプル・ビル(三本立て)”は、5月に新演出上演された出来立てのパフォーマンス。そして、再建工事が完了したベルリン国立歌劇場に初見参なのだ。<br /><br />バランシンはチャイコフスキーの音楽を使った『テーマとバリエーション』というおなじみのバレエ。これだけ生オケが入りました。指揮をするのは、何とも懐かしいことにバレエ指揮者としては手練れ中の手練れであるポール・コネリー……ずいぶん久しぶりな気がしますが、これだけに彼を招聘したとは、何とももったいない。全幕物だったらよかったのに。<br /><br />さて、問題は後の2つ。ウィリアム・フォーサイス『Second Detail』と、リチャード・シーガル『Oval』です。フォーサイスのダンスは何度か観ているので何となく勝手はわかっていましたが、うーん“いつかどこかで見たような”で、新鮮さには欠けてしまっていました。続くシーガルは初めてですが、これもフォーサイスと同様に電子音楽を使った超モダン系のダンス。内容はもちろん違っているけれど、初めて観る人には違いなどわかるはずもなく、同じように感じてしまうかもしれません。<br /><br />もし、三部作を作るのだったら、バランシンに始まる20世紀のモダンバレエを描き分けるべきではなかったかと思いました。フォーサイスかシーガルかどちらか一人にして、もう一人を例えばジョン・ノイマイヤーであるとか、モーリス・ベジャールであるとか……もちろん使わせてもらえればですが……そうすることで、モダンバレエの歴史が俯瞰できたのではないかと思ったのです。<br /><br />客席を眺めると、オペラは敷居が高いのとチケットが高いのとで“ならばバレエでも観てみるか”といった一見のお客さんが多く、それゆえに“これはたまらん”と退散する人も少なくなかったようで、無理もないことではありますが。<br /><br />トレイラーは『Oval』から始まりますが、宙に浮かんだ“オーバル”の制作費だけでもけっこうなものかなと。<br />https://www.youtube.com/watch?v=M9BoiLjeknQ<br /><br />というわけで、19時半開演で21時半過ぎ終演という、かなりお疲れなバレエ公演となってしまいました。<br />[続く]

【連載】2019年6月、ベルリンとアルプスでビールぐびぐび!~ベルリン国立歌劇場でバレエを観たのだ~

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2019/06/14 - 2019/07/02

366位(同エリア2526件中)

Reinheitsgebot

Reinheitsgebotさん

[承前]
ベルリンにはオペラハウスが3つあると書きましたが、バレエ団は“ベルリン国立バレエ団”の一つに統合されて久しいものがあります。一つのバレエ団が、3つのオペラハウスそれぞれのレパートリーを踊っているのです。それで、この日はベルリン国立歌劇場の公演です。

『バランシン/フォーサイス/シーガル』と振付家の名前を題しての“トリプル・ビル(三本立て)”は、5月に新演出上演された出来立てのパフォーマンス。そして、再建工事が完了したベルリン国立歌劇場に初見参なのだ。

バランシンはチャイコフスキーの音楽を使った『テーマとバリエーション』というおなじみのバレエ。これだけ生オケが入りました。指揮をするのは、何とも懐かしいことにバレエ指揮者としては手練れ中の手練れであるポール・コネリー……ずいぶん久しぶりな気がしますが、これだけに彼を招聘したとは、何とももったいない。全幕物だったらよかったのに。

さて、問題は後の2つ。ウィリアム・フォーサイス『Second Detail』と、リチャード・シーガル『Oval』です。フォーサイスのダンスは何度か観ているので何となく勝手はわかっていましたが、うーん“いつかどこかで見たような”で、新鮮さには欠けてしまっていました。続くシーガルは初めてですが、これもフォーサイスと同様に電子音楽を使った超モダン系のダンス。内容はもちろん違っているけれど、初めて観る人には違いなどわかるはずもなく、同じように感じてしまうかもしれません。

もし、三部作を作るのだったら、バランシンに始まる20世紀のモダンバレエを描き分けるべきではなかったかと思いました。フォーサイスかシーガルかどちらか一人にして、もう一人を例えばジョン・ノイマイヤーであるとか、モーリス・ベジャールであるとか……もちろん使わせてもらえればですが……そうすることで、モダンバレエの歴史が俯瞰できたのではないかと思ったのです。

客席を眺めると、オペラは敷居が高いのとチケットが高いのとで“ならばバレエでも観てみるか”といった一見のお客さんが多く、それゆえに“これはたまらん”と退散する人も少なくなかったようで、無理もないことではありますが。

トレイラーは『Oval』から始まりますが、宙に浮かんだ“オーバル”の制作費だけでもけっこうなものかなと。
https://www.youtube.com/watch?v=M9BoiLjeknQ

というわけで、19時半開演で21時半過ぎ終演という、かなりお疲れなバレエ公演となってしまいました。
[続く]

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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