ウズベキスタン・トルクメニスタンの旅（１３）～ブハラ１　ナディール・ディヴァンベギ・マドラサ、夕暮れのカラーン・ミナレット～

2019/05/02 - 2019/05/02

トルクメニスタンを出国しウズベキスタンのブハラに向かいます。ブハラは25年ぶりの訪問で当時と比べると観光客は激増していますか、旧市街の至るところにシルクロードの雰囲気を感じさせるモスクやマドラサが建ち並ぶ街並みはほとんど変わらず、また外装のモザイクタイルも綺麗に修復されていて、以前にも増して街が美しくなっており、街歩きがとても楽しかったです。

以下、日程です。
4/27(土)　関空→ソウル
4/28(日)　ソウル(AM観光 景福宮)→タシケント
4/29(月)　タシケント(AIR)→ウルゲンチ→ヒヴァ(観光)
4/30(火)　ヒヴァ→国境→ダショグズ→クフナ・ウルゲンチ→ダルヴァザ(地獄の門)
5/1(水)　ダルヴァザ→アシガバート(国立博物館、ニサ、市内観光)
5/2(木)　アシガバート(AIR)→マリ→メルヴ→トルクメナバート→国境→ブハラ
5/3(金)　ブハラ(終日観光)
5/4(土)　ブハラ(高速鉄道)→サマルカンド(観光)
5/5(日)　サマルカンド(AM観光)→タクシー移動→タシケント空港→機中
5/6(月)　ソウル→関空着

25年前(1994年)のブハラの旅行記はこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/10436389

エリア ブハラ(ウズベキスタン)

トルクメニスタンとの国境をタクシーで４時に出発しブハラに向かいます。道路沿いに立つポプラ並木がシルクロードの雰囲気を感じさせてくれます。

ブハラの街に入りました。大きな絨毯が店先に展示されていました。

5時45分にブハラの旧市街に到着。国境から1時間45分もかかりました。予約していたアムレットホテルに向かいます。

アムレットホテル。19世紀のマドラサを改装したＢ＆Ｂです。ラビハウズから約300ｍの距離で観光に非常に便利な場所に位置しています。朝食も大変美味しくて、1泊100$もしますが、おすすめのホテルです。

アムレットホテルの入口。

アムレットホテル。

マドラサの部屋が改装されて客室として使用されています。

こちらの2階が我々の部屋です。

アムレットホテルの部屋。

2階の共有スペース。

モスクの跡も残されています。

夕方の6時半頃、ブハラの街歩きに繰り出します。キャラバンサライ跡。

キャラバンサライ。

ラビハウズまで歩いて来ました。ナディール・ディヴァンベギ・マドラサ。1622年に大臣のナディール・ディヴァンベギによって建てられた神学校です。

子羊を足でつかんだ2羽の鳳凰が、顔をモチーフにした太陽に向かって飛んでいる絵が描かれています。サマルカンドのシェルドル・マドラサ同様、偶像崇拝を否定するイスラムの教義に反しており、イスラム世界では非常に珍しい建造物です。建造当初はキャラバンサライ(隊商宿)として建て始めましたが、当時のハーンにすばらしいマドラサと賞賛されたので、急遽マドラサにしたそうです。

太陽に向かって飛ぶ鳳凰。

太陽をモチーフにした人間の顔。

子羊を足の爪でつかんで飛ぶ鳳凰。

鳳凰の顔のアップ。

鳳凰の足の爪で捕らえられた子羊。

ラビハウズから通りに面して建つのが、クカルダシュ・マドラサ。

先ほどのナディール・ディヴァンベギ・マドラサの向かいに池を隔てて建つのが、ナディール・ディヴァンベギのハナカ。ハナカとは巡礼宿です。

マゴキ・アッタリ・モスク。

タキ・テルパクフルシャン。ブハラにはタキと呼ばれる、道路の交差点に建ちバザールの入る丸屋根を擁した建物がいくつかあります。

カラーン・ミナレットまで歩いてきました。夕陽を受けて赤く輝く姿がとても美しいです。

カラーン・ミナレットに隣接して建つのがミル・アラブ・マドラサ。夕陽の光を受けて赤く染まっていました。

ミル・アラブ・マドラサ。今でも現役で活動している神学校です。

正面のイーワーンの両隣に青いドームが並び立っています。25年前はイーワーンの壁面はかなり剥げていましたが、現在は美しいモザイクタイルで覆われています。
こちらが25年前のミル・アラブ・マドラサです。
https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/18/54/12/src_18541251.jpg?1281578589
その時の旅行記がこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/10436389

ミル・アラブ・マドラサの美しいモザイクタイル。

ミル・アラブ・マドラサ。

ミル・アラブ・マドラサの美しいモザイクタイル。

ミル・アラブ・マドラサの美しいモザイクタイル。

ミル・アラブ・マドラサの青のドーム。

ドームの側面は美しいモザイクタイルの装飾が施されています。

左からミル・アラブ・マドラサ、カラーン・ミナレット、カラーン・モスク。

ミル・アラブ・マドラサとカラーン・ミナレット。

カラーン・ミナレット。1127年に建造され、その後のモンゴル軍による攻撃も免れたそうです。高さは46mもあり、ミナレットの上にも登れた時期がありましたが、現在は入場は不可です。

夕陽に映えるカラーン・ミナレット。

カラーン・ミナレットの先端部。

側面の文様は層によって異なり、星形や網目などの幾何学模様が施されています。

カラーン・ミナレットの側面の幾何学文様の上段。

カラーン・ミナレットの側面の幾何学文様の下段。

夕暮れ時のカラーン・ミナレット。

カラーン・ミナレットとミル・アラブ・マドラサのドーム。

カラーン・モスクの向こうに夕陽が沈んで行きます。

夕暮れ時のカラーン・モスクのシルエット。

夕陽を見ようとアルクまで歩いてきましたが、到着前にあえなく沈んでしまいました。

夕陽も沈んでしまったので、ホテルに戻ります。カラーン・モスクのドームの向こうにライトアップされたカラーン・ミナレットが見えます。

ライトアップされたカラーン・ミナレット。

カラーン・ミナレット。

昼食の量が多かったのであまり食欲も出ず、軽い食事で済ませました。ラビハウズの近くのカフェに入り、ミックスジュースとケーキをいただきました。

ウズベキスタンのケーキ。フルーツの味が濃くて美味しかったです。