2018/06/20 - 2018/06/22
335位(同エリア2647件中)
クッキーさん
ベレン地区から戻り、コメルシオ広場からカテドラルへの街歩き。
夕刻にはケーブルカーのグロリア線、ビッカ線、28番市電と乗りまくりました。
リスボン最終日は サン・ジョルジュ城で城壁を堪能した後、アルファマ地区を散策。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ベレン地区から戻り、コメルシオ広場へ。
中央に立つのは ドン・ジョゼ1世の騎馬像だそう。 -
勝利のアーチ。
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コメルシオ広場を囲む建物の下には 回廊があるそう。
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テージョ川に架かる 4月25日橋。
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まるで海のように見えるテージョ川に向いて立つ 2本の柱は、海外進出への入り口みたい。
15世紀前半のポルトガルは、人口は110万と推定されるにすぎない小国でした。そのような小国が、ヨーロッパ諸国の中で最初に海外に進出したできた理由を現代の経済史家ウォーラーステインは次のように説明しています。
『初期のポルトガル人探検・航海者の目的は、海上ルートによる金の探索であった。金と並んで香料も目的であったが、長期的な目的となったのは小麦・砂糖・魚肉・木材・衣料などの基礎商品の獲得である。過剰人口のはけ口説や宗教的情熱説は根拠が薄く、一種の「口実」である。ポルトガルが真っ先に対外進出ができた理由は、
(1)大西洋岸にあり、アフリカに隣接しているという地理的条件、
(2)すでに遠距離貿易の経験を持っていたこと、
(3)資本の調達が容易であったこと(ジェノヴァ人がヴェネツィアに対抗するため、ポルトガルに投資しており、リスボンで活躍していた商人の多くはジェノヴァ人であった)、
(4)他国が内乱に明け暮れていたのにポルトガルだけは平和を享受し、企業家が繁栄しうる環境があったこと、
の4点である。』
旅行をした後でも こうしていろいろ歴史を知ると、見てきたことに重みが感じられます。 -
コメルシオ広場の一角では イベントの準備中。
この後の訪問地、コインブラで分かったことですが、サッカーの試合のパブリックビューイングのための設営だったんだろうと… -
コメルシオ広場。
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凱旋門の下を通ると、アウグスタ通りに繋がります。
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少し歩いて くちばしの家。第2代インド提督の息子が建てた邸宅で、現在は公的機関に使用されている建物だそう。
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どこかのツアー客の一団を案内代わりに ついて歩き、細い路地裏のような坂道を上がっていくと出くわした カテドラル。
大聖堂と市電のツーショットはリスボンを象徴する風景の1つ。タイミングよく28番線の電車に遭遇。アングルはよくありませんが、1枚。 -
青空に映えるカテドラル。
要塞の役目も兼ねていた大聖堂のファサードは 側面を防衛する2つの塔と銃眼付きの胸壁を備えています。 -
拝観料?は1人2.5ユーロ。
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ステンドグラス。
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ステンドグラス。
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2階へ。
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2階から主祭壇を見下ろします。
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キリストと12使徒を描いたステンドグラスのバラ窓。
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ステンドグラスから零れ落ちる光の雫が幻想的。
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ホテルに戻る途中 フィゲイラ広場辺り。
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16:40
カフェビールで一休み。
スペインでもポルトガルでも、オープンカフェでは喫煙可なのは 夫にとってはストレスフリー。 -
一旦ホテルに戻って休憩します。
各種チケットも記念に。
これは 10:27発券だから ジェロニモス修道院のもの。 -
65才、2人という記載から 発見のモニュメントのチケット。
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こちらは2.5ユーロだから カテドラル。
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18:00
グロリア線のケーブルカーに乗るために お出かけ。
ロシオ駅は いつ見ても宮殿のよう。 -
レスタウラドーレス広場に立つモニュメント。
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グロリア線のケーブルカーの乗り場は この建物の右側だったかと…
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グロリア線のケーブルカーは 幸いにも座ることが出来ました。
両側の壁には 落書き?芸術? -
グロリア線のケーブルカー。
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カモンイス広場の像。
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人気の市電28番は、カモンイス広場も通ります。
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リスボンの坂道具合がよく分かります。
カモンイス広場からロレート通り を西に進んで、ビッカ線のケーブルカー乗り場へ。 -
着いた時にはケーブルカーは見当たらず、運行していないかと思っていたら やってきたケーブルカー。
下り坂の正面にはテージョ川が。リスボンを象徴する風景として何度も目にした光景が 眼前に広がります。
リスボンで 一番心に残る風景になりました。 -
ケーブルカーの中から。
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シャッターを押す手が止まりません。
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到着。
ワクワクする経験でしたが、これも観光公害になっているのかも… -
ビッカ線を降りて、カイス・ド・ソドレ駅から歩いて数分のところにある リベイラ市場のフードコートで夕食。
有名シェフや人気レストランのお料理を気軽に食べられ、スイーツの店など45店舗が入っているそうです。
それぞれのお店のカウンターで料理をオーダーし、支払いを済ませると呼び出し機器を渡されます。席に着いて待っていると緑のランプが付きブザーが鳴るのは 日本のフードコートと同じ。
帰り際に、焼きそばの実演を見て 食べたそうな夫ですが、行列の長さを見て 諦めました。 -
20:42
一日の終わりに 28番市電に乗ってみました。
ホテルの窓から見ていると 列が途切れていたので乗り場へ急ぎましたが、 少しの間に列は長くなっており、2台ほど見送った後 乗車。
ジェロニモス修道院に行く時に出会った日本人ご夫婦も同乗。 -
昼間歩いた風景を 電車内から。
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28番市電に乗っているのは ほとんどが観光客の様子。
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建物の間の狭い空間をすり抜けるように走っていきます。
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リスボンの街歩きは 25,127歩。
体力は消耗しましたが、リスボンの街の良さは 歩いて初めて分かるような気がします。 -
10:17
前日までに 計画通りの観光を終えたので、この日のスタートはゆっくりと。 -
この日も快晴。サン・ジョルジェ城を目指してバイシャ地区へ向かいます。
フィゲイラ広場の端を通って 電車が走る通りを歩き、 -
この目立つ色のビルの向かい側にある ビルの1階にエレベーターの乗り場へ。
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エレベーターを上がり切ったらマダレナ通りを左斜めに渡り、広場の左奥にあるスーパーの入口にある第2のエレベーターへ。
グーグルマップを見ていたので、多分ここだろうと見当をつけてはいたのですが ちょっと自信が持てず、手前に写っている女性に声を掛けたら こちらだと案内してくれました。
右側の階段でも上がっていけるのでしょう。 -
サン・ジョルジェ城への標識があったので それに従い坂道を回り込み、サン・ジョルジェ城の麓へ。
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朝ゆっくりしたせいか、チケット売り場前の行列は かなりの込み具合。
待つ間に 街角を。 -
列の脇には ストリートミュージシャンの姿も。
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10:58
ようやく城内へ。 -
広い石畳の先には砲台や望遠鏡が並ぶビュースポット。城壁から市街とテージョ川の一大パノラマが望めます。
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中庭が素敵なおうちですが、こんな風に 日々覗かれていたら 寛ぐこともままなりませんね。
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右手奥に進むと、11世紀中頃にイスラム教徒により建造された アルカソヴァの王宮跡。
この造形美は たまりません。大地震にもかかわらず よく残されたものです。 -
リスボンの街並みと テージョ川に架かる 4月25日橋。
サンタ・ジュスタのエレベーターやカルモ教会が見えています。 -
サン・ジョルジェ城の城壁。
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まさに要塞の姿です。
中央に架かる橋の先が 入り口のようです。
橋の手前に見えるのは 獲得の塔(あるいは公文書塔)。
古くはウリッセス島とも呼ばれ、国王の財宝(税金や王家の収入がもたらした品物)そ保管していましたが、14世紀には 王家の重要な文書を収集・保管する公文書館になりました。 -
要塞の姿を じっくりと。
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城壁の上の 凹凸している はざま は、凸の先に三角帽子のような型が見られない単純な四角形です。
11世紀中頃にイスラム教徒により建造された城塞なのに ここは西洋式なんですね。 -
濠に架かる橋を渡り、中へ。
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城壁の中の最初の中庭。
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次の中庭にある 急な階段を登り、城塞の上を歩きます。
城塞の上から。二つの塔を持つのは サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会。
中で見られる青と白のアズレージョが美しいと聞いていたのですが、訪れる時間はありませんでした。屋上からは360度景色を見渡せる 穴場のスポットだそう。 -
1147年、リスボンを征服したポルトガル初代国王アルフォンソ・エンリケスにより、イスラム教徒から奪還された城塞。
1255年、コインブラからリスボンに首都が移されると(16世紀初頭にリベイラ宮殿に王宮が移されるまでは)王家の居城として華やかな宮廷生活が繰り広げられたのだそう。 -
城塞の上から。
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城塞の上から。
ユリウス・カエサルの時代にローマ人の手によって要塞として建設され、その後 西ゴート族、イスラム教徒、キリスト教徒の王へと引き継がれたのは、これだけリスボンの街を俯瞰できるという立地所以でしょうね。 -
城壁の外へ。
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さらに石段を下りて。石段の奥にあるのは 貯水の塔。雨水の倉庫です。
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その奥は 礎石だけが残されている空間。
いただいたリーフレットによると、左手がイスラム地区といって 住居の構造をもつ特徴的な区画だったそう。おそらく厨房として使用されていたらしい場所。右手前は 行政府の官僚たちが暮らす住宅地区であり、3本の道を挟んで2つの家があり、ほかにシンプルな建物が並ぶ特徴的な構成。
写ってはいないのですが、その奥には サンチアゴ伯爵家の宮殿の地上階部分(通路、収納室、食料貯蔵庫など)があった跡だそう。 -
まわりの観光客がざわめいていました。
皆の視線の先を見上げると、木の上に孔雀の姿が。 -
イスラム風の遺物のような ロマン風庭園?
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13:07
サン・ジョルジェ城を出て、アルファマ地区に向かいます。 -
市電。
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サンタ・ルジア展望台から。
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ジャカランダが真っ盛り。
アズレージョも素敵。 -
28番市電を連写。
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13:19
ポルタス・ド・ソル広場の近くの階段を下ってすぐの所に見られたアート。実はここは公衆トイレだそう。トイレを利用する人よりもカメラを向ける人の方が多いという 人気の観光スポットです。 -
サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会。
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この辺りからがアルファマ地区でしょうか。
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石畳の坂道。
アルファマ地区は リスボン地震の被害を免れ、昔のリスボンの姿が色濃く残っている地区です。イスラム時代には町の中心だった地域で、迷路のような路地や白壁の家々など、イスラムの影響を色濃く残す風情ある街並みです。 -
曲がりくねった路地や石段、坂道。生活感あふれる洗濯物。
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建物の壁面には さほど芸術的ではない落書きもいっぱい。
細い道が何本も入り組み、まるで迷路のなかにいるよう。 -
細い通りにはいくつものカフェやレストランがありますが、営業している店はあまり見かけなかったのは 時期のせい?
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13:40
シャハリス・デ・デントロ広場まで下りてきたようです。ファド博物館が近くにあるはず。
カフェビールと 簡単な一品料理でランチ。 -
壁面のアズレージョ。
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街角。
心惹かれますが、こんな坂道を全て踏破していたら 体力がもちません。 -
街角。
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サンタ・ジュスタのエレベーターには乗り損ねました。
その隣に見えているカルモ教会。 -
このような通りを歩き回る時間が取れなかったことだけが心残り。
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壁面の模様が特徴的。
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フィゲイラ広場から。
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14:38
2回ほど寛いだカフェも 思い出の一つ。 -
15:23
大きな荷物を持って動くのは大変。今回の周遊でタクシーの利便性を実感したので、迷わずタクシーでカンポ・グランデに向かいました。12ユーロでした。
オビドスに向かうことを伝えると、ドライバーさんは、停車しているバスのすぐそばで停まってくれくれた上、バスの運転手さんに行先を確認してくれたので 安心して乗車できました。
15:30発のバスで オビドスへ。 -
リスボンからオビドスまでのバスチケットは 1人7.85ユーロでした。
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