2018/09/28 - 2018/09/30
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クリント東木さん
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今年の紅葉はどこに見に行きたいか相方に聞くと「立山」という返事。2011年9月末に一度訪れており、一ノ越から雄山に登頂。その時見た360°の絶景と立山の紅葉が素晴らしく、もう一度見たいという思いもあり「縦走するなら」と即決。宿は前回も宿泊したみくりが池温泉さん。天候予備も含め3連泊しました。
その5。紅葉が最盛期の室堂散策編。山に登らなくても室堂からは雄大な風景を眺める事ができます。定番の観光名所から穴場の撮影ポイント。そしてあまり観光客があまり行かない絶景の紅葉スポットまで、4日間の滞在中に散策した室堂の素晴らしい景色をこの旅行記に纏めました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1日目。弥陀ヶ原からは立山高原バスに乗り室堂へ。
ターミナルから入ってすぐ係員の方から登山届を渡され、その場で記入。立山高原バス 乗り物
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そして目の前にある観光案内所へ。事前にチェックしていた立山ガール日記で紅葉が見頃と書かれていた新室堂乗越辺りの色づき具合や代替歩道、神の道の場所などを確認。すると、立山ガール日記を見ていたという事で絵葉書のプレゼント。
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ターミナルを出ると、雲が多くいまいち。
室堂平 自然・景勝地
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定番の撮影場所からも立山は全く見えず。
室堂平 自然・景勝地
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隣の玉殿湧水で喉を潤します。
今日は景色も見えないのでみくりが池温泉へ直行。立山玉殿湧水 自然・景勝地
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ここからは2日目。みくりが池。池の向こうに立山が見え、室堂で一番の絶景ポイント。
みくりが池 自然・景勝地
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運が良ければ見事な逆さ立山が見られる事も。
みくりが池 自然・景勝地
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地獄谷に通じる道は通行止め。火山ガスの活発化により事故のリスクがあるため。2011年は散策できたのですが、残念。
ここからは雷鳥沢に向かって見て行きましょう。 -
みくりが池温泉の過ぎ、階段を登るとあるのがエンマ台。
エンマ台 自然・景勝地
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地獄谷を上から覗き込むかたちで見る事ができます。
地獄谷 自然・景勝地
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反対側には山崎カールも良く見えます。
山崎カール 自然・景勝地
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雄山の北西山腹が山崎カール。地理学者の山崎直方が日本に氷河があった可能性を示し、1905年(明治38年)にその存在が確認されました。その後、雄山直下の圏谷は山崎の名を取って命名。1945年に立山の山崎圏谷として国の天然記念物に指定されました。
山崎カール 自然・景勝地
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さらに歩くと血の池。普通の池塘とは違い、赤い水たまりが点在しています。水分中に多くの酸化鉄が含まれるからこんな色に見えるんだそうです。ちなみに周りの草の色づきは紅葉している為です。
血の池 自然・景勝地
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この散策路は階段が整備されていますが、アップダウンは結構あります。
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左にりんどう池を見て歩いていくと、
りんどう池 自然・景勝地
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雷鳥沢の目の前まで来ました。
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尾根沿いはハイマツの濃い緑を囲うようにナナカマド、ミネカエデが色づいています。
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良く見ると紅葉の色づきも赤、黄、オレンジ色など様々。
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雷鳥沢登山道の草紅葉もいい色合いです。
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地獄谷も目の前です。途中の階段でも火山ガスの臭いで咳き込むほど。明らかに活発化しています。
地獄谷 自然・景勝地
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2011年には地獄谷を散策でき、
地獄谷 自然・景勝地
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間近で地獄谷を見る事ができました。「立ち止まらないよう」という看板があったように記憶していますが呑気にこんな写真が撮れるぐらい。早く沈静化する事を祈るばかり。
地獄谷 自然・景勝地
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最後はこの階段を登りみくりが池へ。これがきつかったなぁ。
地獄谷 自然・景勝地
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さて観光で室堂を訪れた場合、雷鳥沢で引き返す方が多いと思います。(かく言う私も2011年はそうでした。)その反省を込めて、紅葉が見頃の時期は是非雷鳥沢の橋を渡り、少しでも新室堂乗越に向かって歩いてみて下さい。見事な紅葉を見る事ができます。
ここからは新室堂乗越から雷鳥沢に向かって紅葉を見ていきます。 -
新室堂乗越から下り始めると、すぐ彩り鮮やかな木々が出迎えます。
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縦走した後ですが、この紅葉で疲れも吹っ飛びます。
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登山道はしばらくガレ場。しかし雷鳥沢のキャンプ場まで見渡せ気持ちいい!
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次第に紅葉が近づきます。
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草紅葉の中の登山道。まさに紅葉ロード。
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一面の絨毯のような紅葉に思わず声が出ます。
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ガレ場を超えると木道へ。振り返ると新室堂乗越からここまでは少し傾斜がきついようですが、
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この先はほぼ平坦。雷鳥沢のキャンプ場からもそう遠くはありません。ここから先の紅葉が凄かった!
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見事なグラデーション!
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イチオシ
素晴らしい紅葉に言葉なし。
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つい見とれて、全然前に進めません。
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見上げると紅葉が層になって折り重なるよう。
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真っ赤なナナカマドもいいですが、これぐらいの色も素敵です。
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草紅葉の中を通る雷鳥沢の登山道。
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この尾根の紅葉もきれいですね~。
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さらに歩いていくと
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川沿いを歩き雷鳥沢の登山道に合流。
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橋の手前。濃い緑がある事で紅葉の赤が一層引き立ちます。
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そして橋を渡れば雷鳥沢のキャンプ場に到着。
いかがでしょう。雷鳥沢からだと少し遠くに紅葉を見る事になるのですが、橋を渡って少し歩くだけでさらに色鮮やかな紅葉を目の前で見る事ができます。紅葉の時期にはお勧めのコースです。 -
さてここからは3日目。今日は一日雨ですが、午前中は小雨予報なので室堂を散策。みくりが池温泉前の階段を登ります。現在地は案内図のみくりが池の左上。このまま左に進めばエンマ台へ。今日はここを右に進みます。
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エンマ台から雷鳥沢に続く散策路。血の池をこちら側から見ると新鮮。
血の池 自然・景勝地
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雄山に向かって散策路は続きます。
立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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すぐミドリガ池。
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室堂山荘の手前からは雄山とその斜面の紅葉が一望。
立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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この辺りの紅葉もちょうど見頃です。
立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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室堂山荘を越え、
立山室堂山荘 宿・ホテル
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立山室堂を見学。現在残っている日本最古の山小屋で現在の建物は1726年(享保11年)に再建されたもの。国の重要文化財に指定されています。
立山室堂 名所・史跡
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前には「立山参道の石塔並びに石仏群」第三十二番石仏があります。
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振り返ると草紅葉の向こうに奥大日岳。
この後、代替歩道を歩き紅葉を見に行きました。(翌日に再度行ったのでそちらで)
そして昼過ぎには宿に戻りました。室堂平 自然・景勝地
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そして4日目。みくりが池温泉に荷物をデポし散策。台風が今夜にも富山に最接近するのですが、今日の方が穏やか。これが嵐の前の静けさというやつでしょうか。一応室堂で見る日の出。
立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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7月に花を咲かせていたチングルマもこの色づき。
室堂平 自然・景勝地
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室堂山荘を超えると十字路に。中央が室堂山。
室堂山 自然・景勝地
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左を向けば浄土山。今回の旅では登っていませんが、またいつか。
浄土山 自然・景勝地
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一ノ越方面に曲がりすぐあるのがこの看板。「この先登山道」とだけ書いてありますが、この後ろに続くのが代替歩道です。手元にある散策マップにも記載はなく自分達も立山ガール日記を見て知りました。地獄谷の火山活動がさらに活発化した際に通る道として2年前に出来そうです。途中で雷鳥沢から一ノ越に続く母恋坂、通称神の道に合流します。紅葉を見るために途中まで歩きました。
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山肌の草紅葉の間を進みます。排水路(?)の左側が代替歩道なのですが、そこにあるチングルマを踏んでいくわけにもいかず、コンクリートの上を歩く事も。
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山が近くなりました。代替歩道は蛇行しながら谷を下りていきます。
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中央の登山道が母恋坂。
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さらに進むと室堂山荘の裏側が見えてきました。こうやって見ると崖の上に建っているんですね。
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道沿いのチングルマがいい色づき。
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綿毛の数も少なくなり、季節の移り変わりを感じます。
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雄山までかなり近づきました。これ以上進むと帰るのが大変になるのでこの辺りで眺めることにしましょう。
立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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いい色づき。
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室堂だけでもこれだけ綺麗な紅葉が見れるんですね。
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山の斜面もしっかり根を張って色づいています。
時間があればこのまま雷鳥沢まで行きたいところですが、そろそろ宿に戻りましょう。室堂の紅葉も堪能できました。 -
みくりが池温泉で荷物をピックアップ。室堂ターミナルへ。
みくりが池温泉 宿・ホテル
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みくりが池。そして少し見える剱岳。素晴らしい景色をありがとう!
みくりが池 自然・景勝地
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天狗平へ続く道。ここもゆっくり歩いてみたいですがまたいつか。立山にはまだまだ見ていないところが多くあり、何回来ても楽しめそうです。
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最後に立山が見えるので、定番の記念写真。今日は曇りですが、あれだけの素晴らしい景色を眺められたので悔いなし。そして立山自然保護センターを見学し、トロリーバスへ。室堂に別れを告げました。
山に登らなくてもこれだけの絶景を目の当たりにできるのが立山のいいところ。素晴らしかったです。帰ってきたばかりですが、また行きたくなりました。
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