2019/07/31 - 2019/08/01
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クリント東木さん
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花の名山として名高い白馬岳。以前から憧れの山でしたが、ここ数年山で花を楽しむようになり、増々その思いが強くなり、念願が叶えるべく計画。登山コースはいくつかありますが、今回は猿倉登山口から大雪渓を登り、栂池に下りるルートを選択。猿倉を朝、出発できれば1泊2日で下山できるところをですが、今回はゆっくりと、そして存分に眺望と高山植物の宝庫である白馬岳を楽しもうと4泊5日で周りました。
その1。憧れの大雪渓と花が咲き乱れるお花畑編。1日目。新宿駅からあずさ3号で7時30分出発。白馬駅からは路線バスで猿倉へ。猿倉荘で昼食を頂き、白馬尻小屋で宿泊。2日目は早朝から大雪渓を登り、葱平へ。防寒着も満載で荷物の重さがずしりと堪えましたが、想像以上の花の多さ、眺望の素晴らしさを堪能。村営白馬岳頂上宿舎で昼食後に本日の宿である白馬山荘へ向かいました。(まだ名前の分からない花も多くありますが、ご容赦ください。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新宿駅構内の頂で駅弁を購入。7時30分発のあずさ3号に乗車。旅行で(新幹線以外の)特急に乗るのは初めて。それだけで旅情をそそります。
特急 あずさ(スーパーあずさ) 乗り物
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朝食。駅弁の五目わっぱ飯。やさしい味付けのものが多く、美味しかったです。(相方は新宿弁当)
駅弁屋 頂 グルメ・レストラン
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白馬駅には11時27分の到着。この駅では多くの登山者が下車。ただほとんどの方が白馬八方、栂池行きのバスに乗り込みました。
白馬駅 駅
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11時45分発の猿倉行きに乗車。
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12時12分、猿倉着。こちらで昼食を頂きます。
猿倉荘 宿・ホテル
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猿倉荘でどんな食事メニューがあるか、調べても一部山小屋情報サイトの文字面でしか出てこなかったのでメニュー表です。
猿倉荘 宿・ホテル
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猿倉うどん。牛丼の具を温め、うどんにぶっかけたという感じ。少し濃い味付けでした。
猿倉荘 宿・ホテル
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事前に白馬山荘から登山届も同封されていたので、こちらに提出。
猿倉荘 宿・ホテル
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12時55分出発。今日は意識してゆっくりと歩きます。しばらくは砂利のなだらかな道が続きます。
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鑓温泉との分岐。
この辺りから徐々に花が多くなりました。 -
オオウバユリ。
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これは何でしょう。オトギリソウではないし調べがつかず。
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シロツメクサ。
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知らない花ですが、イヌトウバナでしょうか。まだまだ勉強不足です。
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ここまでは車が入れるようです。ここからは本格的な登山道。
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ミゾホウズキ。
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ミヤマキンポウゲの群落を過ぎれば、
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白馬尻小屋に到着。14時14分なので、1時間19分掛かりました。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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本館の受付。こちらに宿帳を提出し、前払い。@10300円(税込)。今日の寝る場所や館内の説明と受け部屋へ。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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白馬尻小屋の全景。本館の右上が宿泊棟です。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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入ってすぐ、ハンガーなどがあり、こちらが簡易の乾燥室。靴は袋に入れ部屋へ。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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宿泊棟は3階建て。私達は1階の1区画。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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通常6人部屋のようですが、この日は4人で利用。静かな親子と一緒でした。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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2階の1区画は更衣室。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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宿泊棟の前には洗面とトイレ。(トイレはもう一つあり)
白馬尻小屋 宿・ホテル
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本館の前はベンチがありテント場にもなります。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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ここからは見える大雪渓。すでにガスで覆われていますが…。
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本館受付前が食堂。夕食は17時からこちらで頂きました。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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豚の生姜焼き、サラダ、山菜の和え物、ご飯、味噌汁。生野菜が出るのはここならでは。そして味噌汁は長野のソウルフードの鯖缶と筍のもので美味しかったです。(ご飯、味噌汁はお代わり自由)
白馬尻小屋 宿・ホテル
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さて敷布団は大きめ(ダブルサイズ?)ただ薄いので相方の分と2枚重ねて使用。ただ状態はあまりよろしくなく…(苦笑)。枕もビニール(上)なので、大判のバンダナを巻いて(下)使用。この日は概ね静かで熟睡できました。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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翌朝は5時から朝食。オイルサーディン、ハム、玉子焼き、納豆など。
白馬尻小屋 宿・ホテル
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今日は天気が良さそう。昨夕よりもはっきり大雪渓が見えています。
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準備をして5時43分出発。すぐ様々な花がお見送り。
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キヌガサソウ。
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カラマツソウ。
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オガラバナ。
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登山道の両脇にはミヤマトウキが拍手をして見送っているよう。
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タニウツギ。
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ここが雪渓の取り付き。
白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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久しぶりなのでアイゼン装着に手間取りましたが、6時28分出発。
白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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始めての大雪渓なので、慎重に登ります。ひんやりした空気が心地いい。相方もまだ余裕。
白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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すでに秋道という事でしたが、雪が少ないという事でしょうか。
白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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こんな雪がない場所も。
さらに進むとドーンという音を共に「ラクッ!」と大声が。すぐ下に向かって「ラクッ!」と叫びます。幸い登山道とは離れた右最上部からでコース上には転がってきませんでしたが、あの響く振動と音にはビビリました。白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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イチオシ
さらに進むとガスも晴れ、大雪渓と青空の絶景が目の前に。素晴らしすぎる!!
白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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杓子岳(左)と岩峰群もはっきり。
杓子岳 自然・景勝地
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夢中で登ってきた大雪渓もここで終了。約1時間40分。楽しかったなぁ。
白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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アイゼンを外し、少し上で休憩。こうやって見ると結構な斜度ですね。
白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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雪渓の下はすでに溶けている部分も。これが落ちたらと思うとちょっと怖い。
さぁ、ここからが花の白馬岳の楽しいところ。急登ですが、花を見ながら登りましょう。白馬大雪渓遊歩道 自然・景勝地
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オニシモツケ。
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橋を渡り、
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ミヤマキンポウゲ。
この先、葱平(ねぶかっぴら)はお花で一杯。 -
チシマギキョウ。
先に撮っていたベテランの方からイワギキョウだねと教えていただき信じて疑いませんでしたが、拡大してよく見ると花が毛羽立っていて、これはチシマギキョウと判明。 -
こちらがイワギキョウ。咲いていたのはもっと上でしたが、比較のために並べました。花に毛羽がありません。
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コウゾリナ。
これもシロウマタンポポだと思って撮りましたが、調べると違うようです。本当に難しい。 -
ヤマブキショウマ。
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テガタチドリ。
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クロウトヒレンの蕾。
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クルマユリ。
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オタカラコウ。
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ハクサンフウロ。
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オタカラコウの群落。タカネスイバ、ミソガワソウも混じってアピール。
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ウルップソウ。登山道脇に一輪咲いていました。8月だと見れないと思っていたので感激。
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ヤマガラシ。
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シナノキンバイ。
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小雪渓が見えました。
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ミヤマオダマキ。
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ハクサンイチゲ。
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ここはアイゼンなしで慎重に通過。
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黄色い花の群落。
ここに私が見分けがつかないと思い事前に勉強していた3つの花が咲いていました。 -
右下の3輪と真ん中右下の1輪がシナノキンバイ。少し花が大きくこれは見分けがつきやすい。
左下のエリアの7輪はミヤマキンバイ。花の中央が少しオレンジ色です。
中央から右上に咲いているのがミヤマキンポウゲ。上の2つ以外ならミヤマキンポウゲと(かなりいい加減ですが)覚えました。 -
シロウマタンポポ。通常タンポポより黄色が鮮やかで濃い色合い。
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アオノツガザクラ。
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ミヤマキンポウゲの群落。
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次第に登山道沿いは黄色い花たちで埋め尽くされました。
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イチオシ
シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲの群落が疲れを癒してくれます。
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しばらく雲に隠れていた天狗菱も顔を出しました。
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イワオウギの群落にヨツバシオガマも。花が多くなかなか進めません(笑)
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登山道の両側に咲く花を見ながらゆっくりと。
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ミヤマオダマキ。
この先の看板の場所に絶景のお花畑があり、大休憩となりました。 -
そのお花畑がこれ。
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シロウマタンポポ、ミヤマキンポウゲの大群落!
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稜線までの斜面一面に広がっています!圧倒的な花の量に思わず見惚れてしまいました。
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黄色い花の絨毯のようと形容したくなりますが、
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イチオシ
そんな言葉さえも陳腐に聞こえる素晴らしさでした。
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25分後に出発。山小屋が見えてきましたが、ここからが長かった。
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再び登山道真ん中にウルップソウ。
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12時25分、ようやく村営白馬岳頂上宿舎に到着。こちらの外来食堂で昼食。
白馬岳頂上宿舎 宿・ホテル
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生ハムコロッケカレーとカレー。途中に4度、行動食を挟みながら登ったので空腹感はありませんでしたが、カレーは食べられます。
白馬岳頂上宿舎 宿・ホテル
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13時07分出発。ここからもお花畑が続きます。
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イブキジャコウソウ。
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チングルマ。今まで見かけませんでしたが、こんなところに咲いてました。
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稜線までの斜面はハクサンイチゲのお花畑。
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ようやく稜線上に。
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正面は旭岳。
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南側の稜線の先には丸山。
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北側が白馬岳。少し雲が多めで山頂は隠れています。
白馬岳 自然・景勝地
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稜線上はタカネシオガマや
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タカネツメクサが彩っていました。
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13時37分、白馬山荘に到着。お疲れ様でした。
葱平(ねぶかっぴら)の急登はかなりきつかったですが、花の多さは想像以上。多くの登山者を虜にする花の名山たる白馬岳の魅力に納得です。そしてこの後の2日間でさらなる白馬岳の素晴らしさを知ることになりました。つづく。白馬山荘 宿・ホテル
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