花の名山　白馬岳登山旅行　その3白馬山荘連泊編

2019/08/01 - 2019/08/03

花の名山として名高い白馬岳。以前から憧れの山でしたが、ここ数年山で花を楽しむようになり、増々その思いが強くなり、念願が叶えるべく計画。登山コースはいくつかありますが、今回は猿倉登山口から大雪渓を登り、栂池に下りるルートを選択。猿倉を朝、出発できれば1泊2日で下山できるところをですが、今回はゆっくりと、そして存分に眺望と高山植物の宝庫である白馬岳を楽しもうと4泊5日で周りました。

その3。白馬山荘連泊編。白馬岳の稜線には山小屋が2件ありますが、宿泊したのは白馬山荘。初めてなので山頂に近いという事が決め手になりました。そして白馬岳をじっくり楽しむため2泊、個室を予約。個室料のみ事前振り込みで、1泊8500円×2＝17000円を1ヶ月前に振り込み。食事は変わりませんが、部屋は清潔で羽毛布団も快適。疲れを癒すには十分なものでした。また併設のスカイプラザ白馬でも非常にリラックスした時間を過ごす事ができました。

エリア 栂池・白馬乗鞍(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

白馬山荘には13時37分に到着。

白馬山荘 宿・ホテル

まず受付棟にてチェックイン。事前に送られてきた宿帳はすでに記入済なので、個室クーポンと共に提出。名前を呼ばれたら右奥の窓口で前払い。＠10300円。連泊ですが1日分ずつの精算になります。夕朝食券を受け取り、館内の説明を受け部屋へ。

白馬山荘 宿・ホテル

部屋は受付棟の隣の1号館2階。

白馬山荘 宿・ホテル

シューズは袋に入れ持っていきます。

白馬山荘 宿・ホテル

2階廊下。部屋数の多さに驚き。これは山小屋という域を超えてます。

白馬山荘 宿・ホテル

個室は2畳に板間分が半畳。奥にはリュックも置けます。

白馬山荘 宿・ホテル

窓側から。敷布団2枚に掛け布団3枚（枕も）という事は3名で利用する事もあるという事か。

白馬山荘 宿・ホテル

部屋に荷物を置き白馬岳山頂を往復。
受付棟にあった白馬岳登頂認定書。自分で判を押し頂きました。

白馬山荘 宿・ホテル

1号館の前にあるスカイプラザ白馬へ。

白馬山荘 宿・ホテル

館内は広々。窓外に劔岳や立山が見えるはずですが、今日は雲が多く見えず。ですが、やはり窓側が人気のようです。

白馬山荘 宿・ホテル

頂いたのはかき氷。＠800円。練乳のストレートな甘さが疲れた体に染み入ります。カットフルーツも混ざっており山の上で食べるかき氷は最高でした。

その後部屋でお昼寝タイム。

白馬山荘 宿・ホテル

今日の夕食は17時から。館内放送があり

白馬山荘 宿・ホテル

食堂のある3号館へ。

白馬山荘 宿・ホテル

まずはビールで乾杯。

白馬山荘 宿・ホテル

1日目の夕食の献立。
鯖味噌煮、ささみ梅しそ竜田揚げ、牛蒡サラダ、さつまいも、山菜、豚汁、ご飯など。十分お腹一杯になりました。

白馬山荘 宿・ホテル

食後はテラス席でリラックスタイム。

ガスが多く、綺麗な夕焼けとはいきませんが、

日没後の赤く染まった雲が、見事な美しさでした。

夜は雲が多く翌朝は強風とガスで、星空、ご来光ともに見れず。

2日目朝食の献立。
鰆塩焼き、卵焼き、がんも、こごみ、人参サラダ、納豆、海苔、味噌汁、ご飯など。ご来光を諦めてから食堂に向かいましたが、一巡目に入れました。その後、準備をして杓子岳、白馬鑓ヶ岳へ。

白馬山荘 宿・ホテル

杓子岳、白馬鑓ヶ岳から戻ってきたのは13時02分。受付で今日の分を前払いし、夕朝食券を受け取り部屋へ。

白馬山荘 宿・ホテル

スカイプラザ白馬に向かうもランチタイムは終了。（13時まで）
という事で飲みながらつまむ事に。

白馬山荘 宿・ホテル

生ビールで乾杯。蒸し暑い日の生ビールは最高です！

白馬山荘 宿・ホテル

注文したにはおでんともつ煮。パックのものを温めたものですが、十分です。

白馬山荘 宿・ホテル

相方の希望でパンケーキも。

この後、部屋に戻り爆睡。

白馬山荘 宿・ホテル

さてここからは白馬山荘館内の様子をご紹介しましょう。
1号館の1階は相部屋が並びます。

白馬山荘 宿・ホテル

1号館の相部屋。

白馬山荘 宿・ホテル

片側で13～4人だったでしょうか。
階段を上り、中2階も同じ様子。布団は1人1枚は確保されるようです。山小屋で相部屋だとこういう事ですよね。

白馬山荘 宿・ホテル

1号館の男女別更衣室。

白馬山荘 宿・ホテル

1号館入口にある乾燥室。

白馬山荘 宿・ホテル

1号館の一番奥に洗面。

白馬山荘 宿・ホテル

その前が男女別のトイレ。

白馬山荘 宿・ホテル

男性用トイレ。1日目はチェーンが張られ半分しか使えませんでしたが、翌日は全て使えました。山小屋にしては非常に清潔で匂いもあまりなく、しかも便座拭き用アルコールまで設置されていました。

白馬山荘 宿・ホテル

受付の奥にあるのが充電スペース。1回100円。ただこれがタコ足ならぬ、ムカデ足配線と言いたくなるような状況。なので充電が遅くあまり評判は芳しくありませんでした。

白馬山荘 宿・ホテル

さて白馬山荘は2県に跨って建っています。この受付棟、1号館、スカイプラザ白馬は長野県側。食堂のある2・3号館は富山県側になります。

白馬山荘 宿・ホテル

その2・3号館の案内図。

白馬山荘 宿・ホテル

入ってすぐ左にあるのが百年室。白馬山荘の歴史が古い写真と共に紹介されていました。

白馬山荘 宿・ホテル

百年室と医局の向かいが乾燥室。こちらの方が1号館より広く感じました。

白馬山荘 宿・ホテル

こちらにも男女別の更衣室。

白馬山荘 宿・ホテル

廊下には田部井淳子さん始め、著名な方のサインがズラリ。

白馬山荘 宿・ホテル

自炊室。こちらは少し狭め。スカイプラザ白馬の地下にも自炊室はありました。（未見）

白馬山荘 宿・ホテル

図書室があり、その前にテレビと談話室。

白馬山荘 宿・ホテル

横には缶ビールの自販機。

白馬山荘 宿・ホテル

そして食堂。左の柱から時計周りで（カフェテリアのように）食事を受け取っていきます。

白馬山荘 宿・ホテル

2日目の夕方には雲が切れ、ようやく美しい白馬岳の姿を見ることができました。

白馬岳 自然・景勝地

2日目の夕食も17時から。今日は4回転するようです。

白馬山荘 宿・ホテル

2日目夕食の献立。
ハンバーグ、舞茸の天婦羅、南瓜サラダ、山菜、高菜、アスパラ、けんちん汁、ご飯など。美味しく頂きました。

白馬山荘 宿・ホテル

夕食後に相方がお茶をしたいというので、スカイプラザ白馬へ。
コーヒーとココア。こういうリラックスする時間も必要ですね。相方も山小屋でしたかった事が全部出来たと満足げ。

白馬山荘 宿・ホテル

そして今日もテラス席へ。

相変わらず雲が多く、きれいな日没とはいきませんが、

日没後の雲はなかなか。

白馬岳も赤く染まりました。

白馬岳 自然・景勝地

今日歩いてきた杓子岳、白馬鑓ヶ岳も美しく見え満足。

夜には雷、おまけに雨まで降り出し星空は断念。しかし結果的にはこの雨のおかげで翌日の展望が良くなりました。

白馬鑓ヶ岳 自然・景勝地

翌朝、ご来光を見に1号館の後ろの展望ポイントへ。
今日も雲が多めでしたが、

太陽が徐々に登り、幻想的な空の色に。

そしてご来光。

この時の東側の雲海が凄かった。

すぐ食堂に向かいましたが、今日は行列。2巡目でした。
3日目朝食の献立は、ソーセージ、スパニッシュオムレツ、こごみ、人参サラダ、めかぶ、海苔、味噌汁、ご飯など。ソーセージは美味しかったです。

白馬山荘 宿・ホテル

3号館入口の前には簡単な展望案内図（？）があります。

西には黒部市の向こうに富山湾、能登半島が見えるはずなのですが、薄っすら海との境は分かりましたが、その他は確認できず。
しかし、この3日間で山の展望は一番良く、

白山。堂々たる山容。

そして劔岳（右）と立山（左）。これが見たかった！
よく見ると、中央の別山と劔岳って意外と離れているんですね。

さらに針ノ木岳（右端）の東に槍ヶ岳と穂高連峰まで。
後に山頂に着いた時にはもう槍ヶ岳は見えなかったので、この時見れてよかったです。

南東には南アルプスが見えるはずなのですが、はっきりとは見えず。たぶん中央奥のシルエットが南アルプスかと。

富士山、八ヶ岳もガスって見えません。

出発準備をして劔岳、立山をバックに記念写真。そして出発したのですが、白馬岳山頂では更なる絶景が待っていました！つづく。

始めての白馬山荘。スタッフの対応も良く食事も十分な美味しさ。スカイプラザ白馬での一時もリラックスできました。そして少々割高だと思いましたが個室にして大正解。非常に快適で私達が疲れを取るには必要だったと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• jun1さん 2019/08/18 22:55:32

  白馬三山縦走、満喫出来ましたね！

  クリント東木さん、こんばんは。
  
  今年は梅雨明けが伸びて、気が気じゃなかったですが梅雨明け直後のバッチリ最高の天気でしたね。
  私が大雪渓を登ったときよりも落石が多く映ってて、噂には聞いてましたが本当に落石が多そう。
  白馬山荘への最後の登りでバテて夫にザックを持ってもらったことを思い出しました。
  花の写真が沢山撮れて、雷鳥にも遭えて良かったですね。
  
  山小屋やプラザ白馬のこと、詳しく書いてあるので、これから登る人にとって役立つことでしょう。
  トイレが綺麗になったわ、生ビールの値段が５０円安くなったわ、私が気がついたことです（笑)
  ４泊ですと杓子岳、白馬鑓ケ岳にも縦走できて満足されたんじゃないですか?
  では、また～♪
  jun1
  

  クリント東木さん からの返信 2019/08/19 21:25:56

  投票ありがとうございます。

  　jun1さんへ
  
  　こんにちは。投票、そしてコメントありがとうございます。計画した時にはかなり余裕のあるスケジュールだと思ったのですが、いざ登ってみるとそうでもなく私達の実力に見合ったものでした。jun1さんのように車中泊で猿倉から1日で山頂（白馬山荘）まで登るというのが信じられません（笑）今回は花の写真もゆっくり撮れましたが、猿倉から登っていたらそこまで余裕はなかったと思います。
  
  　今回は雲は若干多めでしたが、5日間雨に振られる事もなく本当に恵まれました。白馬山荘も年々料金が上がっているようですが、人件費など諸々考えると仕方ないですかね。（トイレも綺麗になっているようですし（笑））その分非常に快適でした。jun1さんは夏休みはどちらへ？また旅行記も楽しみにしております。
  
  　クリント東木