2018/08/04 - 2018/08/12
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ウェンディさん
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この旅行記のスケジュール
2018/08/04
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山火事で宿は燃え、公園はクローズ、全治2年の怪我、更に悪徳警官までも登場! 無事に旅ができるか私達?
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飛行機での移動
10:55発アメリカン航空で日本脱出。昔に比べてアメリカ線の食事、味がよくなったかも。
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DFW空港でAAの評判の悪さの洗礼を受けることに!!!
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車での移動
レンタカーに乗り換え、到着初日からロング ドライブ♪途中で最悪のアクシデントが....
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宿泊はLone PineのMt. Whitny Motel。アラバマヒルズ観光にお勧めの宿。
2018/08/05
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ホイットニー山のトレイル ヘッドへ。
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メビウス アーチ ループ トレイルへ。そこは地球ではない赤い別世界。
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1時間のトレッキング。ハート岩やメビウス・アーチなど不思議な形の岩が沢山。
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車での移動
10時過ぎには気温は35℃超えの過酷なドライブ旅。でも、景色の良さはサイコー♪
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この旅行記スケジュールを元に
2018年の夏旅は大学生の娘とも休みを合わせた1年ぶりの家族旅で、アメリカ行きの航空券は発売とともにチケットを手配し、宿も10ヶ月前には予約し、準備万端で挑みました。
夏旅の行先はヨセミテ国立公園。
念入りに下調べをし、当選確率が50組に1組以下ともいわれるヨセミテHalf Doom(ハーフ・ドーム)への登頂チケットにも当選し、ワクワクしながらその日が来るのを楽しみにしていた旅でした。
しかし、人生(旅)には予測もつかぬことが起きるもの。
今年の夏に日本を襲ったの異常気象の熱波。
異様に暑かったのは日本だけではなく、高温の空気はカリフォルニアの森林に異変を起こしていました。
その異変とは、山火事。
例年以上の乾燥した空気が助力となった山火事は驚異的なスピードで燃え広がり、数日の内に近隣の町、そしてヨセミテの内部まで侵入し、近隣住民の避難、ついにはヨセミテ・ビレッジの宿泊者の緊急避難が余儀なくされました。
これを受けアメリカ政府はカリフォルニア州に非常事態宣言をだし、ヨセミテは閉園に追い込まれ、私たちはヨセミテでのトレッキング旅を諦めなければならない状況となりました。
夏旅のトラブルはそれだけでは終わりとならず、旅の6日前には追い打ちをかけるアクシデントが発生しました。
アクシデント、それは歩くのが大好きな私にとっては過酷な運命で、完全に元に戻るまで2年必要とも言われる足の怪我。
あまりのトラブルの連続に、もう夏旅は無理なのか…と一時は弱気にもなりましたが、危機は乗り超えるためにあるモノ。
旅の目的地が山火事で燃えている…コレは普通ならば途方に暮れてしまう状況ですが、そこからが私の底力の見せどころ。
旅の出発3日前の8月1日。
ヨセミテのプランを白紙に戻して再プランニングを始めました。
宿の予約やルートの再編成が完了したのは出発前日の夜となりましたが、最終的には当初の旅計画とは全く異なるバラエティに富んだプランとなり、地球外惑星に紛れ込んだかのようなモノ・レイク、風が作り上げた絶景アラバマ・ヒルズ、悪魔の列柱;デビルズ・ポストパイル、地球上で最高温度地点;華氏130℃超えの銀世界…等々、様々な異世界を旅することができました。
そんな摩訶不思議なカリフォルニアのWonder Natureと、現地で遭遇したアメリカ社会の闇の片鱗を強く実感した出来事を旅行記で紹介したいと思います。
【閲覧注意:旅行記4枚目に怪我の写真があります。加工してありませんのでご注意を】
☆Wonder Geo旅 カリフォルニア 旅程☆
■8/4 NRT10:55-DFW08:50 DFW11:40-FAT13:00 AA利用
■8/5 Alabama Arch Loop、Mono Lake
□8/6 Devis Postpile, Rainbow Fall/Mommoth Lakes、Death Valley
□8/7 Death Valley
□8/8 Kings Canyon National Park
□8/9 Sequoia Canyon National Park
□8/10 Sequoia Canyon National Park
□8/11 FAT06:00- LAX07:13 LAX10:50- AA利用
□8/12 -HND14:25
☆2018 Geologicalなカリフォルニア旅 旅行記☆
【1】BGMはトラブル四重奏 https://4travel.jp/travelogue/11390263
【2】驕りが齎した幻の絶景 https://4travel.jp/travelogue/11392406/
【3】巨人の痕跡 Devils Postpile https://4travel.jp/travelogue/11394960
【4】紅に輝くWhite Desert https://4travel.jp/travelogue/11398003
【5】クリスタルの蕾を探せ♪ https://4travel.jp/travelogue/11400933
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 航空会社
- アメリカン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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そう、あれは7月15日。
2週間後に迫ったヨセミテ・トレッキング旅についてネットで調べていた私は、検索していた単語から導かれたニュース記事にキーボードをたたく指を止めた。
それはBreaking News(ニュース速報)と呼ばれる記事で、記事内容はFerguson Fire(ファーガソン・ファイア)と呼ばれる山火事についいてだった。
夏のカリフォルニアの山火事は毎夏の風物詩的なもので、あまり驚くべきものではないのだが、今回の山火事は別。
7/13に発生した山火事が燃え広がり、ヨセミテ国立公園のゲートシティであるEl Portal(エル ポータル)の町へと迫り、更に私がヨセミテの宿として予約をしていた2軒のロッジ;Yosemite Ceder Lodge(ヨセミテ シーダー ロッジ)とYosemite View Lodge(ヨセミテ ビュー ロッジ)の近くまで燃え広がり、より山火事に近いシーダー ロッジでは宿泊客が着の身着のままの緊急避難を余儀なくされた…と言うモノだった。
(写真;翌7/16、日本語に訳された同内容のニュース速報)
この記事に驚きながらも、カリフォルニアでの山火事はいつものことだし旅まであと2週間以上あるので火はいずれ落ち着く事でしょう…と、私も相棒も慌てずにヨセミテでの宿泊に少しでも便利そうな宿を探しだし、新たな予約をして(宿泊費用は2週間前予約だったので、前のロッジよりもかなり高くついたが)ほっとしていたのだが、事態はそこで終わりではなかった。
乾燥した風にの飛び乗った炎が次々と近隣の森へと飛び火し、ファーガソン・ファイアの山火事の規模は日に日に拡大し、連日のアメリカでのトップニュースとして報道されるまで事態は悪化していった。ヨセミテ ビュー ロッジ ホテル
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山火事の消火活動は数千人体制の消防士で行われたが、自然の営みに対し人間が出来ることはちっぽけ。
ヨセミテ国立公園に迫る焔は有害ガスを撒きちらし、そのガスの危険度は風向きによっては人命の危険に及ぶレベルまで達し、ヨセミテ観光の中心地であるヨセミテ・ビレッジからの全従業員の退去と観光客の避難が決定した。
そして山火事の発生から二週間後、危惧していたことが起きてしまった。
多数の消防士の死傷者を出したファーガソン・ファイアはヨセミテ国立公園内部の森へと侵入し、国立公園の西側にあるヨセミテ・ビレッジ、そして南部のWawona(ワオナ)地区に有害な煙が充満し始めたのだ。
(写真: America ニュース記事より)
アメリカ政府は苦渋の選択を迫られた。
夏のヨセミテ国立公園は世界中から旅行客が集まる場所で、アメリカでも屈指の観光資源である場所。
そこを閉園するという事は多くの観光収入を失う事となる。
ましてや山火事でヨセミテが封鎖されるということはヨセミテ開園以来、初となる出来事だった。
しかし、山火事は容赦なく炎の舌を伸ばし、国立公園内へと侵食し、このままではヨセミテ国立公園全体が燃えてしまう可能性も考えられた。
政府が決めた決断は、ヨセミテ国立公園の大部分を閉鎖し消防士が消火活動に専念できる環境を作る事。
かくして、ヨセミテ・ビレッジの期間未定の閉園へと追い込まれた。ヨセミテ国立公園 国立公園
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ヨセミテ・ビレッジの期限未定の完全閉園がアナウンスされたのが旅の3日前の8/1。
通常ならば、旅の3日前に旅の目的地が無くなってしまったとしたら茫然とするだろうが、今回の場合は、この様な事態に陥ることも最初に速報ニュースを目にした7/15には予想出来ていたので、私の脳内ではヨセミテ国立公園でのトレッキングに変わる代替プランが、なんとなくだが渦巻いていた。
ヨセミテに行けないのならば、シェラネバダ山脈にあるアメリカ本土最高峰;ホイットニー山裾野でのトレッキングや足を延ばしてグランドキャニオンまで行くという手もあるかな…と。
しかし、そうは簡単にはコトは運ばなかった。
実は旅の6日前の7/29に、私は足に怪我を負っていた。
事の発端は扉にサンダルの先端を引っ掛けただけなのだが、その時の当たり所が悪く、私が開いた扉は左足の親指の爪を引っ掛けて無理やり持ち上げた。
その先は、ご想像通り。
拷問を受けるに等しい痛みが足先を襲い、そのまま私は病院送りとなった。
(次の写真は閲覧注意!!!) -
足の親指の生爪を剥ぐ経験は私も生まれて初めて。
激しい痛みに襲われつつも6日後に迫るアメリカ家族旅の事を考え、外科医になんとか歩けるようにしてほしいと懇願した。
そして、外科医のとった処置は、剥がれた爪に糸通しの穴を開け皮膚と縫い付け固定するというモノ。
足の指先は神経が細やかな部分で麻酔注射の為の針を刺すだけでもかなりの激痛。
更に縫合途中に麻酔が足りていない部分があり、麻酔を更に追加するというなかなかレアな経験をして、なんとか爪を仮止めしてもらった。
勿論、怪我をした当日は自力では歩くことは出来ず、翌日の病院へも歩いては行けなかった。
しかし、私には仕事だってあるし、そんなに休んではいられない。
怪我をした2日後からは、足の親指を包帯でぐるぐる巻きにした状態で大きめのクロックスを履いた恰好で通勤を開始した。
足の親指は一歩踏み出すごとに痛みが走るので、歩くスピードはいつもの倍。
こんな状態ではアメリカは難しいのかな…と諦めかけもしたのだが、さすが私の躰。
じわじわと沁みだしていた出血や分泌液も旅の3日前には落ち着き始め、ドクターからは「あくまでも自己責任で」とは言われたものの旅の許可が下りた。 -
そして、その日から私の脳はフル回転。
ドライブルート、トレッキング道の難度、宿の空室状況などを調べ上げ、ヨセミテ国立公園の代わりにInyo National Forest(インヨ国立森林公園)と地球上最強の暑さを誇るDeath Valley(デス・バレー)への旅を練り上げた。
代替ルートの旅タイトルはGeological旅、略してGeo旅。
地球と言う大きな生命体が作り出す不思議な景色を楽しむ旅だ。
さすがに旅の直前の宿予約だったので、行きたい場所の宿はことごとく満室でなかなか空室を見つけるのが難しかったが、それでもキャンセレーション無料期限が切れる頃になってくると、一つ・二つと空きが出てきて、私は迷わず見つけた宿を予約。
宿泊料金が相場よりも高いな…と感じても背に腹は代えられない状況であったので、そこは妥協するしかなかった。デスヴァレー国立公園 国立公園
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今回のヨセミテ・トレッキング旅(プランニング当初の予定ではヨセミテがメインの目的では、旅の翼としてアメリカン航空を選んだ。
アメリカン航空は何かと問題がある航空会社で、最近ではCAの指示に従わなかった乗客を飛行機から引きずりおろす(しかし、乗客には全く非のないことが後日に分かり、アメリカン航空は世界中から非難を浴びることとなった)事件も有り、良い評判はあまり聞かない航空会社だ。ダラス フォートワース国際空港 (DFW) 空港
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更にアメリカ西海岸にあるヨセミテへと行くのに経由地はアメリカ中央のDFW(ダラス・フォート・ワース)空港というかなりの遠回りルート。
アメリカン航空で繋ぐルートで日本からの飛行時間は合計で16時間で、DFWでの乗り継ぎを含めたら20時間が必要となるルートだ。
しかし、私が敢てこの路線を使ったのは、ヨセミテ国立公園の最寄り空港であるFresno(フレズノ)空港へ現地時間の出来るだけ早い時間に到着したかったから。
日本を午前に立ち、その日の内中に到着する航空機の便の中ではアメリカン航空がダントツで到着が早く、日本を朝10:55に飛び立った航空機は同日の13時にフレズノ空港に到着できるフライト・スケジュールだった。 -
タイムテーブルでは13過ぎにはフレズノ空港に到着している筈の私たちだったが、実際は13時に私たちが居たのはフレズノ空港ではなく乗り継ぎ地のDFW空港で、アメリカン航空の評判の悪い所以を、実体験として味わう事となっていた。
アメリカン航空の評判があまり良くない理由には色々あるのだがその1つに機体繰りの悪さがあり、まさにその問題;DFWからフレズノへと向かう航空機が回ってこない!!!という問題が起きてしまった。
日本-アメリカ便の中でも比較的料金の安いアメリカン航空は、ギリギリの機体数でやりくりをしている。
だから、午前中にどこかの空港で出発遅延が生じるとその影響は玉突きの様にどんどん拡大し、私たちが居たDFW空港にも波及し、フレズノ行の出発時間である11:40(DFW時間)になっても、乗る筈の肝心の飛行機がやってこない…という事態が発生していた。
結局、フレズノ行の飛行機がDFW空港を飛び立てたのは予定出発時間の2時間後で、私たちのフレズノ空港到着も13時から2時間遅れの15時となった。フレズノ ヨセミテ国際空港 (FAT) 空港
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フレズノ空港でレンタカーを受け取ったのは16時近く。
この日はこれから最初の目的地へ向けてのロングドライブ。
写真は7日間の愛車となるシボレーちゃんだ。
このシボレーちゃん、アメ車なので燃費が悪いかと思ったら、そんなことはなく、ガソリン代も想定よりは安かった。
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この日に向かうのはヨセミテ国立公園の裏側にあるシェラネバダ山脈の麓;Lone Pine。
HWY99をロサンゼルス方向へと南下し、58号、14号、395号を使ってLone Pineの町まで向かう。
フレズノ近郊のエリアは山火事Ferguson Fireの影響でHazeが出ており、視界もどことなくクリアではなかったが、南下するとともに少しずつ空の色からくすみも抜けて青さを増し、なかなか快適なドライブだった。
今回の旅行記のタイトルにある「トラブル四重奏」。
ここ迄で、その内の3つを紹介してきた。
1.山火事による宿泊予定施設の焼失。
2.山火事による行先(ヨセミテ国立公園)の閉園
3.出発6日前の足の怪我
そして、4つ目となるトラブルだが、ソレが起きたのがアメリカ初日のドライブ中。
4つ目のトラブルは、運が悪かった…と言ってしまえばソレだけの事なのだが、私的にはアメリカ社会に潜む闇を見たような経験だった。 -
4つ目のトラブルはHWY99から58号線へと入ってすぐの場所。
写真にある風車のある丘が遠く前方に見えてきた場所だ。
58号線の交通状況は悪くはなく、車はスムースに流れていた。
レンタカー初日ということで、まだ運転にも慣れていない相棒はスピード抑えめの安全運転。
私自身も緊張していたので、絶えず車のスピードメーターには目を配り、スピードを確認しながら車窓の風景を眺めていた。
そんな時、車の後ろにパトカーを発見。
相棒がパトカーが止まれと言う合図を出しているのを見つけ、路肩に車を停め、何事かと警官が来るのを待った。
そして、やって来た警官の発言に仰天した。
警官が言うには、私たちの車は制限速度+25mphである90mph(時速90マイル)で走っていたというのだ。
90mphと言えば時速144kmに相当する。
絶えずスピードメーターを見ていた私からしたら、確実に言いがかりのレベルだ。 -
私たちの車が出していたスピードは一番速かった時点でも79 mphで数字が80を超えたことはなく、とても90 mphには達しない速さ。
確かに道路標識の制限速度は65 mphだったので、14mphオーバーは確実だが、他の車の流れがそのスピードなので、我が家の車だけスピードを落としたら却って交通事故を招く様な事になってしまう。
私と相棒は、絶対に90 mphなんて言うスピードは出ていないと主張したのだが、警官は書類にサインしろと1点張り。
多分だが、旅行者のレンタカーを狙っての言いがかりによるスピード違反切符切りなのだろう。
私は納得できなくて再度食い下がったが、警官は最終的には手錠を見せて、文句があるならばコレでもいいんだぞと言う上から目線の強硬な態度。
まったくアメリカ映画に出てきそうな程のステレオタイプな悪徳警官ぶりだった。
私としてもそこまでされたら引き下がるしかなかったのだが、あまりの強硬的な態度に、悪徳警官と話をすることさえバカバカしい気分になっていた。 -
スピード違反の罰金は州により異なり、カリフォルニアでは+25 mph超過で320ドル~400ドルの罰金。
私の推測だが、言いがかりをつけてきた悪徳警官は書類だけですむ最高罰金金額を稼ぐつもりだったのだろう(きっと本人の業績としてカウントされるのだろうし)。
もし、私たちの車が車載でスピードメーターの録画装置を付けていたならば悪徳警官の嘘も証明できたのだが、スピードメーターを見ていたのは相棒の目と私の目だけ。
法的に証明できるものは何もなく、泣き寝入りをするしかなかった。
これから58号線をドライブする方は、速度超過切符を切る悪徳警官に要注意!!!
風車が遠くに見えてきたらソイツの管轄エリアで、私たちが違反キップにサインをして走り出した3分後にはその悪徳警官のパトカーは新たなカモ(アジア系の旅行者風のファミリー)を掴まえていた。
今まで、国際ニュースで耳にするアメリカ警察のずさんな実態や肌の色による人種差別の実際は表面的にしか理解できないでいたが、今回の出来事はそれを実体験として分からせてくれた。
----スピード違反の罰金支払いに関する補足情報----
スピード違反の罰金は後日に地域の裁判所へと電話し、クレジットカード決済で払うシステムだ。
我が家の違反金が確定するのは9月上旬(現地で裁判所に電話確認済)なので、9月に入り次第、国際電話をする予定。
不服申し立てがあればその時にできるが、あのアホらしい悪徳警官の顔は二度と見たくないので、今回はアメリカ警察の実態を体感できた勉強代として支払うつもりでいるが、返す返すも腹立たしい出来事だった。 -
悪徳警官に出会ってしまったのはアメリカ入り早々サイテーな出来事だったが、起きてしまったことを悔いていては先には進めないので、嫌な記憶は後方へと押しのけて、車窓に現れる景色を楽しむことにする。
この日の目的地までは田舎道をただ走るだけだと思っていたのだが、14号線へと入ると地層の美しい赤い岩の景観が眼に入ってきた。
(同じ警官(けいかん)でも、こちらの景観(けいかん)は見ていて気分がよい) -
道路脇の看板によると、ここはRed Rock Canyon State Park(レッド・ロック・キャニオン州立公園)で化石が多く産出されるとのこと。
時間があればビジターセンターに立ち寄りたかったが、アメリカン航空の遅延で2時間をロスし、さらに悪徳警官に30分もお付き合いしたので、ここで更に時間をとるわけには行かなかった。 -
イチオシ
何層もの地層が重なり押し固められて作られた地層。
地球の強力な大地のパワーが、パイ生地状に重なった地層を更にグニャリと曲げ、褶曲(しゅうきょく)地形を作り出していた。 -
そして、フレズノ空港を出発して4時間半後の20:30に、ようやく本日の目的地であるLone Pine(ロン・パイン)の町へと到着した。
成田を飛び立ってから27時間が経過し、運転してくれた相棒もかなりぐったりな状態。
アメリカ初日にしては長いドライブだったし、悪徳警官に捕まったこともあり、彼もかなり疲れた様子だった。
この日宿泊するLone Pineは町というより規模的には村で、家々があるのは395号線のメインストリートの周りだけで、メインストリートから100メートルも離れると荒涼とした原野が広がる場所だ。
今晩の宿は日本を発つ前日に空き部屋がでてギリギリで予約できた宿;Mt Whitney Motel。
室内は清掃が行き届き、電子レンジや冷蔵庫、そしてIce Boxの氷も十分に補給された居心地のよい宿だった。
宿のコメントでIce Boxについて言及するのはあまり見かけない内容かもしれないが、真夏のアメリカドライブ旅においてはIce Boxは宿の必須設備だ。
真夏のアメリカ、特にカリフォルニア、アリゾナ、ユタ州あたりで、日中の最高気温が摂氏40℃近くに上がることもあり、車の中にいると熱中症という危険が付きまとう。
実際、私たちのドライブ旅でも日中の最高気温は連日35℃を超え、体を冷やすための冷えたドリンクや氷は必須で、ドライブにはクーラーボックスを持参し、朝にIce Boxから氷をもらい、飲み物を入れた箱の目いっぱいまで詰めるのが日課だった。
(Mt. Whitney Motel宿泊:Qベッド2台、1泊157ドル)マウントホイットニー モーテル ホテル
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翌朝8/5の目覚めは窓越しに射しこむ爽やかな朝の光で。
昨晩は周囲が真っ暗になってから到着したので町の様子や周囲の景色もあまり分からなかったのだが、朝になって眺めると何故にLone Pineの町がレンタカー旅の旅人に人気なのかがよく分かる。
人気の理由はLone Pineの町の背後にあるシェラネバダ山脈の美しい峰々。
Lone Pineはアメリカ本土最高峰であるホイットニー山(標高4421m)登山のベースとなる町で、ホイットニー山の裾野で休暇を過ごそうという家族連れにも人気がある町だ。
宿の裏からもホイットニー山を抱くシェラネバダ山脈の雄姿が見えていた。 -
イチオシ
私たちも7月中旬にヨセミテが山火事で危ない…と知った時、最初に浮かんだ代替案がヨセミテの真裏にあるアメリカ本土最高峰であるホイットニー山のトレッキング。
ホイットニー山の登山ルートは長いものから短いものまで様々なトレイルがあり、長いものではキングス・キャニオンを経由してヨセミテ国立公園へと通じるJohn Muir Trail(ジョン・ミューア・トレイル)を歩く4週間のロング・トレイルも有る。
しかし、ホイットニー山のトレッキングにはパーミット(許可証)が必要で、その許可証は大人気で日付によっては数十倍の抽選確率になるというレア・チケット。
更に抽選が行われるのは毎年2月~3月と言う事なので、7月に思い立ったからといって入手できる許可証ではなかった。
それに加えて、旅の直前の私の足の怪我という思いがけないアクシデントも有り、今回の旅ではロング・トレイルは歩けない状況でもあった。
しかし、山男の相棒は目の前に聳える山があるのに、そこに行かない訳はない。
ハンドルを握る彼の眼は真っ直ぐにホイットニー山を目指していた。 -
Lone Pineの町からホイットニー山のトレイル・ヘッド(登山口)まではそんなに距離は無く、車で30分も有れば着いてしまう。
写真はLone Pineの町からのルートだが、Movie Roadをまっすぐ行き、Mobius Arch loop Trailから破線の道へと入れば、ホイットニー山のトレイル・ヘッドへと辿り着くことができる。 -
Lone Pineから伸びる1本道;Movie Road。
Movie Roadが走るのはAlabama Hills(アラバマ・ヒルズ)と呼ばれる丘陵地帯で、このあたりは西部劇などの映画のロケ地として知られた場所だ。
アラバマ・ヒルズで撮影された映画の中でも日本で有名なのは、西武開拓使;How the West Was Won (1962)、ネバダ・スミス; Nevada Smith (1966)、荒野の用心棒2(別邦名:シノーラ); Joe Kidd (1972)とのことだが、私が知っているのはクリント・イーストウッドの荒野の用心棒2くらいかな。アラバマヒルズ 砂漠・荒野
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地図の破線の道をしばらく行くと、道はいきなりカーブの多い山道へと変わる。
この時期、夏のカリフォルニア内陸部は暑さの為に霞がかかったような景色になることが多いそうだが、この日の朝は雲一つない快晴。
快適なドライブ日和だった。 -
車を更に進めるとLone Pineの町から見えていたシェラネバダ山脈がぐんと近くに寄ってきて、ホイットニー山の姿(写真中央のギザギザの山)がくっきりと。
これは山男の相棒でなくとも興奮してしまう景色だ。 -
しかし、ホイットニー山のトレイル・ヘッドへと近づいて行くと、肝心のホイットニー山の姿は森林帯に隠されてしまった。
-
そして辿り着いたホイットニー山のトレイル・ヘッド。
この場所から4週間にもわたるトレッキング・ルートが始まっている。
相棒は、このルートをちょっとだけでも歩いてみたそうだったのだが…、マウント ホイットニー トレイル 体験・アクティビティ
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夏のキャンプ地としても大人気のこのエリアの駐車場は朝の8:30の時点で満車。
どこにも車を駐車できるスペースなんてなかった。
ホイットニー山でのトレッキングや1日ハイキングをする場合には、もう少し計画的に時間を考えてやってこないといけない様だ。 -
参考までに、もし駐車場に車を停められたらという前提で事前調査をしていたホイットニー山の麓を歩く1日ハイキングルートのマップがコチラの写真。
青い水を湛えるローン・パイン湖まで往復4時間で歩けるルート(日帰りハイキングではトレイル・パーミットの取得は必要ない)だ。 -
イチオシ
ホイットニー山を今回は歩くことは出来なかったが、次回のヨセミテ旅の+αの行先としての下調べとしては十分な情報収取が出来、相棒も少しは満足してくれたようだった。
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私がアメリカ1日目の宿泊先として小さな田舎町のLone Pineを選んだ理由。
それは、相棒に彼の憧れのホイットニー山を見せてあげたい♪なんていう優しい妻心だけではない。
私にも確固たる目的があり、この地を宿に選んでいた。
9枚前のLone Pineの町からの地図。
そこにMobius Arch loop Trail(略名:メビウス・アーチ・トレイル)と書かれた場所がある。
このメビウス・トレイルは地球上にある光景とはちょっとかけ離れた風景;太古の地球が作った不思議な形の奇岩が連なる景色が見られるハイキングルート。
日本ではまだ殆ど知られていないが、そのトレイル名の由来となっているメビウス・アーチは世界的にはインスタグラマーなどに有名なポイントで、この場所は写真ではなく、自身の目で見ておきたいと感じていた自然の造形だった。 -
メビウス・アーチ・トレイルまでは、Lone Pineの町から車で10分ほど。
舗装されたMovie Roadを右折し、砂利道を5分ほど車で進んだところにある。
メビウス・アーチ・トレイルのあるエリアは一見するとただの荒野だが、小石でラインを作ったトレイルが整備されていた。 -
トレイルを歩いて行くと目の前に広がるのは、角の取れた丸いフォルムの岩が作る風景。
まだ火星には行ったことがないが、きっと火星ならばこんな風景が広がっているのではないかな…と思わせる景色があった。 -
イチオシ
トレイルの見所としては2個の岩の名前が知られていて、その一つが写真中央のHeart Rock(ハート岩)。
荒野を吹き抜ける風が岩に開けた穴がハート形になっているところから、この様に呼ばれている。 -
イチオシ
前の写真の遠景ではハート型の穴が分からないと思うので、岩の近くからハート岩を撮影したのがこの写真。
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アラバマ・ヒルズの景色があまりに広大で岩の大きさが分かりにくく、遠くにあると小さく見える岩も近づくとこんなに大きい。
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岩を乗り越える度に見えてくる異なった景色。
岩がまるでイモムシの様に連なり、やどかりの巻貝の様になっていた。 -
もともとこの辺りはシェラネバダ山脈の麓なので、土地の隆起が激しい場所。
隆起により硬さの異なる地層が地表に現れ、風が長い年月をかけ硬度の弱い岩だけを削りとって出来た地形なのだろう。
その緩やかなフォルムは今まで見てきたアメリカの他の地域の岩とは異なり、独特で面白い。 -
我が家の連れ(相棒と娘)は元来、探検好き。
最初は真面目にトレイルに沿って歩いていた二人だったが、暫くするとトレイルを逸脱して、面白そうな岩の隙間へと入って行ってしまった。
(アラバマ・ヒルズのエリアはトレイルは一応あるが、基本的にどこを歩くのも自由) -
私も足の怪我さえなければ、彼らについて行き探検を愉しみたかったが、つま先の爪の欠けた足では平たいところを歩くのがやっとの状態で、指をくわえて見ているしかなかった。
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でも、彼らを待っている時も全然暇ではなかった。
周囲に広がる奇岩が作りだす景観を楽しんだのは言うまでもないが、雨の少ないこの大地で芽吹く植物の姿に目を惹かれた。
小さなサボテンたちが賢明に生きる姿があった。 -
荒野には、花の大きさが5mmにも満たない小さな白い花も咲いていた。
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トレイル上にある奇岩には基本的には名前はないので、歩きながら皆でネーミング合戦。
私が見つけたのが、オットセイ岩だ。 -
娘が見つけたのは、魚岩。
魚岩には目や胸鰭(むなびれ)までしっかりついていた。 -
そして魚岩の背後にあるのは、シェラネバダ山脈の峰々だ。
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トレイルの周遊ルートを半分ほど歩くと現れるのが、トレイルでも一番人気のMobius Arch(メビウス・アーチ)。
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岩の真ん中に穴が開き、その環が永久を示す捻じれたメビウスの輪の形に似ていることからこのように呼ばれているらしい。
メビウス アーチ ループ トレイル 体験・アクティビティ
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メビウス・アーチは見る方向を変えると、見えてくる景色が全く異なる。
東方向を見ると、火星の大地のような荒涼とした風景。 -
同じ方向でも一歩下がって眺めると、アーチの形が異なって見える。
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更に一歩下がると、芸術的な曲線美に…。
どの方向から見ても、その景色を楽しめる。 -
でも、訪れる観光客に一番人気なのは、この景色。
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イチオシ
メビウス・アーチ越しに眺めるシェラネバダ山脈(中央にホイットニー山)だ。
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こんな風に撮る写真も記念になるよね。
(お二人はフランスからの旅行者♪) -
メビウス・アーチをゆっくりと堪能した後は、トレイルをそのまま進んで駐車場へと戻る。
その途中で見つけたのが、寝転がる人の形をした岩。
顔を枕に押し付けて眠る人や巨神兵にも見えるかもしれない。 -
アラバマ・ヒルズにある奇岩群で有名なのはメビウス・アーチ・トレイルだけではなく他にも沢山あり、この写真の道の先に見える岩山にあるEye of Alabama Archも有名だということだ。
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メビウス・アーチ・トレイルは30分~1時間で歩けるルートで、我が家の様に探検遊びをしていても駐車場からぐるりと一周するトレイルを1時間で歩くことができた。
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いつもの私ならば1時間のトレッキングでは物足りない~と文句でも言いそうだが、足を怪我した私にとっては、たった1時間のトレッキングでもそれなりにハード。
これ以上アップダウンのある道を歩くのは爪を縫合したばかりのつま先には限界で、この日はホイットニー山の日帰りハイキングにチャレンジしなくて正解だった…。
生爪を剥ぐという人生初の怪我を背負いながらの旅…。
そんな状態での旅は無謀だとの外野意見もあったが、個人旅だからこそ、旅の自由度は無限大でハードにもソフトにも変更可能だ。
ヨセミテ・ビレッジの閉鎖決定後に再構築したカリフォルニアGeo旅のトレッキングルートはいずれも難度が低い道で、少なくとも自力歩行ができるならば景色を楽しみながら歩くことが出来る道。
足を怪我したから旅を諦める…なんて短絡的な考え方で、ナンセンス。
1年間、夏旅を楽しみに仕事を、家庭を頑張って来たのに、その旅を諦めてしまったら、全てのモチベーションは下降線を辿るに決まってる。
旅の予定はいくらでも変更OK♪
自分でアレンジすれば、旅の難度だって自由自在♪
旅の楽しみ方は、工夫次第でいくらだって存在するのだよね♪
続きの旅行記:【2】驕りが齎した幻の絶景
https://4travel.jp/travelogue/11392406/ -
【2018.アメリカ家族旅-1☆あとがき】
2018年の夏旅は、非常事態宣言が出るほどの大規模な山火事の影響で旅の3日前に旅程の大幅変更を強いられると言う前代未聞の家族旅でした。
更に旅の6日前に足の爪を剥がすという失態をやらかし、旅自体がどうなるのだろうか、と私自身がかなり不安だった旅でもありました。
でも、蓋を開けて見れば…カリフォルニアの背骨;シエラネバダ山脈の周囲にはヨセミテ国立公園以外にも見所が沢山で、日本語での現地情報が少なかった分、旅先での感動も大きく、娘も1年ぶりの家族旅を愉しんでいました。
火星の大地;アラバマ・ヒルズを歩いたをこの日の午後は、車で北上しMono Lake(モノ湖)へ。
そして、夕方に訪れたモノ湖もまた、地球外の場所でした…。モノ湖 滝・河川・湖
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この旅行記へのコメント (14)
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- hot chocolateさん 2018/08/24 00:59:31
- トラブル満載のトラベル♪
- ウェンディさま
こんばんは。
カリフォルニアの山火事、足の怪我、悪徳警官など1つの旅行記に盛り沢山の事件発生ですね。
カリフォルニアの山火事の事は、日本でもニュースになっていましたが、すごいことになってると思いつつ、他人ごとでした。
我が家も、以前、長男がオーストラリアのシドニーに向かうドライブ中、折りからの山火事が拡大、街に接近、人々は避難、煙が迫って来てルート変更を余儀なくされたそうです。
私は、昔、子供が小さかった時に、多分幼稚園の手提げ袋かなんかを縫っていた時だと思いますが、電動ミシンが暴走、勢いよく左手の親指を縫って(!)しまいました。
真夜中の事で病院にも行けず、ずきずきと痛みはありましたが、化膿しないように庭のアロエを裂いて30分ごとに貼りかえ、何とか病院にも行かずに無事に治しました。(汗)
また夫も、海外旅行の1週間前に肋骨の骨を2本折るというアクシデントに遭い、旅行はキャンセル?と思いましたが、夫はどうしても行くといい、メキシコ周辺を巡るクルーズでもあったので、具合が悪ければ部屋で寝ていればいいと、出かけました。
季節は冬でしたが、メキシコの温暖な気候のおかげで、帰る頃には痛みも大分軽快したようです。(笑)
次男は次男で、学生時代、アメリカ横断の80日間の自転車旅・・・
ロッキー山脈越えに瀕死のモハーヴェ砂漠越え。
よく無事に、日本に帰って来たものです。
ウェンディさんの旅行記を読みながら、我が家でも同じようなことが沢山あったなと、しみじみ昔を思い出しました。(笑)
その後、足の爪の具合はいかがですか。
壁は乗り越えるためにある。
ウェンディさんの日常は、まさにこの格言を地で行くようで素晴らしいですね。
次の旅行記も、楽しみにしています。
hot choco
- ウェンディさん からの返信 2018/08/25 10:31:17
- RE: トラブル満載のトラベル♪
- hot chocoさん こんにちは。
暫く夏にしては過ごしやすい気温だった関東平野ですが、また暑さがぶり返してきました。
長期予報によると暑さは秋まで続くとか。
9月が近づくと今年の紅葉は…なんて考えも頭をよぎりますが、暫くは秋の気配は期待できそうにないですね。
今年の夏旅はアメリカでしたが、旅の前にこんなにたくさんの問題が壁を作ったのは、多分初めてかな。
壁は乗り越えるためにあるモノですが、1つ乗り越えると、更に高い壁が目の前に聳えていて、出発直前まで気が抜けませんでした。
出発1週間前に怪我はするし、アメリカ到着当日には悪徳警官に出会ってしまうし、旅の始まりとしてはかなりイメージが悪かったです。
旅行記をアップするまで、怪我をしてまで旅を継続するのは私ぐらいかと思っていましたが、旅好きの方はやはり、怪我なんてものともせずに旅に出てしまうのですね。
hot chocoさんの旦那さんの肋骨骨折も十分に重症だと思いますが、やはり旅が好きなのでしょう。
更にhot choco家次男さんのアメリカ自転車旅。
ロッキーを超えという事は雪のない時期:夏だと思いますが、その時期に灼熱の砂漠を自転車で渡ったなんて、若いから出来る体力と気力、凄いです。
私の足の爪はようやくアクシデントから1か月で抜糸が終わり、包帯グルグル生活から解放されました。
まだ、足先を圧迫する靴下やスニーカーは履けませんが、なんとか日常生活をやっています。
ウェンディ
-
- 備前屋ねこさん 2018/08/21 20:27:22
- 痛そう・・・
- ウェンディさん、こんばんは♪
足の爪、大変でしたね・・・
見てるだけでも痛くなってきそうな画像です。
足の爪に穴開いちゃってますよ~((((;゚Д゚))))
足の指を角にぶつけただけでもものすごく痛いのに爪が剥がれてしまう痛さはどんなものか想像がつきません(怖
旅行直前にこういった事が起こってしまうのは困りますね~
それでも痛みに負けず旅をエンジョイしてくるのはさすがのウェンディさんです!
アメリカにも悪徳警官いるんですねぇ。
レンタカー=旅行者は旅の最中だし狙いやすいんでしょうね。
腹立たしいけれど国際電話したり不服申し立ても色々手続きとか面倒そうなのでよほどの大金の請求でも来ない限りは不服申し立てをするにも躊躇しますね
足の痛みに加えて悪徳警官。災難でしたね~(;´Д`)
それでもそんな災難も忘れてしまうくらいアメリカの広々とした大地をレンタカーで走るのは気持ち良さそうですね。
アメリカ旅の続きを楽しみにしてます♪
備前屋ねこ
- ウェンディさん からの返信 2018/08/21 21:09:58
- RE: 痛そう・・・
- 備前屋ねこさん こんばんは。
怪我の写真、よく小さな穴を見つけましたね。
私自身は縫合手術の時は頭をベッドに降ろしていたので実際の縫合現場は見られませんでしたが、どうやら外れた爪に3か所穴を開け、それを爪の生え際へともう一度押しこみ、その爪の穴と指の皮膚を糸で縫合したものと想像できます。
痛かったかって…?
縫合手術自体は針を通す感覚がはっきりとわかり、我慢できなくはないですがかなりきつい痛みでした。
でも、もっとつらかったのはその日の夜。
つま先の傷口が心臓と同じビートを刻み、一晩中、ロックの子守唄を奏でてくれました。
そんな怪我でしたが、日本を発つ日には出血も止まりそこそこ歩けるように。
旅の間も包帯グルグル巻きの足でしたが、けっこう歩きましたよ。
ヨセミテは山火事の影響で行けませんでしたが、地球上で最強に気温が高い死の谷Death Valleyに真夏に行くという常識はずれな事をしてきました。
こんなバカは我が家族だけかと思っていましたが、世界中にはお馬鹿さんが沢山いるのですよね。
宿はほぼ満室で、日本人の姿もチラホラ。
ステンレスの水筒がものの5分で手で持てなくなる暑さの空間…なかなか凄い処でした。
ウェンディ
-
- salsaladyさん 2018/08/21 09:44:34
- まさにWild Journey~
- ☆怪我にもマケズ、アメリカの悪徳警官にも負けぬ?強い意志をお持ちで~
☆折角ならRT66で良きアメリカを偲んでドライヴすることをお勧め~see you~
- ウェンディさん からの返信 2018/08/21 20:41:42
- RE: まさにWild Journey~
- 怪我ニモマケズ、悪徳警官ニモマケズ、山火事ニモ煙ニモマケヌジョウブナカラダヲモチ、慾ハフカク、決シテ諦メズ、イツモポジティブデ居ル…ウェンディです。
旅にはいろんなことが付随してきますが、全てが思い出。
悪徳警官とのこともアメリカの闇を学ぶための勉強代だったと思っています。
RT66はまだ走った事はありませんが、走るとしたら BGMはGeorge MaharisのRoute66ですよね。
-
- fujickeyさん 2018/08/20 18:35:34
- ナンセンス!
- ウェンディさん、こんにちは。
コメントを頂いて・・・こちらにお邪魔しましたが・・・
意外と写真を見ると痛そうには見えないかも。
でもやっぱり文章を読むとゾワゾワーっとしちゃいます。
完治まで2年!?水遊びをしている私は特に気を付けなくてはいけないケガですね。
爪を剥いだことはないのでどれほどの痛みかは想像するしかないのですが
6日前でも旅をあきらめることはありません!
わが家には出発3日前に手首を骨折し、
そのまま予定通りに中欧4ヶ国へ行った人がいます。私ではなく夫ですが。
ツアーだったので大きな影響はありませんでしたが、
毎晩のシップの貼り換えと包帯の巻きなおしがなかなかの手間でした。
あと、シャワーの時の水濡れ防止と。。。
その数年後、出発1週間前に足首を骨折という事もありましたが、
予定通りに九州へ行きました。
3日前の骨折で海外に行ったんだという変な経験をしてまったので
1週間前で国内なんて余裕じゃん、とすら思ってしまう2人がいました。
何事も経験するとできる幅が広がりますよね(笑)
あれ、でもこの後にカメラ事件が起きるのですか?
なんだか今までのウェンディさんの旅行記では味わったことのない
ハラハラを感じています。
fujickey
- ウェンディさん からの返信 2018/08/20 20:59:58
- RE: ナンセンス!
- fujickeyさん こんばんは。
旅の3日前の骨折で海外へ遠征した旦那様、強者!
私自身は骨折の経験がないの分かりませんが、骨が折れるのって、かなり痛いのですよね。
称賛の拍手です。
私の場合、問題となったのは痛み以上に細菌感染の問題。
足は地面に近いので雑菌に触れる機会が多く、どれだけ患部を清潔に保つかがポイントで1日2回清潔な水での洗浄と乾燥が必須でした。
旅の初日は1時間歩いただけで爪と皮膚の縫合部分が腫れてきて痛み、それ以上は歩くのは無理でしたが、日にちが経過するにつれ縫合の痛みや腫れが引いて、最終日は2時間×2本ならばで歩けるようになっていました。
いつもの旅の様にはハードには歩けませんでしたが、それなりに楽しんできましたヨ。
実は、旅に持って行ったサブ・カメラが壊れたのは旅の初日で、この旅行記の日には壊れていました。
広角が欲しくて買ったのですが、出番が殆どないまま帰国後に即修理となりましたが、結局は修理不能で(多分初期不良扱いで)そのまま返金処理となりました。
だから、カメラの話は旅行記に出てこないのです。
カメラには後日談があり、同じカメラをもう一度買おうと思ったら5000円以上値上がりしていて、現在どうしたものかと思案中です。
ウェンディ
- fujickeyさん からの返信 2018/08/21 17:14:09
- 交換ではなかったんですね。
- 壊れたサブ・カメラは初期不良扱いで新品交換にはならなかったんですね。
わたしも新たに防水カメラを買うときに
価格.comで調べてからお店に行ったんです。
出来れば店舗で現物を確認をして購入したいと思い、
欲しかった色の在庫があって価格も安い店舗へ行ったのですが
欲しい色の在庫はなく、記憶していた価格よりも3000円ちかく高い表示。
おかしいなとその場でもう1度、価格.comを調べると
午前中に確認した価格と夕方とでは変わっていました。
その日は週末だったので、価格を上げたみたいですね。
お店の方にも「午前中と価格が違う」と言うと「常に変動しています」と。
とくに防水カメラはある意味季節ものなので
週末で夏休み前ということで価格を上げたみたいです。
わたしは使う予定があったので第2候補の色のものを購入しました。
3000円は勉強代ということで・・・
なので、ウェンディさんが狙っているカメラも、
もしかしたら今、確認したら少し下がっているかもしれないですね。
あとは9月の連休明けと秋の運動会シーズンが過ぎたくらいには下がるかな。。。
fujickey
- ウェンディさん からの返信 2018/08/21 20:49:37
- RE: 交換ではなかったんですね。
- こんばんは。
カメラは前から狙っていたので、待って、待って、底値で買ったのですよね。
そして、私が交換or修理の問い合わせをした時には欠品状態で、交換は不可能と言う事でした。
そして、次に入荷した時には+3000円、今では+7000円で販売されています(因みにA○○zonです)。
暫くは下がりそうにないので様子見かなと思っていますが、家で試し撮りをした時にはかなり良い映像だったので、やはり同じカメラ、欲しいです。
9月が終わったらまた下がるかな…と期待していますが、さて、どうなる事か…。
-
- TKさん 2018/08/19 23:01:29
- 相変わらず、タフ!
- ウエンディさん
こんばんは。
あの足の爪のけがでよく山歩きできますね。さすがです。
でも、結果的に楽しんだ様子何よりです。安心しました。
今回の山火事の勢いものすごい。ヨセミテ渓谷の隣りの Yosemite Ceder Lodgeまで閉鎖ですか。しかも140号線がクローズでは、もう手も足も出ません。入れませんね。
そこですぐ、ルート変更して、ヨセミテのその先まで行っちゃうなんて、さすが、ウエンディさん。
これから、モノレイクですか。山火事がなかったら、普通、ヨセミテから上に登ってタイオガロード経由で行くのが、景色もよく楽ですが、今回は緊急事態発生ですから、より大変。
モノレイク・デスバレーの旅行記楽しみにしています。モノレイクでは、あの有名なハエ、チャレンジしたのでしょうか?
楽しみにしています!
TK
- ウェンディさん からの返信 2018/08/20 20:14:51
- RE: 相変わらず、タフ!
- TKさん こんばんは。
足の親指の爪を剥いだのは私も初めてで、どういう経過を辿るのか現在も経過観察をしています。
日頃あまり気にも留めないパーツの足の爪ですが、足先に力が掛けられないと歩くのに非常に不便で、特に岩道や坂道が上手に歩けません。
今は傷の痛みは無くなり爪を圧迫すると痛いだけですのでかなり楽になりましたが、暫くつま先を覆ったスニーカーなどは履けそうにありません。(女性用の先のとがった靴:パンプスなどはもってのほかですね)
旅の間はスニーカーが履けなかったので、基本はつま先が解放されたサンダルで過ごしていました。
トレッキング・ルートを歩く時もサンダルでしたが、今回のルートではそんなに問題なかったです。
ヨセミテに行けなかった4日間(実質3日間)はINYO国立森林公園でのアクティビティになり、モノ・レイクにも行ってきました。
直前プランニングだったので事前に殆どリサーチする時間が無く、蠅の事は知らずに行き、現地でかなり驚きました。
その話は、また次の旅行記で書きますね。
ウェンディ
-
- ユーユさん 2018/08/19 17:40:27
- 大変でしたね
- ウエンディさん
こんにちは。
足の状態はいかがですか?爪を剥いでしまうなんて、考えただけで痛いです。
でも、気力?体力?両方があってきっと旅行に行けたんですね。
ご無事に帰って来れて良かったです。
でも、色々な事が重なった旅行でしたね。ヨセミテに行けなかったけど代案のホイットニー山など、結果オーライだったんですよね。
それにしても、悪徳警官には腹が立ちますね(-_-メ)
日本人は大人しい、旅行者は時間を無駄に出来ない、そんな事から餌食にされるんですね。色々勉強させていただきました。
これからも、宜しくお願いします
ユーユ
- ウェンディさん からの返信 2018/08/19 21:17:16
- RE: 大変でしたね
- ユーユさん こんにちは
ユーユさんのスイスの旅行記、ゆっくりと拝見していました。
今年の夏旅は私が試されているのかと思う程の無理難題が降ってきて、7月中旬からは毎日ネットのカリフォルニア情報を注視していましたが、山火事がどんどんひどくなり8月上旬のヨセミテが絶望的と判断してからは頭を切り替え、家族が楽しめて私でも歩けそうなトレイルを調べ出しました。
そこでヒットしてきたのがシェラネバダ山脈に沿って存在するINYO(インヨー)国立森林公園。
INYO国立森林公園は日本では殆ど無名ですが、この旅行記で紹介したアラバマヒルズ(アラバマ・アーチ・ループ・トレイル)や次回の旅行記で紹介予定のモノレイクや悪魔の列柱と言われる柱状節理の柱などの面白い地形を多く含む地域で、ヨセミテがダメにならなければ私も見つけられなかったエリアです。
そのINYO国立森林公園をヨセミテの代わりに旅程に入れたことで、結果的には当初のヨセミテ4日間の予定よりもバラエティ豊かな内容となり、面白い旅になったように思います。
カリフォルニア南部の悪徳警察官には私も本当に腹を立てています。
彼等は旅行者には無駄な時間がないことをちゃんとわかっているのですよね。
それに、英語が母国語ではないアジア系を狙うのもかなり戦略的です。
スピード違反の罰金400ドルと言えば大金ですが、それで半日拘束されることを考えたら、書類にサインをする方を多くの旅人が選ぶと思います。
本当に頭に来ますが、旅行記のネタにしてやったので、少しだけ溜飲を下げています。
(最初は悪徳警官の名前も暴露したかったのですけど、いろんな問題がありそうなのでやめました)
足の爪は怪我から3週間たった昨日、抜糸をしてきました。
未だ下の爪は生えていないので、暫くはスニーカーのようなつま先が覆われた靴は履けませんが、ようやく歩くスピードは人並みに回復。
痛みも強く押さない限りは大きくはないです。
怪我をした後の1週間、旅の直前までは歩くのもやっとだったので、かなりの回復ですヨ。
ウェンディ
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