2018-７月　盛りだくさん台湾　09　駅訪問シリーズ「蘇澳」

2018/07/13 - 2018/07/18

　15日日曜日。
　朝一番に台北から宜蘭へ移動し、そこから普通列車で蘇澳へやってきました。
　実は台鉄の全ての駅を訪問（乗車か下車する）するというミッションを遂行しております。観光のついでにやっているので全然進行しませんが…。今回はバスと道路工事がテーマの旅なので駅訪問はほとんど計画していなかったのですが、ここで２駅やっておきます。蘇澳と新馬です。

　今回は宮脇俊三氏の台湾鉄路千公里を読み返しながら旅していました。氏は1980年に台湾を訪問されているのですが、それは蘇澳から花蓮への北迴線開通直後で当線の乗車を楽しみにされていた様子。その北迴線に乗って花蓮へ向かう前に、氏も蘇澳に寄っています。狙ったわけではありませんが、奇しくも同じルートをとっているわけです。氏が蘇澳の窓口で北迴線莒光號の無座切符を購入するのに四苦八苦されるくだりは、プロでも外国を旅する時の大変さは同じなんだと妙に共感してしまいます。

エリア 宜蘭(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

9：24
　蘇澳駅着。
　1980年２月に北迴線が開通するまで、台北から東海岸へ向かう列車の終着駅はここでした。

蘇澳駅 駅

　宜蘭から花蓮へと向かう北迴線は蘇澳より少し内陸を通っているので、開通後は蘇澳駅が盲腸線の終着駅になってしまいました。

　かつての東部線終着駅を彷彿とさせる広い構内。今は１時間に２～４本の列車が発着するのみ。ここまで乗ってきたお客もほとんどいませんでした。

　蘇澳の名所が描かれた壁画。この時期（2018年夏）、冷泉公園の大浴場は修復のため閉鎖中。個人浴室だけが営業しているとの情報あり。

　風情あるなあ。

　なんてホームを検分していたら改札閉められた。
　青いシャツのおじさんと二人で駅員さんにアピールして改札を開けてもらう。発着便が少ない駅ではぐずぐずしてると駅に閉じ込められちゃうんだ。

　改札の外に出ました。
　青シャツのおじさんも駅見物か？

　乗降客は年々減っていますが、かつての終着駅らしく行李房も健在です。

　台湾はもう夏休みの行楽シーズンのはずなんですけど、閑散としてます。蘇澳はダイビングも楽しめるリゾートなのにね。大陸からのお客さんが減ってしまった影響でしょうか。

　駅舎横の建物。倉庫でしょうか？

　昔の写真を発見。

　蘇澳から花蓮へのバス路線「金馬號」の乗務員さん。

　1970年の蘇花公路、未舗装でガードレールもないです。今は道路も舗装されガードレールもありますが、それでも危険であることから大型バス（路線バスを含む）の運行は禁止です。

　1984年、道路は舗装されていたようですがガードレールはまだないんですね。

　駅前にバスターミナル（轉運站）を建設中らしい。

　待合室かな。

　いつから運用？

　蘇澳のコミュニティバス。ほかに台北へのバス路線なんかもあります。

　蘇澳駅前。
　列車やバスでは花蓮行きの区間車に間に合わないので、タクシーを使います。
　北迴線に乗るなら蘇澳新が近いのですが、その駅はすでに訪問済み。なのでもう一つ戻って新馬駅から乗ります。運転手さんにも「蘇澳新の方が近いよ」と指摘されましたが「そこをなんとか新馬駅でお願いします」と言って乗車。

9：45
　新馬駅に到着しました。

この旅行記へのコメント （2）

• へけけさん 2018/08/10 20:47:35

  素晴らしい。

  binchanさん　こんばんは。
  　今回も凄い内容ですね。長文で突っ込みたいんだけど、最近、コメント途中で消えるので。ちゃんと読んでますよ。

  binchanさん からの返信 2018/08/10 21:41:58

  Re: 素晴らしい。

  へけけさんいつもありがとうございます。
  ちゃんと読んでいただいて恐縮です(^^ゞ
  旅行記は先に下書きを進めているんですが、後半はまじめに観光してるので調べごとが多くて進みが遅い。今日も一日かかって２篇書けただけです(T_T)