2018/07/13 - 2018/07/18
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binchanさん
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15日日曜日。
台北から台東へと移動する合間に台鉄駅訪問をこなしています。
宜蘭で急に思いついた蘇澳行き。その蘇澳から花蓮へ向かうには、まず宜蘭行きに乗って一駅前の蘇澳新駅へ、そこで花蓮方面への北迴線に乗り換えなくてはいけません。蘇澳新駅で乗り換えるなら、蘇澳10:25の区間車→蘇澳新10:56の自強で花蓮へという列車移動で、この後も予定通り台東に向かえるのですが、せっかくなのでもう一か所「新馬駅」にも訪問しておきたいところ(蘇澳新は訪問済み)。新馬には自強が停車しないので列車移動では間に合わないためタクシーに乗りました。
新馬駅は蘇澳新駅よりも一つ宜蘭よりにある駅です。站牌の表示を見てもわかるように蘇澳新との距離は1キロもありません。蘇澳新駅(開業当時は南新城、その後南聖湖となり1982年現駅名に)は1968年の新設時には貨物用の駅でした。それが北迴線が開通した後、蘇澳住民の利便性を鑑み一部自強も停車する旅客駅に格上げされました。そんな駅が近くにあったのではいつ廃止になってもおかしくないですよね。それでも2017年の一日平均乗降客数が50.85人、意外としぶといかも。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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蘇澳駅と新馬駅の位置関係を示しておきます。赤い線が宜蘭線(台鉄の区分では新北の八堵から蘇澳まで)。蘇澳新駅で北迴線に接続し、蘇澳は一駅だけ取り残された形です。
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9:45
タクシーで新馬駅着。蘇澳から170元、メーター制でした。 -
駅前には何もない。
タクシーでコンビニに寄ってもらおうと思っていたけど、運転手さんに「そんな時間ない」と一蹴されちゃいました。そりゃまあその通りで、9:57の区間車に乗らないといけないんです。ということは、花蓮まで朝ごはん(すでに昼ごはん)はおあずけ。干し梅たくさん食べておこう。 -
無人駅ですが待合室はきれい。
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悠遊カードの読み取り機はホームにあります。
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跨線橋でホームへ。
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跨線橋は屋根もない。
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遠くにクレヨン工場が見えます。中国語のクレヨン「蝋筆」はクレヨンしんちゃん(蝋筆小新)ですっかりおなじみ。
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駅裏からもアクセス可。
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宜蘭方面。
このあたりの路線は貨物が停留することが多いのでやたら側線がある。 -
北方向。
周囲に民家は少ないですが、利用者の多くは駅までバイクで来るようです。駐車場にはそれなりの台数が停まっていました。 -
駅そのものは1920年からありますが、現在の姿になったのは1970年。当時らしい中華様式の屋根です。
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悠遊カードをタッチします。乗車する時は「進站」の機械で。
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蘇澳新同様、この駅も2度名前が変わっています。
1920年の開業時は「新城」。所在地が宜蘭縣蘇澳鎮「新城里」だからです。今「新城駅」と言えば太魯閣の玄関口のあの駅を思いつきますよね。当時はその新城がなかったのでよかったのですが、1975年に花蓮の新城が開業し紛らわしいので、隣接する行政区画名である「聖湖」に改名。この時現蘇澳新駅も「南新城」から「南聖湖」に改名されたんですが、実は南聖湖はずばり聖湖里にあるんですよ。当時は新馬が主で、蘇澳新は従の関係だったってことの現れですね。その後、南聖湖が蘇澳新に改名されると、そもそも聖湖里にないこの駅の名前が聖湖である意義がなくなり現在の名前に改名。新城里の「新」と隣接する馬賽里の「馬」を合わせたそうですが、正式には馬賽里は存在せず隘丁里の舊名だそうです。土地の人にはなじみ深い呼び方なんでしょうね。
私の地元に「新日鉄前」という駅があり、その名の通り新日鉄住金名古屋製鉄所が近いからなんですが、今度社名が日本製鉄に変わるんだそうで、駅の名前がどうなるか議論を呼んでいます。この駅、加家(地名)→東海製鉄前→富士製鉄前→新日鉄前と名前変わっている過去があるんですよね。でもどう名前が変わっても、多分私はしばらく今の名前で呼ぶんだろうな。駅名って地名みたいなものでそう簡単には切り替えられない。 -
花蓮方面。カーブがなければ蘇澳新駅が目視できるに違いない。
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ホームから見た駅舎。
前後の冬山駅と蘇澳新駅は新しい立派な駅舎になってるんですが、新馬はそんな予定もなさそう。 -
今では珍しいこの中華式屋根もしばらくは健在でしょう。
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手前のレールはよく列車が通るので錆がありません。その隣は時々は列車が通るのかな。3本目はサビサビ。
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こっちは2本目からすでにサビサビ。一番奥はバラストさえないですけど、枕木は新しそう。貨物はバラストなしでもOK?
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10:00(時刻表では9:57)
区間車4146がやってきました。 -
蘇澳行きはあんなに空いていたのに、花蓮行きは混んでいます。宜蘭(厳密には南澳)から花蓮の間はバス路線がないので区間車の乗車率が高いですね。
道路が険しいので自転車の人もこの区間は列車に乗ります。通常最後尾車両のみが自転車持ち込み可なのですが、駅に着くたび自転車が乗って来るので、車掌さんが前の車両にも誘導していました。
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