2017/08/16 - 2017/08/16
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RAINDANCEさん
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北海道西部の積丹半島の根元、日本海に面する町である余市を訪れました。近代にニシン漁で発展し、現在は漁業の他に果物の生産やワインの醸造業も盛んで、ニッカウヰスキーの蒸留所があることでも知られています。
★余市といえばここ「ニッカウヰスキー 北海道工場 余市蒸溜所」を見学。
★続縄文時代の洞窟や、ニシンで栄えた「鰊御殿」などを見学。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 船 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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道北~道央を巡るバイクツーリングの旅。
小樽を出て海沿いの羊蹄国道を通って余市へ向かいます。 -
余市町に入ってすぐのところに「フゴッペ洞窟」があります。
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海に近い丘の先端にできた、推定5千年前の海蝕洞だそうです。
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昭和25年(1950年)に海水浴の中学生が発見し、翌年から発掘調査が進んで昭和28年(1953年)に国指定の史跡になったのだとか。
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入場。
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画像では見にくいですが、国内では他に例を見ない続縄文期のものとされる刻画。
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およそ1500~2000年前の遺跡とされ、舟・魚・海獣・動物の他に、仮想した人物像があり、これは何らかの宗教的儀礼を表したものではないかと考えられています。
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余市町周辺に複数残されている環状列石(ストーンサークル)を模したオブジェ。
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フゴッペ洞窟を後にして向かったのは、ニッカウヰスキーの余市蒸留所。画像のJR余市駅からは徒歩2~3分です。
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私たちはバイクですので、正門ではなく裏側のニッカ会館側からの入場です。
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ニッカ会館とポットスチル(単式蒸溜器)のオブジェ。駐車場とバイクの駐輪場はこの傍にあります。
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「ニッカウヰスキー 北海道工場 余市蒸溜所」、堂々たる石造りの正門。
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門をくぐると、赤い屋根に統一された建物群。
昭和9年(1934年)、寿屋(現サントリー)を退社した竹鶴政孝が、より本格的なスコッチウイスキーの醸造を目指し、本場の風土に近いここ余市に工場を造りました。 -
昭和10年(1935年)にウイスキーを蒸溜するためのポットスチルが1器届き、その翌年から製造を始めたそうです。
こちらは粉砕棟(見学不可)。 -
樽の紹介。
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発酵棟。
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糖化液が醗酵槽(発酵タンク)に移され、酵母を加えて醗酵されます。
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こちらは蒸溜棟。
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余市では、昔ながらの石炭による「石炭直火蒸溜」が行われているそうです。
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工場創立当時の旧事務所。竹鶴政孝の事務所として昭和9年(1934年)に建設されました。
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創立当時はウイスキーの会社ではありませんでした。ウイスキーが熟成するには年月がかかるため、まずはリンゴジュースをつくってウイスキーづくりを支えようと「大日本果汁株式会社」を設立したのです。
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事務所の内部。
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「大日本果汁株式会社」時代の金庫。
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リタハウス(旧研究所)。
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社旗がはためく広場。
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竹鶴政孝の胸像。
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旧竹鶴邸。竹鶴政孝が夫人のリタとともに住んでいた私邸の母屋を工場内に移築復元したもの。
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玄関ホールのみ公開されています。
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政孝とリタの軌跡...出会いと別れ。
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創立時に建てられた第1号貯蔵庫。床は土のままで適度な湿度を、外壁は石づくりで夏でも冷気を、それぞれ保てるような設計でした。
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樽の中の原酒は木目を通して呼吸し熟成が進みます。ここは見学用に開放しているので空樽だそう。
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ビデオ解説が上映されてました。
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ウイスキー貯蔵庫2棟を改装した「ウイスキー博物館」。
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「ウイスキー館」では、ウイスキーの歴史や製法など、ウイスキーに関する情報や道具などが展示されています。
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ニッカのシンボル、19世紀のイギリスのローリー卿。ウイスキーブレンドの名人だったそうです。
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スコットランドのパブをイメージしたバーカウンター。
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陳列された世界のウイスキー。
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「ニッカ館」ではニッカのウイスキーの他に、竹鶴政孝の業績やリタ夫人の生い立ちなどの資料を展示。
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ニッカの「第1号ウイスキー」。
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ほぼ見学を終え、最後に「ニッカ会館」へ
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ウイスキーの試飲会場ですが、カフェレストランもあります。
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2階の試飲会場へ。
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試飲には、この試飲カードでの申し込みが必要です。
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しかし、私達はバイクなので当然試飲はムリ。
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色んな「余市」が...
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スーパーニッカ、ブラックニッカ、ピュアモルトも。
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試飲できるのは、「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」です。こういっちゃなんですが、前者2つはいつも飲んでるので試飲するほどでは...
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水・炭酸水・氷、も完備。ロックも水割りもハイボールもお好み次第。
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お酒が飲めない方も、リンゴジュースとウーロン茶があるので大丈夫。リンゴジュースがあるのは、ウイスキーづくりの前身だった大日本果汁株式会社にちなんで...でしょうか。
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試飲会場はご覧のように広々で混雑は無し。
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冷たいアップルジュースと炭酸水で水分を補給し、お土産にブラックニッカの小瓶を買って、余市蒸留所を後にします。
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余市蒸留所から北へ約2km、余市湾に面する場所にある「旧下ヨイチ運上家」。
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運上家は、江戸時代に松前藩がアイヌ人との交易にあたって、それを請け負った商人の商家でした。
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この旧下ヨイチ運上家は、嘉永6年(1853年)に請負商人の竹屋林長左衛門により建てられた現存する唯一の運上家とのこと。
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当時の雰囲気が再現されています。
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幕府の役人も訪れることがあったらしい。(人形)
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裏庭。
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台所の酒蔵。
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すぐ傍には小さな神社が。
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神社から運上家を見る。江戸時代には、アイヌ人の漁獲水産物や手工品と、米・酒・塩・小刀などとの交易で賑わった、大きなコマーシャルセンターだったのでしょう。
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次に、運上家から西へ1km足らずにあるのがこの「旧余市福原漁場」。
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この地に幕末から定住し、ニシン漁を行っていた福原家が所有していた建物群が遺されています。(文化庁、道により修理・復元)
いわゆる、ニシン漁で財を成した「鰊御殿」のひとつでもあります。 -
大きな敷地に建てられた建物群が、当時のニシン漁の活況を想像させてくれます。こちらは主屋。
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主屋の内部。居間。
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炊事場。
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土倉(文書庫)。
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文書庫の内部。昭和の古い書物が保管されています。
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昭和30年代の手塚治虫の漫画など。
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かなりレトロな器具や遊具。
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結構広いので見応えはあります。
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納屋場、身欠きニシン(干物)を作る干場。
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藁製品や食料を保管していた米味噌倉。
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外壁と内壁の間に石を詰め、ネズミの侵入に備える工夫がされていました。
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最後に真ん中の石蔵内部へ。漁場の風景を描いた沢山の絵。ニシン漁で一獲千金を狙うヤン衆(出稼ぎ漁師)によるニシン漁の歌「ソーラン節」が響き渡ったことでしょう。なお、民謡の「ソーラン節」は、積丹から余市にかけてのこの地域が発祥地なのだそうです。
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弁財船(またの名を北前船)の模型。ニシンの加工品は、こういった船で本州へ運ばれていきました。
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ところが、ニシンは海水温の変動等(諸説あり)により、昭和29年(1954年)を最後に余市湾に回遊してこなくなりました。そしてニシン漁は衰退してしまい、このように大きな漁場の跡が残っているところは貴重なのだとか。
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そろそろ余市を後にします。
ニシン漁で発展してきた余市ですが、現在はエビ・イカ・カレイ漁が主で、食品加工業も盛んです。また、リンゴ・ブドウ・梨などの果物は北海道一の生産を誇っており、ワインの醸造業も盛んで(そしてウイスキーも)山海の恵みが豊富な魅力ある町です。
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