2018/05/12 - 2018/05/12
140位(同エリア7313件中)
旅猫さん
GWは家でのんびりしていたので、次の週末は出かけることにしていた。
予定していたのは信州鬼無里。
ちょうど水芭蕉が見ごろだというので、久しぶりに歩いてみたくなったのだ。
ところが、日曜日は荒れ模様になるというので、急遽中止に。
そこで、土曜日に日帰りで出かけることにした。
思い付いたのは、やはり鎌倉。
調べてみると、ちょうど特別公開されている場所があったので、行ってみることにした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
-
今回の続・鎌倉四季物語は、趣向を変えて逗子駅から。
記憶を辿ってみると、この駅で降りるのは初めてのようだ。逗子駅 駅
-
駅前のバスターミナルから、10:01発の亀が岡団地循環バスに乗車。
車内は結構混み合っていた。
逗子の市街地は道が狭く入り組んでいるため、バスはゆっくりと走って行く。
山間の団地内に入ると、すれ違うのもやっとに。
20分足らずで着くはずが、結局30分ほど掛かって亀が岡団地北バス停に着いた。 -
バス停から団地内の坂道を登って行くと、急に山道となる。
そして、5分ほどで名越第一切通が現れた。
ここは、鎌倉幕府が切り開いた鎌倉七口のひとつで、鎌倉と三浦半島を結ぶ重要な道だったそうだ。
ただ、現在の切通は、江戸時代以降に度々整備されたもので、利用されなくなってからの崩落などで今のような姿になったとのこと。名越切通し 名所・史跡
-
第一切通からしばらく歩くと、第二切通に出た。
入口の説明板で、現在の切通が江戸時代以降のものと知ってしまい、ちょっとがっかりだが、それでも古い道らしい趣があり、歩くのは楽しかった。 -
第二切通のすぐ先で、道を外れて登る石段があった。
この石段の先に、目指すまんだら堂やぐら群があるようだ。 -
石段を登ると、案内所があり、ここで協力金を払い案内書をもらう。
そこは広場になっていて、広場を半周囲むように、多くのやぐらが並んでいた。
ここには、約150ものやぐらがあり、鎌倉周辺でも貴重な遺構だそうだ。
※『まんだら堂やぐら群』は、年二回の限定公開(悪天候時は中止)。名越切通 まんだら堂やぐら群 名所・史跡
-
やぐらの中には、死者を弔う五輪塔が納められている。
現在は整備されているが、それまでは、五輪塔がやぐらの外にあったりしたそうだ。 -
古そうな五輪塔もいくつかあったが、やぐら内のものは、かなり綺麗なものが多い。
整備した時に、綺麗にしたのだろうか。 -
この地は、『まんだら堂』と呼ばれているが、そのお堂がどのようなものだったかはわかっていないそうだ。
ただ、建物があったのは間違いないらしい。 -
やぐらを見ていたら、目の前に黒猫が。
写真を撮ろうとカメラを構えたら、舌を出されてしまった(笑) -
そして、黒猫は悠々とやぐらのある崖を登って去って行った。
あいつは、このやぐら群の守り猫だな。
御役目ご苦労さま。 -
広場の隣には、さらにやぐらが。
こちらには、かなり大きなものもあった。 -
一旦入口まで戻り、展望台があるというのでそちらへ。
途中にもやぐらのようなものがあったが、こちらは何となく新しそうな感じ。 -
展望台に登ると、下にやぐら群が望めた。
こうして見ると、古代の横穴式墓のようだな。
反対側からは、海も眺められた。 -
やぐら群を出て、さらに切通を歩いて行く。
すると、また狭まった場所が。
ここが第三切通で、このすぐ先で道が分かれていた。 -
案内所でもらった地図を見ると、大切岸と言うものがあるようなので、行ってみることにした。
その途中で、変わった実をたくさん付けた木があった。 -
やぐらの北側を通り過ぎ、法性寺口へ至る道を右に分けると、左側に石造りの祠が。
石廟らしいが、詳しいことは書いていなかった。
一応、鎌倉市指定の文化財のようだ。 -
その先に、突然、不思議な風景が広がった。
『大猿畠の大切岸』と呼ばれる断崖で、約800mも続いているそうだ。
以前は、三浦氏から鎌倉を守るために造られた防護施設と云われて来たが、発掘調査により、板状の石材を切り出した大規模な石切り場だったことが判明したとのこと。 -
風化が激しいので、石切り場とは思えない景観となっている。
それにしても、こんな場所があるとは知らなかった。 -
その崖の一部は日陰になっていて、そこにはイワタバコが。
よく見ると、もう蕾を付けていた。 -
その先の石段を登ると、道は二手に分かれている。
右へ進めば、ハイランド口から報国寺の方へと抜ける道だが、今回はここまで。
でも、この道も面白そうな感じだ。 -
道を左手に進めむと、大切岸の上へ出た。
先ほど歩いた場所を、すぐ上から眺めるのは面白い。 -
その場所からは、緑溢れる景色が望めた。
遠くに見える街は、逗子市街だな。 -
その先で、下の道と合流。
そのまま来た道を引き返すと、脇から「にゃー」と言う声が。
声のする方をよく見ると、林の中から黒猫が現れた。
近寄ってきたので、やぐら群で舌を出された猫さんとは違うようだ。 -
足元まで来るかと思われた時、別の方からまた「にゃー」と言う声が。
すると、くるりと声のした方へ。
そして、仲良く二匹で道の真ん中でまったり。
鎌倉と逗子の境にあるこの山には、境を守る忍者猫がいるようだな(笑)
お勤めご苦労さま。 -
往きには気が付かなかった白い花を付けた木を見つけた。
トベラのようだ。 -
分岐点に戻り、今度はもう一方の道へ。
この道は、鎌倉の大町口へ降りる道だ。
こちらも、風情があっていい道だった。 -
どんどん下って行くと、道の両側には大きなシダがびっしり。
この大町口は、歩く人も少ないようだ。 -
その大町口には、石像が建っていた。
その一体には首が無かったが、これも廃仏毀釈の影響だろうか。 -
石像のある場所は、横須賀線のトンネルの出口の脇だった。
線路の先に見えているのは、鎌倉の市街地だ。 -
振り返ると、まさに山から下りてきたと言った感じ。
それにしても、凄いところに道を付けたな。 -
大町口の風情ある街並みの中を下って行く。
鎌倉でも、この辺りは観光客がほとんど来ない。 -
坂を下り切り、名越坂踏切で横須賀線を横切り大町へ。
そこには、鎌倉五名水の一つと云う、『日蓮乞水』があった。
何でも、房総から鎌倉へ向かう日蓮が湧出させたものだそうだ。
まるで空海のようだな。 -
『日蓮乞水』のある界隈には、小さな水路が流れている。
鎌倉には、こんな感じの町並みがいくつかある。 -
その水路を小さな橋で渡り、狭い路地を進むと、鎌倉十井のひとつ、『銚子ノ井』があった。
そこは民家の玄関先で、石で作られた井戸枠と蓋が残っていた。
車道側には石柱も。 -
名越踏切で横須賀線を渡り返し、鎌倉駅へと戻る。
その途中で、小さなパン屋を見つけた。
雰囲気が良さそうだったので、覗いてみることに。
品数は少なかったが、焼き立てのパンが並び美味しそうだった。
帰りの電車で昼食としていただこうと、二種類ほど買い込んだ。大町にある小さなパン屋 by 旅猫さんお食事パン青木屋 グルメ・レストラン
-
歩いていると、たくさんの観光客で溢れる寺が見えてきた。
ツツジで有名な安養院だ。
すでに、ツツジは終わりだった。安養院 寺・神社・教会
-
その安養院の斜向かいに建つ上行寺の山門を潜る。
この境内には、身代り鬼子母神が建っている。
その山門には、左甚五郎の作と云う『除災の龍』が。
なかなか見事な彫り物だったが、こちらを観に来る観光客はいなかった。上行寺 寺・神社・教会
-
大町の商店街にあるお肉屋さんで自家製の焼き豚と唐揚げを買い込み、鎌倉駅へ。
12:38発の電車で鎌倉駅を離れ、戸塚駅で高崎線に乗り換えた。
車内で、早速買い込んできたパンを食べてみる。
ピザパンとシナモンロールだったが、どちらも美味しかった。 -
家に帰ってから、焼き豚を食べてみる。
開けてみると、まだ温かく、とても柔らかかった。
個人的には、ちょっと柔らか過ぎるのが残念。
今回は、偶然見つけた『まんだら堂やぐら群』の特別公開に出会えた小さな旅。
鎌倉の歴史と山深さを改めて体験できたの良い旅だった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- hot chocolateさん 2018/10/20 02:06:29
- 山深い鎌倉♪
- 旅猫さま
こんばんは~
鎌倉の旅行記にお邪魔しています。
5月の鎌倉は、緑が綺麗でいいですね。
「まんだら堂やぐら群」、初めて聞きました。
苔むしたやぐらがいかにも鎌倉らしい・・・
鎌倉と逗子の境の山には、境を守る黒い忍者猫が住んでいるんですねぇ。
会いに行きたいなぁ。
hot choco
- 旅猫さん からの返信 2018/10/20 07:02:35
- RE: 山深い鎌倉♪
- hot chocoさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
5月の鎌倉は、ある意味、一番綺麗だと思います。
桜と紫陽花の季節に挟まれて、ちょっと端境期のようですが、かえって人が少な目で歩きやすいような気もしますし。
「まんだら堂やぐら群」は、年の二回だけ公開されるため、あまり知られていないようです。
しかも、市境の山の中なので、交通も不便ですし。
でも、とても静かで良いところですよ。
鎌倉武士の終の棲家が、これほど集まっている場所も珍しいので。
ぜひ、忍者猫に会いがてら、足を運んでみてください。
旅猫
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