2018/03/31 - 2018/04/01
43位(同エリア2853件中)
なぽさん
アムステルダムには、
いつかぜひ春に行きたいと思っていました。
チューリップが見たくて。
そこで2週間の春休み、里帰りでKLMの
アムステルダムでの乗り継ぎで1泊する便を利用し、
1人でブラブラしてみることにしました。
(ダンナと息子も誘ってみたけど “興味ない” の一言・苦笑)
3月31日15:55着、翌日4月1日14:25発の予定で、
慣れないところで1人では眠れないタチなので
女性だけのホステルに泊まってみることに。
人生3度目の“プチ”1人旅。ドキドキです。
出発日の週末はイースターの祭日、
しかも春休みの最初の週末でもあり、
込み合うことが心配で3時間前に空港に到着。
すると・・・
「貴方の乗る便に問題があるので、
今すぐ出発の便に乗ってもらいます。
保安検査は最優先でやってもらえるら大丈夫。
とにかくすぐに!」ですと・・・・
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
(11:31) バタバタと搭乗口へ。
結局14:10発の予定が11:55発になり、予定より2時間ほど早い13:59にアムステルダムに到着することに。 -
初めて座りましたが、非常扉横の足元がとても広い席で快適~!
-
(12:45) おやつに小さいケーキ。お腹空いたぁ・・バタバタしてお昼ごはん食べてないし、空港でお金おろす時間もなくて手持ちのお金も20ユーロしかない・・ちょっと不安・・・。
着いたら、チューリップにはちょっと早いと知ってはいたけど、それでもキューケンホフ公園に直行しようと思っていました。でもやっぱり・・お隣の席のオランダ人男性から、「やっぱり早いよ」と言われ計画を変更。この日はただ街をブラブラすることにし、翌日は予定通り国立美術館へ。 -
(13:52) 早めに着きました。スキポール空港、広いです。
スキポール空港 (AMS) 空港
-
(13:58) 到着ゲートを出てから、ベンチに座って空港の無料Wi-Fiでしばし情報収集。
お昼ごはんは、街中にある名物の魚のサンドイッチを食べてみたいと思い・・お腹空いてるけどもうしばらく我慢しよっと。
市内までは、エアポートバスより便数も多くて速いし、駅前のVisitor Centreにも行きたいし、また駅そのものが立派らしくそれもぜひ見たかったため、電車で行くことに。 -
(14:24) 切符売り場は混んでたので、
スキポール駅 駅
-
券売機にてクレジットカードで購入。5,3ユーロ。
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(14:31) スキポール空港14:31発、
-
(14:48) 17分でアムステルダム中央駅に到着。速い!
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(15:00) 改札を出て、Visitor Centreに行くつもりでiマークの方に行ったら・・・
-
間違えて駅の裏に
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出てしまいました。
-
(15:10) 駅前に出て見上げると・・見惚れてしまいました、素敵~☆彡
≪アムステルダム中央駅≫ アムステルダム国立美術館の設計者でもあるピエール・カイペルスの設計により1889年開業。東京駅とは姉妹駅♪アムステルダム中央駅 駅
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トラムも面白い~♪
トラム 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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おぉーーアムステルダムに来たって感じ~♪
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(15:15) あったあった、Visitor Centre!とりあえずCity mapとトラム・地下鉄の路線図が欲しくて。
まずCity mapを2,5ユーロで購入。無料の地図もあったけど、こっちの方がずっと詳しい。
路線図については、「隣の建物でもらってね。でもこの有料City mapにも十分詳しく載ってるわよ」とのことで、これで済ませることに。
それから、翌日行くアムステルダム国立美術館のチケット(17,5ユーロ)と、トラム・地下鉄24時間乗り放題の1日乗車券(7,5ユーロ)もクレジットカードで購入。
一つ気になることも相談。翌日、美術館に行った後そこから出ているエアポートバスに乗りたいと考えてるんだけど、万一渋滞に巻き込まれたりしないだろうか?
「そうね、電車に乗るため中央駅まで行くのに手間と時間はかかるけど、私でもバスは止めて電車にすると思うわ」とのことで、帰りも電車にすることにしました。
最後に、晩ごはんのためにお薦めのレストランを2つ教えてもらい、「飾り窓地区に行くなら、夜は止めて(週末は激込みらしく)今からすぐ行く方がいいわ」というアドバイス通り、この後すぐに行ってみました。
若い方でしたが、下手な英語でも言いたいことをよく察してくれる親切なお姉さんでした。空が暗くてちょっと憂鬱でしたが、これだけでとてもハッピーな気分に♪観光案内所 (アムステルダム中央駅前) 散歩・街歩き
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(15:30) もう一度駅舎をよ~く眺めてから、ダム広場へと続く大きなDamrak通りを進み、
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(15:40) Warmoes通りへ。
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まだそのエリアではないと思っていて何気なく歩いてたら・・・中からこちらを見つめる女性たちと視線がぶつかりちょっとビビる・・・この地区が≪Red-light district≫とも呼ばれる訳が分かりました・・・(窓に1人ずつ女性がいて、赤いライトが点いていると営業中なのだそうです)。
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(15:45) 運河沿いをブラブラ~。うーん・・イメージはチョコレート♪チョコレートのような形や色の家並みが続きます。
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ホテルでしょうか、
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チューリップが可愛い♪
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同じところを行ったり来たりして・・・
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旧教会を通り過ぎ、
≪旧教会≫ 1213年頃に木造の礼拝堂として建てられた、アムステルダム最古の建物。現在は近現代美術館でもある。旧教会 寺院・教会
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にぎやかなお店だと思ったらコーヒーショップだったらしい。
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突然すごい人だかり・・有名な(?)博物館みたい。
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(16:10) ここがかの有名なエリアなのですね・・・そういえば大麻・・?独特な匂いを度々感じました・・。
さっそろそろ次に行きましょか。飾り窓地区 建造物
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(16:17) Bloed通りを行って、
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(16:21) Nieuwmarkt広場に出るといろんな屋台やオランダのチーズがた~くさん。
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揚げたてフライドポテト、食べたかったけど列に並ぶのが面倒になってしまい食べずじまい。
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(16:30) それからレンブラントの家をちらっと見て、
≪レンブラントの家≫ 1639年から破産宣告されるまでの20年間、彼の絶頂期に家族や大勢の弟子たちと暮らした家。当時の様子を忠実に再現し、1911年に博物館としてオープン。レンブラントの家 建造物
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(16:44) ダム広場に行くのに、ワーテルロー広場Waterloopleinからトラムに乗ってみます。
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途中で人だかりが見えて・・トラムを降りてみた、
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(16:49) ここ面白い!! みんな入れ代わり立ち代わりで写真撮りまくり!
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私も・・自撮りしたかったけどすごい人で難しく・・・
≪レンブラント広場≫ レンブラント生誕400年を記念して造られた公園。中心に建つ彼の銅像の前には、代表作「夜警」そのままに、絵と同じ22名の実物大の登場人物たちが、絵と同じように立っています。レンブラント広場 広場・公園
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トラムでは、出入り口に機械があるので、乗車・降車時にそれに乗車券をかざします。降りる前にはSTOPボタンを押して知らせるのを忘れずに。
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トラムを降りて少し歩きました。道端のチューリップに癒されます♪
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(17:03) ダム広場到着。かなり怪しい空模様・・。
≪ダム広場≫ アムステルダム中心の広場。町の起源・地名の由来ともなった、1270年頃アムステル川をせき止めるダムが築かれた場所。王宮、新教会、マダムタッソー蝋人形館、老舗高級デパート、デ・バイエンコルフなどに囲まれている。ダム広場 広場・公園
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この建物なに?かと思ったら、
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マダムタッソーろう人形館でした。
マダム タッソーろう人形館 博物館・美術館・ギャラリー
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暗いし寒いし・・・それに魚のサンドイッチ屋さんを見掛けなくてお腹もペコペコ・・・そういえばなにも食べてなかった・・早々に退散してごはんを食べに行こう。
≪国立記念碑≫ 昔の大阪ミナミの“ロケット広場”的な・・?風ですが、1956年にユリアナ女王によって建てられた第二次世界大戦戦没者の慰霊塔で、毎年5月4日に追悼式が行われている。 -
魔女のようないで立ちの方が子供たちを楽しませていたり・・・
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ちなみに後ろに見えるのは新教会。
≪新教会≫ もともと15世紀に建てられたものを、火事による消失のため17世紀にゴシック様式で再建。1814年の初代オランダ国王ウィレム1世から現在まで代々の戴冠式が行われて来た教会。現在は、芸術や文化に関する展示会会場となっています。新教会 寺院・教会
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Happy Birthday to Youの演奏を聴いたりしてちょっとだけ微笑ましい気分になり、
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(17:10) とうとう雨も降り始めたし広場を後に・・・青空の日や、ライトアップされてる頃はキレイなんだろうなぁ・・。
おっと、ごはんの前にアンネの家にだけは寄って行こう。トラムに乗りたかったけど停留所が分からず、幸い小雨だし遠くもないので歩いて行くことに。
≪王宮≫ 17世紀、アムステルダム黄金時代に市庁舎として建てられ、1808年にナポレオンの弟ボナパルトが王宮として使い始めた。当時世界一豪華と言われた市庁舎の内部は、今もそのままで見学もできる。王宮 城・宮殿
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(17:24) Raadhuis通りをまっすぐ行って、見えて来たのは西教会。
≪西教会≫ 1631年に建てられたオランダ最大のプロテスタント教会。アムステルダム一高い85mの塔から町を一望できる。アンネの日記に何度も登場し、レンブラントもここに埋葬されているのだとか。西教会 寺院・教会
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ここは西教会の東、カイザー運河Keizersgracht。左下に2本の杭がちらっと見えますが、ここに運河上に張り出すように三角形のホモモニュメントがあります。ナチスに迫害された同性愛者を追悼するため1987年に造られたもの。
アムステルダム、シンゲル運河の17世紀環状運河地域 旧市街・古い町並み
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(17:26) すぐにアンネの家がありました。・・と言っても、隠れ家はこのビルの中なんですね。
現在改装工事のため、オンラインで前もってチケット購入済みでないと見学できない、と直前に知りました。2ヵ月前から予約できるそうですが、私が見た時には2ヵ月先までほぼ完売状態でした。すごい人気。
そしてこの後、Visitor Centreのお姉さんに教えてもらったレストランmoedersに行くんですが・・小さなレストランで満席(涙)。そして2つ目のレストランに行くまでが大変でした。あぁ~れ~?!なんで?City mapの路線図とトラムの路線や停留所の名前が違っていて・・私の方向音痴のせいじゃないよね?!・・迷いに迷い、人に聞きまくって・・・アンネ フランクの家 建造物
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(19:00) やっとのことで≪De Blauwe Hollander≫に辿り着きました。ヘトヘト。幸い空きがありすぐにテーブルへ。後から来た人はいっぱいで断られていました。
デ ブラウエ オランダ 地元の料理
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ほっと一息、まずは温かい紅茶を♪
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前菜は、ものすごくサーモンが食べたくて。しかし・・普段の食欲はお相撲さん級なんですが、お腹が空き過ぎると逆に食べられない私、これでもうほぼお腹いっぱいに・・・
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せっかくだからニシンを・・と思いながらも、温かいシーフード料理が食べたくて≪オランダ風ブイヤベース≫。美味しいんだけどなんせ食べる前から満腹状態で・・・デザートも無理(涙)。でも、紅茶に付いてたミニ≪ストロープワッフル≫が美味しかった♪3品で29,75ユーロ。
クレジットカードで会計を済ませ、20時にお店を出ます。 -
(20:23) トラムで中央駅まで戻り、
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地下鉄でホステルに向かいます。
トラム 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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宿は≪Hostelle-female only hostel≫
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最寄り駅はAmsterdam Bijlmer ArenA、中央駅から10駅で15分、駅から徒歩7分ほど。
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地下鉄は空いてました。
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20:36発、20:51にAmsterdam Bijlmer ArenA駅着。
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これは翌朝撮ったんですが、暗い雨の中入口を見逃し21時過ぎに到着。
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レセプション前には食事やゆっくりできるスペースがあり、自炊できるキッチンもあります。
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自由に使える小さなPCあり。
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私の部屋No.10は、日本でいう2階。
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各階にシャワー・トイレがあるようで、
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トイレは、
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こんな感じ。清潔。ハンドソープあり。
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部屋は、
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デポジットを払って受け取った鍵をドアノブにかざします。
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8人の相部屋。4人部屋が良かったけどいっぱいで。2段ベッドの下でした、上はイヤだったのでよかった♪
シーツ類も清潔、棚、手元ランプ、コンセント、服やタオルを掛けられるフック、貴重品を入れるミニロッカーも付いていて使い勝手はいいです。無料Wi-Fiあり。アメニティーはトイレのハンドソープのみ。 -
込み合うのもイヤなのでサッサとシャワーを浴び、疲れたし1人だしすることないし、1番乗りでトットと寝ることにします。
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おはようございます。4月1日です。
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目覚ましで他の人を起こしてしまったら申し訳ないと気になって、5時半に目が覚めてから眠れず。
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あとで洗面所が込み合うのもイヤだし、先に顔を洗って出掛ける準備を終えてしまい、布団にもぐり込んでちょっとうとうと・・。
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奥のドアの前には・・昨夜は楽しんで帰って来たんでしょうね~
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(7:35) 皆さん若い方たちで夜も遅く、この日またお天気が悪いこともあってか誰も起きて来ませんでした。7時半ころに1番乗りで部屋を出、1階で無料の紅茶をいただき、
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(7:50) チェックアウトして出発です。
≪Hostelle-female only hostel≫
https://www.hostelle.com/
8人部屋1泊62ユーロ(¥8072)。街中でないけど、清潔・お洒落なホステルで、女性1人旅の方には安心でお薦め。
国立美術館には30分くらいで着くはず。込み合うらしいので、8時半には着いて並ぶつもりでした。 -
(7:57) 駅に着き、電車に乗り込みます。
が・・・ここで本来の超方向音痴を発揮!反対方向の電車に乗ってしまった・・・そして、もとのAmsterdam Bijlmer ArenA駅に戻るのに30分かかってしまった・・(涙)。 -
(8:47) それでも10分前には美術館の入口前に到着!意外に空いていてなんのこともない、3番乗りくらいでした。
チケットはもう購入済みなので、クロークでバックパックと上着を預かってもらい、受付で日本語のフロアガイドをもらって、オーディオガイドを5ユーロで借り、早速2階の≪名誉の間≫へ!!
≪アムステルダム国立美術館≫ オランダ最大の美術館で、特にレンブラント、フェルメールなど17世紀オランダ黄金時代の絵画が充実。アムステルダム国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
この階には、フェルメールを中心に、17世紀オランダ黄金期の風俗画、有名作品が多く展示されています。エントランスホールも素敵♪
真っ先に向かったのはもちろん、左右2人の係員に見守られ、1番奥に堂々と構えるこの絵!!! -
夜警(フランス・バニング・コック隊長の市警団)(1642年)
レンブラント・ファン・レイン(1606-1669年)
レンブラントの最高傑作。当時射撃場として使用されていた集会所のメインホールに飾るために描かれた、市民自警団の集団肖像画の1枚。意外なのは、バックが暗いのはニスの変色によるもので、これは夜ではなく昼間を描いたものなのだそう。 -
聖パウロに扮した自画像(1661年)
レンブラント・ファン・レイン
聖パウロとは、新約聖書の著者の1人で、元々はキリスト教を迫害するユダヤ教徒だった。キリストの声を聞いて盲目になったが、キリスト教徒の祈りによって目が再び見えるようになりキリスト教に回心。その聖パウロに扮した彼の、もの寂しそうな目が印象的。 -
アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち(1662年)
レンブラント・ファン・レイン
織物商組合の幹部たちから依頼されて描いた集団肖像画。帽子をかぶった、布の品質を鑑定する5人の幹部による会議の様子を描いたもの。幹部たちの視線が私に向けられているようで、絵の世界に引き込まれます。 -
ユダヤの花嫁(1665-1669年)
レンブラント・ファン・レイン
ユダヤ人の父親が娘の式の日にネックレスを授けている≪ユダヤの花嫁≫として知られているが、旧約聖書を元にイサクとレベッカを描いたものとも言われている。 -
威嚇する白鳥(1650年)
ヤン・アセリン(1610-1652年)
オランダの画家ヤン・アセリンの代表作。巣を狙う犬から守ろうとする白鳥を描き、オランダ独立のシンボルともなった。絵から飛び出して来そうな白鳥の迫力に圧倒されました。 -
鍍金した酒杯のある静物(1635年)
ウィレム・クラース・ヘダ(1594-1680年)
17世紀オランダ絵画黄金期の静物画家。もうこれは、くしゃっとしたナフキンや乾いたレモンの皮、食器類が、すぐそこ、目の前に実際にあるようにしか見えない、ついつい手を伸ばしたくなる、凄いの一言です。 -
愉快な家族(1668年)
ヤン・ステーン(1625-1679年)
一見本当に陽気で楽しそうな家族ですが、よく見ると、祖父は明るいうちから酔っ払い、子どもがパイプをくわえたりワインを飲んだり。床に散らばった食器なども、乱れた生活・家族を表していて、垂れ下がった張り紙には、「老いが歌えば、若きはそれを真似てピーピーいう」と書いてあるらしい。親を見て子は育つ、「この親にしてこの子あり」という教訓が込められているのだそう。ちなみに、祖父の後ろでバグパイプを吹いているのがヤン・ステーン自身だと言われています。 -
女将と戯れる老人とバックギャモンに興じるふたりの男のいる酒場の室内、通称「二種類の遊び」(1660-1679年)
ヤン・ステーン
お酒を飲み、ゲームに夢中になる男たち、女将にちょっかいを出すじいさん、それにまた散らかった床。ムール貝は媚薬を示し、女将の赤いストッキングやパイプもまたなにかを暗示しているのだそう。真ん中の影の薄い男はなに・・?などと考えさせられる・・ヤン・ステーンの絵は面白い。 -
王子の日(1660-1679年)
ヤン・ステーン
後のオランダ総督ウィレム3世の誕生(1650年11月14日)を居酒屋で祝う人々。ヤン・ステーンは兼業で居酒屋も経営していたそうで、これは彼の飲み屋での一場面でしょうか。この絵の床もまた散らかっていますが、オランダではこのようなとっちらかった様子を、諺で「ヤン・ステーンの家のようだ」と言うそうです。 -
ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車(1668-1670年)
ヤコブ・ファン・ライスダール(1628-1682年)
17世紀オランダで最も重要な風景画家とされている。これぞオランダ!という風景と、この暗い空、雲、色合いが今回の旅のイメージにピッタリで。 -
水車(1664年)
メインデルト・ホッベマ(1638-1709年)
彼も17世紀黄金時代に活躍した風景画家で、ヤコブ・ファン・ライスダールから学びその後継者とされている。水車小屋の絵ばかり30枚以上も描いたそう。なに気ない田舎の素朴な風景、色合い、白い水流・・落ち着きます。 -
母親の義務-母の膝にあたまを預ける子供(1658-1660年)
ピーテル・デ・ホーホ(1629-1683年)
フェルメールにも影響を与えたオランダの画家。デルフト陶器のタイルや押し入れのようなベッド、右手前にあるイス型のトイレなど、当時の日常生活が垣間見られ、母親が子供の頭のしらみを取ってあげる姿や、外の景色を眺めているようなわんちゃんの後ろ姿が気に入って。 -
牛乳を注ぐ女(1660年)
ヨハネス・フェルメール(1632-1675年)
なに気ない日常生活の一場面ですが、超有名なフェルメールの代表作。壁、そこにかかっている籠やパンなでもとてもリアルで、牛乳など本当に、静かな音を立てて、今まさにしたたり落ちているかのように見えます。 -
デルフトの小道(1660年)
ヨハネス・フェルメール
1654年に起こった火薬庫の爆発によって失った町並みを残そうと、フェルメールが住んでいた17世紀のデルフトの小路の、これもなに気ない一場面を描いたもの。ちなみに右の建物は、フェルメールの叔母さんの家だったのだそう。 -
青衣の女(1663年)
ヨハネス・フェルメール
フェルメールブルーと呼ばれる、青色の服を着た女性が手紙を読んでいる。後ろに見える地図から手紙の送り主は旅行中なのだろうとか、女性はフェルメールの妻であろう、などと言われている。壁の影にうっすらとブルーが使われているのが印象的。そしてただただ、誰からのどんな手紙なんだろう?と想像するのが楽しい。 -
恋文(1669-1670年)
ヨハネス・フェルメール
侍女が楽器を持った女性に手紙を渡している場面を、たくし上げたカーテン越しにのぞき見しているような面白い描き方がされている。女性の持っている弦楽器が愛の象徴らしく、それがこの手紙が恋文だと示しているんですが、外にも絵画やサンダル、箒などもいろんなことを暗示しておりそれがまた興味深い。たとえば海景画の海は愛を、船は恋人を表すのだとか。 -
最後の審判(1526-1527年)
ルカス・ファン・レイデン(1494-1533年)
16世紀のオランダで最も有名な版画家、画家。レイデンのラーケンハル市立美術館休館中の期間限定、2016年8月下旬から2年間だけの展示です。
この世の終わりに、死者がどのようによみがえり最後の審判の日を迎えるのかが描かれている。審判者キリストの頭の左には無罪を意味するユリの花、右には有罪を表す剣が浮かんでおり、その下で天使のラッパで目覚めた死者たちが審判を受け、左には天使によって導かれる人たち、右には悪魔たちに地獄に引きずられて行かれる人々が・・・・ -
さて、あまり時間もないのに2階でゆっくし過ぎました。
18世紀から19世紀の美術品が展示されている1階を駆け足で行きます。 -
自画像(灰色のフェルト帽をかぶったもの)(1887年)
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890年)
ゴッホがパリに移住してから、肖像画の練習とモデル代節約のために描いた自画像約37点のうちの一つ。相変わらず厳しい感じの表情ですが・・装いは粋なパリジャン風♪ -
海の子供たち(1872年)
ジョゼフ・イスラエル(1824-1911年)
19世紀後半最も尊敬されたオランダの芸術家。ぼろをまとい粗末な玩具で遊ぶこの漁師の子供たちの姿からは、彼らのたやすくない未来を想像させられる。年長の少年が一家の重責を一手に背負い、小さな船は海の生活の過酷さを表しているのだとか。たしかに空も子供たちの表情も暗そうだけど・・でも私はこの子供たちが笑顔で生きて行く姿を想像します。なぜかとても好きな絵です。 -
16世紀以前の美術品が展示されている0階もちらっとのぞいてみます。
-
聖母子(1440年)
フラ・アンジェリコ(1400-1455年)
初期ルネサンス期、フィレンツェで大活躍したイタリア人画家。「受胎告知」で有名だったような・・・。ルカス・ファン・レイデンの「最後の審判」でも出て来たユリの花、純潔、聖母マリアの象徴でもあるんですって。 -
最後に強烈に惹き付けられたのがこれ、薄明りの中静かに佇むマグダラのマリア。
マグダラのマリア(1480年)
カルロ・クリヴェッリ(1430-1495年)
15世紀後半ヴェネツィア派の彼の晩年に、マグダラのマリアを信仰する貴族の依頼により、イタリア・カルペーニャにある聖フランチェスコ教会の祭壇画として描かれたとされるパネル画。Wikipediaには5世紀から15世紀の東ローマ帝国(ビザンティン帝国)で発達した“ビザンティン美術風の流れを汲み”とあり ービザンティン美術ってよく分からないけど、モザイクやイコンなど、キンキンのキリスト教宗教画を想像ー そう言われるとそんな風でもあり、でも最近描かれたと言われても不思議でないモダンな感じもし、でも顔はなんとなく観音さまにも似ているような・・・とにかくとても不思議でとても美しい。
香油壺を持つ、気高く穏やかで冷たくも見える彼女の頬に、涙が伝っているようにも見えるのです。 -
ゾクッとします。
おっと予定の11時を過ぎました。2時間の滞在でしたが濃厚で満喫。 -
荷物を引き取って美術館を後にし、空港へ向かいます。
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ちなみに中央駅と似た感じなのは、同じ設計者だから。
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(11:22) お決まりのここで写真を撮ってトラムで中央駅へ。
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(11:47) うーん・・電車は行ったばっかりかぁ・・15分も待たないと。
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(12:01) 中央駅発。ちなみに切符はまた券売機で5,3ユーロ。
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(12:18) スキポール空港に着き、ダンナ&息子と合流してお昼ごはん。
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ラーメン。うーん感想は・・いろいろ想定内。3人で74ユーロ。
この後14:40発、翌8:45着の関空行きに乗りました。翌朝定刻着。 -
アムステルダム、美術鑑賞が楽しかった♪なにか尋ねる度にそこまで案内してくれたり携帯で調べてくれたり・・人がとても親切でした。ぜひまた行きたい!今度はアンネの家を早めに予約して、ゴッホ美術館や市場をゆっくりじっくり、そして一面のチューリップ畑を、ぜひ青い空と。
ダラダラな長編、お付き合い下さりありがとうございました♪
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この旅行記へのコメント (2)
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- バモスさん 2018/05/11 19:16:41
- レンブラント
- なぽさんへ
こんばんは
フェルメールやレンブラントの名画を見せていただき、
有難うございます!
2年前にアムステルダムに寄りましたが時間の関係で
(20年ぶりの)国立美術館へは入館できず(≧▽≦)
興味深く拝見しました!
また行きたいです!
バモス
- なぽさん からの返信 2018/05/12 22:57:16
- Re: レンブラント
- バモスさん
こんにちは♪
旅行記を見ていただき、メッセージもどうもありがとうございます。
国立美術館で観た名画、私自身も忘れたくなくて載せてみました。
バモスさん、アムステルダムに2度も行かれてるんですね!
私も時間が無かったので、次はゆっくり観光したいと思います。
バモスさんのアムステルダム旅行記、
またのぞかせていただきます~♪
ではまた~ヨロシクお願いします☆
なぽ
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アムステルダム(オランダ) の旅行記
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