2016/06/15 - 2016/06/15
120位(同エリア453件中)
万歩計さん
8日目(6月15日(水))
・早朝ルルド駅から路線バスで1時間、ゴーブ湖観光の起点コテレ村に到着。小さな村だが数軒の歴史ありそうなリゾートホテルがある。事前調査の旅行ブログによるとここからキャビンに乗るはず。見渡す。あった、坂の上!小走りで行くが入口が閉まっている?。横のiもクローズ??。時間がないのに何かよくわからん。通りがかりの人に聞くとiは別の場所にあるらしい。やっとiを見つけて聞くとロープウェイはバスで更に10km先から出るらしい。バスは30分後に出るが帰りのバスがない。バイヨンヌへの移動を考えるとここで過ごせる時間は2時間半。バス待ちしているオランダ人に聞くと「ここにタクシーの連絡先が書いてあるぞ」。あぁ、タクシーをなぜ思いつかなかったか。電話しようとしたが言葉に自信がない。幸い案内所のムッシュが電話して迎えの時刻とネゴまでしてくれた。メルシー・ボーク!懇意になったそのオランダ人と雑談。彼は68歳。これから奥さんと歩いてピレネーを越えるという。二人とも重そうなリュック。その体力と好奇心、チャレンジ精神には脱帽した。
・ゴンドラ、リフトを乗り継ぎ更にゴーブ湖まで歩く。雲の動きが激しく動き山が一瞬のうちに見えたり隠れたりする中を速足で片道20分。ゴーブ湖に到着。これは絶景。湖の向うに雪を抱いたミレネーの山が見え絵の様な風景。湖のほとりの山小屋で山を眺めながらゆったりワイン、といきたいが時間がない。数枚のシャッターを切ったらすぐに速足でとんぼ帰り。何とか帰りのバスに間に合った。
・ルルド駅に戻ると予定していたバイヨンヌ行きの表示がない。どうも間引きになったらしい。なんだ、これなら急ぐ必要はなかった。とにかく待つのには慣れた。2時間待ってバイヨンヌ行きのバスに乗る。バイヨンヌまでSNCFのローカル駅に寄りながら3時間、左手にピレネーの山並みを見ながら走る。途中で猛烈な集中豪雨にあう。「もしこの豪雨の中で車の事故を起こしていたら(ゾォ~)。予期せぬレンタカーのキャンセルはひょっとしたら仏様のお助けだったかも…」
・バイヨンヌに到着し駅前のホテルにチェックイン。古いが雰囲気のあるホテルでエレベーターは2人で満員。板張りの通路に雨漏り用のバケツ。なんだか昔の小学校を思い出す。ところが部屋は2室3ベッドでなかなか快適。コスパは最高。バイヨンヌはフレンチバスクの中心で、窓に縁取りのあるバスク風の建物が目立つ。川を越え対岸の中心街へ夕食に行くが21時を回って空いている店がない。やっと探したレストランは地元のおっさんたちがワインを飲みながらTVのサッカーを観戦中。料理は余り期待できないかな?と思って注文した海鮮スープが絶品!!魚介のエキスがたっぷりの濃厚なスープにこの地方特有のスパイスが効いて思わず「ウマィ!」。バスクの最初の夜は思わぬグルメに出会う。夜、WiFiが繋がりにくい中で四苦八苦して明日のサン・ジャン・ピエ・ドゥ・ポールの宿泊予約をした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ルルド(路線バス)→コテレ村(タクシー、ゴンドラ、リフト)→ゴーブ湖(リフト、ゴンドラ、タクシー)→コテレ村(路線バス)→ルルド(代行バス)→バイヨンヌ(泊)
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ルルド駅前バスターミナルから8:10発コテレへ行きのバスに乗車。コテレはピレネー国立公園観光の拠点の街の一つだがバスの本数が少ない。ほとんどトンボ返りになる。
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バスは南へスペイン国境方向に走る。雄大なピレネー山脈が間近に迫ってくる。
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9:00コテレに到着。小さな村だがピレネー国立公園の観光拠点らしく数件の歴史ありそうなホテルがあった。
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ピレネー国立公園に関する情報は「地球の歩き方」にはない。iを探して情報収集するとゴーブ湖に行くリフト乗り場はここから更に10km行った先だという。
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茶色の立派な駅舎はかって鉄道が通じていたのだろう。ここでタクシーを呼んでもらった。
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タクシーで走る途中にはいくつかの滝や渓流が。
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ここでタクシーを下りた。ルルドに戻るバスがコテレを12:35に出るので12:10に迎えに来てもらうことにした。
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渓流沿いの山道を歩いた先でリフトに乗り、下りて更に15分歩いてゴーブ湖に着く。往復で使えるのは1時間半、予想通りトンボ帰りになる。
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渓流沿いの道を行く。
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近くにスペイン橋と呼ばれるビューポイントがる。帰りに時間があれば寄りたいが厳しいかな。
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リフト乗り場。このリフトで標高1730mの地点まで登る。
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足元
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リフトを下りここから歩く。
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ピレネーの山々
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気持ちのいいハイキング道。しかし時間が気になり急ぎ足。
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ゴーブ湖が見えてきた。
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ズームアップ
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ゴーブ湖に到着。美しい。正面の鋭鋒は Le Vignemale(3298m)。
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湖畔の山小屋。登山道は更に上に伸びている。
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本来ならこの風景を眺めながら山小屋のテラスでワインを飲みたいのだが時間がない。
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急ぎ足で引き返す。
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リフトで降りてきた。
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タクシーの待つ駐車場へ急ぐ。これからゴーブ湖に行く人たちとすれ違う。
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結局この先にあるスペイン橋に寄れなかった。たった250m先なのに。
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タクシー運転手さんに無念のグチを言ったらた車を止めて「この滝の先にスペイン橋がある」と教えてくれた。
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スペイン橋はこんな感じらしい(HPから拝借)
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ルルド駅に戻ると予定していたバイヨンヌ行きの表示がなく、次のバスまで3時間近くある。どうも間引きになったらしい。なんだ、これなら急ぐ必要はなかった。
待つのにもう慣れた。切符を買ってホテルに戻った。 -
ホテルに戻り河岸のテラスで遅めの昼食。野菜と肉の煮込みに・・・
ホテル ラ ソリチュード ホテル
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ステーキとワイン。
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17:00過ぎ、バイヨンヌ行きのバスに乗る。バイヨンヌまで SNCFのロー カル駅に寄りながら3時間、左手にピレネーの山並みを見ながら走った。
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バスはポーの駅前を通過している。ピレネー山脈を眺める南フランス有数の観光地。
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本来の予定ではこの街とさらに南に行ったピレネー山麓の美しい巡礼路の村オロロン・サント・マリーもコースに入れていたのだが。
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代行バスは途中の小さな田舎駅を拾っていくために時間がかかった。
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ポーを過ぎたあたりから約30分、猛烈な集中豪雨にあった。窓の外が見えないような物凄さ!
この雨の中で知らない道路をレンタカーで走ってたら事故を起こしたかもしれない。 -
雨は30分ほどで上がった。
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ルルドを出て3時間余り、アドゥール川の河口の街バイヨンヌが見えてきた。
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SNCFバイヨンヌ駅に近いシトテルコート・バスク。1日間を置き2泊する。
ホテル コート バスク ホテル
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古いが雰囲気のあるホテルでエレベーターは2人で満員。板張りの渡り通路に雨漏り受けのバケツ。なんだか昔の小学校を思い出す。ところが部 屋は2室3ベッドでなかなか快適。コスパは最高だった。
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バイヨンヌ駅で明日のサン・ジャン・ピエ・ドゥ・ポール行の列車時刻を確認した。その後アドゥール川にかかるサンテスプリ橋を渡り夕食のレストランを求め市街知へ向かう。
サンテスプリ橋 建造物
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しかし殆どのレストランはすでに閉店。仕方なくスポーツバーのような店に入った。
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ところが注文した海鮮スープが絶品!!魚介のエキスがたっぷりの濃厚なスープにこの地方特有のスパイスが効いて思わず「ウマィ!」。バスク の最初の夜は思わぬグルメに出会った。
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この旅行記へのコメント (2)
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- travelさん 2021/10/13 13:58:26
- コ-テレ
- 万歩計さん、ルルドからバスでアクセスするコーテレの村とっても懐かしいです。
リフトで山に上がって牛を見て村を散策してパエリアがレストランに並んでいる風景を思てスペインに近いんだと実感した記憶が鮮明です。
ポ-に宿泊して列車でオロロン・サント・マリ-まで行きバスでカンフランクにアクセスする時にピレネ-山脈を越えましたが風景に感動しました。
あの辺りの雰囲気は素敵ですね。
島根のホテルの口コミに訪問頂き有難うございます。
緊急事態宣言で延び延びになってやっと行けた島根旅行でした。
travel
- 万歩計さん からの返信 2021/10/13 14:49:53
- Re: コ-テレ
travelさん 、こんにちわ。
何時もありがとうございます。
この南西フランスの旅はSNCFのストに振り回され、特に記憶に残る旅になりました。フランスでストが行われているのを知っていましたが、日本の鉄道スト(最近は全くなくなりましたが)程度と軽く見て出発しました。しかし突然の間引きや代替バスの乗客積み残し等、日本では考えられない徹底ぶり。利用者より労働者の権利が尊重されるようです。個人旅行を始めて間もない時期で、ポケットWiFiや現地SIMを使うことを知らず随分無駄をしました。しかしこの経験が以降の旅への自信にもなりました。
コロナ第5波が収まりつつありますので、私も来週から東北の秘湯巡りに出かけます。昨年の福島、山形、宮城の秘湯行以来丸1年ぶりの遠出で、今回は岩手と秋田の南部を回ってきます。
万歩計
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