私の温泉宿１００選＊＊＊湯田温泉・山水園（山口県）

2018/02/11 - 2018/02/12

2月の連休ですが大雪が心配で何も予定を立ててなかった。北の方へ車で行く自信もないので新幹線沿線の温泉を探していたら湯田温泉の山水園に空室があったので予約して行ってきました。私にとって湯田温泉は新幹線で気軽に行ける便利な温泉街です。すでにこの４トラにも古稀庵、梅乃屋、常盤の旅行記を掲載していますがこの度　湯田温泉４件目の山水園をアップすることにしました。
山水園は以前より名前は知っていたが湯田温泉駅から遠いという印象だったので避けていました。しかし、よく見てみると駅から車で５分ほどで、そんなに不便ではない。しかも源泉掛け流しの自家源泉であり、皇室が何度もお泊まりになったという由緒ある名宿。
宿の自慢の温泉と広大なお庭を拝見しに１泊で行ってきます。

エリア 湯田温泉(山口)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

1日目　2月11日

いつものように新幹線で新山口駅で山口線に乗り換えます。

新山口駅は改装中で、来るたびに駅の景色が変わっています。

新山口駅から湯田温泉駅まで電車で２０分ほどです。

そして湯田温泉駅からタクシーで５分で本日宿泊の宿「山水園」に到着です。

湯田温泉街の少しはずれですが、山を背にしていい感じです。

わらぶき屋根の門が拡張高いです。

築８０年、国有形文化財の宿、

自家源泉掛け流しの湯、

３つの形式の広大な庭、

天皇家などご宿泊の宿、

といった格式高い宿です。

こちらが正門です。

いつも番頭さんが玄関周りに立っておられます。

宿泊のお客をお迎えするのと、隣にある山水園併設・日帰り温泉「翠山の湯」の利用客が間違ってこちらへ入って来ないかを管理してるようでもあります。

もちろん私たちはこちらの玄関から入って行きました。

玄関を上がりこのロビーでチェックインです。

大正・昭和の香りがします。

ウエルカムドリンクはお抹茶と山口名物「外郎・ういろう」です。

お茶の後にロビーを見学します。

一つ目の庭に面しています。

ロビーにレトロな棚があるのでのぞいてみると・・

レトロな棚の中にはお土産が並べてあります。

ロビーの片隅にはこれまた懐かしのステレオです。

重厚でゆったりしたロビーです

扉の作りは昭和の雰囲気です。

部屋へ案内してもらいますが、廊下の天井や格子戸はいい細工がしてあります。

今日の私たちの部屋は２階に有る雲井という部屋です。

１４室ある部屋の中ではどうやら大きい部屋のようです。

部屋は３つに分かれていました。

上がりの部屋を挟んで右手に寝室。

左手に座敷があります。

和室ですが木材や細工はかなり上等です。

電話もレトロです。

部屋には浴室もありますが、大浴場に入るので部屋の浴槽は使いません。

トイレも洗面台も浴室も改造、改装を繰り返して今日に至ってるようです。

寝室もかなり力が入っています。

網代天井も素晴らしいです。

戦前のおしゃれな洋室です。

部屋の下には２つ目の庭が見えます。

庭の向こうには昔はなかった高いビルが建ち、少々庭の雰囲気を壊していますが仕方ないですね。

宿の正面に見えていたわらぶき屋根の門も見えます。

部屋で休憩した後、雪が降らないうちに一番大きな３つ目の庭を見学してきます。

番頭さんが案内してくれました。

せっかくの庭園ですが、NTTの高いビルがだいなしにしています。

借景がお城ならいいのですがあのビルはいけませんね。

日帰り温泉「翠山の湯」を利用する人が宴会する部屋「臨水」です。

庭を見ながら食事ができます。

天皇陛下や皇室の方々が宿泊された時の石碑があちこちにあります

さて庭を見学した後は、山水園が隣に併設している日帰り温泉「翠山の湯」に入ってきます。

山水園宿泊者は無料で入浴できますが一般の人は１６００円必要です。

まず山水園の門を出て右手に曲がり坂道を５０Mほど上がったところに「翠山の湯」
はあります。

坂道からみた山水園の本館

翠山の湯の駐車場はほぼ一杯でした。

駐車場のわりには温泉施設が小さく見えますが奥が広いです。

玄関には刺青お断りと書いてありますが、効果はあるのでしょうか？

待合室ですが人がいない時急いで写真を撮りました。

入浴客はいっぱいでした。

女性の湯は１階で男性の湯は２階です。

１００パーセント自家源泉掛け流しの温泉は人気がいいようです。

いい湯です。

浴場の写真は撮れませんでした。

天気予報どうり夕方から雪が降ってきました。

日帰り温泉に浸かった後、部屋に戻り夕食です。

部屋の障子は雪見障子となっています。

雪見障子をあげて庭の雪を見ながら夕食が始まります。

最高のセッティングとなりました。

食事は少量美食コースが選択できたので嬉しいです。

少量美食コースはどこが違うのかいつも全くわかりませんが、なんとなくお刺身のネタが違うのかな～なんて話ながらいいただきます。

冬の山口だからふぐは必須です。

山口産ウニ

レンコン揚げだったかな？

焼酎のお代わりした頃はもう、写真を撮るのを半分忘れています。

お肉も出たのですが、写真を撮り忘れたので急遽ご飯に乗せて写真を撮ります。

デザート、ということで少量美食コースは終わりです。

少量といっても満腹です。

食事の後、今度は宿の大浴場へ入ってきます。

男女入れ替えなしの大浴場です。

家内は、女性の方はぬるくて寒くてどうしようもなかったといって出てきました。

安倍晋太郎の額です。

男性の方の大浴場はそんなにぬるくはなかった。

こちらは岸信介の額です。

山口ですよね！

大浴場の脱衣場ですが、ここでもレトロな体重計を見ることができました。

浴槽は古そうです。

この時間帯は誰も入っていませんでした。

湯田温泉と白キツネの話

源泉掛け流しの内湯にもはいりました。

窓の外はシトシトと雪の音。

それではおやすみなさい。

2日目　2月12日

おはようございます。

雪見障子の外を見てびっくり。

庭に雪が積もってます。

ここまで積もってるとは予想外。

滅多に見ることのできない雪！

山口は岡山より寒いみたい！

今回の温泉旅行は雪が見れて２倍楽しい！

雪の庭を見ながら朝食です。

朝食自体はまあ普通でしたが、雪見がご馳走です。

新幹線の遅れなどが心配で、少し早めに宿を立ち、タクシーで湯田温泉駅に来ました。

湯田温泉駅の白狐のモニュメントが今日は一段と白い。

滅多に見ることのない雪景色の中を走って来た普通列車に乗って新山口へ向かい、新幹線で岡山へ帰ります。

雪の積もった湯田温泉の老舗温泉宿・山水園を楽しむことができました。