私の温泉宿１００選＊＊＊＊＊奥武雄温泉・風の森（佐賀県）

2017/07/16 - 2017/07/17

半年前に予約していた奥武雄温泉・風の森ですが出発の２日前まで九州地方（福岡・大分）は豪雨に襲われ大変な被害が出ました。宿に電話で尋ねたところ佐賀方面は被害がなく通常営業してるので来てくださいとのこと。福岡から武雄温泉方面はJRも問題なく動いてるとのことでした。

１日目　７月１６日
新幹線で博多へ。
特急ハウステンボス号に乗り継ぎ博多から約１時間で武雄温泉駅へ到着。
国重要文化財武雄温泉楼門を中心とした武雄温泉街を見学した後タクシーで奥武雄温泉・風の森へ。
武雄温泉駅からタクシーで２０分ほどです。

風の森は１件宿と行った感じです。
部屋数は７棟だけでしたが平成２９年４月に４棟増設して全て一戸建て１１室の隠れ宿です。
場所は武雄温泉と嬉野温泉の間で、宿のフロントは意外と田んぼの中と言う感じでしたが、裏山の中腹に部屋エリアがあり、山の中に一つの村を形成してるといった感じです。
フロントから部屋まではカートでの送迎です。
宿にはエステなど何にもありません。
美味しい食事をいただいて、部屋で温泉に浸かりゆっくりするだけです。

２日目　７月１７日
朝食は９時からです。
観光は全く計画していません。
部屋でゆっくりするだけです。
１０時半にチェックアウトを済ませタクシーで武雄温泉駅へ向かいます。
帰りは特急みどり号に乗り、博多で新幹線に乗り換え岡山へ帰ります。

１泊２食、露天風呂付き一戸建ての風の森はとてもリーズナブルと思わせる満足の宿でした。

エリア 武雄・多久(佐賀)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

１日目　

岡山から新幹線で博多へ来ました

特急ハウステンボス号に乗り換え武雄温泉に向かいます

ハウステンボス号の下りは先頭の１号車がブリーン車です

連休だというのにほとんど貸切状態だったので写真撮り放題です

博多から約１時間で武雄温泉駅に到着しました

武雄温泉は特急が止まるので便利です

駅構内には武雄温泉のシンボル、楼門の作り物がお出迎えです

これから本物を見に行きます

今回の旅行は観光がありません

奥武雄温泉・風の森へ行く前にせめて武雄温泉街を見て来ます

駅から歩いて１５分ほどです

炎天下を歩いているとマンホールが目にとまりました。

楼門の図です。

武雄温泉街メインストリートです

正面に楼門が見えて来ました

温泉街入り口付近にクラシックカーが置いてる宿がありました

京都屋と書いてあります

いい感じの宿です

温泉街の両脇にはいくつも宿が並んでいます

温泉街の突き当りが武雄温泉のシンボル、楼門です

楼門は大正４年に唐津出身の建築家、辰野金吾が設計し、建てられたものです

辰野金吾はあの東京駅も設計してるのです

東京駅の南北ドームの天井には８つの干支が書かれています

そしてこの武雄温泉楼門の天井には４つの干支が書かれています

合わせて１２干支となるのです

現在楼門は国重要文化財に指定されています

楼門をくぐって入ります

門をくぐると元湯、新館、宿泊宿が並んでいます

このエリアを特に武雄温泉と呼んでいるようです

時間ないし、暑いので元湯には入りません

せめて温泉分析表の写真だけでも撮っておきます

元湯の隣の新館は大正４年に楼門と同時に建てられたものですが老朽化していたものを平成１５年に復元し、古い浴槽を再現し、現在は資料館として使われています

この新館も国重要文化財です

その新館に入ってみます

入場料は無料です

新館から楼門をみる

新館には売店があり、地元のお土産が揃っています

新館の中にある再現された古い温泉浴槽です

古い浴場が３つあります

大正天皇のために作られた浴槽のタイルは必見

新館の2階に上がって見ます

二階の廊下です

２階から見る楼門

廊下の中央には飾り窓があり、正面の楼門が窓絵のように見えます

武雄温泉の見学を終え、これから武雄温泉駅まで帰り、タクシーを拾って奥武雄温泉・風の森へ向かいます

武雄温泉駅からタクシーで２０分ほどで風の森に到着です

意外と田んぼの真ん中に風の森の看板を見つけました

エントランスの看板

電車とタクシーで来てるのは私たちだけで、他のみなさんは自家用車かレンタカーのようです

フロント棟です

ここでチェックインして後でこのカートで部屋へ送ってもらいます

フロントです

後ろにはCDチェンジャーが見えます

フロントの隣の部屋は談話室です

本を読んだり、

コーヒーを飲んだりできます

フロントの隣にはショップがありますが、目に止まるものはありませんでした

フロント棟には小庭を挟んで食事ところがあります

後で夕食と朝食の時ここへ来ます

チェックインを済ませ、これからカートで部屋へ送ってもらいます

フロント棟は田んぼの中にありますが、

民家の裏山の中腹が宿泊棟の有るエリアです

一方通行の山道ですが、私道ですのでカート以外の車を見ることはありません

フロントから２分ほどで私たちの部屋に到着です

私たちの部屋はこの石段を上がり右手にあります

「樹」という部屋です

この石段の左手に見えているのは「星」という部屋で一番高いところにあります

風の森の各部屋は外から全景を見ることができません

樹木に囲まれているからです

私たちの部屋の玄関です

決してピカピカの建物ではありません

田舎のおばあちゃんの家を思い起こさせるような素朴な木でできた平家です

部屋に入って見るとリゾートの温泉宿といった間接照明の少し暗めの部屋です

部屋中が樹に囲まれていて確かに森の中です

クローゼット

CD、お茶

部屋の鍵

ベッドの床は一段高くなっていますので、踏み外したり、蹴飛ばしたりしないように足元がライトアップされています

テレビは１台あります

ベッドの枕元も窓の外は森

ベッドに腰掛けると正面に露天風呂があります

部屋からでも直接露天風呂へ入れますが、内風呂からでも入れます

森に囲まれた完全露店風呂です

どこからも見られることはありませんが

小鳥に見られることはあります

とにかくアルカリ性のヌルヌル美肌湯です

今までに経験した事のないほどのヌルヌルです

露天風呂から部屋を見ます

居間と内風呂の間が洗面所です

ここも窓の外は森

トイレはもちろんウオッシュレット付き水洗ですが、ちょっとオープンな感じ

洗面所から内風呂へ

そして内風呂から露天風呂へと続きます

風呂上がりに冷蔵庫を開けて見ました

飲んだら全て自己申告の有料です

部屋のテーブルの上に案内が置いてありました

憩いの場所、ラウンジ・バーができたので寄ってくださいとのこと

行って見ましょう！

宿泊棟エリアの真ん中にそのラウンジ・バーはあります

各部屋から歩いて１分ほどです

外から見たら何だろう？物置かな？と言った感じ

隠し扉を開けて入ると別世界

高級感があります

バーカウンターにはグラス、スナックが並び

冷蔵庫にはあまり見たことのないジュースやワイン、ビールが美味しそうに並んでいます

カウンターには自己申告用用紙があります

コーヒー、紅茶以外は有料です

宿泊料が安く設定されているのでバーや部屋の飲み物が有料なのは納得できます

ラウンジからの窓の眺めも森です

せっかくですから冷蔵庫のジュースを飲みます

美味しいです

ラウンジから部屋へ帰る途中、他の部屋をぐるっと眺めて帰ります

樹に囲まれていてどの部屋も見えにくいです

「月」の部屋？

「陽」の部屋？

部屋がやっとみえてます

ここは今年の４月に新しく増設された４つの部屋の有るエリアです

「天」の部屋かな？

ラウンジ・バーを通り超えて部屋へ帰ります

この階段を上がって右が私たちの部屋

１８時に夕食をお願いしています

カートでスタッフが向かえに来てくれます

一方通行の山道を下りていきます

フロント棟へ到着

食事処は完全個室

堀コタツ形式なので足元も楽

窓の景色がこれまた素敵です

絵をかけてるみたい

食事が始まりました

全体的にボリュームは抑えめで、私たちでもほぼ完食できました

創作料理です

暮れていく窓の景色が疲れを癒してくれます

アジのマリネと野菜のミルフィーユ

初めて食べる味、

新鮮、

佐賀トマトと新レンコンの饅頭

ペロリと頂きました

海と大地の盛り合わせ

野菜が苦手な私でもお刺身と一緒に食べればとてもおいしい

シャンペンの次はビールです

ハモとなすのスープ仕立て

上品です

アユのコンフィー

泳いでいるアユをイメージしたとのこと

佐賀牛黒毛和牛

佐賀牛のレベルは高い

この辺りで焼酎を追加

真鯛と嬉野茶の炊き込み

地元の食材がどれも一級品

南国フルーツとマスカルボーネのジェラート

久しぶりに夕食に感心しました

この宿泊料金でここまでの食事が提供できるのかと

リーズナブルという一言では済まされない

手抜きなしの料理に大満足

食事が終わり部屋を出ると外は薄暗くなりライトアップされていました

ここは食事処とフロントの間の小庭

フロント棟を出て、またカートで部屋へ送ってもらいます

部屋までの途中の坂道

４月にオープンした新棟の周囲

ラウンジ・バーの前の部屋「月」かな？

さて食事も終わりました

部屋でゆっくりして寝ます

明日も何にも予定はありません

お休みなさい

２日目

おはようございます

今日も天気は良さそうです

鳥の声しか聞こえません。

朝食は９時からです

その前にコーヒーを沸かして飲むことにしました

朝は内風呂と露天風呂に浸かってきます

やはり温泉はヒノキか川の石がいいです

９時前にスタッフがカートで迎えにきてくれます

食事処は昨夕と同じ処です

とにかくボリュームがちょうどいい

炊きたての卵掛けご飯が特別美味しく感じました

食事処の個室の窓からみる朝の景色

デザートのヨーグルトはイチョウの図でしょうか？

ご馳走さまでした

朝食後　部屋で帰りの荷作りをしてると１０時半に予約していた迎えのタクシーが来ました

チェックアウトです

タクシーで２０分ほどで武雄温泉駅に到着

駅構内の売店は地元のお土産が意外と充実しています

ふるさと納税のつもりでたくさん買いました

特急みどり号が来ました

博多経由で新幹線で岡山へ帰ります

半年前から予約して来た奥武雄温泉・風の森ははるかに期待以上の宿でした

開業から１０年が経ち、部屋の建物はどうしても老朽化して来ます

山の管理、建物の管理、温泉の管理は大変なことだろうと察します

しかしオーナーの前向きな姿勢が感じ取れます

これからも頑張ってほしいな～と思わせる満足の宿でした