薩摩・出水　石積と生垣が美しい麓武家屋敷群と嘉例川駅をぶらぶら歩き旅ー３

2018/02/13 - 2018/02/13

今回楽しみにしていた「出水麓武家屋敷群」～、約４００年前の町の面影を今に残す旧薩摩藩最大の武家屋敷群。

江戸時代に薩摩藩の地方支配の拠点として栄えた「外城」、その外城とは政務や地方警護を担う武士住居と陣地を兼ねた町を「麓」と呼ばれ、藩内には１００箇所も存在したようですが、出水は肥後国との境に近い為、防衛上最も重要な地であったので、藩内で最初に築かれた最大規模の麓。
今は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されているようです。

実際に歩くと、当時からの区割りや街路に石垣や生垣が残り、その面影を感じ取ることが出来ます。
そして、何よりも住民の方々が普通に生活をされていることが実に素晴らしいことだと思いますね。

今回、特に竹添邸・税所邸・歴史観で説明をしていただいた地元の方々が印象的で心に残りました。
「つくずく鹿児島に来ているんだなぁ！」～と、旅人に思わせる郷土への愛着が伝わって来るのです。
まさに西郷どんの”敬天愛人”でしょうか？～。

鹿児島は温泉も食材も風景も、そして人も実に好いところですが、次回はちょっと変わった試みとして”偉人”を巡るぶらぶら歩き暇つぶしをやってみたいです。
もちろん西郷どんや大久保どんも好いですが、個人的には黒田どん（黒田了介）の大ファンなので、その生い立ちや足跡を辿りたいです！。

エリア 新川渓谷温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ショッピング: 3.0

• 交通手段: レンタカー スカイマーク 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

２/１３（火）　今朝は晴れ時々曇り～、まぁまぁの天気です。

では、水俣に来たので「水俣病資料館」へ向いましたが…、
この日は休館の為、見学出来ませんでした、残念です！…。

昨日と同じ道を戻って出水駅に来ました。

陸橋の上から眺めたところ「肥薩おれんじ鉄道出水駅」、
上下列車が停車中ですが、随分と寂しい光景ですね？…。

出水駅 駅

ＪＲ側の構内の「観光協会」で情報を仕入れて来ました～。

西口駅前に展示されてる「Ｃ５６９２」の雄姿～、
現役は吉松区配備でしたね。
また、国鉄時代の旧駅舎はもう無くなってました…。

で市内の丘に広がる「出水麓武家屋敷群」に来ました。

この駐車場が一番便利とのことで利用させて頂きます、勿論、無料です。
平日のせいかこの通り空いてました。

出水麓武家屋敷群 名所・史跡

では、仕入れた情報通り麓武家屋敷群をぶらぶら見学しましょう！～。

直ぐ前に在る「武添邸」から見学させて頂きましょう～、
”大河ドラマ篤姫ロケ地”と有りました。

改築が成されたない当時のままでした。

＊詳細はクチコミでお願いします

公開武家屋敷「竹添邸」 名所・史跡

ここで「共通入館証」￥５００を購入します。

公開されている２邸と出水麓歴史館の入館料が含まれてます。
で、この缶バッチが入館証とは中々良いアイデアですね！、記念にも成ります。

裏側を見る～、有効期限が一年なんですね！、

もっと近ければ何回もお邪魔したいところです。

で、案内人のおばさんに丁寧な説明をして頂きました～。

野間口坂から一歩中に入ればこの通り～、

石垣と生垣に囲まれた風情ある通りは「杉内馬場」。

通りの前には”いずみ観光牛車”となるものが有りました？。

「武宮邸」は庭のみ一般公開です～。

家屋は改築されて、意外に昭和の雰囲気でした？…、今は空家でした。

聞くところによると～、「中村半次郎」の書が残されているそうです？。

この”出水麓”を知る上で貴重な勉強に成る「出水麓歴史館」に入ります。

館内では入館証を見せるだけでＯＫ！～、

係りの方から、随分と丁寧な説明をして頂けました！、お薦めの施設です。

通りの前に構える「出水御仮屋門」、質素な造りの中にも風格ある造りが伺えます。

御仮屋とは、藩主が地方巡狩の際に宿泊する所、
元は姶良に在った御門を移築したと言われてますが？…。

出水御仮屋門 名所・史跡

引いて見ると今は”出水小学校”の正門と成ってます。

通った学校に江戸時代の建造物が在るなんて自慢出来ますね！。

その斜め向かいに在る風情と言うべき邸宅～、

どう見てもお店のような雰囲気がしますね？…。

こちらが玄関のようですが～、

見落としてしまいそうなほど柱に小さく”石臼引き十割蕎麦”と有りました。

蕎麦屋の「遇祥庵」でした（まだお腹が空いてないのでパスしました）。

遇祥庵 グルメ・レストラン

更にぶらぶらと通りを歩きます～、

この通りは”諏訪馬場通り”とありました、緩やかな坂に成っているのが判ります。

当時からの町の区割りや街路に生垣・石垣積みなど～、

ほんとど変わらず面影を今に伝える風景は素晴らしいです！。

”三原小路”に一歩踏み入れるとこの静寂さ～、

普通に住民の方が生活してられるのですが～、
このように生垣を綺麗に整備されるのも大変な努力の賜物だと思います。

通りの生垣に植わってた実を付けた木…、

何かの柑橘系でしょうか！～、武家屋敷にはよく合う風景です。

ここ「宮路邸」も”大河ドラマ篤姫ロケ地”と有りましたが、

公開は土・日のみなので残念でした…。

その前の通りを諏訪馬場通りに向かって行きます。

先ほどから全く人に出会いません～、時折車が通りますが。

諏訪馬場通りを過ぎたところに「石塚邸」～、

門は開いてますが一般公開はされて無いようです。
くれぐれも敷地内には勝手に入らないように致しましょう！。

通りから開けたところに「諏訪神社」とありました。

諏訪神社は戦の神様、この集落の守り神なんですね。
県内最古の諏訪神社とありました。

ぐるっと回ってメイン通りの”竪馬場通り”に戻って来ました。

この通りにも多くの屋敷が残って、生垣に石垣が綺麗に整備されてます～。

駐車場も有りました。

この路地の石垣が心に留まったので…。

ここも電柱が無いのです！、それだけで風景って随分と変わります。

最後に訪れたのが「税所邸」、

麓では最古の武家屋敷であり、上級武士でもあったようで”格”の違いが判ります。

また、ガイドの方がユニークな説明で楽しいひとときでした！。

＊詳細はクチコミでお願いします

公開武家屋敷「税所邸」 名所・史跡

税所邸前から堅馬場通りを眺めたところ～。

平日だったせいか車も人も少なくてゆっくりとぶらぶら歩きが出来ました。

では、出水麓武家屋敷群観光は終了です。

国道３２８号線を走って宮之城町、今はさつま町から国道５０４号線沿いに在った
「道の駅ちくりん館」で休憩しました。

農産物直売所の野菜や生花は安いですね！、加工品・特産品などもあって色々と購入しました。

宮之城ちくりん館 お土産屋・直売所・特産品

空港近くで寄り道をして「肥薩線・嘉例川駅」に来ました～。

この駅舎は県内最古の”登録有形文化財”なんです。
無人駅なんですが特急が停車する珍しい駅です。

＊詳細はクチコミでお願いします

嘉例川駅 駅

待合室も当時のまま～、時間が止まってます。

学生の頃は旅しては、このような駅で野宿させて頂きました。
木のベンチで寝転がってね～、朝起きたら身体が痛くて…。

改札を抜けると低いプラットホームが長く伸びていて旅を実感します～。

１２年ほど前にも一度来ましたが、今は観光列車などで有名に成ったんですね？。
駐車場まで整備されていて驚きました。

丁度、１６：３３発、上り・普通列車吉松行きが入って来ました。

キハ４０系のＪＲ九州カラーです。
やはり電車より気動車が良いですね！…、音も匂いも好きですね！。

誰一人降りる客も乗る客もいないまま、列車は静かに駅を立ちました。

中島みゆきさんの”ホームにて”が聞こえてきそうです…。

夕方「ワンズレンタカー鹿児島空港店」に戻って来ました。

途中、割引の効くＧ・Ｓで満タン返しです。
今回も事故も無く無事に利用が出来ました、車も好くて燃費も好くて言うこと無し！。
では、空港まで送迎して頂きます。

ワンズレンタカー (鹿児島空港店) 乗り物

鹿児島空港正面に在る無料足湯「おやっとさぁ」～、
以前から一度でいいから利用したいと思っていました。

何んとここから噴出している天然温泉なんですね？…、アルカリ性なので美肌効果ありで温まって気持ちいいです！～。

天然温泉足湯 おやっとさぁ (鹿児島空港) 温泉

時間があったのでターミナル内の「ＳＯＲＡＳＴＡＧＥ」を見学しました。

マニアには楽しい航空ミュージアムですね！。

＊詳細はクチコミでお願いします。

SORA STAGE (ソラステージ) 名所・史跡

そのまま展望デッキでしばらく飛行機を眺めます～。

私事で恐縮ですが…、
鉄っちゃんなんですが、実は…それ以上に飛行機オタクでマニアなんです！。

鹿児島空港 展望デッキ 名所・史跡

夕暮れ時の霧島連峰を背に、忙しく離発着する航空機はドラマチックですね！。

この後、１９：５５発、ＳＫＹ１３８便にて神戸に向けて帰ります。

鹿児島　ぶらぶら歩き暇つぶしの旅、３部作はこれにて終了です。

鹿児島空港 空港