嘉例川駅

観光地になって快適度アップしました！　～　嘉例川駅

3.5
旅行時期：2018/02（約6年前）

新川渓谷温泉郷クチコミ：2件

県内最古の駅舎として以前から注目をされて来た肥薩線の「嘉例川駅」～、明治３６年開業なので築１００年以上も経つ木造駅舎。これと言って何も無かった無人駅なんですがね？～。

１２年ほど前にも一度来ましたがその頃も普通の田舎の無人駅、駅前には食堂も売店も無く、周辺には人家すら見当たらなかったほど何も無かったのです。
列車だって一日に上下数本の普通列車しか止まらない肥薩線でも忘れられた存在だったのですが、今回ちょっと寄り道程度で来てみて驚きました！。

県道から脇道に入ったところに何んと駐車場が新しく完備されてました！、そこから駅へ降りる整備された階段や公園まで出来ていて、トイレまで新設されてました。
また、駅前には売店まで在って観光案内の看板やちょっとした観光地に成っていたんですね！～、だから本当に驚きでした。

聞くところによると～、週末土・日は見学に訪れる観光客（外国人も含む）も増えて結構な賑わいを見せるそうです。
また、無人駅に特急列車「はやとの風」が停車する珍しいことも手伝って、遂には「百年の物語かれい川」という駅弁まで登場し販売する有様で、おまけに”九州駅弁グランプリ”まで受賞してしまったと言うから凄いことに成ってしまったようです。

それでも、駅舎は昔と何も変わらないまま静かに迎えてくれます…。
ホームの木のベンチに腰掛けて線路を眺めてると時折聞こえる風の音だけ、旅を実感出来るひと時ですね。
丁度その時、上り・普通列車吉松行きが入ってきました～、１６：３３発ですが降りる客も乗る客も誰もいなくて、ドアが閉まって辺りにエンジン音とその臭いだけを残したまま過ぎて行きました。

やっぱり鉄ちゃんって良いなぁ～！、そう思えるひと時が好きですね！。また、来ます。