2017/10/04 - 2017/10/05
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itaruさん
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気が付けば、JALのマイルがまた期限切れ近く。さてどこかにマイルを使いますか。ってことで、今回の候補は札幌、徳島、山口宇部、長崎。前回は宮古島日帰りの強行日程で疲弊したので、今回は仕事帰りに羽田から飛んでの1泊2日。個人的には山口宇部あたりがいいなあ、札幌の海産物でもいいし、久々に四国に足を伸ばすのもいいなあ、と思っていたら当選した行き先は長崎。えっ、なぜか予想していなかった。で、急きょ旅の計画です
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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長?だとどこ行こうか。思い浮かんだのは軍艦島。とはいえ、5日前で空席あるかな。前回行こうと思った時はまるで空席がなかったけれど。と、思って予約サイトを見てみると10月の平日だったからか、午前中も午後もばっちり空いている。午前便を予約。4日は最終便で長崎へ。翌日は朝から軍艦島クルーズです
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予約したのは軍艦島クルーズ株式会社の「ブラックダイヤモンド」で3900円(上陸料込)。予定より少し早く9時過ぎに出港すると、間もなく世界遺産の構成要素が見えてくる。三菱長崎造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン。1909年(明治42年)に竣工した同型としては日本で初めて建設された電動クレーンだそうで、いまだ現役で活躍中
三菱長崎造船所 名所・史跡
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船室でゆっくりするのもいいけど、やはり甲板で海の風を感じていたい。なんて甲板に出てみれば、団体の修学旅行のご一行で高校生があふれています
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おっと浮かんでいるのは海上自衛隊の艦船? 119は護衛艦の「あさひ」か
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178は護衛艦の「あしがら」
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で、こちらは浸水間近の新造艦船かあ
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こういった感じで軍用艦も建造されているわけか、と新鮮な驚き
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おっと反対側にもドッグが見えている
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ここからだと小さなマークにしか見えないけれど、艦内放送の説枚によると三菱のレッドダイヤモンドはテニスコート大の大きさがあるとのこと
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長崎湾から伊王島大橋を抜け快適にクルーズを続けるうちに端島(軍艦島)と同じく、石炭の島として日本の産業を支えた高島が見えてきた
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ということで、軍艦島上陸の前に高島に入って産業遺産の歴史をちょっと学びます
高島 名所・史跡
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高島の石炭資料館の前には軍艦島の模型
長崎市高島石炭資料館 美術館・博物館
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ここで一通り島に関するレクチャーを受け
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高島も石炭の島。資料館には当時の採掘に使った作業服や工具などを展示
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過酷な作業で掘り出された石炭が日本の高度成長期を支えました
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石炭資料館のすぐ近くに立つのが三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎の像。軍艦島や高島など、一帯の炭鉱は三菱の所有。地域の発展に三菱の存在は欠かせませんでした
岩崎弥太郎之像 名所・史跡
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高島の滞在は30分ほど。さあ軍艦島(端島)に向かいましょう
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見えてきました、軍艦島
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軍艦島といっても、軍艦らしく見える角度は限られているようで
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ぐるりと島を一周しながら
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姿を変えていく島をゆるりと眺めていく
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だんだん軍艦らしい装いを見せ始めて
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廃墟の島が醸し出す独特の雰囲気
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確かに軍艦島、まるで第二次世界大戦中の戦艦のような佇まい
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間近に迫る軍艦島
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いよいよ入港。ちょっとドキドキしたりして
軍艦島ツアー 名所・史跡
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さて上陸。閉山し廃墟となってから40年以上が経過している軍艦島は崩壊の危険があり、上陸しても見学できる範囲は炭鉱エリアのごく一部。3つの見学広場でガイドから説明を受け、その後わずかな自由時間といったところ
端島 名所・史跡
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第1見学広場からかつての貯炭場跡を眺めると右端に支柱が残っている。ここに設けられたベルトコンベアーを通って石炭が蓄えられ、石炭運搬船に積み込まれた。左の丘の上の建物は幹部用の職員宿舎。全室オーシャンビューの社宅には水が貴重な島では数少ない風呂も完備していたのだとか
端島炭坑 名所・史跡
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手前は選炭機跡だろうか
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第2見学広場の目の前の赤レンガづくりの建物は総合事務所。炭鉱という無骨な場所の中で、なんか洗練されたおしゃれな感じがするのが面白い。事務所の中には共同浴場があったそう。浴槽は海水の浴槽が2つと真水が1つだとか。炭鉱マンが汚れを落とす最初の海水の浴場はいつも浴槽は真っ黒だったとか
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第二竪抗入坑桟橋跡。わずかに残った階段は主力抗だった第二竪抗へ続くもの。この階段を登り、桟橋を渡った炭鉱マンは石炭を掘りに地下深くの鉱脈を目指してエレベーターで降りていった。暗く狭いところが苦手な私はとてもじゃないけど無理
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そして第3観光広場へ。正面に見えるのが1916(大正5)年に建てられた30号アパート。日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造りの高層アパートだそう。吹き抜けで中庭があったというから当時としては最先端のおしゃれな住居って感じだったんだろうなあ
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まさにゴーストタウン。最盛期には約5300人が住んでいたというのに
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地図を見ると、この辺りには工場があったようだけど。何の建物だったのだろうか
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波風にさらされ、建物は日を追うごとに崩れていく。数年後数十年後、この島はどんな姿を見せているのだろうか。人が生活した痕跡は残っているのだろうか
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1958年に完成したプールは海水を使っていたという
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丘の上に建つ灯台は軍艦島が閉山してから設けられたもの。確かに最盛期は生活の灯りや工場の灯りが島全体を覆っていただろうからなあ
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島の滞在時間は限られている。そろそろ船に戻る時間が近づいてきた
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閉山までに採掘された石炭は約1570万トン、海面下1000メートルまで掘り進んだという
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ただただ廃墟。最盛期、どんな活況を呈していたんだろうか
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最後に第1観光広場周辺をゆっくり眺める
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支柱の間を石炭を満載したベルトコンベアーが動いていたと考えると
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名残惜しいけど島に別れを告げましょう。滞在時間は45分ほど
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あっという間に軍艦島から離れていく。再び訪ねることはあるんだろうか
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分かりにくいですが、クレーン船の奥に見えるのが小菅修船場。日本最古の蒸気機関を動力とする曳揚げ装置を整備した洋式スリップ・ドッグなんだとか
小菅修船場跡 名所・史跡
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この豪華客船は上海から来ているって言ってたっけ。ってことで、40分ほどで長崎港に戻ってきました
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さて午後はノープラン。とりあえず市内をプラプラ。日本最古の石橋の眼鏡橋へ
眼鏡橋 名所・史跡
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眼鏡橋から川辺の側道に降りて散策。眼鏡橋に次いで古いという袋橋
中島川石橋群 名所・史跡
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天気の具合もあるけど、残念ながら不完全な眼鏡って感じかな
中島川石橋群 名所・史跡
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魚市橋から東新橋
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多くの石橋がかかる中島川公園は散策にはちょうどいい
中島川公園 公園・植物園
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午後1時過ぎ、お腹もすいてきた
中通り商店街 名所・史跡
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てことで長崎名物の皿うどんをいただきます
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せっかくだから長崎で尋ねたことのない唐人屋敷跡を訪ねてみよう。長崎といえばオランダというイメージが強いけど、清(中国)との交易の拠点でもあったわけで。オランダ坂に近い現在の館内町には唐人屋敷もあって賑やかだったとか。とはいえ、観光客の姿はほとんどなし
唐人屋敷跡 名所・史跡
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ひっそりたたずむ観音堂はシンプルなつくり。数度の火災を経て1917年に改築したもの
観音堂 名所・史跡
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祀られているのは中国の民衆に慈悲深い神として慕われた観音菩薩(右)と商売の神の関帝(左)。しかし、三国志の英雄がなんで商売の神様になったんだろう
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で、航海の安全を祈願し、天后聖母(媽祖)を祀る天后堂
天后堂 名所・史跡
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豊作の神として知られる土神を祀った土神堂。こちらは1977年再建と新しい
土神堂 名所・史跡
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ほのかに中国の香りを感じたらオランダ坂へ。さすがに観光名所だけあって修学旅行らしい学生もやってくる。はるか昔、高校2年の修学旅行で長崎に来たっけ
オランダ坂 名所・史跡
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オランダ坂のそばに佇む青い建物はかつてのフランス領事館
東山手甲十三番館 名所・史跡
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坂を上りきったところにあるのはロシアやアメリカの領事館として、または宣教師の住宅として使われた東山手では最古(1868年=明治元年ごろ建設)のもの。重要文化財に指定されているだけあって風情のある建築は長崎らしい
東山手十二番館 名所・史跡
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東山手を歩いているといかに長崎が起伏のある街か良く分かる。しばらく歩くと出会うのがこの建物。明治20年後半ごろの外国人向け賃貸住宅が7棟も集中して残っている。中には昔の居留地の写真が見られる古写真資料館なども(100円)
東山手洋風住宅群 名所・史跡
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丘を下って出会うのが孔子廟
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1893年に清朝政府と在日華僑が建てたこの孔子廟。碧水橋のかかった池をみつつ
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日本に孔子廟があるとは知りませんでした。入場料600円は微妙だけど、せっかくだから入ってみようかということで
孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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中に入ると広がっているのはまさに中国といった光景。正面の木造神殿が孔子廟正殿の大成殿。1893年建立の建物は原爆の衝撃にも耐えて今に伝わっている
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大成殿に祀られた孔子坐像
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こちらは孔子の高弟72人。儒教のことはほとんど知らないですが。さて併設の博物館を見た後は
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グラバー通りを歩いて
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大浦天主堂へ。現存する日本最古のゴシック様式の教会は厳かな雰囲気が漂う。600円は少し高いかなとは思うけど、分厚い冊子をもらえるし。落ち着いた教会でしばし時を忘れる
大浦天主堂 寺・神社・教会
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聖堂の隣の西洋建築は旧羅典神学校。ここは長きにわたって信仰を守り続けた隠れキリシタンが「発見」された場所。キリスト教関連の展示に改めてキリシタンの苦難の歴史に思いをはせる
旧羅典神学校 名所・史跡
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そろそろ空港に戻りますか
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長崎といえば市電
大浦天主堂下電停 駅
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ただ長崎駅方面の直行便は運休中とか。時間もあるし歩くか
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途中で空港行きバスを拾って長崎空港へ
長崎空港 空港
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鮨どころ「しょうぶ」で鯨の刺身のセットを焼酎をいただき東京へ
しょうぶ グルメ・レストラン
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