不良夫婦 すすき草原 と 花紋 へ

2017/10/30 - 2017/10/30

8月に箱根湯本の吉池旅館で味を占めた不良夫婦は、またしても箱根温泉で旅館のデイユースを楽しもうと画策。
仙石原がすすきのシーズンでもあり、先ずはこれを楽しんでから温泉に浸かる事にした。
最初は前回同様旅館の昼食付プランを予約するつもりだったが、予定と台風22号到来が重なりそうなので予約はせず、箱根湯本温泉の人気宿 花紋 を立ち寄り湯として利用した。

エリア 箱根湯本温泉(神奈川)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

横浜の自宅を朝9時半頃に出発し、1時間余りで仙石原に到着。
臨時無料駐車場に車を停め、7,8分歩くとすすき草原に辿り着く。
台風22号と予定が重なったのでどうなる事かと思ったが、速度を上げた台風が昨晩の内に関東を駆け抜け、箱根は台風一過青空が広がる。

今回も前回と同じくスマホで撮影したので、写真のクオリティは不問で。

仙石原高原 自然・景勝地

すすき草原入口前から草原を臨む。
一面に金色のすすき草原が広がる。

仙石原高原 自然・景勝地

逆光で撮ってみたが、スマホの小さな撮像素子では単にぶっ飛ぶだけだった。
肉眼だときらきらと美しいんだが、伝えられないのが残念。

仙石原高原 自然・景勝地

草原の通路は入口側はぬかるんでいたが、ある程度登るとぬかるみも無くなり普通に歩く事が出来た。
奥様 ｢登るの飽きた｣
この女には旅情もへったくれもないのか･･･

仙石原高原 自然・景勝地

30分余りすすき草原で景色を楽しんだら時間は11時過ぎ。
昼食を摂りに移動するが、その前にすすき草原近くのこちらに立ち寄った。
グランリヴィエール箱根。
8月に箱根湯本店に立ち寄って印象の良かったラスク屋さんの本店だ。

グランリヴィエール 箱根 グルメ・レストラン

様々なラスクが綺麗にパッキングされて並ぶ。

グランリヴィエール 箱根 グルメ・レストラン

本店は試食も充実している。
箱根の新しいお土産としてお薦めしたい。
個人的にはプレーンとキャラメルアーモンドを推しておく。

自分達の分と両親にお土産として宅配を依頼した。
宅配料金が存外安価で良心的。

グランリヴィエール 箱根 グルメ・レストラン

二階はCafeのようになっている。
平日なのでこの通り空いていた。

グランリヴィエール 箱根 グルメ・レストラン

フォトギャラリーも兼ねており、暫く楽しませて頂いた。

グランリヴィエール 箱根 グルメ・レストラン

さて昼食。
宮城野のやまひこ鮨へ。

やまひこ鮨 グルメ・レストラン

ランチの海鮮丼。
あら汁付きで1,300円。箱根である事を除いてもお値打ち価格だと思う。
寿司飯はもう少し酢が利いて欲しいが、ネタは新鮮で種類も多く美味しかった。
100円で大盛にできるが寿司飯の量が倍くらいになる。大抵の方は普通盛で十分だと思う。

やまひこ鮨 グルメ・レストラン

さてお腹も膨れた事だし、箱根湯本に向かおう。

やまひこ鮨 グルメ・レストラン

程なく箱根湯本温泉 花紋 に到着。
箱根湯本で現在最も人気のある旅館の一つ。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

昼食付プランの場合は最も安価な広間共用利用のブランでも一人5千円を超えるが、立ち寄り湯の場合は一人2千円弱。
今回はやまひこ鮨で昼食を摂り、立ち寄り湯として利用する事にした。
立ち寄り湯利用客も広間を利用する事ができる。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

1階フロント横のロビー。
ホテルと旅館の間くらいの構成に感じた。
接客品質は高く、大変印象が良かった。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

立ち寄り湯の受付は2階。
そこで料金を支払う。
浴衣の貸出は無料だがタオル類は有料。毎回タオルは複数持参するので浴衣だけを借りた。
そこから一旦3階に上がる。
3階の写真の暖簾の奥に40畳の広間、浴衣に着替える為のロッカールーム、給水所がある。広間は休憩所として自由に使う事が出来る。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

給水所
水、煎茶、玄米茶が其々 熱・冷 で戴ける。
無料だし便利なのだがずっと放置されているのは如何なものだろう。
(一番下の段には飲み終わったビールジョッキ、その上の段は飲み終えた湯のみが其々2時間以上放置されていた)
接客は良いのに、旅館内の環境維持には無頓着らしい。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

大浴場は2階。
平日だった事もあり、広い風呂場をたった一人で独り占め。
こういう時、湯舟一つの小さな風呂場なら脱衣所から写真を撮ってみたくもなるが、自分一人であろうと広い風呂場にカメラを持ち込むのは掟破りに思ったので遠慮した。

正直、湯は同じ湯本温泉の天山などと比べると薄く感じた。
加水の有無は不明(成分表に併記されていなかった)だが、源泉のまま掛け流しているのだろうか。
評判の良い宿なので期待感が高かった事もあるが、風呂場は人工的だったし湯も薄く感じたので、立ち寄り湯としては素晴らしいとは感じられなかったというのが正直な感想。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

立ち寄り湯は17時まで居られるが、16時頃に退散した。
ここは2階の売店。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

売店横にこんな飲食エリアがあり、飲み物などをオーダーできる。
ただ、ここも放置プレー。
写真右の状態が2時間そのままにされ、帰る直前にようやく片付けられていた。
平日でとても忙しくは見えなかったので、もう一寸気を配って欲しいところ。
接客が大変良いので、こういう処で隙があるのは本当に勿体ない。

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル

3階の足湯
広間は寝ている方も多く静かにしないといけない雰囲気なので、会話するならここがお薦め。

今回花紋を日帰りで利用してみて、ネット上の旅館としての評価とは少し違う印象を受けた。
接客が良好なのは間違いないが、館内の環境維持や温泉自体には素晴らしさを感じられなかった。
まあ、以前泊まった共立リゾートの水の音と同じく、テーマパークを楽しむような面白さはあったので、そういう意味では楽しめたかな。
温泉をレジャーとして楽しむ若い人達にはむしろこういうアプローチの方が好いんだろうなとは思うが、湯治として楽しむ向きには大きな満足感は得難いだろうと言うのが正直な感想。
歳をとったって事なんだと思う。

了

箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル