2013/07/28 - 2013/07/29
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TaxNaXさん
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二日間の箱根一人旅
旅のテーマは路傍の湧水巡り
二日目はB&Bパンシオンをチェックアウトして湧水を巡りつつ箱根湿生花園を訪ねた。
その後、家族連れでは行かないであろう共同浴場を訪れ、自由な一人旅を満喫した。
前半1日目からの続き
【1日目の旅行記へのリンク】
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10804798/
【今回の旅行MAP】
※リストをクリック ⇒ "噴出し"がポップアップ
※噴出し右下の矢印をクリック ⇒ 拡大地図にジャンプ
https://mapsengine.google.com/map/viewer?mid=zJAi4p_RihEk.kyr1--F526Ik
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10804798/
からの続き。
====================
B&Bパンシオンの朝食会場に向かった。
パンとコーヒー、ジュースだけの簡素な朝食だが、パンは7種類程用意されていた。
パンの補充は頻繁で、常に写真の状態が維持される。
ホテルの規模に対し会場が狭いのだが、トレイにパンを盛って自室に持って行くのもOKなのだそうだ。 -
B&Bパンシオンの朝食
こうしてみると簡素極まりない。
ただ、パンのお代わりは自由なのでお腹は膨らむし、このパン結構旨いのである。
シングル一泊2,230円の宿に付帯の朝食としては良く頑張ったのではと思う。
朝食後、もう一風呂浴びてからホテルを後にした。 -
今日は箱根湿生花園に行く予定だが、旅のテーマも忘れてはいない。
箱根路傍の湧水を求め車を走らせる。
下の写真の近くの場所で、まだ咲いている額紫陽花を見付けた。 -
【箱根路傍の湧水5】佳山水
強羅温泉 山田家旅館別亭 和(なごみ)の宿 華ごころ。
その門の横に飾られる採水場はただのオブジェではなく本物の湧水。
高級旅館だけになかなか味がある。
■Google Map
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&gl=jp&q=35.247135,139.033583強羅温泉 和の宿 華ごころ 宿・ホテル
-
佳山水は神山の伏流水で、湧水するまで7年を要するのだとか。
湧水点は敷地内で、宿内に引水して料理や炊飯に使用しているとの事。
知った風に書いているが、宿のHPに載っていた。
http://hanagokoro.info/
因みにこちらのの宿、和の宿 華ごころは一泊一名4万円前後の高級旅館で我々家族とは縁がないが、じゃらんではクチコミ評価ほぼ満点の満足度の高い宿らしい。 -
箱根湿生花園に向かったが、生憎の小雨模様。
雨宿りも兼ねてラリック美術館のショップに立ち寄った。
写真はショップ近くに展示されるクラシックカー。 -
こちらはラリック美術館併設のレストランLYS(リス)
芝生の維持具合が素晴らしく、小雨振る日は芝が光って緑が映え美しい。 -
ショップの2階奥で可愛い鞄を発見
小僧へのお土産に一個買った。
もっと高飛車なお店だと思っていたが、全くの思い違いだった。
箱根の美術館併設であるにも関わらず、普通の雑貨屋と変わらない手頃な価格で鞄などの雑貨が手に入る。 -
1階のキッチン用品など、実用的でかつセンスが光るものが多い。
毎度旅行で自分に土産を買う時は実用的なものを選んでいる。
普段使うものの方が買った場所の事を想い出し易い事と、壊れたらそれを理由にまたそこに行く気になるからだ。
実用的なものをお土産にするのであれば、こちらはなかなかお薦めできる。 -
幸い雨も上がったので、駐車場に向かった。
途中で足元にカタツムリを発見。
危うく踏むところだった。
おいおい、ここだとその内誰かに踏まれるよ・・・
石垣の上に避難 -
さて、箱根湿生花園でござる
JAFの会員証で100円割引でござるよ。
まめ知識でござる。箱根湿生花園 公園・植物園
-
前回は3月に訪れ満開の水芭蕉を楽しんだが、今回は時期的に目立った花は少なかった。
これは桔梗だね。 -
これは岨菜(ソバナ)
写真中央やや右側に蜂が飛んでいる -
岨菜(ソバナ)の中に潜り込む蜂の姿を何度も見掛けたので上手く撮影できないか頑張ってみた。
一瞬で出てきて飛び去るので、なかなか難しい。
これは出てきた瞬間。 -
こっちは飛び立つ瞬間
-
燕尾仙翁(エンビセンノウ)
ナデシコ科センノウ属の多年草。
花弁がトゲトゲしているが、一枚の花弁の中央二本の突起が燕の尾のように見えるので名前に燕尾を冠するのだとか。 -
禊萩(ミソハギ)だが、これはちょっと小振り。
蝦夷禊萩(エゾミソハギ)と言うらしい。 -
沢桔梗(サワギキョウ)
他の桔梗類とは全く異なる花の形をしているが、れっきとしたキキョウ科の植物である。 -
仙石原湿原植生復元区に立ち入った。
今日は雨上がりの曇り空で、山もガスが掛かっている。 -
3月に訪ねた時は湿原も全くのボウズだったが、数ヶ月でこのように青々と生い茂る。
因みに3月の様子は以下のリンク先の写真
http://4travel.jp/traveler/taxnax/pict/28645811/src.html -
鷺草(サギソウ)
名前の由来は見た目の通り。
小さな花だが、白鷺が羽根を広げたような花弁が美しい。
蘭を見慣れている人は「何となく蘭っぽい」と思われるかもしれない。
ラン科の植物で蘭の仲間である。
遠くに咲いていたので、レンズを望遠に換えて撮影。
望遠持って来ておいて良かった、と思ったのもつかの間、レンズを戻す時にレンズ裏蓋を落としてしまった。
ころころと転がり、ボードウォークの隙間から下へポチャン。
じぇじぇじぇぇぇぇっ!!
下は池になっているが、幸い浮いていたので、手で流れを作ってボードウォークの下から流し出して回収。
あー驚いた・・・。 -
食虫植物展が行われていた。
凄い種類の食虫植物が展示されていたので、暫し立ち寄って楽しんだ。 -
先ずはモウセンゴケなどと並んで展示されていたセファロタス・フォリキュラリスから。
和名ではフクロユキノシタと呼ばれる。
壷状の捕虫葉に落ちた虫を消化吸収する点でウツボカズラに似ているが、ウツボカズラ目には属さない別の種になる。
フクロユキノシタ科フクロユキノシタ属に属し、フクロユキノシタ科唯一の種になる。
しかもフクロユキノシタ科はバラ目なので、この方はバラの仲間なのだそうだ。
これを見てバラの仲間と誰が信じようか。 -
お次はポピュラーな処で、モウセンゴケをまとめて紹介する。
これはクルマバモウセンゴケ
オーストラリア北部から東南アジアにかけて広く分布する種だ。 -
こちらはアデラエモウセンゴケ
モウセンゴケの中では比較的大型で、オーストリア南東部の固有種なんだとか。 -
アフリカナガバモウセンゴケ
アフリカの固有種。
ホームセンターなどでも買い求める事ができるポピュラーな種だ。 -
さて、食虫植物で大型種と言えばウツボカズラ。
以下、ウツボカズラ(ネペンテス)を何種か紹介する。
これはネペンテス・ダイエリアナ
ミクスタとディクソニアナの交配種で、交配種の中では恐らく最大の種。
何を以って最高とするのか全く分からないが、その筋の方はこれを交配種の最高傑作と呼ぶのだそうだ。 -
これは上のダイエリアナの元にもなったネペンテス・ミクスタ
これも交配種である。
ウツボカズラを交配させて園芸用の新種を造ろうなんて、なんとニッチな事か。 -
アトラクティブ・フソー
これもネペンテス・ソレリィとネペンテス・ベトンリコサの交配種で、日本で造られたものらしい。 -
これは上のアトラクティブ・フソーの元にもなったネペンテス・ベントリコサ
-
ごつい捕虫器に禍々しい棘。
この凶悪な外観のウツボカズラがネペンテス・バービシアエ。
ボルネオ(カリマンタン)のキナバル山付近海抜1200 〜2000mにある超塩基性岩の分布域にのみ自生する地域固有種。
箱根湿生花園園長の気合の入った『独り言』を見付けたのでリンクを貼る。
http://www.hakone.or.jp/blog/shissei-blog/index.html?page=3610 -
さて、サラセニアの展示もあったので少し触れておく。
こちらは交配種のサラセニア。
名前は何とオカムラ。
日本で造られた交配種らしい。
『食虫植物・岡村』
円谷プロのヒーローものに出てくる怪人みたい・・・ -
ハエトリグサの山があった。
これだけ沢山のハエトリグサをまとめて見る機会も少ない。
因みに、ハエトリグサとモウセンゴケとウツボカズラは其々別の食虫植物に思われているが、実は仲間なのである。
ハエトリグサはウツボカズラ目・モウセンゴケ科・ハエトリグサ属の植物になる。
要するに親玉はウツボカズラ。とても仲間とは思えんが・・・ -
ハエトリグサが捕虫器を閉じる為には多大なエネルギーを要する。
一つの捕虫器が開閉できる回数は精々5回程度なんだとか。
面白がって捕虫器内側のトゲを触って遊ばないようにお願いしたい。 -
こりゃセンス悪い・・・
3世代の家族連れが来ていて、爺ちゃん婆ちゃんが孫達にここで写真を撮ると言い始めたが、小学生高学年と思しきお姉ちゃんは断固拒否。
そりゃそうだわな。
最後は根負けしてお爺ちゃんの写真に収まっていたが、顔は笑ってなかったな・・・ -
花は寂しかったが食虫植物が結構な充実振りで、存外楽しめた。
案の定売店前で売られていたのが可笑しかった。
食虫植物って暖かい国のものなので寒さに弱いものばかり。
神奈川だと室内で育てないといけないので、買って帰ると家内がキレてしまいそうで諦めた。 -
湿性花園を出てお昼にした。
ここに来る度に立ち寄っているのが、湿性花園駐車場に隣接したグレイン。
箱根で比較的リーズナブルに美味しいビストロ料理を戴く事の出来る貴重なビストロだ。 -
月曜日でもあり、店内は空いていた。
-
この日は初めてシーフード・オムレツを注文
美味しかったが、個人的には家内がいつも注文しているドリアの方が好きかな。
まあ、基本的に何を頼んでも満足度の高い食事ではある。
適度な満腹感も得られ、納得して店を出た。 -
先日きのくにやに立ち寄り芦之湯の良さを知ったので、この日は山形屋に立ち寄ろうと車を走らせた。
山形屋到着
ところが扉には鍵が掛かっているし、今日の営業は終了的な雰囲気満載。
諦め切れずに暫く様子を見たが、人の出入も無く、仕方なく山形屋を後にした。
次回は絶対リベンジだ。山形屋 温泉
-
山形屋に立ち寄れずどうしようかと思案していたが、往路でちらっと見た弥坂湯を思い出し立ち寄って見る事にした。
駐車場が無いか訊いてみると、入口前に停めれば良いと言われた。
1台は駐車可能だ。
他に利用者がいたので写真は撮らなかったが、風呂場はタイル貼りの円形湯舟が一つのシンプルな造り。
完全な掛け流しで、恐らく加水もしていない。
しかし源泉温度が50℃前後なので掛け流し量は僅か。
基本的にマナーの良いお客さんが多いが、それ程新鮮な湯には感じなかった。
共同浴場だが箱根在住者以外は入浴料として650円を取られるので、前日に訪ねた姫之湯よりも高額になる。
個人的にはちょっと微妙かな。 -
最後の湯浴みを弥坂湯で済ませ、帰路に着いた。
小田原で食事して変える事にしたが、今回はさらっとラーメンにしてみた。
こちら鉤椰を選択。
正面にコインパーキングがあったので、そこに車を停めて利用。 -
鉤椰店内
ラーメン屋とは思えない内装。
殆どバーの雰囲気だ。 -
店名を冠した鉤椰麺を注文した。
鶏ガラスープのあっさり塩ラーメンで、こりゃあ相当旨い。
お店の雰囲気も極上で、大当たりのお店だった。
デートでの利用にも耐えられるお薦めのラーメン屋だ。
最後に良いラーメン屋も発見し、湧水巡りも一通り楽しめ、今回もなかなか面白い箱根の旅だった。
未体験の湯や食事処もまだまだ多く、これからも訪れる度に新たな発見があって楽しめそうに思う。
箱根。
いいねぇ。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- わんぱく大将さん 2013/09/06 02:51:24
- さぎそう
- TaxNaXさん
サギ草は兵庫県の花やったかな???
それより、小僧さんのお土産の反応が知りたかった。
キャップ、ひらってるところ、人に見られなかったですか? 本人は必死なんですが、第三者的に見ると、なにしてんねん?と。
と人のことは言えず、また、日本で自転車に乗っててこけました。こけるざまは自分でも間抜けていたように思います。左ひじ、名誉の負傷。
大将
- TaxNaXさん からの返信 2013/09/06 08:35:17
- RE: さぎそう
- 大将さん
TaxNaXです。
日本時間でお早う御座います。
> サギ草は兵庫県の花やったかな???
兵庫県姫路市の市の花だそうです。
東京都世田谷区の区の花でもあるそうな。
何れも知らんかった・・・。
> それより、小僧さんのお土産の反応が知りたかった。
小僧のお土産の反応は冷ややかでしたね。
「お、いいじゃん。でも殆ど同じの持ってる。」
まあ、こんなもんです。
で、家内の追い討ち。
「お父さん、寂しいねぇ。」
うるせぇ。
まあ、元々こういう事も想定して、自分のディパックにも合う色目のもの
を買ってきたので、ディパックにカラビナで吊るして私が使ってます。
そうそう、キャップ拾っているところですが、これがまた悲惨で・・・。
池に掛かるボードウォークの真上なので、見通しがバカ良くて、見られ
まくりです。
関西だったら「あのオッサン、何やっとんねん」と言いかねられません。
箱根、しかも湿性花園のお客さんは優しくて見てみぬ振りでした。
TaxNaX
- わんぱく大将さん からの返信 2013/09/06 08:46:51
- RE: RE: さぎそう
- > 大将さん
>
> TaxNaXです。
> 日本時間でお早う御座います。
>
> > サギ草は兵庫県の花やったかな???
> 兵庫県姫路市の市の花だそうです。
> 東京都世田谷区の区の花でもあるそうな。
> 何れも知らんかった・・・。
>
> > それより、小僧さんのお土産の反応が知りたかった。
> 小僧のお土産の反応は冷ややかでしたね。
> 「お、いいじゃん。でも殆ど同じの持ってる。」
> まあ、こんなもんです。
> で、家内の追い討ち。
> 「お父さん、寂しいねぇ。」
> うるせぇ。
> まあ、元々こういう事も想定して、自分のディパックにも合う色目のもの
> を買ってきたので、ディパックにカラビナで吊るして私が使ってます。
>
> そうそう、キャップ拾っているところですが、これがまた悲惨で・・・。
> 池に掛かるボードウォークの真上なので、見通しがバカ良くて、見られ
> まくりです。
> 関西だったら「あのオッサン、何やっとんねん」と言いかねられません。
> 箱根、しかも湿性花園のお客さんは優しくて見てみぬ振りでした。
>
> TaxNaX
TaxNaXさん
誰や、姫路出身は? 忘れとった。 長いこと姫路を離れてましたので。
ははは、小僧さん、想像した通りの返答でしたね。
キャップ拾い、ワンマンショーでしたか。 大将
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