はじめてのバルト三国2017-<6>ヴィリニュス3日目後半・カウナス日帰り旅行はリトアニア鉄道に乗って

2017/03/05 - 2017/03/05

数年前から気になっていたバルト三国へ行ってきました。
寒さが苦手な私ですが、なぜか急に、寒さを噛みしめながら異国を歩きたくなりました。
ヴィリニュスに入るチケットとタリンから出国するチケットだけ日本で手配し、後は行ってからその日の気分で動きました。
3月のバルト三国は、ホテルもバスも空いているので当日手配で問題なく、自由に動きたい私にはとても楽でした。
夏に比べてホテル代が安かったのも良かったです。
寒波が来て雪が舞い散る日もありましたが、雪景色のリーガの街並みが一番の思い出となりました。

3月2日　ロンドンからリトアニアのヴィリニュスへ到着　ヴィリニュス泊
3月3日　カジューカス祭初日&旧市街散策&ウジュピス共和国散策　ヴィリニュス泊
3月4日　カジューカス祭2日目&旧市街散策　ヴィリニュス泊
3月5日　カジューカス祭3日目（最終日）&カウナス観光　ヴィリニュス泊
3月6日　ラトヴィアのリーガへ移動　リーガ泊
3月7日　旧市街散策　リーガ泊
3月8日　新市街散策　リーガ泊
3月9日　エストニアのタリンへ移動　タリン泊
3月10日　旧市街散策　タリン泊
3月11日　アムステルダムへ移動

エリア カウナス(リトアニア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

3月5日　ヴィリニュス駅から14：05発のリトアニア鉄道に乗って、1時間ちょっとでカウナスに到着しました。はじめ2階建て列車の2階席に座ったのですが、1等車だったようで、すぐに1階へ移りました。満席に近かったです。

カウナス駅に到着！この時点でもう午後3時過ぎです。のんびりしすぎましたね。少し小雨が降っていますが、傘は要らない程度。観光には支障がなさそうです。

カウナス駅です。外観だけで言えばヴィリニュス駅よりも立派かな？

カウナス駅 駅

駅前はがらーんとしています。地下道を通って向こう側へ出られます。

駅前の大通りは殆ど人がいませんでした。この2人もすぐにいなくなってしまいました。ガイドブックではここはバス道のようですが、バスなんていないよ？

旧市街まで歩けそうなので歩いてみます。きれいな教会が見えたので、近くまで来てみました。目立つ教会なのに、ガイドブックの地図には載っていません。

公園の中に、十字架のオブジェが並んでいました。まさかお墓じゃないでしょうし、何か意味があるのでしょうか？
後でガイドブックを見ると、右奥の建物は＜流刑とレジスタンスの博物館＞だそうです。この公園はかなり広くて、ここを右側に突っ切って出たところに杉原千畝記念館があるみたいです。もう夕方だったし、予備知識も無かったので、今回はパスしました。

一つ一つデザインが違っています。リトアニアは装飾的な十字架が多いですね。もっと色々見たかったです。

葉の落ちた裸木なのに、鬱蒼とした印象を受ける公園です。

ここにも、上の方に鳥の巣がありました。

公園を出るとまたすぐに教会がありました。こちらはガイドブックに載っていました。聖ミカエル教会です。ここは教会の方へ行かずに、このままバス道を歩きます。

ミカエル教会 寺院・教会

ロシアには行ったことがないのですが、カウナスはヴィリニュスよりもソ連っぽい印象を受けました。建物がどれも大きくて立派です。でもあまり人がいる気配がしません。

ヴィリニュスとはまた違った廃墟感です。

この建物はなんでしょう？

画像じゃ伝わりませんが、この柱がすごーく巨大なのです。パルテノン神殿かっ！ってくらい。（行ったことないけど・・・）

誰もいない道を歩いて来ましたが、急に人の気配のする場所に出ました。

左手にきれいな橋が見えました。

ここを右に曲がってみます。

とてもきれいな並木道に出ました。

振り返ると、さっきの聖ミカエル教会。やっぱりあそこはバス道を進まずに、教会まで行ってこの道を歩けば良かったかな。

とても背の高い木が、まっすぐにきれいに並んでいました。過去にカウナスが栄えていた頃、ここが目抜き通りだったのでしょうか？華やかな人々が行き交っていた風景を思い浮かべることができます。なぜか、おーシャンゼリゼ～♪と、頭の中で歌ってしまいました。

ライスヴェス通り 散歩・街歩き

店内のご主人を待つ、イイ子たち。このボルゾイの子、とっても美しいですよね。

うーん、この並木道がとっても好きです。いつかまたリトアニアに来ることがあったら、カウナスに泊まろう。
カウナスと言えば杉原千畝のイメージですが、今回は杉原記念館へ行かなかったのが却ってよかったと思います。私の中でのカウナスのイメージはこの並木道、ライスヴェス通りです。

この像は何かな？ガイドブックの地図には何も書いていませんでした。

駅前からのバス通りでは見かけなかったバス、ここで初めて遭遇。

ライスヴェス通りから緩やかに右に曲がる通りはヴィリニアウス通り。ヴィリニュスへ続く道なのだそうです。

振り返ったところです。日曜日のせいかシーズンオフのせいか、お店はあまり開いていませんでしたが、人通りはありました。

道を渡った向こうが旧市街です。

地下道を通って向こう側に出ると・・・

ここからが旧市街。とっても綺麗！

ビリニュス通り 散歩・街歩き

絵になる街並みですね。

古い小さな教会のキリスト画。よく見るとなんともいえない魅力的な表情をしています。

雨に濡れた石畳が美しい。

ずっと小雨が降っているけど、空には鳥の群れ。

雲は多いけど、これから晴れるのかな？

トンネルに描かれた絵。

1本道なので、このまままっすぐ歩いてみます。

旧市街のお店は営業していました。

可愛いお土産屋さん。入ってみましたが、何も買わず。

聖ペテロ＆パウロ大聖堂。

聖ペテロ ＆ パウロ (ペトロ イル ポヴィロ)大聖堂 寺院・教会

旧市街はソ連っぽさはないですね。ヨーロッパの街並みでした。

市庁舎広場に出ました。ここがカウナス旧市街の中心でしょうか？それにしては寂しい。

フランシスコ ザビエル教会 (イエズス教会) 寺院・教会

旧市庁舎です。

旧市庁舎 (カウナス) 史跡・遺跡

レストランがあって、車が少し通っていましたが、閑散としていました。

ベルナルディン修道院です。

ベルナルディン修道院の屋根の十字架。やっぱりデザイン性が強くて、とても可愛い。

こっちにも。

ベルナルディン修道院の横の道を入ると、カウナス城です。

カウナス城 城・宮殿

正確にはカウナス城跡で、カウナス城はもうありません。これはお城を囲んでいた城壁の塔なんですって。

カウナス城を過ぎると、開けた場所に出ます。

あった！フィンエアの機内誌に載ったという、カウナスでは有名な（？）ウォールアートです。

下に水は無いのですが、木の橋を渡ります。こんなところにまで南京錠が・・・木の橋に直接つけられないので、チェーンを巻いて、そこに南京錠を付けています。これって意味あるんでしょうか？このチェーンがいくつかあったので、これは公式？に橋の管理者が南京錠用に付けたチェーンなんでしょうか？？

カウナス城の向こうには、ネリス川が流れています。

これは城壁の一部と塔（4つあった内の残った1つ）なのだそう。

塔の中に入れるのですが、入りませんでした。

ネリス川の土手で、犬と飼い主さんが訓練中。上手に信頼関係を築けたようで、見ていてとっても微笑ましかったです。見つめあって、ラブラブでした。

少し寒いけど、澄んだ空気が気持ちが良い！今度は夏にこの川辺でのんびりしたいな。

うーん、癒されました。

聖ゲオルギ教会です。

聖ゲオルギ教会 寺院・教会

白一色のステンドグラス？プリントかな？

市庁舎広場へ戻る道にあった、朽ちかけの絵。

市庁舎広場の逓信博物館。なぜここに蟻とキリギリス？？

ここでカフェ休憩。夜ご飯はヴィリニュスに戻ってから友人と食べます。

Motiejaus kepyklele (カウナス) カフェ

誰もいない店内。

お腹は空いてないけど、やっぱり見たら食べちゃうよね。

夜ご飯を美味しく食べたいので、一番小さいケーキにしました。

旧市街の外からバスに乗るつもりが、ちょうどタクシーが通ったので思わず飛び乗ってしまいました。急げば1本前の電車に乗れそうだったのです。タクシーの運転手さんが親切で、電車に間に合うように急いでくれて、駅の横に停めてくれました。7ユーロでした。急いでチケットを買ってホームに走り込んだ時に、きれいな夕焼けが見えました。

ヴィリニュス駅に着いたのは夜の7時。カウナス滞在はたったの3時間弱でしたが、行って良かったです。カウナス、気に入りました！