はじめてのバルト三国2017-<4>ヴィリニュス2日目後半・3つの十字架の丘&マクドナルドでアップルパイを

2017/03/04 - 2017/03/04

数年前から気になっていたバルト三国へ行ってきました。
寒さが苦手な私ですが、なぜか急に、寒さを噛みしめながら異国を歩きたくなりました。
ヴィリニュスに入るチケットとタリンから出国するチケットだけ日本で手配し、後は行ってからその日の気分で動きました。
3月のバルト三国は、ホテルもバスも空いているので当日手配で問題なく、自由に動きたい私にはとても楽でした。
夏に比べてホテル代が安かったのも良かったです。
寒波が来て雪が舞い散る日もありましたが、雪景色のリーガの街並みが一番の思い出となりました。

3月2日　ロンドンからリトアニアのヴィリニュスへ到着　ヴィリニュス泊
3月3日　カジューカス祭初日&旧市街散策&ウジュピス共和国散策　ヴィリニュス泊
3月4日　カジューカス祭2日目&旧市街散策　ヴィリニュス泊
3月5日　カジューカス祭3日目（最終日）&カウナス観光　ヴィリニュス泊
3月6日　ラトヴィアのリーガへ移動　リーガ泊
3月7日　旧市街散策　リーガ泊
3月8日　新市街散策　リーガ泊
3月9日　エストニアのタリンへ移動　タリン泊
3月10日　旧市街散策　タリン泊
3月11日　アムステルダムへ移動

エリア ビリニュス(リトアニア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

3月4日　聖ヨハネ教会の鐘楼にも、ゲディミナスの丘にもフラれてしまいましたが、だからこそ高いところに登りたい！カジューカス祭の喧騒を上から写真に収めたいのです。

ゲディミナスの丘のすぐ横に、3つの十字架の丘があるようなので、それらしき坂道を登ってみます。
カジューカス祭に来た人の路駐で道の両脇がふさがっているのに、後ろから次々に車が来て歩きにくいのなんのって。小さな子どもも歩いてるのに、迷惑だね、まったく！と思っていたら、前を歩いていた子どもが路駐の車に乗りました。あ、そういうこと・・・

見どころは３つの十字架しかないと思っていたら、途中にこんな物がありました。歌の谷です。暖かくなるとここで歌のコンサートがあるのだとか。

わー、素敵！私のイメージしていたバルト三国についに会えた気がしました。

地面にはこんな矢印が。何か意味があるのかな？ヘリポートみたいに見えますね。

観客席に登っていた親子がいたので、私も真似しました。大した高さではないのですが、持つところが全くないのでソロリソロリとへっぴり腰で上がりました。木に囲まれたこんな場所で、歌うのね。コンサートの時期にも来てみたいなぁ。

振り返った景色は、路駐ビュー(笑)旧市街はあまり見えないですね。

旧市街から近いのに、静かで気持ちが良いです。来てよかった！地面が白く見えるのは、雪ではなく落ち葉です。

紅葉の季節ではないけど、こんな淡い色もきれいですね。
バルト三国は殆ど旅行の下調べをしていないので、都市のイメージよりもTVで見た森や湿地のイメージが強いです。湿地に来る渡り鳥とか、森でキノコ狩りとか、自然と共に生きるような。旅行番組よりドキュメンタリーでバルト三国を見ることが多かったせいだと思います。今回は都会にしか行けませんでしたが、いつかバルト三国の自然にも触れてみたい気持ちが強くなりました。

人の手で設置された鳥の巣箱がたくさんありました。カジューカス祭で見た鳥の巣箱のオブジェは、実際に巣箱がたくさんあるからなのですね。政府が野鳥の保護に力を入れているからなのか、それとも昔から人の手で巣箱を置く伝統があるのでしょうか？

歌の谷から少し登ると、3つの十字架が見えました。あ、あれだ！

3つの十字架です。丘の上に、ひっそりと。丘へ続く坂道には沢山人がいたのに、ここには私を含めて5人くらいしかいませんでした。シャッターを押し合いっこしたり、和やかに過ごせました。

3つの十字架の丘 モニュメント・記念碑

旧市街から少し距離があるので、カジューカス祭を上から撮るのは無理でした。白いテントが少し写っていますが、あの人ごみは撮れませんでした。

登れなかったゲディミナスの丘が見えました。

森で戯れる親子。平和だなぁ。忙しい観光の合間にホッとできる良いスポットですねー。

景色より、3つの十字架より、この森に癒されました。

ホッと一息つけたので、またヴィリニャ川を渡って旧市街へ戻ります。

ピリエス通りを避けようと脇道に入ると、こんなところに出ました。これは皆さんの旅行記で見た、リテラトゥ通りではないですか！

小さなタイルのようなものが、作品のようです。

番号が付いていますが、説明のプレートなどは見当たりませんでした。

どれが好きかなーっとひとつひとつの作品を見てみましたが・・・

あまりこれ！という好みの作品は見つけられませんでした。

アーティストではなく一般の方の作品なのかも。これなんか、子どもが作った感じですよね。こんな、宝物をはめ込んだような・・・上の赤髪の女性は、アリエル？？

可愛い子どもちゃんもじっくり作品に見入ってましたよ。

窓とセットみたいなこれとか、可愛いんですけどね、なんだかピンときませんでした。

こんなメルヘンな通りの端に、タトゥーショップ。

本気な感じのウォールアート。

冷えたし、喉が渇いたし、ここでコーヒータイムにしましょう。ついでにトイレも借りたい。
一度中に入ったのですが、とても混んでいて、レジのところに人が並んでいたので出てきてしまいました。今回の旅はなかなかカフェに入れません。

リテラトゥ通りを後にします。ふと振り返ると・・・この、引きで見た感じが一番可愛いかも！

上手な演奏でした。すぐに曲が終わってしまい、チップを入れてしばらく待ったのですが、次の演奏がなかなか始まりませんでした。諦めて立ち去ります。もっと聞きたかったな。

ヴィルニュスの歴史地区 旧市街・古い町並み

あ、誰かいる！

ここにも！

ここにも！(笑)

教会遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー

リテラトゥ通りから曲がった道にあった、Gabi。地球の歩き方に田舎屋スタイルのカフェと載っていたので中庭を覗いてみましたが、レストランの雰囲気だったので、退散。多分カフェだけでも大丈夫だったと思いますが、なんとなく気分が乗らず・・・

ガビ カフェ

Gabiの前にありました。リテラトゥ通りの作品より好きかも(笑)

美しい聖アンナ教会の前も人でいっぱい。そして路駐の車がたくさん。

聖アンナ (オノス)教会 寺院・教会

少し疲れたので、一度ホテルへ帰ります。あ、昨日の犬がまたベランダにいます！通りを眺めるのが好きなのね、可愛い～～

このホテルはきれいでとても気に入ったのですが、部屋が狭いせいか、暖房で空気が篭ってしまいます。窓を開けると気持ちが良いのですが、30分もすると寒くなってしまいます。机の下のこの暖房は調節できますが、バスルームの床暖房の切り方が分かりません。洗濯物がすぐに乾くのは良かったのですが、喉が痛くなって風邪を引きそうなので、ホテルを移ることにしました。念のため2泊しか取っていなかったので、ちょうど良かったです。

明日のホテルを予約したり、荷物の整理をしたり、洗濯したりして1時間ほどホテルで過ごしました。写真は昨日ウジュピス共和国の本屋さんで買ったポストカードです。

このホテルは古い修道院を改装したそうですが、部屋はともかく、廊下などの共有部分にもその面影はありません。

Domus Maria ホテル

ホテルのパンフレットで見たラージホールが美しかったので、2階に見に行ってみました。残念ながらドアには鍵がかかっていて、中を見ることは出来ませんでした。

元気になったのでまたカジューカス祭を見に行きます。
頭に靴を乗せながらも、ひょうきんさを全く感じない真剣な表情がイイですね！

毛糸屋さん。どの国のかな？バルト三国それぞれの首都で、毛糸屋さんを見かけました。

何やら賑やかなコーナーがありました。

魔女っぽい。

トカゲの尻尾が入った魔女スープ。嘘です、普通のスープです。

ワークショップをしていたみたいです。

テントの中では・・・

寛ぐ人たち。お客さんなのか、お店の人なのか・・・

別の場所でもテントがありました。これ、リトアニアの先住民文化なんでしょうか、ヨーロッパにこんな文化があったのでしょうか？

上の羽根の被り物とか、ネイティブアメリカンみたい。さっきの魔女っぽいのはリトアニアかもしれないけど、こっちは違うのかなぁ。よく分かりませんでした。

この橋を渡ったらウジュピス共和国。でも今日は友人と夜ご飯の約束があるので、もう見る時間はありません。

ウジュピス共和国 観光名所

激混みのピリエス通りを避けるため、ぐるっと回って帰ります。

朝に通った大統領官邸の方から、ぐるっと・・・ぐるっと・・・朝に通った・・・通ってない・・・ここはどこだーー。
また迷子になってしまいました。友人との約束に余裕で間に合うはずが、ギリギリになってしまいました。

今日はカジューカス祭に誘ってくれた友人と、友人の同行者と3人で夜ご飯です。旅行記の<1>のはじめに少し書きましたが、友人とは別々にリトアニア入りしていました。
友人はガイドブックなどでレストランを下調べしていたようですが、結局ホテル近くにあったレストランにひょいっと入ってしまいました。
エウロパ・ロイヤル・ビリニュスホテル内のレストランMEDININKAIです。
Restoranas MEDININKAI
https://www.facebook.com/restaurant.MEDININKAI/

セントパレス ホテル ホテル

中は広くて可愛くて、適当に入った割には当たりだったんじゃない？！と盛り上がります。ヴォールト天井が歴史を感じさせます。時間が早かったせいか、お客さんは私たちしか居なかったのですが、明らかに私たちの為に音楽を掛けてくれました。それが・・・この可愛さに似つかわしくないアメリカンロック。やーめーてー！

レストラン メディニンカイ 地元の料理

まずはパンとハーブバターが出てきました。このバターがとっても美味しかったです。

お次は黒パン、ではなくて・・・

きのこスープ！これをオーダーする時に、3つ頼んだ方が良いのかお店の人に聞いたのですが、お好きにどうぞと言われ、いや、大きさとかどうですか、と聞いても、なんだか要領を得なかったので、2つ頼みました。でもこのきのこスープ、塩味オンリーでコクも何もなく、3人で1つでも余りそうでした。それが２つ・・・もったいなかったけど、殆ど食べずに残しました。

ツェペリナイ。これは絶対に食べたかったので、ミッションクリア出来て満足です。モチモチしたイモ団子にソースが掛かってる感じ。小さく見えますが、巨大です。3人でも食べ切れませんでした。こってりした見た目ほどにはしつこくないのですが、でもズシーンときて、たくさんは食べられません。

このピロシキみたいなもの、何か分からずに適当に頼みましたが、美味しかったです。周りは鶏肉で、切ると中からジュワーっとスープが出てきました。ポテトまでスープに浸かってしまったのですが、それが却って美味しかったです。スープを付けながら食べました。でもこれも巨大で、食べ切れませんでした。1人ではオーダー出来そうにないものばかりだったので、3人でリトアニア料理を堪能出来て良かったです♪

さてさて、私よりも先に来ていた友人のチームは、帰国が近づいています。友人チームは帰国が別々で、友人はヴィリニュスに残り、友人の同行者は今晩のバスでタリンに向かい、ヘルシンキ経由で帰国するそうです。
お見送りの為に食後はみんなで歩いてバスターミナルへ向かいました。

ビリニュス駅 駅

まだ時間があったので、駅前のマクドナルドで出発時刻まで付き合います。

リトアニアのマクドナルドのアップルパイが美味しいというネット情報を仕入れたので、満腹だけど食べることになりました。
他にも美味しそうなケーキやチョコクロワッサンなどあって、ここのマクドナルドはカフェとしても使えそうです。日本ではマクドナルドには行かないのですが、こんなマクドナルドだったら近所に欲しいくらいです。

1つを3人でシェア。それと、カフェラテ。
アップルパイ（正確にはアップルケーキ）は、リンゴが酸っぱくて美味しかったです。オランダのアップルパイに似ていました。

無事に友人の同行者は夜中のバスで旅立って行きました。あんなに早くにバスターミナルに着いたのに、お喋りしていたら最後は走る羽目になりました。

夜明けの門通り 散歩・街歩き

夜の旧市街を少し歩きます。昨日は不覚にも寝落ちしてしまったので、夜の旧市街はまだ見ていません。

カジューカス祭のテントも店仕舞い。夜まで騒がないのは国民性？！他の国から来てるお店の人たちは、どこに泊まってるんでしょうね。

少し高いステージに上って、市庁舎広場を見渡してみました。夜の旧市街もきれいです。

市庁舎広場 広場・公園

このアイアンワークのランプ、とってもリトアニアっぽい！へぇ、明りが灯るとこんな感じになるのね。

さぁ、もう遅いので帰りましょう。夜中の夜明けの門通りは、静かだけど治安は良さそうでした。

友人と明日の夜ご飯の約束をして、昼間の予定を聞かれたので、うーん、カジューカス祭はもういいかな、カウナスでも行こうかな。友人は明日もカジューカス祭に参戦するそうです。あ、でも、私も1つだけカジューカス祭で買う物があった。もう下見したからマッハで買う。
明日の朝に少しだけカジューカス祭を一緒に見る約束をして、オヤスミナサイ。

夜明けの門 史跡・遺跡