はじめてのバルト三国2017-<16>タリン2日目昼間・NUKUシアターに興奮＆カモメに会いにトームペアへ

2017/03/10 - 2017/03/10

数年前から気になっていたバルト三国へ行ってきました。
寒さが苦手な私ですが、なぜか急に、寒さを噛みしめながら異国を歩きたくなりました。
ヴィリニュスに入るチケットとタリンから出国するチケットだけ日本で手配し、後は行ってからその日の気分で動きました。
3月のバルト三国は、ホテルもバスも空いているので当日手配で問題なく、自由に動きたい私にはとても楽でした。
夏に比べてホテル代が安かったのも良かったです。
寒波が来て雪が舞い散る日もありましたが、雪景色のリーガの街並みが一番の思い出となりました。

3月2日　ロンドンからリトアニアのヴィリニュスへ到着　ヴィリニュス泊
3月3日　カジューカス祭初日&旧市街散策&ウジュピス共和国散策　ヴィリニュス泊
3月4日　カジューカス祭2日目&旧市街散策　ヴィリニュス泊
3月5日　カジューカス祭3日目（最終日）&カウナス観光　ヴィリニュス泊
3月6日　ラトヴィアのリーガへ移動　リーガ泊
3月7日　旧市街散策　リーガ泊
3月8日　新市街散策　リーガ泊
3月9日　エストニアのタリンへ移動　タリン泊
3月10日　旧市街散策　タリン泊
3月11日　アムステルダムへ移動

エリア タリン(エストニア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

3月10日　ヘルシンキ行きのフェリーを諦めたら、時間がたっぷり出来ました。お昼近くになりましたがまだお腹が空かないので、街歩きを続けます。

タリン歴史地区 旧市街・古い町並み

あ、ステンドグラスの出窓を発見。なんだかバルト三国っぽくないですね。アフリカとかにありそう。

エストニアのビールかな？

トンネルの入り口にポストが並んでいました。奥に家があるんでしょうね。

・・・ん？なんでしょうこれ、気になります。

あっちにも可愛いのがある。オルゴール？仕掛け時計？ガラスが反射してよく見えません。

気になるので引き返してみたところ、博物館の様です。売り物じゃなかったのね。ガイドブックで確かめると、人形劇場と人形博物館ですって！

人形劇場 劇場・ホール・ショー

実は人形好きです。迷わず中に入ります。

売店で博物館のチケットを買うと、コートは奥のクロークに預けてね、と言われました。コスチュームを着る時にコートが邪魔になるから、と。・・・コスチュームを、着る？？？
クロークはとてもお洒落。

おみ足

人面壺

目のある椅子

椅子は裏から見ると立体的な顔になっています。コダワリがすごいですね！
博物館の写真をたくさん載せるので、今からNUKUシアターへ行く方は、見ない方が良いかもしれません。行くか迷っている方は、ざざっと軽く目を通して頂けると、雰囲気が伝わると思います。

いざ、博物館の中へ。入口近くは人形が無くて、こんなドームの中に羽根が入ったものや、砂の下からライトをあてて絵を描けるコーナーなど、子供だましで、入ったのは失敗だったかなと思いました。

奥の部屋に入ると、じゃーん！人形がいっぱい！ここはパペット（操り人形）がメインのようです。

これはピエロかな？

ヌイグルミっぽい子もいます。表情がシュールで、大人っぽいというか。これは指人形かな。あれ、指人形って、指に差す小さな人形ですよね。手のひらを丸ごと使うのは日本語でなんて呼ぶんでしたっけ？

これは紐で操作する操り人形ですね。ザ・外国の人形って感じ！

アジアの操り人形もいますよ。これは人形とは言わないかな？インドネシアかカンボジアの影絵でしょうか。

そうそう、ここに入った目的は、窓際の・・・

えー！全部うしろ向きですか！わざわざチケット買って入った人が後ろ姿で、タダで外からは正面から見れるって、ヒドくなーい？！

無理やり、横から。こんな顔してたのね。

逆光補整にしてなんとか・・・

あー残念。正面からの写真だったら、この子を表紙にしたかったな。それにしてもこの猫のと、最初のゴールドのドラゴンみたいなの、見覚えがあるように思います。有名な作品なのでしょうか？

気を取りなおして、さらに奥の小部屋へ。

ずんずん奥まで入ってから、はっ人がいた！スタッフさんかな？と、黒い服のご婦人に会釈しようとしてよく見ると、人形でした(笑)
ケースに入った人形だけじゃなくて、触れるコーナーもあります。

人形劇を演じる、小さな小さなシアター。まるっきりアンティークですね。普通に欲しいです。

こちらのミニミニシアターでは、ピノキオが独り芝居なう。

僕は木で出来てるんだよ！

とても魅力的な表情の人形。おそらく有名作家さんの作品ですが、説明を読んでもよく分かりません。

吸い込まれそうな空洞の目。怖いような、優しいような。

影の無い明るい子もいましたよ。イェイ！って。

この方はおそらく、パペット演者の有名人、伝説のスター的なお方でしょうか。

小学生くらいのお子さんが喜びそうな博物館ですが、幼児でも楽しめそうなコーナーもありました。

地下室があったので入ってみると、まま真っ暗！

雷みたいな音がして、チカチカ光ります。

暗闇でお姫様が眠っていました。ストーリーがあるのかもしれませんが、よく分かりませんでした。

2つの暗い部屋を繋ぐ、廊下のような部分。このマスクもなんか見覚えがありますよね？うーん、なんでしょう、思い出せません。私が子どもの頃のほうが、却って今よりも海外のものに触れていた部分があるのかもしれません。テレビで外国の人形劇が流れていたり。

もう一つの暗い部屋の大きなスクリーンでは、シュールなアニメーションを放映中。

暗い部屋を抜けると、実験室のようなところに出ました。これは何でしたっけ、インドの猿の神様？

んー何でしょう？私が入るより前に、子どもの社会見学みたいなグループが出て来たので、そういう時はガイドが付いて実演してくれるのでしょうね。

地下から脱出して、次は2階へ。

階段にはパペットのデザイン画らしいイラストが並んでいて、隅々まで楽しめます。

このタッチもなーんか見たことあるような、無いような。

色んなタッチのイラストがあって、飽きません。

写真が多すぎるので、違うタッチのイラストを、もう一枚だけ！

2階の正面の小部屋には、着ぐるみにウィッグに帽子にドレス。チケットを買った時にコスチュームを着るって、この事だったのですね。大人ひとりなのに、普通にこれを着るって前提に、心がとても暖かくなりました。なんですかね、どうせ着ないだろうけど一応説明、って対応では無かったんですよ。なんか可愛らしいし、素敵じゃないですか！・・・でも着ないんですけどね(笑)

2階はダイニングキッチン。

奥の部屋はワークショップROOM。この時は閉まっていました。

リンゴにきゅうりスライスに、チーズに目玉焼き。これを使ったちびっこ向けのワークショップでしょうか？想像するだけでカワイイ！

作りもののソーセージやスイーツ。

いやー、童心に戻っちゃいますね。

美味しそうなシナモンロール。さすがフィンランドのお隣。

トイレに入ると、壁に虫が！（うそうそ、イラストですよ）

鏡にまで虫のシルエット。本当に芸が細かいですね。

ガラスの廊下がありました。下がスケスケ。うひょー、怖い。

タイル好きなので、床もチェックしますよ。この石のモザイクの床に金色の手すり、とても好きな組み合わせです。赤い絨毯をどけたい。

あー楽しかった。そろそろ出ましょう。パペットの部屋の入口に有ったこの機械、展示品だと思っていたけど・・・

NUKUコインが作れるんですって！手持ちの5セント硬貨を入れて、ハンドルを回すと・・・

出来ました☆いい記念になりました。
でも本物のお金を加工してしまうって、日本だったらダメですよねぇ。

階段の横にいた可愛い子。バイバイ、楽しかったよ、ありがとうね。

博物館を出ると、シアターの扉がありました。ここにも顔があります。入っていいのかな、入っちゃえ！

人形劇場のステージです。

カラフルな客席。上演中の熱気を想像してしまいます。

この劇場はほんとうに隅々まで可愛かったです。スタッフオンリーのドアの向こうに天使が2人いました。真ん中の鏡台には電球が付いていて、うーん、気になる、気になる。

階段の踊り場をズームにしてみます。ステンドグラスに見えたのはシールのようですが、でもカワイイ。

ほんと、隅々まで素敵なのです。売店で人形のブローチを買いそうになりましたが、ぐっと我慢。クロークにコートを取に行くと、一眼レフで棚を激写しているアジア人の女性がいました。こういう、展示品でも何でもないところを激写するのって絶対に日本人よね・・・私もさっき撮ったしね・・・と思って日本人ですか？と話しかけてみると、なんとNO！あれー、日本人以外でこういう写真撮るのって、どちらから？答えは、香港からでした。へー、親近感わいちゃいますね。
私「このクローク可愛いよね。博物館は見た？」
彼女「私は建物の見学だけ」
私「そうなんだ、博物館とても良かったよ」

いい加減切り上げて街歩きを再開しましょう。
少し写真を撮って出ようとすると、さっきの彼女が追いかけてきました。
彼女「博物館はベリーグッドだった？」
私「私はとても好き。私にとってはベリーグッド」
どうも私が褒めたからやっぱり博物館に入ろうか迷っているみたい。確かに良かったんだけど、「But エクスペンシブ」って言い足せば良かったとちょっと後悔。興味のない人にとっては、入場料が高いのです。

あー楽しかった♪予想外に長居してしまいました。旧市街散策に戻ります。

可愛いパン屋さんを発見。

ショーウィンドウが大きなカップとソーサーなのです。

ヨーロッパでよく見かけるプレッツェルの看板、可愛いですよね。遠くに飛行機が飛んでるのが見えますか？

旧市街の端の方へ来ました。

公園のようなところに出ました。ここは人通りが少ないのか、雪が沢山残っています。

今日はたっぷり時間があるから、旧市街の外にも行けると思っていたのですが、無理かもしれません。まっすぐ進むとどこに行くのかな、行ってみたいな。

でも今はあそこに上ります。トームペアの展望台です。

この階段を登りますよ。
上から降りて来た観光客とすれ違いざま、何語か分からない言葉を連呼され、笑われました。中国語では無かったし、タイ語でもベトナム語でもマレー語でも韓国語でもなかったと思います。私をその言葉の国の人と間違ったのでしょうけど、ちょっと馬鹿にしたような嫌な感じ。それにしても、どこの国の方と間違われたんでしょう？

階段の途中からの景色です。あともう少し。

展望台に到着！団体観光客が来るのか、大きなお土産屋さんがありました。

開放的でなかなか良いではないですか！

コフトウッツァ展望台 建造物

どうでしょう？高さが無いので絶景とはいきませんが、カラフルな街並みが良く見えます。

あら、こんにちは。あなた、タリンの旅行記によく登場してるわよね。じゃーね、私は向こうに行くね。

あれれ、ついて来ちゃいました。近くにいた観光客の男性から、この子はキミの鳥なの？と冗談を言われました。

かっわいいなー(笑)よく懐いてますね。もっと何羽もいると思っていたのですが、こんなに側に来るのはこの子だけでした。ありがとうね、元気でね。

カモメの入ってない景色を一枚。

ふと振り返ると、カモメくん大人気。

方向音痴なので、来た階段を下りて外側から中心部に戻るつもりです。その前に少しだけ向こうの方も見てみましょう。

あら可愛い街並み。

トームペア 散歩・街歩き

可愛いドアその12

窓のこの金具が可愛いんですよねー。これはきれいですが、錆びたのもまた良いのです。

この朽ちた感じもなかなか・・・

可愛いドアその13

可愛いドアその14
手すりが片方だけなのが良いですね。

この辺りが余りに可愛いので、階段を下りてしまうのが勿体なくなりました。トームペアを散策しつつ、ゆっくりと旧市街の中心の方へ降りて行くことにしましょう。