古城街道をゆく！旅の終わりに夏の宮殿シュヴェッツィンゲン城　新緑のドイツ・フランスの旅10-1

2017/05/12 - 2017/05/12

2017年5月12日（金）

バート・ヴィンプフェンを発ち、シュヴェッツィンゲンにやってきました。
両親の足跡を辿る旅も、この街がラスト。

両親のツアーは、シュヴェッツィンゲンに泊まっただけと思われますが、調べたらお城もあるようです。
それで、観光してみようと思い立ちました。

時折、お日様が雲に隠れてしまう時はあったけれど、天気イマイチだった旅の最終日は、青空に恵まれました！

（旅行期間：2017年5月3日～5月13日）

エリア 古城街道周辺(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

バート・ヴィンプフェンからの電車は遅れてマンハイムに到着。
乗り継ぎ時間が短くなって焦ります。

旅の初めにマンハイムに宿泊したので、ロッカーの場所はチェック済み。
荷物をロッカーに押し込み、12番ホームへ。
と思ったら、表示は10番線までしかありません。12番線はどこぉー？？？

もう間に合わない…と諦めかけた時、地下通路を10番線の方向に、オニイサンがダッシュしていきます。もしかして…。

ゼイゼイしながら10番線に上がると、仮設の通路がありました。
そういえば、ハイルブロンからの帰り、ここを渡ったっけ。

少し遅れて発車したおかげで、どうにか間に合ったー！
ホッと胸をなでおろし、マンハイムから10分ほどのシュヴェッツィンゲンへと向かいました。

マンハイム中央駅 駅

12時前、シュヴェッツィンゲンに到着。
駅は工事中でした。日本だったらココ、通す…？

シュヴェッツィンゲンの駅舎

駅前に赤いマロニエの並木。
マロニエの花の香りがほのかに漂っています！

その並木の足元、所々に写真が展示されていました。
シュヴェッツィンゲン所縁の人々のようです。

これから訪れる宮殿は、”カール4世フィリップ・テオドール”の時代に狩りを目的に利用されていましたが、18世紀半ば、”プファルツ選帝侯選帝侯カール・テオドール”によって、夏の離宮として改築されたものだそうです。

真ん中の方が選帝侯のカール・テオドール、右がカール4世フィリップ・テオドール。
偶然にも、城に所縁のある方を撮っていました。

駅前の並木道を抜けた所から、まっすぐ伸びる道はカール・テオドール通り。
あっ、お城が見える！

城を目指してカール・テオドール通りをしばらく行くと、右手にマンハイマー通りが伸びていました。なかなか雰囲気がよい。

時間があれば寄りたいところですが、14：06の電車でフランクフルト空港へ向かわなくてはならないので、先へと進みます。

シュロスプラッツに来ました。
ネギ坊主の尖塔は、St. Pankratius。

道を隔て、レストランが並んでいます。
Zum Erbprinzen というホテルもありました。

豚に乗ったこの方々は、どなた？？？
う～む、コンスタンツのインペリア像に通ずるものが…。

では、お城を見学しましょう！

シュヴェッツィンゲン城 城・宮殿

シュヴェッツィンゲン城は、古城街道の見どころのひとつ。
ネッカー川沿いの古城街道を辿るのも目的の旅、締めくくりの城となりました。（^^）

古城街道に興味のある方は、こちらの旅行記をご覧ください。

素朴なパイプオルガンの音に出会った～♪古城街道ネッカー川をゆく（マンハイム～ハイルブロン）　新緑のドイツ・フランスの旅2-1
https://4travel.jp/travelogue/11250850

激情ほとばしるパイプオルガンの音に出会った～♪古城街道ネッカー川をゆく（ハイルブロン～エーベルバッハ～マンハイム）　新緑のドイツ・フランスの旅2-2
https://4travel.jp/travelogue/11255642

宮殿の見学は有料ですが、庭は無料。
宮殿には、モーツァルト所縁の部屋があるようです。

庭の見学の前に、トイレに寄って…。

では、庭へ！
ミュンヘンにある、ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮”ニンフェンブルク城”に、なんとなく雰囲気が似ています。
シュヴェッツィンゲン城も、夏の宮殿だからでしょうか。

（南ドイツの旅　その５　ミュンヘン観光）
https://4travel.jp/travelogue/10426819

円形の前庭に沿って、右と左に、弧を描くように建てられた”サークル”と呼ばれる建物。

左手の建物の中に、宮廷劇場が入っているそうな。

真っ直ぐ続く並木を歩きます。

所々に泉。

レストランのテラス席が見えます。
グーグルマップで見るに、その奥の建物が、毎年春に”シュヴェッツィンゲン音楽祭”が開催される宮廷劇場と思われます。

アリオンの泉、噴水が高く上がっています。

社会見学の子供たち、何を習うのかな？

洗練された雰囲気がいいね！

木立の向こうに、サークルが見え隠れします。

円形の庭園の先に続く芝生。
その手前の小さな池の脇、2頭の白い鹿の彫刻が向かい合っています。
遠目に見ている分には、素敵！
ところが、近くに寄ってみたら…。

犬が鹿に噛みついているではありませんか。
鹿が「助けて～！」と叫んでいるように見えました…。（; Д ;）

城を振り返ります。

脇の小路

そろそろ引き返さないと、電車の時間が…。
でも、もうちょっと行ってみよう。

大きな鳥がいました。
写真を撮りたいのに、近づくと逃げていく…。（~~；
ここで引き返すことにしました。

並木の脇には、ベンチもあります。

おぉ、いい感じ！
奥まで行ってみたい気持ちをグッと我慢。

この旅行は曇り空ばかりでしたので、青空が嬉しい！
旅の終わりがいよいよ近づき、寂しい気持ちも混じります。

お城で結婚式を挙げられるのかな？
花嫁さん、花婿さん、おめでとう、お幸せに！

門の近くに、カフェ。
お茶している時間はなく、

12：50、城を後にします。

10分かからず、シュヴェッツィンゲン駅に到着。

SAPキャンパス行きのバスが停まっています。
田舎の駅には珍しく、ホームにもスーツ姿の人が多かった。

13：13の電車と思い込んでいたら、実は13：03と、時刻表を見て気がつきました。

次だと、マンハイム到着が13：52で、予約したフランクフルト空港行きのICEは14：06。
電車が遅れたりしたら、切符がパァになるところだった。（**;

線路を行ったり来たりするショベルカーを眺めているうちに、マンハイム行きの電車がやってきました。