納涼大陸オーストラリア 2017 / 9日目(8/9)

2017/08/09 - 2017/08/09

オーストラリア9日目はとうとう帰国日。

ケアンズ国際空港13：00発のジェットスター便。
出発2時間前には空港に到着しておこうとすると、観光なんてほとんどできないと思いきや、短時間を有効利用する方法を思い付きました。

それはグレートバリアリーフを遊覧飛行で空から眺めようというもの。
ちょっと贅沢なこのプラン、天候に恵まれるかどうかがカギとなるのですが・・・

エリア ケアンズ(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: ジェットスター航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝のテレビの天気予報。

オーストラリア北部と東部は晴れ予報だというのに、ケアンズは曇りの予報。

この時期は降水量の最も少ない乾期なので、雨の心配はほとんどないかと思っていたが・・・

ホットホリデーで予約した「グレートバリアリーフ30分遊覧飛行」は送迎付きで、8：35に「アスペクト・セントラル」に迎えに来る予定。

空は予報通り雲に覆われていて、テンションだだ下がり。

ほぼ予定通りマイクロバスが迎えに来て、10分程度で空港へ。

ケアンズ国際空港の敷地内ではあるが、通常のエアラインのターミナルが滑走路の東側にあるのに対して、こちらは滑走路の西側になる。

待合室の小さな建物で、注意事項と飛行ルートの案内を受ける。

ケアンズ→グリーン島→アーリントンリーフ（コアラリーフ）→ウポルケイ→ケアンズ

約30分の遊覧飛行となる。

ツアーはホットホリデーでネット予約し、料金は156ドルだった。
5000円以上のツアーの3件目になるので、後に1000円のキャッシュバックがあった。

これが遊覧飛行のセスナ機。

待ち時間はあまりなく、セスナ機前で記念写真を撮ってもらって9：10頃セスナに乗りこむ。

パイロットを含めて4人が乗る。

私は一人参加なので助手席にあたる前右席になった。

いよいよ出発という頃を見計らったような最悪のタイミングで雨が降りだす。

乾期の真っ最中だというのに、どーゆーこと？

少々の降雨には関係なくセスナ機は飛び立つ。

サイドの窓は幸い雨粒が吹き飛ばされてクリアではある。

右手にケアンズの市街地を見ながら太平洋へと進路をとる。

さすがにこの空模様では景色も冴えない。

やがて右手に密林の半島、その向こうにフィッツロイ島が見えてくる。

海上を行くクルーザー。

海上はなんとか雨はあがった。

沖合には晴れ間ものぞいているが・・・

半島も徐々に遠ざかり、大洋の真っ只中へ。

「グリーン島」に接近。

窓越しのオートフォーカスは誤動作が多く、撮影を焦って上手く撮れない。
機体も揺れるので望遠側ではフレーミングが難しい。

晴れていればもっと色鮮やかなんだろうな・・・

「グリーン島」発のグラスボートかな？

「グリーン島」が遠ざかっていく。

「グレートバリアリーフ」の珊瑚礁地帯。

水深の深い部分と雲の影が濃い青になっている。

「アーリントンリーフ」あたりか。

雲の切れ間だけ明るく照らされるリーフ。

海上はほとんど雨は降っていないものの、どんよりした曇り空で海の色がいまひとつ。

この遊覧飛行の必見ポイント、「コアラリーフ」。

まあ、なんとなくコアラの顔。

太陽光線不足でコントラストが低い。

白砂の島、「ウポルケイ」。

「ミコマスケイ」より小さく、植物は生育していないようだ。

フライトコースからやや遠いが、「ミコマスケイ」が見える。

近くに3～4の船舶が停泊している。

海上は白波が立っているのが確認できる。

珊瑚礁の海にクルーザー。

「目の覚めるようなグレートバリアリーフ」とまでは、ちょっといかない。

遊覧飛行も終盤にさしかかり、空港に向かう途中の右手に、パームコーブ沖の「ダブル島」と「ヘイコック島」も見えている。

ケアンズ国際空港から4～5km北の「ホロウェイズビーチ」が近くなった。

左の方の山の麓が「スカイケーブル」のスミスフィールド駅付近にあたる。

バロン川を横切ると、着陸態勢に入る。

滑走路を目の前にしての着陸は初めての体験。

という前に、セスナ機初体験だった。

ちょうど30分の遊覧飛行が終り、セスナ機を降りるのを待っていたかのように、また雨が降り出した。

遊覧飛行終了後、日本人ドライバーに乗用車で国際線ターミナルへ送ってもらった。

このツアーは送迎付きなので、帰国日に参加すると片道の空港シャトルバス（16ドル）節約できるというメリットがある。

ドライバーの話では、この7月8月は異常気象で、通常この時期は乾期でめったに雨など降らないのに今年は雨が多いのだそうだ。

今回はついてなかったという他ない。

ケアンズでのメインイベントと考えていた「ミコマスケイ」へのクルーズが、滞在中一番天気の良い日に当ったのはラッキーであった。

10：00過ぎには国際線ターミナルに到着して、余裕を持ってチェックインできるのは良いのだが、フライトスケジュールの表示を見て唖然とした。

本日のフライトは1つを除いて定刻通りの出発なのに、よりによって関空行きJQ15便のみ2時間半の遅延だという。

さすがジェットスター。

最後まで「遅延」という呪縛から解放してくれないらしい。

いやというほど時間に余裕ができてしまった。

しょうがないのでターミナル内をぶらぶら。

日本語で「またね」の表示。

また来ることはあるかな？

たいして時間をつぶせそうな場所もないので、チェックインしておこう。

国際空港にしては小さめの空港ではあるが、お土産屋などの店舗はそこそこあるかなという印象。

いくつかあるお土産屋の中で「world of chocolato」という看板の店でいくつかの土産を購入した。

日本人の店員もいて、商品の種類もそこそこそろっている上、支払いやおつりを円にしてもらうことができるので、余ったオーストラリアドルを使いきるのに便利だ。

ケアンズから直行便就航都市。

国際線はあまり多いとは言えないが、バリ島との組み合わせて旅程を組むのも面白いかもしれない。

15：30発となった関空行きJQ15便。

いい天気になった、今頃になって。

この場に及んでの快晴は、むしろイヤミである。

ジェットエンジン調整中。

これ以上の遅延は勘弁してほしい。

前に座席のない中央通路側の席を指定しておいた。

足元が広いのがメリット。

関空まで7時間30分のフライトで、到着予定は22：00、帰宅は24：00頃になりそうだ。

オーストラリアの印象は、期待通りで予想通りといった感じだった。
シドニーが思いのほか快適で充実した観光ができて、物価の高さに驚いたとはいえ非常に良い印象だった。
グレートバリアリーフはサンゴの白化現象が懸念されたが、ミコマスケイに関してはその兆候はあまり見られなかったので良かった。

通算20度目の記念すべき海外旅行となった今回の旅は、椎間板ヘルニア手術の3週間後に出発という、体調の懸念があった旅だった。

過去の旅と比べると1日の外出時間をやや少なめにして、ハードスケジュールは避けたとはいえ、予想以上に順調に行動できた。

8回のフライトをいずれもLCCを利用したこともあり、遅延に悩まされたが、それ以外は大きな問題はなく無事旅を終えることができた。

50歳を過ぎて身体に不調が出ることが増えてきたので、これからの旅は余裕をもったスケジュールにしていく必要があるかもしれない。