2017/08/01 - 2017/08/01
17位(同エリア207件中)
キートンさん
快晴の好天に恵まれたオーストラリア観光1日目。
午前中にシドニーの「コッカトゥー島」を見学した後、後編ではシドニーを離れ、「ブルーマウンテンズ」を訪れます。
「ブルーマウンテンズ」はシドニーから日帰りできる自然遺産として人気のある地域。
世界遺産に指定されているのは約1万k㎡と広大な面積ですが、その中で最も知られる「スリーシスターズ」を見に行きます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- エアアジア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
シドニーのセントラル駅は、シドニー近郊を走る路線が東側(16~25番ホーム)、比較的長距離を走る路線が西側と大きくふたつに分かれている。
西側の駅舎はいかにも西洋風である。 -
「ブルーマウンテンズ」へは、1番プラットホームから。
ここのベンチで駅前で買った軽食を摂った。
それはいいのだが、衝撃的だったのが駅前で2~3軒の店を覗いてみてその物価の高さだ。
たかが600ml程度のミネラルウォーターでさえ3ドル(約270円)はする。
しかも駅前が特別高いわけでもなかった。 -
1番線に入ってきたインターシティー。
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セントラル駅を11:18の定刻で出発したのはよいが、10分も走らないうちに何か不具合があったようで停まってしまった。
走り始めたと思ったらすぐに停まり・・・
というのを3~4回繰り返し、結局40分遅れくらいで順調に走りだした。
マレーシアでは遅延や渋滞に巻き込まれたが、オーストラリアのしかも鉄道でこんなことになるとは思っていなかった。 -
窓の外は相変わらず良い天気。
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14:00頃、カトゥーンバ駅に到着。
駅近くのバス停で686番のバスを待つ。
この路線バスもOpalカードが使えるので便利だ。 -
「シーニック・スカイウェイ」というロープウェイの東駅の前でバスを下車。
「シーニック・スカイウェイ」は、「シーニックワールド」の乗り物のひとつだが、今回「シーニックワールド」は利用しない。 -
ここは指をくわえて眺めているだけ。
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断崖の縁に沿って通っている「プリンス・ヘンリー・クリフ・ウォーク」というトレイルを東に向かって歩く。
右手にはすでに「ブルーマウンテンズ」の森林が広がっている。 -
馬蹄形に続く断崖の対岸に「シーニックワールド」の崖下へ延びるロープウェイ「シーニック・ケーブルウェイ」が通っている。
その手前に「オルファン・ロック」という岩が立っている。
遊歩道が「オルファン・ロック」まで付いていて、かつては登れたようだが、柵などの老朽化のせいか立入禁止になっているようだ。 -
「シーニック・ケーブルウェイ」が崖下へと下りて行く。
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しばらく歩くと「クリフ・ビュー・ルックアウト」というビューポイントに出た。
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「ブルーマウンテンズ」には90種を越えるユーカリが生息しており、気温が上昇するとユーカリが発するガスで、青く霞んで見えることからその名がついたといわれる。
今は気温が低いからなのか、普通に緑だ。
「グリーンマウンテンズ」と言いたいくらい。 -
トレイルの先でたたずむ人がいる。
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快適なハイキング。
このあたりは標高約900mあり、この旅で最も寒いと思われたが、爽やかに晴れ渡り、ハイキングにはちょうどいい気候となった。 -
先ほど見えていた場所だ。
写真撮影でやや渋滞ぎみ。 -
岩がオーバーハングした下を通る。
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アップダウンの少ないコースで、適度な間隔でビューポイントがある。
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ここで初めて「スリーシスターズ」が見えた。
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前方のテーブルマウンテンのようなのは、「ソリタリー山」(標高約950m)だ。
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少しアップダウンが出てきた。
手術後のリハビリに良い運動になるかも。 -
「レディー・ダーレイズ・ルックアウト」というビューポイントで、日本人ではない東洋人のグループが柵を乗り越えて、「危ないから戻れ!」と注意されていた。
見た目が同じ人種なだけに、同類と見られると困るのだが・・・ -
適度に案内板や注意書きが設置されている。
ハイキングコースとして、よく整備されている。 -
「シーニック・スカイウェイ」の東駅から歩き始めて40分ほどで、しっかりとした舗装になり二股の分岐点に来た。
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分岐点を左上に進むと、そこは最もメジャーなビューポイント「エコー・ポイント」だった。
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「エコー・ポイント」は、「スリー・シスターズ」を眺めるベストポイントということで知られている。
おまけに展望台は2段構造となっている。 -
近くのインフォメーションでマップをもらおうとしたが、無料で適当なものがなかった。
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代りに近くに設置されていたマップを撮影しておいた。
こちらのマップが比較的わかりやすい。 -
「エコー・ポイント」の案内板。
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「スリー・シスターズ」には伝説が残っている。
この地にアボリジニの三姉妹が父親とともに住んでいたが、娘が魔王を起こしてしまい魔王の怒りをかった。
父親は魔王から三姉妹を守るため、魔法の杖で娘たちを岩に変え、自分はコトドリとなって逃げた。
しかし父親は逃げる時魔法の杖を落としてしまい、三姉妹はもとに戻れないまま岩となって残っているという。 -
そんな「スリー・シスターズ」の一番手前の岩には、トレイルから橋で渡ることができるようになっている。
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インフォメーションの裏付近からトレイルが延びている。
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傾きかけた太陽が白い幹の樹木を照らしている。
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もう少し進むと小さなゲートが現れる。
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イチオシ
ゲートをくぐったビューポイントからは、間近に「スリー・シスターズ」の一番手前の岩が迫る。
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そこからは「ジャイアント・ステアウェイ」と呼ばれる急な階段を下りることになる。
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イチオシ
断崖絶壁に架かる橋を見下ろす。
なかなかスリリングだ。 -
岩が近過ぎてとても画角に入るものではない。
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「スリー・シスターズ」から見た、今下りて来た階段。
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すでに「スリー・シスターズ」の懐の中。
ベンチもあるので人が少なければゆっくりできる。 -
オーバーハングした岩の下から見る東側の風景。
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もう少しだけ下りてみよう。
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「スリー・シスターズ」より東にある「サブライム・ポイント」の方向を望む。
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下から見た橋と「スリー・シスターズ」。
足腰が万全ではないので、無理せずこのあたりで引き返す。 -
「スリー・シスターズ」の西側が、西日を浴びて黄金色に輝いていた。
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「スリー・シスターズ」ではロッククライミングは禁止されている。
クライミングは説明するまでもないが、アブセリング(abseiling)とは、上からロープを垂らして岩肌を下りることのようだ。
つまりクライミングの逆。 -
「ジャイアント・ステアウェイ」のほんの一部しか上り下りしていないが、迫力ある景観は堪能できた。
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戻る途中でハイカーが何かにカメラを向けていた。
岩肌に季節外れのセミの抜け殻、しかも銀色。
謎めいた演出。 -
イチオシ
日が傾き影が延びて「スリー・シスターズ」が際立ってくる。
「スリー・シスターズは午後逆光になる」と誤った記載をするガイドブックがあるが、まちがいなく午後は順光になる。
特にこの夕暮れ時は感動的ですらある。 -
カトゥーンバ17:22発の列車でシドニーに戻る予定にしていたが、1便遅らせて18:22発で戻ることにした。
そこまでしてここの夕景を見る価値がありそうだ。 -
「スリー・シスターズ」だけが日を浴びるまで少し時間がありそうなので、「プリンス・ヘンリー・クリフ・ウォーク」を少し戻って「レディー・ダーレイズ・ルックアウト」に来てみた。
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獅子の頭みたいな奇岩が夕日を浴びる。
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陰影が濃くなった岩肌の表情。
そんな撮影に気を取られていた私の読みは甘かった。 -
「エコー・ポイント」に戻ると衝撃の光景を目にした。
「スリー・シスターズ」は完全に影になっていた。
余計な行動でシャッターチャンスを逃した私はアホというほかなかった。 -
めげずにマジックアワーに期待する。
山々がおりなすグラデーションが上手く出るのか・・・ -
遠くの山も日が当るのは極わずか。
日没後の「スリー・シスターズ」はどんな表情となるのか・・・ -
南の山々の折り重なり。
-
17:30頃。
日没後、東の空が青と赤のグラデーションとなった。
夕焼けは日が沈む方の空が染まるもの。
日没と反対側の空が赤くなったのはなぜか? -
イチオシ
「スリー・シスターズ」と「ビーナスベルト」
空気が澄んだ冬の日没直後(または日の出直前)に、太陽が反対の空の大気を照らし、赤く帯状に染める現象が起こることがある。
それは「ビーナスベルト」と呼ばれ、地平線(または水平線)とビーナスベルトの間の青い層は「地球影」、その名の通り地球の影だという。 -
もちろんこの光景を見ていた時にそんな知識などあるはずもない。
「ビーナスベルト」がよくあることなのか珍しい現象なのかも知らない。
しかし、今後「ビーナスベルト」を目撃することがあれば、「スリー・シスターズ」のことを思い出すに違いない。 -
686番のバスに乗る頃にはどっぷりと夜のとばりが降りていた。
カトゥーンバ駅で18:22発の列車を待つ。カトゥーンバ駅 駅
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復路の列車はやや遅れてカトゥーンバ駅に入ってきたが、順調に走行してセントラル駅に約2時間で到着した。
セントラル駅の東側改札を出て前の通りを横断すると、「メトロ」というスーパーがある。
オーストラリア最大のスーパー「ウールワース」と同じマークなので、同系列のスーパーだと思われる。
ここで再度シドニーの物価チェックをしてみたが、スーパーといえどもやはり物価高を再認識するだけだった。
ただ、特売品で割安感のある商品もあり、レギュラーサイズとほぼ同じ価格になっていたビッグサイズのポテチとミネラルウォーターを5.5ドルで購入した。 -
そして「ビッグ・ホステル」の少し手前にある「ドミノピザ」で夕食とした。
物価高のシドニーにおいて、この「ドミノピザ」のコストパフォーマンスは衝撃的ですらあった。
注文したら名前を聞かれ、モニターに名前と焼き上がりまでの時間が表示されるのもありがたい。 -
メニューの中で8種類程度のスタンダードなピザが5.95ドル(21:00以降は6.95ドル)。
20:55頃に注文したのでぎりぎりセーフ。
サイズも普通に一人で食べきれないくらい。
(実際少し残した)
ミネラルウォーター約2本分の値段だから、日本の物価感覚に直すと200円そこそこで本格的なピザが買えるという、日本のドミノピザに見習ってほしい価格設定だ。
店内の飲食スペースはカウンターの3席分くらいしかないので、混んでいるとお持ち帰りせざるをえなくなるのが短所ではある。
とはいえ、「ドミノピザ」はシドニーでの食の救世主となったのであった。
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