2017/08/05 - 2017/08/05
206位(同エリア3282件中)
キートンさん
オーストラリア観光5日目は1日目に引き続きシドニーの観光です。
1日目は「ブルーマウンテンズ」まで足を延ばしたこともあり、シドニーは「コッカトゥー島」というややマイナーなスポットのみの観光でした。
今日はシドニーの定番スポット目白押し、「これぞシドニー」が続々登場の1日となります。
大都市でありながら天然の良港、豊かな自然にも恵まれ、「世界三大美港」に数えられるシドニーの魅力を堪能します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- ジェットスター航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
宿泊していたビッグ・ホステルに重い荷物は預けて、身軽になって出発。
セントラル駅からシティーレールでサーキュラキーへ。 -
8:35発のフェリーに乗るまで20分弱時間があるので、サーキュラキーの西側をぶらついてみた。
このあたりはイギリス人がオーストラリアに最初に入植した「ロックス」と呼ばれる地域で、歴史的な建築物が多い。 -
今日も快晴の観光日和。
シドニーは冬の寒さはそれほど厳しくないので、晴れれば快適な気候となる。 -
東側に見える「オペラハウス」は、朝は完全に逆光。
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8:35、ワトソンズベイ行きのフェリーが出航。
オープンデッキでポートジャクソン湾の景色を楽しむ。 -
「オペラハウス」を右手に見ながらフェリーは東へと進路をとる。
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「ロイヤル・ボタニックガーデン」の向こうには高層ビル群。
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ノースシドニーのビル群と行き交うフェリー。
フェリーは結構なスピードで航行するので、オープンデッキは場所によって強風が吹き付ける。 -
「オペラハウス」と「ハーバーブリッジ」が遠ざかって行く。
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途中、「クラーク島」や「シャーク島」等の小島の横を通り過ぎる。
ポートジャクソン湾の様々な景色が通り過ぎていく。
Opalカードでクルーズが楽しめるフェリーの利用価値は高い。 -
8:50頃、約15分のクルーズでワトソンズベイに到着。
移りゆく景色を楽しんでいるとあっという間である。 -
フェリー乗り場の桟橋のすぐ横から、いきなりの砂浜。
なんだこの水の透明度。 -
まだひとけの少ない朝のビーチ。
なんかこの雰囲気、めちゃ好きなんだけど。 -
ビーチから一旦道路に出て「パシフィック・ストリート」を進むと、突きあたりで「グリーン・ポイント」という岬に出る。
岩場には釣りを楽しむ人。 -
岩場に天然のプール。
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なんだよこの水の透明度、離島並じゃん!
サーキュラキーからフェリーでわずか15分だよ。
人口400万人を越える大都会にこんな海岸があるなんて、なんて素敵な都会なんだ! -
「グリーン・ポイント」の石碑。
シドニーの中心部までわずか6~7kmの距離だ。 -
「グリーン・ポイント」から隣のビーチに下りる。
-
「キャンプ・コープ・ビーチ」と呼ばれるこのビーチ。
その向こうは大都会シドニー。 -
イチオシ
このビーチもまた美しい。
ビーチの向こうに見える岬が「グリーン・ポイント」。 -
いいな、このビーチ。
ビーチだけじゃなく、この自然に恵まれた街が実にいいのである。 -
遊歩道をさらに進むと大砲発見。
19世紀、ポートジャクソン湾に侵入する船をけん制するのに実際に使われていたという。 -
大砲のある要塞跡から見た「キャンプ・コープ・ビーチ」。
ここから先に歩いて行くと岬の突端「サウスヘッド」に至る。
しかしこの日の予定から10:00発のフェリーに乗らないといけないので、泣く泣くここで折り返してもう一つの見どころを目指すことにした。 -
ワトソンズベイのフェリー乗り場から300mほど東へ行けば、外海の太平洋に出る。
ポートジャクソン湾側とは対照的に、太平洋側は荒々しい断崖となっている。 -
高台に上ると北側にノースヘッドの断崖が見える。
ノースヘッドとサウスヘッドのワトソンズベイの間約2kmがポートジャクソン湾の入口となる。
ポートジャクソン湾は奥行きが約19kmあり、細長く複雑な海岸線となっている。 -
太平洋側の断崖は「ギャップ・ブラフ」と呼ばれる景勝地で、崖っぷち沿いに遊歩道が続いている。
-
イチオシ
太平洋側が断崖で高くなっている分、ポートジャクソン湾の見晴らしも良く、シドニーの都心部まで見渡せる。
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「ギャップ・ブラフ」の全景が目の前に広がる。
これまた凄い断崖が連続している。 -
平穏な住宅地の際まで迫る断崖。
内海の静かなビーチと外海の荒々しい断崖。
そういうギャップがワトソンズベイにはある。 -
2億年以上前の三畳紀に堆積された砂岩が荒波で浸食されたという。
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断崖の向こうは、芝生の公園、ヨットハーバー、緑の多い高級住宅地。
ここはこの世の楽園か? -
イチオシ
「ギャップ・ブラフ」の目の前に広がる太平洋は、6~10月の間ザトウクジラがよく見られる。
暖かい海で出産するために北上するザトウクジラの通り道になっていて、ここからクジラの姿を見ることも少なくないのだとか。
季節限定となるが、シドニー発のホエールウォッチングクルーズはクジラ遭遇率が95%以上だという。 -
ザトウクジラを見ることはできなかったが、「コッカトゥー」というオウムの一種に遭遇した。
「キバタン」とも呼ばれ、オーストラリアに広く分布する結構大型のオウムである。 -
シドニーには、サザンビーチを代表する「ボンダイビーチ」やノーザンビーチを代表する「マンリー・オーシャンビーチ」、そしてその周辺のウォーキングトラックなど海岸の美しさも見どころとなっている。
ワトソンズベイは二大ビーチに知名度で劣るかもしれないが、これは思わぬ掘り出し物である。
予定に入れたからにはそれなり期待はしていたわけだが、これほど見応えがあるとは思っていなかった。 -
悲しいことにもう時間がない。
あそこに帰る時間となった。
せめてもう1便早いフェリーで来ればよかった。 -
10:00発のフェリーがやってきた。
ワトソンズベイは1時間そこそこではとうてい時間が足りないことがわかった。
でも、シドニーの魅力のひとつを体感するのに欠かせない貴重な時間となった。 -
ポートジャクソン湾を疾走するヨット。
フェリーは移動時間も一種のアトラクションとなる。
デッキからの景色はひとときも目を離せない。 -
復路のフェリーは「ローズベイ」という街に寄港した。
ここも多くのヨットやクルーザーが停泊している。 -
ポートジャクソン湾に浮かぶ石造りの小島は「フォート・デニソン」。
18世紀後半には牢獄として利用されていたが、19世紀中頃からは要塞となったという。 -
シドニーといえば「オペラハウス」。
-
イギリスの有名出版社「ドーリング・キンダースリー」が選ぶ「世界の建物トップ20」に唯一南半球で選ばれた建築物である。
ちなみにその20とは、
「タージマハル」(インド)
「アヤソフィア」(トルコ)
「フラット・アイアンビル」(アメリカ)
「ラドクリフ・カメラ」(イギリス)
「ウエストミンスター宮殿」(イギリス)
「トランスアメリカ・ピラミッド」(アメリカ)
「シドニー・オペラハウス」(オーストラリア)
「サンマルコ寺院」(イタリア)
「サグラダ・ファミリア」(スペイン)
「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」(スペイン)
「メヘランガール城塞」(インド)
「メトロポリタン大聖堂」(メキシコ)
「ポンピドゥー・センター」(フランス)
「パルテノン神殿」(ギリシャ)
「コロッセウム」(イタリア)
「アンコール・ワット」(カンボジア)
「ブルジュ・アル・アラブ」(アラブ首長国連邦)
「ハッサン2世モスク」(モロッコ)
「クラック・デ・シュヴァリエ」(シリア)
「梅田スカイビル」(日本)
新旧のそうそうたる名建築が並ぶが、疑問符の付く(てか知らない)ものも6つくらいある。
唯一の日本代表は関西人にとって名誉でもあり、疑問もちょっとあり、複雑な心境である。 -
10:20頃サーキュラキーに到着。
次の目的地は南半球随一の名建築である。 -
サーキュラキー付近にはカモメが多い。
-
11:00からの「オペラハウス」の日本語ガイドツアーを予約していた。
「ホットホリデー」でネット予約して24ドルだった。
10:45の集合時間まで少し余裕があったので、窓口でチケットと引き換えした後、あたりをうろうろ。 -
上空から撮影した建設中の「オペラハウス」。
1960年代半ばの写真と思われる。 -
ガイドツアーの集合場所は番号の書かれた柱のところ。
「1」の柱は英語、「2」の柱はフランス語とスペイン語とドイツ語、「3」の柱は日本語と中国語と韓国語。 -
日本語ガイドツアーの参加者は私を含め6人のこじんまりとしたグループとなった。
日本語ガイドのCさんは、名札に書かれた名前や日本語の発音から日本人ではないことは明らかだが、日系人っぽい顔立ちで、横山由依似のキュートな女性だった。
「オペラハウス」は3つの建物に大小5つの劇場があるが、30分のガイドツアーで見学するのはメインのコンサートホールとその周辺である。 -
コンサートホールの建物の外側にシェル構造の外壁と大きなガラスによって覆われている構造となっている。
いわば、建物の中に建物があるという二重構造となっているのである。 -
コンサートホールのある建物とジョーン・サザーランド劇場(オペラ劇場)のある建物の間に出た。
1957年、オペラハウスの建築設計コンペを実施し、233件の応募の中からデンマークの若手建築家ヨーン・ウツソンの設計案が採用された。
ヨーン・ウツソンの独創的な案は構造設計上技術的な問題が多く、耐風強度や施工性の理論づけに難航したが、シェルを全て曲率が一定の球面から切り出される細長い三角形のリブ(肋骨材)の集合体として構成することで解決した。
球面を構成する鉄筋コンクリートリブは工場で作成し、現場で組み立てるプレキャスト方式が可能となり、外壁表面のタイルも事前に貼り付けて高所作業を削減することができたという。 -
使用されたスウェーデン製のタイルは、太陽光の反射を抑えられる目に優しいもので、汚れが降雨で流れやすい表面になっているという。
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外観はあまりにも有名なので初めて実物を見ても新鮮味はなかったが、内部は予備知識がなかったこともあり、見るもの聞くもの新鮮でとても興味深い。
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コンクリートシェル構造も独創的であるが、開放的なガラスとそれを支える鋼材のデザインも壮観である。
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イチオシ
パープルの絨毯の階段がまた印象的。
シドニーのランドマークで世界遺産でもあるので内部も見ておくべきかな、というやや義務的な動機で参加したガイドツアーだったが、建物内部のデザインが思いのほかアメージングで感動的である。 -
北側のテラスに出ることができた。
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このテラスから見る景色もガイドツアー参加者の特権だ。
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このテラスから「ハーバーブリッジ」を見る方法が3つあるという。
直接見るハーバーブリッジとガラスに映るハーバーブリッジ。
ここまではまあ想定内だが、もうひとつは・・・ -
上部にひさしのように斜めに突き出たガラスに映るハーバーブリッジだ。
言われないと気付かないところまでこだわりがあるんだね。
ガラスの継ぎ目でずれが生じるのは愛きょうということで。 -
ガイドのCさんが操作するモニターで、日本語解説による5~6分の映像を鑑賞。
「オペラハウス」は1959年3月に着工され、当初工費は700万ドル、1963年竣工の予定だった。
しかし、ヨーン・ウツソンの設計案に技術的根拠が不足していたこともあって難航し、1966年にウツソンが設計者を辞任、完成は1973年になり総工費は1億200万ドルとなった。
当初予定より完成が10年遅れ、総工費が14倍以上と想像を絶する難工事となった。
それでも頓挫しなかった執念が実を結び、オペラハウスは世界有数の名建築物として広く知られ、2007年に世界で最も建造年代が新しい世界遺産となった。
映像の内容では、やはりシェル構造の発想が興味深い。
分割されたシェルを全てつなげていくと、球体になるのかどうか定かではないが、外観の造形にそういう意味があることを知ると視点も違ってくる。 -
映像を見た後、オペラハウスの核心部となるコンサートホール内を見学した。
この日は舞台照明のテスト中ということで、残念ながら内部の写真撮影は禁止となっていた。
コンサートホール内では世界最大級のパイプオルガン、医師が設計したシートなどの解説を聞いたが、ここまで見てしまうと一度ここでコンサートを鑑賞して音響効果を体感してみたくなる。
なお、コンサートの席の料金は200~40ドルと幅広い。
40ドルは立見席らしいが、シドニーの物価から考えても全体的にそれほど高くない印象だ。
余談だが、NHK交響楽団のほかここでコンサートを行った日本人アーティストは、五木ひろし、由紀さおり・安田祥子、Gacktの3組のみだそうだ。
ということで、30分の日本語ガイドツアーが終了した。 -
日本語ガイドツアーは決して安くはないが、よく知られる外観に対して意外と知られていない内部の独特のデザインも素晴らしく、参加する価値は十分あった。
特に建築に興味があるなら必見である。
ただ、実際にここでコンサート鑑賞するっていうのも良いと思う。 -
改めて「オペラハウス」を一周してみる。
さっきまであそこにいたんだ・・・とか思いながら。 -
ポートジャクソン湾を行く外輪船。
-
「オペラハウス」の見学に満足した後は、「ロイヤル・ボタニックガーデン」を散策しながら次の目的地を目指そう。
-
海岸沿いから振り返って見る「オペラハウス」。
マーライオン(シンガポール)、人魚姫(コペンハーゲン)、小便小僧(ブリュッセル)が一般的な「世界三大がっかり」だが、そこにオペラハウスが入る説もあるという。
感じ方は人それぞれだとしても、そこまで評価が分かれるのは驚きである。
まあ、私の高評価の要因には、好天に恵まれたこととガイドさんが良かったことが一役買っていたことは否定しないが。 -
イチオシ
「ロイヤル・ボタニックガーデン」の中を南に向かって歩く。
都会の中に広々とした芝生広場がいいね。 -
ソコトラ島のリュウケツジュ(竜血樹)みたいな樹木もある。
「ロイヤル・ボタニックガーデン」は「王立植物園」という意味で、実は1816年に造営されたオーストラリア最古の植物園なのである。 -
冬だというのに咲き誇る花々。
芝生でくつろぐ人々。
そういえば今日は土曜日だった。 -
気持ちのいい快晴の空の下。
まだまだシドニー観光は後半戦に続きます。
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