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ルーヴル美術館、フランス絵画編です。<br />ちなみにパリの美術館では、原則としてオルセー美術館で2月革命のあった1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示することになっており、それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品はポンピドゥー・センターという役割分担がなされています。

ルーヴル美術館【6】フランス絵画Ⅰバロック、古典主義(ラ・トゥール、ウスタッシュ・ル・シュウール他)

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2017/08/09 - 2017/08/09

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旅行記グループ ルーヴル美術館

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+mo2

+mo2さん

ルーヴル美術館、フランス絵画編です。
ちなみにパリの美術館では、原則としてオルセー美術館で2月革命のあった1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示することになっており、それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品はポンピドゥー・センターという役割分担がなされています。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
  • ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「ダイヤのエースを持ったいかさま師」1633-39年<br />まるで舞台を思わせる暗闇に照明があたる机のまわりに4人の男女。うち3人がトランプに興じている。左の男の背面に隠される2枚のカードがいかさまを暗示しています。なお同じ構図の「クラブのエースを持ったいかさま師」という作品がアメリカのキンベル美術館に所蔵されています。

    ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「ダイヤのエースを持ったいかさま師」1633-39年
    まるで舞台を思わせる暗闇に照明があたる机のまわりに4人の男女。うち3人がトランプに興じている。左の男の背面に隠される2枚のカードがいかさまを暗示しています。なお同じ構図の「クラブのエースを持ったいかさま師」という作品がアメリカのキンベル美術館に所蔵されています。

  • ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「悔悛するマグダラのマリア」1640年頃<br />ラ・トゥールは、キリスト教で重要な聖人とされるマグダラのマリアの像を数多く描いています。こちらも同じ構図の作品がニューヨーク・メトロポリタン美術館やロサンゼルス郡立美術館などに所蔵されています。

    ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「悔悛するマグダラのマリア」1640年頃
    ラ・トゥールは、キリスト教で重要な聖人とされるマグダラのマリアの像を数多く描いています。こちらも同じ構図の作品がニューヨーク・メトロポリタン美術館やロサンゼルス郡立美術館などに所蔵されています。

  • ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「大工の聖ヨセフ」1642年頃<br />ラ・トゥールの作品の中でもカラヴァッジョの影響が最も色濃く表れているといわれている作品。私にとっては、2009年国立西洋美術館で開催された「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」で見て強く印象に残っていた作品でもあります。

    ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「大工の聖ヨセフ」1642年頃
    ラ・トゥールの作品の中でもカラヴァッジョの影響が最も色濃く表れているといわれている作品。私にとっては、2009年国立西洋美術館で開催された「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」で見て強く印象に残っていた作品でもあります。

  • ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「羊飼いの礼拝」1644年頃<br />ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは、現フランス領のロレーヌ地方で17世紀前半に活動し、生前にはフランス王ルイ13世の「国王付画家」の称号を得るなど、著名な画家であったが、次第に忘却され、20世紀初頭に「再発見」された画家です。<br />

    ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「羊飼いの礼拝」1644年頃
    ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは、現フランス領のロレーヌ地方で17世紀前半に活動し、生前にはフランス王ルイ13世の「国王付画家」の称号を得るなど、著名な画家であったが、次第に忘却され、20世紀初頭に「再発見」された画家です。

  • ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「聖イレーネに介抱される聖セバスティアヌス」1649年頃<br />ラ・トゥールは、その画風から「夜の画家」とも呼ばれています。

    ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「聖イレーネに介抱される聖セバスティアヌス」1649年頃
    ラ・トゥールは、その画風から「夜の画家」とも呼ばれています。

  • ル・ナン兄弟「アカデミー」1640年頃<br />17世紀のフランス古典主義を代表する画家兄弟ル・ナン三兄弟の作品。

    ル・ナン兄弟「アカデミー」1640年頃
    17世紀のフランス古典主義を代表する画家兄弟ル・ナン三兄弟の作品。

  • ル・ナン兄弟「喫煙所」1643年<br /><br />

    ル・ナン兄弟「喫煙所」1643年

  • マチュウ・ル・ナン「勝利の寓意」1635年頃

    マチュウ・ル・ナン「勝利の寓意」1635年頃

  • ピエール・ミニャール「葡萄を持つ聖母」1640年頃<br />ピエール・ミニャールはフランス古典主義時代を代表する画家。ミニャールの聖母子像は 、優美で甘美。そして、そういった聖母像は「ミニャルド(ミニャール風)と呼ばれていたそうです。

    ピエール・ミニャール「葡萄を持つ聖母」1640年頃
    ピエール・ミニャールはフランス古典主義時代を代表する画家。ミニャールの聖母子像は 、優美で甘美。そして、そういった聖母像は「ミニャルド(ミニャール風)と呼ばれていたそうです。

  • ピエール・ミニャール「ド・ブロワ嬢」17世紀<br />こちらも2009年の「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」に出展されていました。

    ピエール・ミニャール「ド・ブロワ嬢」17世紀
    こちらも2009年の「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」に出展されていました。

  • ピエール・ミニャール「アンドロメダの開放」1679年

    ピエール・ミニャール「アンドロメダの開放」1679年

  • フィリップ・ド・シャンパーニュ「女子修道院長カトリーヌ=アニュス・アルノーと修道女カトリーヌ・ド・サント=シュザンヌ・ド・シャンパーニュ」1662年<br />画家の娘の修道女シュザンヌが重病から奇跡的に回復したことに感謝して奉納した作品。

    フィリップ・ド・シャンパーニュ「女子修道院長カトリーヌ=アニュス・アルノーと修道女カトリーヌ・ド・サント=シュザンヌ・ド・シャンパーニュ」1662年
    画家の娘の修道女シュザンヌが重病から奇跡的に回復したことに感謝して奉納した作品。

  • フィリップ・ド・シャンパーニュ「聖アンブロシウスの前に現れる聖ゲルウァシウスと聖プロタシウス」1661年

    フィリップ・ド・シャンパーニュ「聖アンブロシウスの前に現れる聖ゲルウァシウスと聖プロタシウス」1661年

  • (左)フィリップ・ド・シャンパーニュ「パリ高等法院長ジャン=アントワーヌ・ド・メズム」1653年<br />(右上)<br />(右下左)フィリップ・ド・シャンパーニュ「2人の男の肖像」1656年<br />(右下右)ウスタッシュ・ル・シュウール「男の肖像」17世紀

    (左)フィリップ・ド・シャンパーニュ「パリ高等法院長ジャン=アントワーヌ・ド・メズム」1653年
    (右上)
    (右下左)フィリップ・ド・シャンパーニュ「2人の男の肖像」1656年
    (右下右)ウスタッシュ・ル・シュウール「男の肖像」17世紀

  • (右上)フィリップ・ド・シャンパーニュ「十字架のもとで嘆く聖母」17世紀<br />(右下)フィリップ・ド・シャンパーニュ「死せるキリスト」1650年頃<br /><br />

    (右上)フィリップ・ド・シャンパーニュ「十字架のもとで嘆く聖母」17世紀
    (右下)フィリップ・ド・シャンパーニュ「死せるキリスト」1650年頃

  • ウスタッシュ・ル・シュウール「アスタシウスの前に引き出され、ユピテルへの犠牲を拒む聖ゲルウァシウスと聖プロタシウス」1652年頃<br />ウスタッシュ・ル・シュウールはフランスのラファエロと称されたフランス古典主義期の画家。

    ウスタッシュ・ル・シュウール「アスタシウスの前に引き出され、ユピテルへの犠牲を拒む聖ゲルウァシウスと聖プロタシウス」1652年頃
    ウスタッシュ・ル・シュウールはフランスのラファエロと称されたフランス古典主義期の画家。

  • ウスタッシュ・ル・シュウールは単独の作品だけでなく幾つかの連作も手掛けていますがその中でも最も有名なのが聖ブルーノの生涯を描いたものです。<br />左から「レイモン・ディオクレの説教を聞く聖ブルーノ」「レイモン・ディオクレの死」「聖ブルーノの夢」1645-48年<br />

    ウスタッシュ・ル・シュウールは単独の作品だけでなく幾つかの連作も手掛けていますがその中でも最も有名なのが聖ブルーノの生涯を描いたものです。
    左から「レイモン・ディオクレの説教を聞く聖ブルーノ」「レイモン・ディオクレの死」「聖ブルーノの夢」1645-48年

  • ウスタッシュ・ル・シュウールの聖ブルーノの連作続き<br />左から「祈る聖ブルーノ」「ランスの学校で神学を教える聖ブルーノ」「弟子たちに俗世を捨てるよう説く聖ブルーノ」1645-48年<br />

    ウスタッシュ・ル・シュウールの聖ブルーノの連作続き
    左から「祈る聖ブルーノ」「ランスの学校で神学を教える聖ブルーノ」「弟子たちに俗世を捨てるよう説く聖ブルーノ」1645-48年

    ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

  • ウスタッシュ・ル・シュウール「聖ブルーノの昇天」1645-48年<br />

    ウスタッシュ・ル・シュウール「聖ブルーノの昇天」1645-48年

  • シャルル・ル・ブラン「アレクサンドロス大王のバビロン入場」1665年<br />マケドニア王アレクサンドロスの生涯を描く4枚の連作のうちの1枚目でヴェルサイユ宮殿のために描かれたもの。

    シャルル・ル・ブラン「アレクサンドロス大王のバビロン入場」1665年
    マケドニア王アレクサンドロスの生涯を描く4枚の連作のうちの1枚目でヴェルサイユ宮殿のために描かれたもの。

  • シャルル・ル・ブラン「名声に冠を授けられるマルスとウェヌス」1650-60年<br />この作品は2009年の「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」に出展されていました。

    シャルル・ル・ブラン「名声に冠を授けられるマルスとウェヌス」1650-60年
    この作品は2009年の「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」に出展されていました。

  • シャルル・ル・ブラン「グラニコス渡河」1665年<br />シャルル・ル・ブランは、ルイ14世の第一画家としてヴェルサイユ宮殿、ルーヴル宮殿等の内装を担当。王立絵画・彫刻アカデミー(後の芸術アカデミー)やゴブラン工場の設立運営にも関わり、17世紀フランス工芸・美術界に強い影響を与えています。

    シャルル・ル・ブラン「グラニコス渡河」1665年
    シャルル・ル・ブランは、ルイ14世の第一画家としてヴェルサイユ宮殿、ルーヴル宮殿等の内装を担当。王立絵画・彫刻アカデミー(後の芸術アカデミー)やゴブラン工場の設立運営にも関わり、17世紀フランス工芸・美術界に強い影響を与えています。

  • シャルル・ル・ブラン「ガウガメラの戦い(部分)」1665年頃<br />ガウガメラの戦いは、ティグリス川上流において、紀元前331年アレクサンドロス大王率いるマケドニア軍がダレイオス3世率いるペルシア軍を破った戦い。<br />

    シャルル・ル・ブラン「ガウガメラの戦い(部分)」1665年頃
    ガウガメラの戦いは、ティグリス川上流において、紀元前331年アレクサンドロス大王率いるマケドニア軍がダレイオス3世率いるペルシア軍を破った戦い。

  • シャルル・ル・ブラン「アレクサンドロスとボロス」1669年<br />アレクサンドロス大王によるインド侵攻「ヒュダスペス河畔の戦い」を描いたもの。<br />

    シャルル・ル・ブラン「アレクサンドロスとボロス」1669年
    アレクサンドロス大王によるインド侵攻「ヒュダスペス河畔の戦い」を描いたもの。

  • アダム・フランス・ファン・デル・ムーレン「マーストリヒト市外の野営地に到着するルイ14世」1650年頃

    アダム・フランス・ファン・デル・ムーレン「マーストリヒト市外の野営地に到着するルイ14世」1650年頃

  • ジャン・ジューヴネ「奇跡の漁」1706年<br />

    ジャン・ジューヴネ「奇跡の漁」1706年

  • ジャン・ジューヴネ「ラゾロの復活」1706年<br />

    ジャン・ジューヴネ「ラゾロの復活」1706年

  • アントワーヌ・コワペル「エステルの失神」1697年<br />

    アントワーヌ・コワペル「エステルの失神」1697年

  • ジャン=パティスト・サンテール「スザンナの入浴」1704年

    ジャン=パティスト・サンテール「スザンナの入浴」1704年

  • クロード・ギヨー「2台の馬車」1707年頃<br />一触即発

    クロード・ギヨー「2台の馬車」1707年頃
    一触即発

  • ジャン=アントワーヌ・ヴァト―「水浴するディアナ」1715年頃<br />ジャン=アントワーヌ・ヴァト―は結核のため、36歳で世を去っていますが数多くの作品を残し、フランスのロココ様式が発展するうえで大きな役割を果たしています。

    ジャン=アントワーヌ・ヴァト―「水浴するディアナ」1715年頃
    ジャン=アントワーヌ・ヴァト―は結核のため、36歳で世を去っていますが数多くの作品を残し、フランスのロココ様式が発展するうえで大きな役割を果たしています。

  • ジャン=アントワーヌ・ヴァト―「ニンフとサテュロス」1715年頃

    ジャン=アントワーヌ・ヴァト―「ニンフとサテュロス」1715年頃

  • ジャン=フランソワ・ド・トロワ「狩りの食事」1737年

    ジャン=フランソワ・ド・トロワ「狩りの食事」1737年

  • ニコラ・ヴル―ゲル「ソロモンとシバの女王」1728年

    ニコラ・ヴル―ゲル「ソロモンとシバの女王」1728年

  • フランソワ・ルモワーヌ「ヘラクレスとオンファレ」1724年

    フランソワ・ルモワーヌ「ヘラクレスとオンファレ」1724年

  • ジャン・レストゥー「精霊降臨」1732年<br />高さ5m弱幅8m弱というこの巨大な絵は18世紀の宗教画の傑作でかつてはパリ郊外の聖ドニ修道院の大食堂を飾っていました。

    ジャン・レストゥー「精霊降臨」1732年
    高さ5m弱幅8m弱というこの巨大な絵は18世紀の宗教画の傑作でかつてはパリ郊外の聖ドニ修道院の大食堂を飾っていました。

  • ジャン・レストゥー「冥界でエウリディケを求めるオルフェウス」1763年<br />18世紀の宗教画家として第一人者だったジャン・レストゥーは、聖職者からおびただしい注文を受けていました。

    ジャン・レストゥー「冥界でエウリディケを求めるオルフェウス」1763年
    18世紀の宗教画家として第一人者だったジャン・レストゥーは、聖職者からおびただしい注文を受けていました。

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