2017/08/09 - 2017/08/09
809位(同エリア16347件中)
+mo2さん
あまりにたくさんの写真を撮り過ぎたため、詳細を調べながらぼちぼちアップしているルーヴル美術館の旅行記。今回12段目は古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術Ⅱ編です。
前年(2016年)はアテネ国立考古学博物館等で古代ギリシャの素晴らしい彫刻を見てきましたが、ギリシャ彫刻といえば、やはりルーブル美術館は外せません。永遠の理想美の象徴「ミロのヴィーナス」や「サモトラケのニケ」などの至宝を堪能してきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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広く見どころの多いルーヴル美術館なので、たくさん人が入っても落ち着いてみて回れるのですが、例外が2カ所「モナリザ」とここ「ミロのヴィーナス」です。それでも団体が途切れるところを見計らって鑑賞しました。
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「ミロのヴィーナス」紀元前130年-前100年頃
ルーヴルを出て海外へ渡ったことはただ1度、1964年4月~6月、日本の東京都(国立西洋美術館)および京都府(京都市美術館)で行われた特別展示のみということでルーブルに来ないとみれません。ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ミロのヴィーナスは、1820年4月8日に小作農であったヨルゴス・ケントロタによってオスマン帝国統治下のエーゲ海にあるミロス島で発見されたもので、フランス海軍提督ジュール・デュモン・デュルヴィルが、トルコ政府から買い上げルイ18世に献上されています。
近くで見ると顔や腹筋など男性的。 -
ミロのヴィーナスの後ろからのショットです。
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「オリンピアのゼウス神殿の西メトープ」紀元前460年頃
オリンピアにて発見されたゼウス神殿のドーリア式フリーズの彫刻破片のうちの一つでクレタの牛と戦うヘラクレスが描かれている。 -
「三美神」紀元前2~1世紀
ギリシア神話の美と優雅の女神たちで、ゼウスを父とするアグライア(輝き)、エウフロシュネ(喜び)、タレイア(花の盛り)の三姉妹。頭部は近代の作のようです。 -
「アポロ・サウロクトノス(トカゲを殺すアポロン)」
紀元前330年から340年頃にかけて制作されたこの作品は、アテナイの彫刻家プラクシテレスの、最も完成度の高い作品のうちの一つ。 -
「礼拝記念碑:ライオン」紀元前350年頃 グリュファダ(アテネ近郊)
アルカイック期のギリシアの墓標 -
この像は2006年、東京藝術大学大学美術館で開催された「ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産」に出展されていました。
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「女性座像通称バルベリーニの嘆願する女」紀元前420年頃 ローマ
こちらもルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産」に出展されていました。 -
「ドミティウス・アヘノバルブスの祭壇」紀元前2世紀後半
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「アラ・パキス(平和の祭壇)の破片」紀元前13-9年
1568年にローマ、マルスの原にて発見されたこの破片は、アウグストゥス帝のスペインからの凱旋を祝うため、元老院からの発令で前13年から9年にかけてマルスの原に建てられた祭壇の一部であったもの。 -
「アフロディテ頭部通称カウフマンの頭部」紀元前150年頃 トラレス(トルコ)
彫刻家プラクシテレスによるクニドスのアフロディテ」(紀元前340年頃)のコピーのうち最も原作に近いとされる頭部像。こちらも「ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産」に出展されていました。 -
「ニケ」ヘレニズム時代 ミュリナ(トルコ)
ニケは勝利を擬人化した神もしくはアテネのアテナ女神の性質の一部を擬人化した神。こちらも「ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産」に出展されていました。 -
「サンダルの紐を結ぶヘルメス」ローマ出土
クラシック期最後の(紀元前4世紀末)巨匠リシュッポスの作品をオリジナルとするローマ時代の模作。 -
「弓を持つエロス」2世紀 イタリア
こちらも紀元前4世紀末のリシュッポスの作品をオリジナルとするローマ時代の模作。 -
ギリシャ・ローマコレクションのフロア。素晴らしい彫像が並んでいます。
ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「アフロディーテ」通称《アルルのヴィーナス》
1651年南フランスのアルルフランスの古代劇場跡から、三つの破片で発見され修復。1683年アルルの町よりルイ14世に献上されヴェルサイユ宮殿の鏡の間に置かれていました。両腕は王室の彫刻家ジラルドンによって修復されています。こちらも「ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産」に出展されていました。 -
「アフロディテとエロス」ローマ出土
紀元前4世紀のスコパスの作品をオリジナルとするローマ時代の模作。 -
「ボルゲーゼのアレス」紀元前1~1世紀
ナポレオンが1807年に、《アテナ・パルテノス》など他の約550点とともに、ローマの大コレクター、ボルゲーゼ家から購入した作品。アレスはゼウスとその正妻ヘラの子で戦いの神。ローマ神話ではマルスにあたりヴィーナスの愛人。この作品の原作は前5世紀後半にアテネで活躍したアルカメネス作のブロンズ像と推定されています。 -
詳細不明
両手に持つのは何でしょうか、試験管のように見えます。理系女の女神? -
「アテナ」通称《マテイのアテナ》紀元前2世紀または紀元2世紀 ローマ出土
紀元前330年に制作された、クラシック時代のギリシアブロンズ像をオリジナルとする複製品。 -
「アテネ」通称《アングルのミネルヴァ》紀元1世紀または2世紀
紀元前460年から435年に活動したアテナイの彫刻家、ペイディアスの作品に着想を得た、多数あるローマン・コピーのうちの一つ。 -
詳細不明
左手にサンダルを持つことより、牧神パンに言い寄られたアフロディテが左足のサンダルで叩こうとしている場面でしょうか。 -
「女性の胸像:アリアドネ 」紀元前3世紀初頭
ローマの北、古代ファレリィの遺跡にて発見されたテラコッタ製のエトルリア彫刻の傑作品。 -
「アルテミスと雌鹿」紀元1‐2世紀 16世紀にイタリアにて発見
教皇パウロ4世よりアンリ2世に贈られたこの作品は、フランスに渡った初の古代彫像のうちの一つ。ローマ人にディアナとよばれたこの女神は、ここでは雌鹿に伴われている。ギリシア語ではアルテミスで知られるこの人物は、アポロンの双子の兄弟、気の強い処女、疲れを知らない狩人であり、その特徴は、男性の陵辱を罰する事にある。この彫像はレオカレスに帰属する紀元前4世紀のギリシアブロンズ像に着想を得ています。 -
「アテナ」、通称「ヴェレトリのパラス」 紀元1世紀
17世紀、ヴェレトリ付近のローマ時代のヴィラの廃墟にて発見。
このアテナの巨像は、紀元前430年頃にクレシラスにより制作された、今日失われたブロンズ製肖像の複製品。 -
「マルケルスの全身像」紀元前20年頃
ニコラ・プッサンを仲介し、ルイ14世が収集したこの全身像は、オクタウィアヌス・アウグストゥスの甥で、娘婿でもある、前23年に若くして死去したマルケルスの死後の肖像。 -
「刑罰に処せられたマルシュアス 」紀元1‐2世紀
ローマ(イタリア)のディオクレティアヌス浴場にて発見。これは、ギリシャ神話の中でも有名なエピソードの”アポロンとマルシュアス”という、音楽の腕前比べの話をモチーフとしたもの。 -
「戦利記念品を掲げた勝利の擬人像」紀元前25年頃 エビルスのアポロニア(現アルバニア)出土
オクタウィアヌスがクレオパトラとマルクス・アントニウスの連合軍を破った、前31年のアクティウムの戦いを記念して作られたものと思われます。 -
アナトリアのマグネシア(現トルコ領マニサ)にあったアルテミス神殿のリレーフ。紀元前2世紀頃のもので巨大です。
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「サモトラケのニケ」紀元前190年頃
船の舳先に降り立つ勝利の女神ニケ。ロードス島の人々がシリアとの海戦の戦勝記念にサモトラケ島の神域に奉納されたものとされています。ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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この彫像は、1863年に、エーゲ海の北東にあるサモトラケ島で、多数の破片に砕かれた状態で見つかっており復元されています。左の翼はオリジナルですが、右は左の翼を逆に型をとり石膏で複製されたものです。
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真下からの構図も迫力あります。
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