ルーヴル美術館【1】イタリア絵画Ⅰルネサンス黎明期・初期

2017/08/09 - 2017/08/09

世界最高峰の美術館「ルーヴル」、ガイドブック等には全部見て回ると1週間以上かかる。迷宮のように入り組んでおりポイントを押さえて見て回らないと見たい作品を見落としてしまう。日本の美術館のように端から端まで見て回るの不可能・・・などなど書かれていますが、10時間以上飲まず食わずでひたすら歩き回れば一応全館見て回ることは可能でした。やっぱり美術館、最初から見たいものを決めて見るなんてつまらない！すべて見てまわって自分の感性に合うものに出会いたいと風邪で体調を崩したフランス旅行ですが、ここだけは気合を入れて見て回りました。ルーブルだけで3000枚ほど写真を撮ってしまいましたので今後ゆっくり整理していきます。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

チマブーエ「荘厳の聖母（6人の天使に囲まれた玉座の聖母）」1280年頃
ジョット以前の画家の中で、13世紀イタリアにおける最大の画家とされるチマブーエの代表作。

ジョット・ディ・ボンドーネ「聖痕を受ける聖フランチェスコ」1295-30年
全ての西洋絵画の祖と呼ばれているゴシック絵画最大の巨匠ジョット。その作品は後のルネサンス期に活躍した画家に多大な影響を与えています。
この作品は、裕福なアッシジ商人の放蕩息子でありながら信仰に目覚め、旅の途中で出会った三人の乙女の幻から清貧、純潔、貞淑を旨とする聖フランシスコ会を創始した聖フランチェスコの伝説を主題とした作品です。

聖フランチェスコの画家「描かれた十字架」13世紀後半

テオダート・オルランディ「聖母子」1320年頃

ウゴリーノ・ディ・ネリオ「聖母子」1325年頃
14世紀初頭に描かれたイタリア絵画の聖母子で最も美しいといわれている作品。

ロレンツィオ・ヴェネツィアーノ「聖母子」1372年

（左）アンブロージョ・ロレンツェッティ「聖母子」1330年頃
（右）ナポリの画家「磔刑」14世紀中期

ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

リッポ・メンミ「磔刑」1340年頃

バルトロメオ・ブルガーニ「磔刑」1350-51年

シエナの画家「聖母子」13世紀後期

バルナバ・ダ・モデナ「聖母子」1370年頃
イエスに乳を与えるマリアを描いた絵画は中世末期に極めて人気のあったモチーフ。

ジョヴァンニ・ダ・モデナ「聖母子」1420年頃
少し不気味な聖母子

サッセッタ（ステファーノ・ディ・ジョヴァンニ）「玉座の聖母子と天使たち」1437-44年

ジョヴァンニ・フランチェスコ・ダ・リミニ作とされる「聖母の生涯より12の場面」1445年頃

フラ・アンジェリコ「聖コスマスと聖ダミアヌスの殉教」1438年頃
フラ・アンジェリコは、15世紀初頭より活躍したフィレンツェ派を代表する画家。フラ・アンジェリコ＝天使のような画僧が彼の名として呼ばれるよう、人格者としても名高い。

フラ・アンジェリコ「磔刑」1440年頃
このフレスコ画は、もとはフィレンツェに近いサン・ドメニコ・ディ・フィエゾーレの修道院にあったものを壁からはがされルーヴル美術館に売却されたもの。

フラ・アンジェリコ「聖母戴冠」1430-32年
フラ・アンジェリコの作品の中で最もよく知られたもののひとつ。

マルコ・ツォッポ「聖母子と天使」1455年

アントネッロ・ダ・メッシーナ「柱に縛られたキリスト」1476年頃
キリストの苦痛にゆがんだ顔や頬を伝う涙など写実的に描かれています。

ジョヴァンニ・ベッリーニ「聖ペテロと聖セバスティアヌスの間の聖母子」1487年頃
ジョヴァンニ・ベッリーニは、ヴェネツィア派の始祖であるヤコポ・ベッリーニの庶子で、ヴェネツィア派という画派を確立した巨匠。

ジョヴァンニ・ベッリーニ「祝福を与えるキリスト」1465年頃

ジョヴァンニ・ベッリーニ「男の肖像」1490年頃

ジョヴァンニ・ベッリーニと工房「聖母子と洗礼者ヨハネ、マクダラの聖マリア、聖ゲオルギウス、聖ペテロ、寄進者」1490年頃

アンドレア・マンテーニャ「キリストの磔刑」1456-59年
ヴェローナのサン・ゼーノ教会の祭壇画。この作品は裾絵の中央部を飾っていたもので、両側の二枚のパネルは、現在トゥール美術館に保存されているそうです。

アンドレア・マンテーニャ「聖セバスティアヌス」1480年頃
アンドレア・マンテーニャは、イタリアルネサンス期のパドヴァ派の画家。

ここからはルーヴル美術館の所蔵するギリシャ、ロシアのイコン。
（左上）クレタの画家「磔刑」15世紀後半
（左下）ギリシャの画家「聖母子と洗礼者ヨハネ、聖バラスケヴァ」1400年頃
（右）クレタの画家「甘き接吻の聖母」1500年頃

（左上）ノヴゴロド出身のロシアの画家「磔刑」16世紀
（左下）クレタの画家「慈愛の聖母」16世紀
（右上）ロシアの画家「登塔者シメオン」16世紀
（右下）ロシアの画家「聖ゾシマの生涯の場面とエジプトの聖マリア」17世紀

ロシアの画家「聖母子」16世紀
通称「グルジアの聖母」

クレタの画家「聖キリアクスと聖ゲオルギウスの間の聖母子」16世紀