ロスコフに住んでるみたい　両親とフランス　その5

2015/08/19 - 2015/08/20

一年がかりで計画したフランス旅行。前半は母と２人、後半は父も合流。

今回はブルターニュ地方ロスコフの3日目（8月19日)と4日目(8月20日)の朝次の場所、ブルターニュ地方南部のカルナックに移動の旅行記です。

8月16日～17日　パリ泊 Paris
8月17日～20日　ブルターニュ地方・ロスコフ泊 Roscoff
8月20日～21日　ブルターニュ地方・カルナック泊 Carnac
8月21日～24日　ブルターニュ地方・ヴァンヌ泊 Vannes
8月24日～26日　ノルマンディー地方・モンサンミッシェル泊 Mont Saint Michel
8月26日～29日　パリ泊 Paris
8月29日～9月2日　プロヴァンス地方・カシ泊 Cassis
9月2日～5日　プロヴァンス地方・アルル泊 Arles
9月5日～7日　サントル＝ヴァル・ド・ロワール地方・シャルトル泊 Chartres
9月7日～8日　CDG空港近く泊

エリア ロスコフ(フランス)

この日はブルターニュ地方特有？の曇り時々小雨です。それにしてもゆっくり眠りました。水曜はマルシェがあるとシャンタルさんに聞いていたので、今日はのんびりマルシェで一日を開始です。海沿いに屋台が並ぶこと結構な数。

わぁ玉ねぎ、エシャロット、ニンニク、ツルで売れるものはみんな売っている！美味しそうだけど、ロスコフから明日移動だし残念。

ロブスター。

巨大ハムをスライスしてもらっています。

イモ
ラード
ソーセージ

でもまだ調理中かな？か、香りが〜！

フランスのソーセージも今回結構食べましたが、さすが美味。

私達はこちらのお店でお土産を購入しました。旦那さんが陶器を焼き、奥さんがペイントするそうです。オイルサーディン缶に詰められているのは、フォークやナイフ置きで、まさに箸休めと同じですね。母が購入していました。ツール・ド・フランスの記念にこれもつくつたし、これも、これも、とおじさんはとっても親切。

旅行中なので、包装紙を別に頂けますかと言うと、もちろん、では小分けの袋、シール、紙袋…ととっても丁寧。ありがとうございます。

笑顔の可愛いこちらの方からは、ブルターニュ名物ファーブルトンのオリジナル味とプルーン入りを、そして母はお土産にガレット(厚手のバターサブレ)を。保存料を使用していないので、自然なお味。ごちそうさまです。

クイニーアマン、ファーブルトン、ガレット、等々等　リッチなスイーツが目白押し！

マルシェを楽しんだあと、アパートで朝ごはんです。上はお惣菜屋台で買ったイモ、チーズ、玉ねぎを使ったブルトン料理。これまた売ってくださったお兄さんが親切で味見をさせて下さった上、「よい休暇を！」と言って下さいました。下は同じくマルシェで買ったフランス産桃と前日八百屋さんで買ったミラベルというプラムの一種。果物はフランス産よりスペイン産の方が安くて一瞬迷いました（笑）。

この日はのんびり暮らすようにロスコフを楽しんだので、前もって予定も入れませんでした。お天気がグズグズしているので、じゃあヨーロッパで初めて建設されたタラソテラピー施設に行ってみようかと。Louis-Eugène Bagotという医者が1865年に建てたといわれています。アパート主シャンタルさんも説明してくれましたが、実はロスコフはフランスの国立医学海洋研究施設、療養施設を持つ土地で有名です。海沿いの町の北西側にそれらは集中しており、本当に海が人の健康にどれだけ有効かというのが今でも研究され続けています。リウマチに効用とか言われておりますのは日本の湯治にも聞きますよね。

私達が行ったタラソテラピースパ施設　勿論今では元のものから改築もされて綺麗です:
http://roscoff.thalasso.com

写真に写っているのは、海洋医学研究所かその関連のものです。

まさか自分のバスローブ姿の写真を貼るわけにもいきませんので感想を（笑）。

予約なしでぽんと訪れた私達二人が一緒の時間帯にに体験できる施術はその日はなくて、海藻エキス入りのジェットバスなら二人一緒に空いているというので体験。15分でしたがとっても良かったです。もし行かれる方は水着とプールもあるので、プール使用されたい方は帽子もいります。レンタルはないのでその場合は購入できます。海を見ながら、まぁ要は海に入れればいいのですが、この日のように寒い日は無理ですし、いい気分でした。比較的年配の男女で混んでいました。ホテルとレストランも併設されていて、週や月単位で療養目的で利用される方もたくさん。

その後町をぶらぶらし、急に寒くなったので、母はジャケットを購入。sable et mer(砂と海)というフランスのブランドでマリンルックが可愛いものです。

夜はアパートでファーブルトンとクイニーアマンを食べました。（笑）すごいカロリー。

つまみに近所の肉屋で買ったガーリックソーセージとキャロットサラダ、ノルマンディー産のチーズ。どれも味が濃厚です。これらのソーセージ、火を通さなくても食べられますが、やはりお肉屋さんで買うことをおすすめします。

ロスコフ最後の夜で初めて夜景を見ていないのに気が付きました。港まで歩いて3分。

やっぱりいいですね。8月で海辺なのに涼しいせいか蚊がいませんでした。

昨日行った教会と。

ロスコフも花のある町に認定されています。

幻想的です。

ブルターニュ地方を旅される方はご存知かも、ラ　ベルイロワーズのロスコフ店。アマゾンでも売っているのですね。一缶、オイルサーディンをバゲットにサンドイッチして食べましたが美味しかったです。

ロスコフで有名なクレペリー(クレープ屋)。行きませんでしたが、看板が可愛い。

看板の後ろ姿もソツがない。

このお店の前を毎日通っていましたが、ある日若い男性が白いお花の向きをアレンジされたりしていました。さすがフランス、ゴテゴテした華やかさでなく、洗練されたさり気なくみえるところに美しさを追求するのだなと思いました。

太陽が沈むのが遅いため、ここまでの暗さは夏11時近くにならないと見られませんでした。

おはようございます。昨夜写した小さいチャペルです。朝ごはんと今日の移動中食べるパンをパン屋さんで買います。フランスのパンは保存料というか柔らかくパンを保つものををきっと入れていないのか、少ないのか、同じ日のうちに硬くなっていきます。それなので朝パン屋さんが近くにあるときは朝買うことにしました。

チャペルのドア。

渋い、でも可愛い町並み。

ロータリーの向こうにはもう海が。またねラ　マンシュ海峡、あえる時まで！

ブルターニュの小さな窓。

アパート主シャンタルさんがチェックアウト時に来てくれて、鍵を渡します。今日はカルナックまで大移動。三泊お世話になったこと、どこに行ったか、滞在は楽しめたか、などを話しました。すると「小雨も降っているし、駅まで車で送るわ」と、ロスコフ駅まで徒歩5分なのに送ってくれて、駅員さんに電車のことも確認してくれる親切さ。本当にありがとう。

ロスコフ駅は国鉄の電車が来る時しか開かないようで、あとは駅の前から国鉄バスが出ているか、町中からだとフィ二ステール県の県営バスが出ています。県営バスの方が国鉄バスよりもお安いのですが、私は通しで
ロスコフ〜モルレーまでTER 11時35分〜12時3分
モルレー〜レンヌまでTGV 12時19分〜13時59分
レンヌ〜オーレーまでTGV 14時24分〜15時35分

の3区間をネットでお得に1人あたり44.2ユーロで買えたのでそうしました。

さぁこのterローカル列車にまずは乗ります。

時刻表、切符はフランス国鉄オンラインサイトで殆ど購入、他の前売りが関係ない区間は直接駅窓口や券売機で購入しました。

Eチケットは打刻する必要もなく、さっさと電車に乗り込みます。

またねー、ロスコフ！

モルレー着。今回たーくさん電車、バスに乗りましたが、ラッキーなことに遅れたりしたのってほぼなしでした。この日は3回電車に乗ったあとに、オーレーからカルナックまで県営バスに40分(これはたった2ユーロ)乗らなければならず、休憩含め5時間の大移動。でも一分の遅れもなく全て定刻通り。あれ、これどの国だっけなんて思いたくなる（笑）？

今朝パン屋さんで買ったクイニーアマン。バターが紙袋に染みています。アパートで持ってきた水筒にいれてきたコーヒーとともに電車内で軽い昼食。

ブルターニュ地方首都のレンヌ駅到着。さぁこれからまたTGVに乗り換えです。

数回にわたったロスコフ編を読んで下さりありがとうございました。次回からはカルナック編です。

レンヌ駅 駅

この旅行記へのコメント （4）

• wiz さん 2015/09/28 21:10:08

  マルシェと大移動

  dankeさん、
  
  そういえば、写真のリンク、スマホだと飛ばなかったんですね〜。
  なんか色々フォートラおかしなところがあるんですね。
  ロスコフにエリア指定するとまだ見られないのかしらね〜＾＾；
  
  ところで、やはり、ロスコフからカルナックへの移動は大変なのね、と今回の旅行記でよく分かりました。　ロスコフ〜モルレーまでTER、モルレー〜レンヌまでTGV、レンヌ〜オーレーまでTGV、その後バス40分で計５時間位なんて・・　こんなに移動があるとはうまくいかなかったらとドキドキしますね。　でも、時間の遅れがなかったとは・・　これが一番オドロキ〜!!!　＾＾
  
  マルシェでお買い物して、リーズナブルにアパートで食べる、って、土地のものが食べれるし一番いいですね♪　お魚と甘い玉ねぎが印象的だったけれど、ミラベルも食べてみたい〜。　ブルターニュでクイニーアマンもいいですね。
  
  マルシェのロブスターが出てきましたが・・　随分前に米ボストンとオーストラリアで食べたことあるけれど、ボストンのが美味しかった思い出・・　ボストンはクラムチャウダーの美味しかったけれど・・　ロブスターも食べたいわ〜。
  
  フランス語はほんとうにぜんぜん・・初級いくのかいかないのかなんですよ（たぶん）。。
  
  　　　wiz

  dankeさん からの返信 2015/09/28 23:19:03

  RE: マルシェと大移動

  wizさん　ありがとうございます。
  
  そうなんです、色々おかしいことがあります。
  ちなみにエリアをロスコフにして旅行記を保存しなおすとまた「サーバーがこみあっております」のメッセージが！問い合わせたのですけれど、きっとフォートラの方が私の問題を理解していないようで（ブルターニュにしているから旅行記がみられるのであって、ロスコフにしたら口コミしか見られない）、もう諦めました。ちょっと残念ですけれど。
  
  ロスコフからカルナックへの移動は私のミスです。
  カレンダーの見方を間違えて旅程がそうなってしまいました。
  
  でも実は行きかたが色々あり、一番簡単なのが、一日二便あるロスコフ港〜カンペール駅直行のフィニステールバス、カンペール〜オーレーまでTGVかTER（この区間はTGVかTERのどちらもほぼ同じ値段、時間でした）、オーレー〜カルナックまでモルビアンバス、のバス、電車、バスの組み合わせ。でもロスコフのアパートからそのバス停まで結構離れていること、もしその朝のバスに乗り遅れると次の便が夕方なのでやめました。
  
  あとはロスコフ〜モルレー〜ランダルノー〜カンペール〜オーレー〜カルナック。この便はランダルノーで乗り継ぎ時間が妙に長いのでやめました。
  
  車シェアとかも真剣に考えたのですけれど、結局時間はかかるけれど、わかりやすい方法にしました。
  
  SNCFは意図的に夏休み期間は時刻どおり運行しているのかと思うほど、ピッタリ。なんと少し遅れたバスはみんなSNCF以外の県営バスでした。
  
  イギリスのサイトを見ると「クイニーアマンはバターと砂糖のかたまりで、食べないように！」みたいに書かれていましたけれど、まぁ旅をすれば地元のものを食すのは私には鉄則ですので、頂戴しました。変に化学調味料を使ってつくる食べものの方が結局身体には悪いと思うのですけれどね。。　たまねぎもＡＯＣ指定らしいです、やっぱりおいしいわけですね。
  
  おぉー、やはりwizさんアメリカでロブスター食べられましたか！
  私はプリンスエドワード島で以前食べましたが、あの時のおいしさと安さと感動を軽く超えるものはないと信じていますので、それ以来ロブスターにはあまり頓着がありません。今度アメリカに行ったらクラムチャウダー食べてみようっと！ちなみにブルターニュでも結構ロブスターは売っていましたけれど、どこ産とはききませんでした。
  
  えぇーc'est vrai que vous êtes débutante? Je ne crois pas du tout!
  

• ももんがあまんさん 2015/09/28 19:54:27

  懐かしいロスコフ・・・

  　今晩は、dankeさん、お久しぶり。
  
  　昔、行ったことのある、ロスコフの旅行記、懐かしく拝見しました・・・ワタクシの行った事のないところも、たくさんあって、中々興味深かったです・・・また、ブルターニュのレストランやマルシェなど、ワタクシの貧乏旅行では、あまり体験できないことなども、興味深く拝見しました。
  
  　イル・ド・バッツへも渡られたんですね・・・のんびりした、何処か、懐かしい島の記憶がよみがえってきました・・・
  
  　次の旅行記は、神秘的な巨石の村「カルナック」ですね、楽しみに、お待ちしております。
  
  　ワタクシの旅行記も、そろそろ写真の整理も終わったので、書き始めるつもりであります・・・その説は、また宜しく、お願いしま〜す。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by ももんがあまん

  dankeさん からの返信 2015/09/28 22:49:59

  RE: 懐かしいロスコフ・・・

  ももんがあまんさん　ありがとうございます。
  
  wizさんとももんがあまんさんのことを頻繁？にお話しているので、私はももんがあまんさんとつい最近もお話した気に勝手になっておりました（笑）。今もう一度ももんがあまんさんのツール・ド・エウロパ 2011　フランス編 ? ブルターニュ (シャトゥーラン＆ル・ファウ＆ロスコフ＆イル・ド・バッツ etc.)を拝見して、自分がコメントを投稿した2014年1月を懐かしく思い返しました。まさか本当に行けることになるとは思いませんでした。シャトゥーランとル・ファウは今回行けませんでしたが、ももんがあまんさんと同じところに行けたことを嬉しく思います。同じ場所と言いましても、10人10色の旅行記があるのが興味深いところで、またその違いがいいことだと思います。
  
  バ島でサイクリングに挑戦しましたけれど、ももんがあまさんさんと同じくらいの時間島に滞在していたはずなのですけれど、島の4分の1くらいしか周っていません。しかも健脚のももんがあまんさんを前にして告白しますが、あの島の勾配ですらボロチャリではキツイ時がありました（笑）。しかもレストランとかを途中でみると入りたくなってしまう誘惑付。。
  
  カルナックへはどうしても行きたかったのですが、広いですね！海側と町中と石側を満喫してきました。ももんがあまんさんが巨石郡をみに行かれた時は柵がなかったとお聞きしましたけれど、今は柵で囲ってあり、夏は中に入れるのは観光局で開催されている定期ガイド（英語は一日一回とか少ないようですが、フランス語の方は頻繁にあるそうです）に参加すればという条件付なので、もしかして巨石に座ったりしたい方はガッカリされてしまうかもしれません。でも柵といっても低いし、石に触れたりできるので、私は行ってきました。
  
  3週間半の私の旅でさえ結構旅行記を作るのは時間を要するので、その3倍くらいの期間のももんがあまんさんの旅の旅行記作成は労力を要すると思いますが、またいつもの直球発言お待ちしております！：）