御朱印めぐり～神宮

2013/10/10 - 2016/05/01

2013年（平成25年）に第62回式年遷宮の正遷宮が斎行された伊勢神宮＝正式名称は地名の付かない「神宮」ですが、天照坐皇大御神（天照大御神）を祀る皇大神宮と豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮のほか、別宮、摂社、末社、所管社を含めた、合計125の社宮を「神宮」と総称するそうです。そのうち御朱印を頂ける2つの正宮と5つの別宮の御朱印を紹介します。
また伊勢神宮以外の全国の神宮の御朱印も併せてご紹介。
ちなみに『日本書紀』では、伊勢神宮と石上神宮のみが「神宮」と記載。延喜式では伊勢神宮と鹿島神宮と香取神宮が「神宮」と記載されており江戸時代まで「神宮」を社号とする神社は、この3社のみでしたが明治以降、天皇、皇室の祖先神や大和平定に功績のある特定の神を祭神とする神社の一部が、社号を「神社」から「神宮」に改めておりますが、終戦までは、「神宮」の社号を名乗るためには勅許が必要であり、現在でも神社本庁に属し正式に神宮を名乗っているのは伊勢神宮の他は23社のようです。
※伊勢神宮（皇大神宮）の祭神天照大神を分霊し「大神宮」、「皇大神宮」と名乗る神社（東京大神宮、伊勢山皇大神宮、開成山大神宮など）は全国各地にありますが、「神宮」の社号とは異なります。また、神道系新宗教教団の宗教施設に「神宮」号を名乗るものがありますが（桜神宮、皇祖皇太神宮など）これらも含めません。

エリア 日南(宮崎)

1-1伊勢神宮
皇大神宮（内宮）の御朱印
三重県伊勢市にあり太陽を神格化した天照坐皇大御神（天照大御神）を祀ります。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

1-2伊勢神宮
豊受大神宮（外宮）の御朱印
同じく伊勢にあり衣食住の守り神である豊受大御神を祀ります。

伊勢神宮外宮(豊受大神宮) 寺・神社・教会

内宮から約1.8kmの五十鈴川中流域の中村町にある月讀宮
祭神は月讀尊

月読宮 寺・神社・教会

外宮から北へ約300mにある外宮別宮である月夜見宮
月夜見尊と、その魂の月夜見尊荒御魂の2神を祀ります。

月夜見宮 寺・神社・教会

伊勢神宮のある伊勢市の西部を流れる宮川の河口から約40km上流の大紀町滝原にある瀧原宮。
宮域には瀧原宮と瀧原竝宮の2つの別宮がありますが、祭神は天照大御神御魂で瀧原宮はその和御魂、瀧原竝宮は荒御魂が祀られるとされます。

皇大神宮別宮瀧原宮 寺・神社・教会

三重県志摩市磯部町の伊雑宮
瀧原宮とともに「天照大神の遙宮」と呼ばれます。

伊雑宮 名所・史跡

大正12年に創建された第11代垂仁天皇の第四皇女と伝えられる倭姫命を祀る倭姫宮

倭姫宮 寺・神社・教会

2.北海道神宮（北海道札幌市中央区）
明治4年に勅旨によって札幌神社と命名されておりますが、
昭和39年、明治天皇を増祀し、社名を現在の北海道神宮へと改めました。

北海道神宮 寺・神社・教会

北海道神宮の御朱印帳

北海道神宮 寺・神社・教会

3.鹿島神宮（茨城県鹿嶋市）
祭神は「武神・軍神」の武甕槌大神で香取神宮と古来深い関係にあり、「鹿島・香取」と並び称される一対の存在にあります。

鹿島神宮 寺・神社・教会

4.香取神宮（千葉県香取市）
祭神は経津主神。

香取神宮 寺・神社・教会

5.明治神宮（東京都渋谷区）
明治天皇と昭憲皇太后を祀っています。
正式な表記は「宮」の「呂」の中間の線が入らないそうですが
確かに御朱印の墨書もそうです。

明治神宮 寺・神社・教会

6.熱田神宮（愛知県名古屋市熱田区）
御神体は三種の神器の一つの天叢雲剣（草薙剣）です。

熱田神宮 寺・神社・教会

7.近江神宮（滋賀県大津市）
天智天皇6年（667年）に同天皇が当地に近江大津宮を営み、飛鳥から遷都した由緒に因み、紀元2600年の佳節にあたる1940年（昭和15年）の11月7日、天智天皇を祭神として創祀されています。

近江神宮 寺・神社・教会

8.白峯神宮（京都府京都市上京区）
保元の乱に敗れて讃岐に流された崇徳上皇、藤原仲麻呂の乱に巻き込まれて淡路に流された淳仁天皇が祀られています。

白峯神宮 寺・神社・教会

9.平安神宮（京都府京都市左京区）
平安遷都を行った第50代桓武天皇と安京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇を祀っています。

平安神宮 寺・神社・教会

平安神宮の御朱印帳

平安神宮 寺・神社・教会

10.新日吉神宮（京都市東山区）
いまひえじんぐうと読みます。永暦元年（1160）、後白河上皇が自身の御所・法住寺殿を造営し日吉山王七社を勧請したのが始まり。その後、明治期に現在の場所に遷り、1958年（昭和33年）、後白河天皇を増祀したために翌1959年（昭和34年）に神社名を現在の新日吉神宮へと改めています。

新日吉神宮 寺・神社・教会

11.水無瀬神宮（大阪府三島郡島本町）
承久の乱で隠岐に流されそこで崩御された後鳥羽上皇、土御門天皇、順徳天皇が祀られています。

水無瀬神宮 寺・神社・教会

12.石上神宮（奈良県天理市）
『日本書紀』に記された「神宮」は伊勢神宮と石上神宮だけであり、その記述によれば日本最古設立の神宮となります。

石上神宮 寺・神社・教会

13.橿原神宮（奈良県橿原市）
初代天皇である神武天皇と皇后の媛蹈鞴五十鈴媛命を祀るため、神武天皇の宮（畝傍橿原宮）があったとされるこの地に、橿原神宮創建の民間有志の請願に感銘を受けた明治天皇により、1890年（明治23年）4月2日に官幣大社として創建されました。

橿原神宮 寺・神社・教会

14.吉野神宮（奈良県吉野郡吉野町）
明治22(1889)年、明治天皇の勅命により後醍醐天皇を祭神とする官弊中社吉野宮として創立されることとなり、明治25年、社殿が竣工しました。後村上天皇ご自作と伝わる後醍醐天皇尊像が、吉水神社から遷されてご神体として安置されました。後に官弊大社に列せられ、吉野神宮と改称し、現在の社殿は昭和5(1930)年に竣工したものです。　

吉野神宮 寺・神社・教会

15.日前神宮・國懸神宮（和歌山県和歌山市）
日前神宮の御神体は日像鏡、國懸神宮の御神体は日矛鏡です。
神体の鏡はいずれも伊勢神宮内宮の神宝である八咫鏡と同等のものとされます。

日前神宮 國懸神宮 寺・神社・教会

16.伊弉諾神宮（兵庫県淡路市多賀）
国産み・神産みを終えた伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島多賀の地の幽宮に鎮まったもの。

伊弉諾神宮 寺・神社・教会

17.気比神宮（福井県敦賀市）
陸道の総鎮守でもあり、越前國一之宮でもある格式の高い神宮。歴史も古く、建立は飛鳥時代とされていて日本三大鳥居の一つがある神社としても知られています。
主祭神は伊奢沙別命、副祭神は仲哀天皇です。

氣比神宮 寺・神社・教会

18.赤間神宮（山口県下関市）
壇ノ浦の戦いにおいて幼くして亡くなった安徳天皇を祀る神社。

赤間神宮 寺・神社・教会

19.宇佐神宮（大分県宇佐市）
主祭神は応神天皇と神功皇后で全国に約44,000社ある八幡宮の総本社。古くから皇室の崇敬を受けているほか、称徳天皇時代の宇佐八幡宮神託事件でも知られます。参拝は一般と異なり、二拝四拍手一拝です。

宇佐神宮 寺・神社・教会

宇佐神宮の御朱印帳

宇佐神宮 寺・神社・教会

宇佐神宮の御朱印帳（朱色）

20.宮崎神宮（宮崎県宮崎市）
日本の初代天皇・神武天皇を祭神とし、神武天皇の孫にあたる健磐龍命（たけいわたつのみこと：阿蘇神社のご祭神）がその縁にちなんで創祀したと伝わります。

宮崎神宮 寺・神社・教会

21.鵜戸神宮（宮崎県日南市）
日南海岸国定公園の景色の美しい海岸線沿い、日向灘に面した神秘的な洞窟の中に、あざやかな朱塗りの本殿が鎮座する「鵜戸神宮」。神武天皇の父日子波瀲武鸕?草葺不合尊を主祭神とします。

鵜戸神宮 寺・神社・教会

鵜戸神宮の御朱印帳

鵜戸神宮 寺・神社・教会

22.鹿児島神宮（鹿児島県霧島市）
神話にある「海幸彦、山幸彦」の伝承地であり、主祭神は、天津日高彦火火出見尊とその妃の豊玉姫命で、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇を合祀しています。創始は遠く神代とされ、古来、朝廷の崇敬が篤く、大隅一の宮、大隅正八幡宮として崇められてきました。現在の社殿は、宝暦6年(1756年)、島津藩24代重年公と25代重豪公により再建されたものです。

鹿児島神宮 寺・神社・教会