杭州の白堤・西湖十景・断橋残雪・雪景色

2014/03/09 - 2014/03/09

西湖観光には過去何度も来ました。ツアーで部分的に急いで廻ったり、上海から日帰りで、時間が無いので自転車を借りて廻ったりで西湖の良さは解りませんでした。今回は杭州城市内のみの６泊７日、観光したのは４日と半日です。西湖に３日半、じっくりと歩いて廻りました。残念ながら雪の降った日、中秋の名月の日、蓮の花が満開の日、夕焼けの綺麗な日など西湖１０景の指定日に見る事は不可能です。晴れた日でもPM2.5の関係で西湖の対岸は霞んでいて雷峰塔も霞んで良く見えません。また上に登っても西湖対岸や、杭州市内も霞んでいます。ホテルから歩いて行きました。西湖に着いたところは少年宮です。最初の西湖十景は「断橋残雪」です。ここは雪が降った後の晴れた日、白堤の上に雪が残り白い帯となる景色が最高と言われています。近年温暖化で西湖に雪が降る事が珍しい、最近では13年1月6日に雪が降ったらしい。画像検索して見ても「断橋残雪」の名前の通りはめったに見られません。

エリア 杭州(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

西湖周遊はいろんな方法を選択できる。もし、歩き疲れたら、無償の自転車をレンタルでき、あるいは、観光電動カートなら、どこでも手を上げれば、止めてくれる。最も快適なのは船で遊覧。画舫、レジャー船、自行運転船、てこぎ船などがある。 自転車で悠々と西湖を周遊することは、環境に優しく、レジャー的で、体にも良い。
レンタル時間：6:00ー21:00　返還時間は22：00　
レンタル料金：200元(保証金)+100元(預かり金)、身分証明証等の有効書類荷必要。レンタル時間は1時間内の場合、無料で、1時間毎に１元を加え、３元で１日となる料金がかかる。

最高の観光は歩いて１周する事です。足かけ３日間を要し、今回はじっくりと見て廻りました。超最高は季節、時間を合わせて観光する事。

入口広場では住民がダンスを踊っています。

聖唐関亭。

ここから白堤が始まります。西湖北側の断橋から狐山間約1?の土堤・白堤は唐代名詩人白居易、杭州の地方官だった時に築いたもの。柳や桃の並木が続く散策路に
なっている。

西湖東岸。

船着き場、書く場所にあります。

乗合船の料金表。西湖十景の三澤印月には舟でしか行けない。

これが断橋です。橋は気温が低いが雪は降りません。

古い建物を利用したお茶屋さん。

断橋のバス停。假日４線とは土日のみの運行です。

多くの観光客が訪れます。

白堤：西湖の東西方向の堤で、東は断橋とつながり、西は狐山と接し、長さは987メートルで、春には「垂柳の間に桃の花」という美しい風景を見せている。

西湖観光に欠かせない電気自動車。

断橋残雪の石碑。
断橋とは、西湖の北岸、北山路と保叔路のT字路付近に位置する石橋のこと。雪の残る冬の晴れた日が絶景とされている。西湖の北側「白堤」に架かる橋のこと。ここは日本でもアニメ化された民話「白蛇伝」の舞台にもなっている。雪景色が最も美しいとされている。ここから白堤を歩き始めると車両通行禁止になっているのでのんびりと西湖の景色を楽しむことができる。バス：Y1、Y2、K7路「断橋」「葛嶺」下車すぐ タクシー：杭州駅からタクシーで約20分

全国重点文物保護単位、西湖十景　断橋残雪、

断橋の袂の亭の中では住民がダンスの練習をしています。

「西湖１０景」に数えられる。白堤東端の断橋一帯にあたり、冬の雪景色が景勝とされる。橋はアーチ形石橋で、長形の石を積み上げてできている。アーチは6.1メートルに跨がり、幅8.6メートル」ある。橋は唐以前（７世紀以前）に造られたが、修繕を経ている。なお、アーチてっぺんの石に「段家橋」とある。雪の晴れた日に四方を望むと目に触れる周囲の狐山、葛峰は雪に覆われて透明にきらきらと、あたかも白い鎖が断ち切れたように「雪残橋断」の景を呈する。なお、断橋は中国四大民間ラブストリー「白蛇伝」舞台ともなっている。「断橋残雪」という呼称は南宋に始まって変還をへたが、清の康煕三十八年の（１６９９）に皇帝自ら御題四字を揮毫され、合わせて碑を立てて亭を築いたことにより定まる。民国十八年（１９２９）、橋の左側にあった碑亭を現在ある）右側に移し、「雲水光中」の水?（水上の高殿）を建てて今日のようになった。

断橋の脇では水中にライトアップ準備がされています。

保俶塔
中国の浙江省杭州の西湖北岸にあり、宝石山に立つ塔。北宋統一後の900年に、呉越王が都へ出発する際、無事を祈る伯父が建立した。現在の塔は1933年に修復された。6面7層からなるこの塔は、細身で優美さをたたえた西湖湖畔に立つ美人にもたとえられ、「保俶は美人の如し」と古くから親しまれている。朝夕の時刻により、趣きを変える美しい塔である。

保俶塔：保俶塔は西湖景観の中で教建築物のシンポルのひとつで、北宋太平興国元年(紀元976年)に建立された。最初はレンガ木造の楼閣式の建物であったが、宋。元代以後に壊れ、再建を経て、現存のものは民国22年(紀元1933年)に再建されたものである。保俶塔と雷峰塔は｢保俶は美人如く、雷峰は老いた和尚のよう｣という南北対比となった。

西湖の対岸、呉山の城隍廟も霞んでいます。ＰＭ2.5の影響です。

断橋の一番高い所。

狐山まで白堤が続きます。

杭州市市級文物保護単位。西湖三堤、白堤。三堤とは白堤、蘇堤、楊公堤です。

手漕ぎ船は貸切なのでちょっと高い。

白堤の西湖沿いの遊歩道。

白堤の中間にある錦帯橋。

錦帯橋の上を歩く。

錦帯橋を越えて、白堤を狐山へと進む。

錦帯橋は宋代12世紀の創建。岩国の錦帯橋の名前の由来かも？こんな説もあります。吉川広嘉が錦帯橋創建のヒントにしたとも言われている、中国の反り橋「蘇公提(そこうてい)」。この風景が錦の帯のように美しく「錦帯」と呼ばれていたので、そこから名付けたとか。また、漢詩から引用したのではないかと考える人もおり、どの説が正しいのかは未だに分かっていません。