2013夏、中国旅行記23(3/22)：7月20日(2)：香港、レパルス・ベイ、天后廟、賑やかな神様たちの光景

2013/07/19 - 2013/07/22

　香港の観光名所、レパルス・ベイと天后廟見学の続きです。前にも見学したことがある場所です。その当時とほとんど変わっていない印象でした。

エリア 香港(香港)

湾に突き出した場所に建つ羊の像です。陰陽の『陽』と『羊』の発音が同じことから、吉祥のシンボルとされています。三頭並んで、『三陽』と呼ばれています。

羊三兄弟のような吉祥像のズームアップ光景です。真ん中の羊は、何やら大切なものを咥えていました。

羊三兄弟と競っているように見えた、『三老神』です。勝手に名前を付けたりしたら、罰が当たりそうです。

台座には、『龍皇賀寿』の文字がありました。体が人で、頭が龍のような神様でした。

文字がいろいろと記された、赤色の石板です。『天人共寿』や『日月同輝』等の文字がありました。

この辺りは、レパルス・ベイと呼ばれる海岸線の延長線上の光景のようです。浅瀬の砂浜の光景がありました。

波が打ち寄せる岸辺の光景です。香港には、工場が少ないのでしょうか、海水は澄んでいました。

同じく、波が打ち寄せる岸辺の光景です。砂浜と岩場が入り組んだような光景でした。

日本も顔負けの八百万の神が鎮座する、賑やかな海岸光景です。絶対神の一神教でない方が、世の中は丸く収まるものかも知れません。

スペースを考慮してか、コンパクトに纏められた龍の像です。中国の竜は神獣、霊獣とされます。中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書、『史記』における劉邦出生伝説をはじめとして、中国では皇帝のシンボルとして扱われました。劉邦(紀元前256～紀元前195年)は、前漢の初代皇帝です。

キジか孔雀の上に載った神様の光景です。台座の左側に『天錫鴻禧』、右側に『王母賜寿』の文字がありました。中国神話の神獣には、キジ(雉)に似た鸞(らん)もいます。日本では、浄土真宗の親鸞聖人の名前の一部に見ることができる文字です。ただし、親鸞聖人の場合は、先輩である天親菩薩と曇鸞大師から一字ずつを貰った法名とされます。

満ち潮の時間のようです。傾斜が付いた突堤の先端部分が海中に没しました。

同じく、満ち潮に洗われる突堤のズームアップ光景です。レパルス・ベイと呼ばれる海水浴場から天后廟までは、歩いて10分ほどの距離とされます。

レパルス・ベイ(浅水湾)と天后廟は、香港島の南側に位置します。天后廟から眺めた湾の光景です。香港で最も美しいビーチといわれる、レパルス・ベイは、ハリウッドの名作映画『慕情』（1955年：ジェニファー・ジョーンズ、ウイリアム・ホールデン）の舞台としても有名です。主題歌も映画音楽史上に残る名作の一つとされます。

天后廟の海岸線の光景です。レパルス・ベイは、西洋風の高級住宅街と白砂の海水浴場ですが、こちらは道教の神様達の商業街といった賑やかさです。

ポールの上に飾られた小さな祠の光景です。色彩が異なる、同じような祠をいくつか目にしました。

口髭が生えた、鯉のような黄色の魚です。その鯉を乗物にする子供の姿がありました。

ゴムボートを使った、海難救助隊の訓練のようでした。ライフジャケットを身に着けた、プロらしいかなりの人数の方が訓練に参加していました。

海辺に建つ3匹の羊の彫刻は、三陽と呼ばれ、よい世相になることを表します。陰陽の『陽』と『羊』の発音が同じことから、吉祥のシンボルとされています。

『萬壽亭』と呼ばれている、艶やかな建物です。周囲には、台座の上に獅子や象の彫刻が飾られています。

参拝客に撫でられて、鼻が黒光りしていた象さんです。狛犬と同じ役割のような置物でした。

一対で置かれていた、もう一頭の象さんです。こちらも同じように鼻が黒光りしていました。狛象と呼んでもいいものでしょうか、日本の寺院でも狛象と呼んでいるネット情報があります。

1回渡るごとに寿命が3日延びるといわれている長寿橋です。長生きを願いながら3回橋を渡れば、長寿が得られるという説もあるようです。橋の先には、先ほどの海難救助隊らしい人達の姿がありました。

塀の小さな隙間を利用して、小さな仏像が飾ってありました。参拝客の寄進の品かも知れません。

台座に『釈迦牟尼佛』の文字があった白い立像です。白い像ですと、最初に観音菩薩像などが思い浮かびますが、お釈迦様の像でした。

先にも紹介した、『萬壽亭』と呼ばれている、艶やかな建物の光景です。東屋と呼ばれる建物の範疇かもしれません。

中国の上の神獣のようです。キリン(麒麟)のようですが、別の神獣かもしれません。中国神話の神獣は、吉兆として姿を現す、麒麟、龍、鳳凰、鸞(らん)、霊亀等です。

ガジュマルの大木の周りは、神様達で一杯でした。道教の神様辞典や、地元の神様一覧がなければ、神様の名前も特定できないほどです。

モンゴル馬か、日本の木曽馬のような、足が短くずんぐりタイプの馬さんの石像です。狛馬でしょうか、同郷の神様の乗物かもしれません。

随分と派手な飾りをした道教の神様です。前掛けに龍の絵が描かれた、龍皇様のようです。中国では、民間の竜王信仰が盛んになると、東西南北中央の五つの方角の竜王である五方竜王や、四海竜王、四天竜王のほか、各地の河や湖に竜王が配され、池や井戸などにも竜王が棲んでいるとされました。子供さんが喜びそうな、可愛らしい靴を履いた神様でした。